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 スペイン語翻訳者になろう vol.475


おはようございます。ピーチです。
数回にわたって読んできた「はやぶさ2」の記事、惜しまれつつも
今週が最終回です。とはいえ、はやぶさ2くんが新たな偉業を
成し遂げたら、このメルマガでは何を差し置いても真っ先に
取り上げることになると思いますので、はやぶさ2のファンの方は
楽しみにしていてください(世界中にはやぶさ2ファンがいるという
報道に、何故か誇らしい気分になりました。自分は一ミリも関わって
おらんのに・・)。
はやぶさ2の大活躍、数年後にはドキュメンタリー映画か何かに
なりそうな気がします。おそらくワンシーンだけで、かの「カメ止め」の
総制作費(300万円)を超えることでしょう。
とはいえ、潤沢な資金をつぎ込めば面白い作品が出来上がるわけでは
ないことは、国内外のインディペンデント系映画の快作を観れば明らか
です。
過日、新人監督が全額自腹を切って製作したという、たぶん「カメ止め」
並みにお金がかかっていない雄編(Siblings of the Cape)と出会い、
凡庸な言い方ですが、全身に電気がビリッと走るような衝撃を受け
ました。
作品の持つ熱量の高さもさることながら、特筆すべきは主役の2人の、
暴力的なまでに剥き出しな役者魂。それは「体当たり」とか「捨て身」
とかいう通俗な表現では到底追いつかない nivel で、「彼らでなくては
絶対成立不可能」な切羽詰まった憑依のリアリティーにより、観る者(P)
の心を震撼させたのです。
未完の大作「ガラスの仮面」で北島マヤの演技を見た月影先生が
「マヤ・・恐ろしい子!」
と呟いたのと同じように、PもWMさんとMYさんの才能の発露に喫驚しました。
そうそう、映画といえば、全世界的にメガヒットしているボヘラ(ボラプ
ともいうらしいですが)を、E氏に遅れること数ヶ月、やっと観ることが
できました。
全国でも珍しい(らしい)「極音(=極上音響)」上映館だったので、
痺れる音を存分に堪能。ただ、前夜が超睡眠不足だったため、ところどころ
半醒半睡で、ストーリー上大切な部分を恐らく幾つかは見逃しており、
「ああ、勿体無いことをした〜」とハンカチの端を噛んで悔しがるPです。
幸い、ボヘラはとうぶん続映しているようなので、リベンジしに行くか否か、
時間と財布に相談中・・(なんつー地味な会議)。
・・なんて書いていたら、うわっ!またまた「前」が長大になってしまい
ました。
やはり自分は「詩人」にはなれそうにありませんので、詩人の面々を畏怖
しつつ、今後も粛々と冗長な駄文道を突き進むことにします(ブローマ。
次回は「極短」を目指します!)。


  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)


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┃ 「ちょくねりメソッド」で翻訳に挑戦しよう
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【はやぶさ2(4)】

◇本日の課題
La nave japonesa llego' a Ryugu en junio de 2018, despues de mas de
tres an~os y medio de viaje, y logro' situarse a una orbita de 20
kilometros de altitud, algo complejo por la leve gravedad del cuerpo
celeste.
Hayabusa 2 regresara' a la Tierra a finales de 2020 con valiosas
muestras del asteroide para que los cientificos puedan analizarlas
en detalle.


【語注】
nave :(宇宙)船
orbita :軌道
leve :軽い、軽微な
gravedad :重力、引力
cuerpo celeste:天体
valioso :貴重な、有益な
muestra :サンプル
asteroide:小惑星


【直訳】
その日本の宇宙船は、3年半以上の旅行の後、2018年6月にリュウグウに到着
し、その天体の軽微な重力によって、やや複雑な、高さ20kmの軌道の位置につ
くことを達成した。
はやぶさ2は、科学者たちが詳細にそれらを分析できるために、小惑星の貴重
なサンプルと共に2020年末に地球に戻るであろう。


◇本日の課題(再掲)
La nave japonesa llego' a Ryugu en junio de 2018, despues de mas de
tres an~os y medio de viaje, y logro' situarse a una orbita de 20
kilometros de altitud, algo complejo por la leve gravedad del cuerpo
celeste.
Hayabusa 2 regresara' a la Tierra a finales de 2020 con valiosas
muestras del asteroide para que los cientificos puedan analizarlas
en detalle.


【練り訳例】
日本の小惑星探査機はやぶさ2は、3年半余にわたる航行の末、2018年6月に
「リュウグウ」に到達し、高度20kmの軌道に乗った。リュウグウの重力が小さ
いため、やや複雑なプロセスであった。
はやぶさ2は、この小惑星の貴重なサンプルと共に2020年末に地球に戻る予定
で、これが実現すれば、サンプルを詳細な科学的分析にかけることが可能とな
る。


◆編集後記◆
アースです。
最近、読む本がミステリや社会科学に偏りすぎていたので、ここらで
久々に別の分野に行こうと、いつもの書店で早川書房の
『リヴィジョンズ 時間SFアンソロジー』
を手に取りました。
え、さらに偏った?まあまあ。
わたしはアイザック・アシモフをはじめとする正統派の古典ハード
SFが好きなのですが、なかでも「時間物」が三度のメシより好き。
映画やドラマでも、時間が絡んだ話だと何となく見てしまいます。
なので、昨年発売されたこのアンソロジー、書店に入るなり、速攻で
手に取りました。
その日は荷物が多くあったので、この本を平積みの本の上に
ちょこっと置かせてもらい、他の本をぱらぱら見ていると。
書棚の間を歩いていた男子高校生が2人、この本に気がついた模様。
「この本なに?」
「絶対場所違うよね」
(スマン、それはわたしのだ)
「えーっと」
(一人が手に取る)
「じかんえすえふ・・あん、あんそろ・・」
「あんころもち?」
(それは金沢銘菓っ)
「アハハ」
「SFかあ」
「嫌いじゃないけどね」
(おお青少年。SFを読むのは良いことだぞよ。カチカチ頭の
大人にならぬよう、いまのうちにしっかり読んでおけ!)
「んでなによ、アンソロジーって」
「しらねー」
・・・いいのだ、青少年。
アンソロジーなんてのは所詮ラベルに過ぎん。
エスエフでもラノベでもハーレクインでもアンコロモチでも、
なんでも今のうちにガンガン読んでくれ。
でないと立派な翻訳者にはなれないぞ(!?)。

 

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