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2018年4月4日

 スペイン語翻訳者になろう vol.441

  おはようございます。ピーチです。
  のっけから残念なお知らせが…。
  長い間大好評をいただきながら続いてきたアース氏の皆既日食旅行記が、
  今号で最終回を迎えます!
  がっかりされた方、前号の展開から今週あたり最終回だろうとあたりを
  つけていらした方、反応は人それぞれでしょうが、わたしとしては、
  アースにまた旅をして新たな旅行記を書いて頂きたいと願うばかりです。
  しかし、もしアースにそれを言おうものなら、「今度はキミが旅をする
  番だよ」と言われそう。
  ピーチ、旅するのは一向に構わないのですが、元手となるものが不足
  しています。スポンサーがついてくれれば地球の反対側まででも行って
  くる覚悟(?)がありますけれど、そう易々とつくわけがないので、
  ある日突然の僥倖(往復航空券プレゼントとか?)により旅立てる日が
  来るのを、善行を積みつつ気長に待つことにします。
  それでは、プーチン再選と旅行記、それぞれの最終回に入って参り
  ましょう。

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

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┃ 「ちょくねりメソッド」で翻訳に挑戦しよう
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【プーチン再選(3)】

◇本日の課題
Ademas, la candidata de oposicion, Ksenia Sobchak, publico' en su
cuenta de Twitter un video que muestra el momento en que se comete
fraude electoral en un puesto de votacion en Ingusetia.
El lider de un partido de oposicion Alexei Navalny, quien ha estado
instando a boicotear las elecciones presidenciales, afirma que la
eleccion fue injusta, argumentando que los porcentajes de victoria de
Putin han sido exagerados.

【語注】
candidata de oposicion:野党の候補
cuenta de Twitter:ツイッターのアカウント
comete<cometir:(罪などを)犯す
fraude:不正、ごまかし
puesto de votacion:投票所
Ingusetia:イングーシ共和国
instando a...<instar a...:〜を強く頼む
argumentando<argumentar:主張する

【直訳例】
さらに、野党候補のクセニア・サプチャクは、イングーシの投票所における選
挙の不正が犯された瞬間を示すビデオを、彼のツイッターのアカウントで公表
した。
野党指導者のアレクセイ・ナワルニーは、大統領選をボイコットするよう強く
頼んできた。ナワルニーは、プーチンの勝利の割合は誇張されたものであると
主張しつつ、選挙は不公正であったと言明した。

◇本日の課題(再掲)
Ademas, la candidata de oposicion, Ksenia Sobchak, publico' en su
cuenta de Twitter un video que muestra el momento en que se comete
fraude electoral en un puesto de votacion en Ingusetia.
El lider de un partido de oposicion Alexei Navalny, quien ha estado
instando a boicotear las elecciones presidenciales, afirma que la
eleccion fue injusta, argumentando que los porcentajes de victoria de
Putin han sido exagerados.

【練り訳例】
さらに、野党候補のクセニア・サプチャク氏は、イングーシ共和国の投票所で
不正が働かれた瞬間を捉えた映像を自身のツイッター上に公開した。
大統領選をボイコットするよう強く呼びかけてきた野党指導者のアレクセイ・
ナワルニー氏は、プーチン氏の得票率は水増しされており、今回の選挙は不公
正なものだと主張している。

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┃ アースの皆既日食旅行記(18)最終回
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2017年8月21日の皆既日食。最後まで雲に遮られることなく、第3接触
を迎えた。

第3接触とは、完全に重なっていた月と太陽がずれ始める瞬間を言い、
再びダイヤモンド・リングを拝むことができる。2回目だから感動が
薄いかと言えば、むしろ逆で、1回目よりは落ち着いて見られるだけに、
感動もまたひとしおである。

わたしにとっては9年、前回の日食(2016年3月インドネシア)を見た
人にとっては1年半のあいだ待ち焦がれた数分間が終わった。

太陽が月の後ろからほんの少し顔をのぞかせただけで、あたりは急速に
明るくなり、非日常の感覚が薄れてゆく。あと何年も、あの空気を感じる
ことができないとは。

しかし我々 Eclipse Chaser にとって、一つの皆既日食の終わりは
次の皆既日食の始まりを意味する。実際、帰りの車の中で早速サラが
「次の日食は・・」とネット検索し始めた。深く同調するやら呆れる
やら。

さて。

これ以上、書くことはあまりないが、日本に帰り着くまでのエピソード
をひとつだけ。というより、エピソードはひとつしかない。

これまでの、ある意味きつい行程が響いてか、サンノゼにあるジョンと
サラの自宅に帰り着いた途端、3人そろって体調を崩したからだ。その
ため結局、帰国までの4、5日はほとんど彼らの家の中で過ごした。
今回はできればシリコンバレーに連れて行ってもらいたかったのだが、
やむなく断念。

