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 スペイン語翻訳者になろう vol.533


おはようございます。ピーチです。
自分たちが「アース」「ピーチ」と名乗るのは、このメルマガ上だけ
ですが、どちらも苗字に由来した英単語を充てています(スペイン語
単語でもよかったのですが、簡潔さと呼びやすさの観点からすると
「英語の圧勝」だったので、こうなりました)。
皆さまは、日本におよそ幾つの苗字があるか、ご存知ですか?
苗字研究家の方によれば、約13万だそうです。13万ですよ!!
びっくりではありませんか?ちなみに中国は4~5千、韓国は4~5百
だそうで、日本の苗字数の多さは際立っています。中国や韓国の苗字は
漢字一文字が基本だそうですから、バリエーションが少なくて当たり前
といえば当たり前なんですけれども・・。
とにかく13万という数のインパクトもさることながら、その先生の
「日本人の苗字研究を始めて約半世紀」という途方もない年月に
対しても、いきおい昏倒しそうな、アキッポ人間代表のPです
(絶対、研究者にはなれません)
おっと、ムダな話が長くなってしまいましたが、そろそろ本筋に
入りたいと思います。
ここのところ、長い(先週号に至っては「超」長い)課題文の回が
続いていましたね。それは前にも書きました通り、一部の方からの
リクエストにお応えしてのことだったのですが、実はアンケート
回答者の中には「課題文の量がちょうど良い(少な目なのが良い)」
というお声もちらほらあったのです。
そこで、「少な目支持者」の方々のために、今回と次回は、前回と
比べてかなり少ない分量の課題文を読んで行くことにします。文章は
前回の続きですので、「先週号の内容なんて、もう忘れたよ~」という
方は、前号にささっと目を通してからお読みくださいね。
それでは本題に入ってまいりましょう。


  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

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┃ 「ちょくねりメソッド」で翻訳に挑戦しよう
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【コロナ時代の家族分断(2)】

◇本日の課題
El caso de Carmen es uno entre muchos. Segun Marcelo Cornella,
presidente de la Asociacion Cultural de Mayores de Fuenlabrada desde
la irrupcion del coronavirus se han disparado las consultas de
ancianos que desean desheredar a familiares.


【語注】
irrupcion :乱入、急襲
se han disparado<dispararse : 過度に上昇(増加)する
desheredar:〜から相続権を奪う
familiar :親戚、家族、身内


【直訳例】
カルメンのケースは多くの中の一つである。フエンラブラダ高齢者文化協会の
会長であるマルセロ・コルネジャによれば、コロナウイルスの乱入以来、家族
から相続権を奪うことを希望する高齢者の相談が過度に増加した。


◇本日の課題(再掲)
El caso de Carmen es uno entre muchos. Segun Marcelo Cornella,
presidente de la Asociacion Cultural de Mayores de Fuenlabrada desde
la irrupcion del coronavirus se han disparado las consultas de
ancianos que desean desheredar a familiares.


【練り訳例1】
カルメンのようなケースは数多ある事例の一つにすぎない。フエンラブラダ
高齢者文化協会のマルセロ・コルネジャ会長によれば、新型コロナウイルス
感染症が急激に広がり始めて以降、親族への財産分与を嫌がる高齢者からの
相談が激増しているという。

【練り訳例2】
カルメンさんのような例は、枚挙に暇がありません。
「コロナウイルスが蔓延してからというもの、『身内に遺産を相続させたく
ないのですが』と相談をしてこられる高齢者の数が急激に増えました」
と語るのは、フエンラブラダ高齢者文化協会のマルセロ・コルネジャ会長で
す。


◆編集後記◆
アースです。
クマの次はキツネ。
ほかの話題ないんかい、って感じですが。まあ聞いておくんなまし。
全然後記ではない長さになってしまったので、ごゆっくりどうぞ。

最近は、大都会でもタヌキが結構いるとの話ですが、さすがにキツネは
あまり聞きません。以前住んでいたド・田舎(能登半島先端)でも、
タヌキやイタチはよく目にしましたが、キツネは一年に一回、会えるか
どうか、というところ。
だから、よもや金沢市内にはおるまい、と思い込んでいたのです。
ところが。
先日の夜、いつもの通り幹線道路沿いの歩道をウォーキングしていた
時のことです。
目の前を左から右へ、明らかに大きな動物と分かる影がものすごい
スピードで横切りました。あまりに速すぎて、印象に残ったのは
長くふさふさのシッポのみ。
ネコか?タヌキか?いや違う。あのピョーンピョーンという独特の
走り方は、キツネさんしかいない。能登でしっかりと目に焼き付けた
走り方。
車が途切れた一瞬を狙ったのか、全4車線の道路をあっという間に
駆け抜け、わたしの目の前を通って草むらに消えて行きました。
キツネさん!
こんなところで再会できるとは。感無量。

この話をしたら、大都会人ピーチから、
「キツネはかわいい目をしているのに、なぜキツネっぽくない人の
目を“キツネ目の人”などと表現するのだろう」
という疑問が。
確かに、写真でよく見るキツネの目は、同じ高さから撮影することが多い
せいか、わりとくりくりっとしています。しかし実際にキツネと出会う
時は上から見下ろす形になるので、わりと細目に見えるのです。
・・という理由もあるのですが、それより「イメージ」によるところが
大きいのかも、と思います。非常に身軽で動きが素早く、なかなか
しっかりと対峙させてもらえない。止まってくれたとしても、飼い
馴らされた犬などと異なり、体全体でなく、首だけをこちらに向けて、
ある種、傲岸な感じさえする。こちらの目線の方が明らかに高いのに、
上から見下ろされているような、すごく不思議な感覚。そして金色に
近い目の色。
あと・・暗闇の中で出会うことが多いのも、理由のひとつかもしれ
ません。真っ昼間、動物園で囲いに入ったキツネをどれだけにらんで
いても、あの不思議な感覚に捉えられることはないだろう、と思います。
人口の光が一切ない時代、暗闇の中でキツネと向き合った昔の人が
わたしと同じ感覚を持ったかどうかは分かりませんが、おそらくは
「キツネ目」という表現で、目をすがめてこちらの正体を何もかも
見透かしてしまうような、そんな雰囲気を表現したかったのじゃない
かなあ。
と、勝手な推測。
いまの「キツネ目」は、単に「細くつり上がった目」を表現する言葉
になってしまっていますが、そのうち「クリクリのまあるいおめめ」
みたいな意味になるのかしらん。
そんなの、やだ。

 

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