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 スペイン語翻訳者になろう vol.505


おはようございます。ピーチです。
今回もグレタさんの記事の続きをささっと読んで参りますが、
グレタさんがCOP参加後、自国へ帰る途中にツイッターに投稿した
コメントに対し、ドイツ鉄道がちょっとした皮肉で応酬したそうで
(欧州だけに・・お粗末)。
まあ、グレタちゃん本人には悪気など全然なかったのでしょうけれど、
著名人になると色々大変なんだにゃ〜、俗に言う「一般ピーポ」に
所属していてよかったにゃ〜、などと、猫のように布団の上で
ゴロゴロしながら安堵するPでありました。
が、しかしです。
著名人だろうと、一般ピーポだろうと、気候変動を食い止めなくては
ならない役割は同じです。同じ地球上に生きているのですから。
また、どんな立場の人間も、たとえ「その他大勢」でいられる場に
身をおいても、無責任な行動を取ってはいけないですね。
例えば、所属先がはっきり知れてしまう「家ゴミ」はきちんと規則を
守って出すのに、外では放埒極まりないゴミの捨て方をしている人が
多いそうで、「リサイクルもままならない」と行政も頭を抱えている
のだとか。
「一歩外に出たら、部外者」ではなく、「常に社会に一員である」との
「関係者意識」をしっかり持って行動しないといかんな・・と改めて
思いました。
今回は、後記でE氏が一大巨編を綴ってくれています。「本題を読む」
という読者責任(?)を果たしてから後記に進むようにしてくだされ、
ね(jijiji)。


  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

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┃ 話題のテーマを急いで読もう!
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【グレタ・トゥンベリ(2)】
El barco ecologico "La Vagabonde", que partio' desde Estados Unidos
el 13 de noviembre, amarro' en un muelle de la capital portuguesa,
donde decenas de militantes ecologistas la esperaron durante horas.
"Estamos en emergencia climatica, precisamos de un punto de vista
global, trabajar en conjunto para garantizar condiciones de vida
para la humanidad en el futuro", afirmo' la joven.
11月13日に米国を出発した、環境に優しいカタラマン・ヨット「ラ・バガボン
ド」号は、ポルトガルの首都リスボンに到着した。埠頭では、数十人の環境保
護活動家たちが到着の何時間も前からグレタの到着を待ちわびていた。「世界
は気候変動の非常事態にあります。将来を生きる人々の生活環境を守るため、
世界中が共通の視点を持ち、一体となって働くことが必要です」とグレタは呼
びかけた。

La adolescente se mostro' sonriente en la cubierta del barco y se
abrigo' con una campera con su nombre en la espalda antes de bajar a
tierra. "Justicia climatica ya", "escucha a Greta, escucha al
planeta", decian las pancartas que sostenian los activistas.
Thunberg, de 16 an~os, viajo' este ultimo tramo de su viaje
acompanada de su padre, Svante, los duenos del barco (una joven
pareja australiana de "youtubers" y su bebe) y la navegante
britanica Nikki Henderson.
埠頭に降り立つ前、背中に自分の名前の入ったジャンパーを着込んだグレタ・
トゥンベリは、ヨットの甲板に立って笑顔を見せた。環境活動家らの捧げ持つ
プラカードには「今こそ、環境に正義を」「グレタに耳を傾けよ、地球の声を
聴け」などと書かれていた。16歳のグレタと旅の最終行程を共にしたのは、父
親のスヴァンテさん、ヨットの持ち主(オーストラリア人のユーチューバーで
ある若夫婦及びその赤ん坊)、イギリス人船乗りニッキー・ヘンダーソンさん
である。


◆編集後記◆
アースです。
最近の仕事で、ある調査の回答を訳す場面がありました。回答といっても、
「そう思う」「そうは思わない」「わからない」のような、よくある選択肢
です。
「そう思う」より、さらに強く肯定に傾いた回答もあって(英語の仕事
でしたので strongly agree)、それは「強くそう思う」と訳しました。
特に工夫するようなところではありませんし。
ところが今朝、ある調査に関する某社記事(日本語)をふと見たところ、
最も強い賛同の表現が「とてもそう思う」だったんです。考えてみると、
この某新聞社に限らず、「とてもそう思う」を回答に使っている調査は
非常に多いのですが・・
「その件につきましては、とてもそのように思います」
なんて言う人います?
そりゃ「とても」は副詞だから、動詞にかかったって文法上は問題ないし、
否定形では使われるけどさー。「とてもそうは思えない」とか。
でも、今や「ぜんぜん」が肯定・否定の両方で使われているのと比べて、
肯定での浸透度はゼロに近いと思うんですけど。
などなど考えながら世間の動向を調査していましたら(仕事しろよ)、
なかなか興味深い調査報告書を見つけました。ちょっと古いのですが
リンクを入れておきます。
https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/yoron/method/pdf/040901.pdf
でも、これまた内容に引っ掛かってしまって。
この報告書では、「非常に重要である」「かなり重要である」など、
選択肢の程度表現を変えると、調査結果が変わることがある、よって
調査の際は気をつけるべきである、と結論しています。それは、はい、
納得できます。
後半では日本とアメリカの比較もしていまして、同じ調査を行っても、
使用する表現次第で結果に歪みが出る、という内容。これまた、全体的
には首肯できます。しかし、ひとつ納得できないところが。
日米それぞれで使われた表現を示した図表で、例えば
「決して/ぜんぜん/まったく/絶対(そうは思わない)」と
Strongly/Very much/Definitely/Completely (disagree) を
並べて、「英語と日本語のもともとの翻訳関係を線で結んで示した」
というのです。例えば「決してそうは思わない」と Very much disagree、
「まったく重要ではない」と Definitely unimportant が結ばれています。
いやそれって・・。
辞書にそうあるという理由だけでそうしたん?
で、それを前提に分析したん?
そもそも、「もともとの翻訳関係」ってなんすか。
翻訳者から見て、上の4つの日本語、ぜんぶ下の4つの英語に置き換え
可能なんですけど(もちろんケースバイケースで)。
ふむ。
まずはですね。日本人が「決してそうは思わない」と言った場合の含意と、
米国の英語ネイティブが Strongly disagree/Very much disagree
/Definitely disagree/Completely disagree と言った場合の含意を
慎重に分析してからですね、この手の調査・分析を行っていただきたい、
とまあこのように愚考しておる次第です。
あ、あれ、また変な方向へ話が。まあいいか。仕事しよ。

 

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