といっても、特に高熱が出たとか、どこかが痛んだとかではなく、胃や
腹具合が悪いという程度。図らずも、「体調の悪い時のアメリカ人の
過ごし方」を身をもって学んだわけであるが、これがきつかった。

これまで、海外で長く過ごしても、体調を崩しても、特に日本食が
恋しくなった経験はないので、この旅行でもビタミン剤以外は持って
行かなかったのだが、今回、いかにもアメリカンな病人食には閉口した。

クソまずいオートミール。ほんとまずい。ぱさぱさのクラッカー。
彼らなりに「A社のBクラッカー○○入り」みたいなこだわりがある
ようだが、どれもあんま変わらん。

独特のきつい匂いのする缶詰めのスープ。ツナサラダ缶とやらも、
健康な時ならおいしいのだろうが、ひたすらくどく、気分が悪くなる。
水を入れて電子レンジするだけだったか、とにかく簡単だったので
作ってみた「グルテンフリーのCREAM RICE」とかいうシロモノ。
見かけは柔らかい餅だったので、これなら行けるかもと口に入れた
途端、あまりの塩辛さに顔が歪んだ。

だが全員、調子が悪いため、誰かが腕を振るっておいしい料理を
作ってくれるわけもない。

これでは餓死すると危機感を抱いたわたしは、何とか外出できるように
なって行ったスーパーで、ごくごくプレーンなパンと、カリフォルニア産
「最高級ササニシキ」を購入。

いや、スーパーに「最高級ササニシキ」しかなかったのであって、
わたしが我儘を言ったわけではない。(普段は食にうるさいジョンは、
当然ながら炊飯器を所有している)

しかし・・カリフォルニア産のジャポニカ米はけっこううまいと聞いて
いたのに、これがぱさぱさのぽろぽろ。水とか炊飯器とかそういう問題
じゃない。「これのどこが最高級やねん!!」と日本語でおもいっきり
毒づきながら、笑顔で食べるわたし。

だが米のメシは米のメシだ。

幸い、ジョンがどこかで買ったらしい「瀬戸の香り」というおかかの
振りかけ(日本産。涙)があり、また予感があったのか、わたしが成田
空港でふと思いついて買ったおみやげ用の玄米茶とほうじ茶のティー
パックで、涙のお茶漬けとあいなった。

いまここであれを食べてもぜんぜんおいしくないだろうが、あの時は
ほんとうにおいしかった。ビバ、お茶漬け。もう少し元気なら、やはり
成田で買った虎屋の羊羹まで手を伸ばすところであったが、お茶漬け
だけで満足してしまった。(結果的にティーパックは、わたしが滞在中
にほとんど飲んだ)

帰りの飛行機に乗るまでにはなんとか機内食も大丈夫かなと思えるまで
に回復。たまたま全日空だったので、最初の食事にあった「うどん」を
また涙を流しながら食し、成田到着。

国内乗り継ぎ便を待っている間、成田空港でわたしが何をしたか、
言うまでもないだろう。だし茶漬け屋さんに入り、ほんまもんの
お茶漬けを心ゆくまで味わったのである。後にも先にも、あれほど
おいしいお茶漬けは食べたことがない。

だが言っておく。

また皆既日食さえあれば、そして体調さえよければ、ぱさぱさハンバー
ガーと1リットルコーラと山盛りポテトしかなくても、大統領がTで
あっても、わたしはまたアメリカに足を踏み入れるだろう。世界の
どこへでも行くだろう。

現在は、2021年、南極で起きる皆既日食に行くかどうか、検討中である。
2人で行くと、大型の車を一台買ったくらいの値段になる可能性はある。
だが宇宙より遠いところにある南極と皆既日食の組み合わせが、我らを
呼ぶのである。

※国際宇宙ステーションは地上400kmのところに浮いているが、日本から
南極までの距離は実に1万4,000km。

以前話したように、2、3年に1回は世界のどこかで必ず皆既日食が
起こる。皆さんも機会があれば、文字通りの非日常空間を是非体験して
ほしい。

※前回リンクしたビデオが今一つ(失礼)だったので、もっといいのは
ないかと探したが、やはりない。ただ、周囲が暗くなる様子がわりと
よく捉えられているのが、以下の日経記事の映像である。お時間のある
方はぜひ(47秒)。
https://www.nikkei.com/article/DGXLASGN21H0F_S7A820C1000000/
ただし、(何度も言うが)ダイヤモンドリングはこんなに長く見えては
いないし、あんなべたっとした質感ではない(怒)。また地平線近くは、
肉眼ではもう少し暗い。

◆編集後記◆
(日食旅行記連載中につきお休みとさせていただき。アース)

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