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 スペイン語翻訳者になろう vol.499


おはようございます。ピーチです。
前号で、アースが「読者さんたちからの反応が少ない」とボヤいた(?)
ところ、Sさまがお心のこもった感想を送って下さいました!
Sさま、ありがとうございます!
「前」と「後」のみならず、本題もしっかり読んでくださっている方が
一人でもいらっしゃることがわかり、たいへん励みになりました。
Sさまや、前号で触れたNさまのような読者さまがいらっしゃる限り、
これからも粛々と続けて参る所存です。
さて、ナンバリングを見て頂けばお分かりの通り、次号は記念すべき
500号です。
自発的には何もしないと思いますが、「こんなことをしてくれ」
というご要望があれば、可能な限りで応えたい(「可能域」が狭い
かもしれませんけど・・)と思っていますので、何かありましたら
お寄せ下さい。
さて、今回から、つい最近逝去された、偉大なるお方の記事を読んで
参ります。
世間的には日本人初のUNHCR高等弁務官としてご活躍されたことが大きく
クローズアップされがちですが、自分にとっては母校の名誉教授で
あられる点も大切なプロフィールです。

それではこの辺で本題に入って参りましょう。

※先週号は497号になっていましたが、498号の間違いでした。こっそり
訂正いたします。

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)


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┃ 「ちょくねりメソッド」で翻訳に挑戦しよう
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【緒方貞子氏逝去(1)】

◇本日の課題
En 1976, Ogata fue la primera japonesa que ocupo' el cargo de
ministra de la Mision Permanente de Japon ante las Naciones Unidas.
Su mandato como la primera japonesa en la jefatura del Alto
Comisionado de la ONU para los Refugiados duro' entre 1991 y 2000.


【語注】
cargo :任務、地位
ministra de la Mision Permanente de Japon ante las Naciones Unidas.
:国際連合日本政府代表部公使
mandato :任期、委託、委任
jefatura:長、長であること、その職務
Alto Comisionado de la ONU para los Refugiados:国連難民高等弁務官


【直訳例】
1976年に緒方は国際連合日本政府代表部公使の任務に就いた最初の日本人女性
であった。国連難民高等弁務官のトップにおける初の日本人としての彼女の任
期は、1991年から2000年の間続いた。

※「国連日本代表部公使」は「日本人女性として初」でしたが、国連難民高等
弁務官の方は男女含めて「日本人初」であったため、上記のように訳しまし
た。


◇本日の課題(再掲)
En 1976, Ogata fue la primera japonesa que ocupo' el cargo de
ministra de la Mision Permanente de Japon ante las Naciones Unidas.
Su mandato como la primera japonesa en la jefatura del Alto
Comisionado de la ONU para los Refugiados duro' entre 1991 y 2000.


【練り訳例1】
1976年に緒方貞子氏は、女性として初めて国連日本代表部公使に就任した。ま
た、1991年から2000年までの10年間、日本人初の国連難民高等弁務官を務め
た。

【練り訳例2】
緒方さんは、1976年に国連の日本政府代表部公使の地位に昇り詰めた初の女性
となりました。また1991年には、日本人として初めて国連難民高等弁務官に就
任し、2000年までその職を務めました。


◆編集後記◆
アースです。
最近亡くなったといえば、某作家さん。
わたしの考え方全般、そして日本語に多大な影響を及ぼした方で、一時は
本屋に行けば必ずと言っていいほどその人の作品を買っていたくらい、
好きな作家さんでした。
いや、いまでも数年に一度は読み返す作品がありますから、現在進行形です。
最初に購入したころは学生だったので大人買いができず、一冊ずつ購入して
いました。それもまた楽しい日々でした。
いま読んでも、誤植を含め(ふふふ)必ず新しい発見があります。
こんなメルマガを500号も続けられるのだから、一応読んでくださっている
読者さんもたくさんいるのだから、今のわたしの感覚が世間とずれまくり、
ってことはないと思うのですが、第二の人格形成期にその作家さんの本を
文字通り擦り切れるほど繰り返し読んだせいか、わたしは世間様よりも
少々ぶっとんだモノの見方をするようになりました。インサイダーであり
ながら、常にアウトサイダー的視点を持つ、とでも言いますか(「斜に
構える」ってことですかね。ちょっと違う気もするのですが)。
なので、この作家さん、自分よりかなり上の世代だとは知っていたものの、
このたびの訃報報道で親より年上の方だったのだと知って、最後の最後に
ぶっとばされました。
ご冥福は祈らず、どこかの並行宇宙で生まれ変わって、また新しい作品を
どんどん世に送り出してくださるようお祈りします。
(考え方はともかく、「日本語に多大な影響を及ぼした」とか言いながら、
「あんたの日本語にはその片鱗も感じられない。おこがましいっ」
と言われそうなので、その作家さんの具体的なお名前は控えさせて
いただきまする。インサイダー云々のくだりで、どの作家さんか分かった
あなたは、立派なファンと言えましょう)

 

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