« 2018年2月28日 | トップページ | 2018年3月21日 »

2018年3月14日

 スペイン語翻訳者になろう vol.438

  おはようございます。ピーチです。
  前号でアースがアラレちゃんに似ているというようなことを書きましたら、
  「アースさんは本当に則巻アラレちゃんに似ているの?」
  という問い合わせが一件ありました(わたしの友人から、ですが)。
  うーむ、よくよく考えると外見的には全く似ていません。
  共通項といえばメガネをかけている、ということくらい(メガネ女子
  なんてそこいら中にいるし〜)。
  でも、わたしの中では「アース≒アラレちゃん」なんです。
  そこで、あらためてその理由を考えてみました。
  1)アニメ声が得意(?)で、いまにも片手をあげて「んちゃ!」と
      言いそう(実際は言わない)
  2)ペンギン村に住んでいそう(実際は金沢シティ)
  3)両手を広げてキーンと言いながらその辺を駆け回っていそう
    (実際はしない)
  だめだ、全然理由になってない。。
  そこで、記憶のネジを巻いて、アースに出会った頃まで遡ってみたら、
  そうだ、当時アースはアラレちゃんみたいなロン毛(死語?)だった
  のだ。住んでいたのも「村」だったし。
  その上メガネ(黒縁じゃないけど)を掛けてて、時々アニメ声(らしき
  もの)を出していたから、
  思考回路の単純なピーチは
  「この人・・アラレちゃんだ・・・」
  と思ったのでした。
  ・・と、多分そんなわけで、いまでもアースに会うたび、
  「ショートカットのアラレちゃんなりよ」
  と思ってしまうわたしがいます。刷込み?(ちがーーう)
  駄話が長くなりましたが(すみません)、今号の本題です。
  村岡桃佳選手、この記事が出た後、さらに2つもメダルを獲得
  しました(計3つ!)。素晴らしい活躍ですね!「桃」繋がりだけに
  あかの他人事とは思えないわたしがいます。思い込み?(その通り!)
  では、もはや「最新」ではなくて恐縮ですが、村岡選手の記事を読んで
  参りましょう。
  アースの旅行記もありますので、お楽しみに。

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃  最新のテーマを急いで読もう!
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇La esquiadora japonesa Momoka Muraoka gano' el sabado la medalla
  de plata en la prueba de descenso sentado para mujeres en los
  Juegos Paralimpicos de Pieonchang, Corea del Sur.
  土曜日、韓国で行われている平昌冬季パラリンピックのアルペンスキー女子
  滑降(座位)で、日本の村岡桃佳選手が銀メダルを獲得した。

◇De esta forma, se convierte en la primera deportista japonesa que
  gana una medalla paralimpica en Pieonchang. Esta es su segunda
  participacion consecutiva en los Juegos Paralimpicos de Invierno.
  En la ocasion anterior, en Sochi, Rusia, no consiguio' subir al
  podio.
  日本人選手としては、今回の平昌パラリンピックで初のメダル獲得となっ
  た。村岡選手の冬季パラリンピック出場は前回に続いて2回目。前回ロシア
  で行われたソチ・パラリンピックでは、表彰台に届かなかった。

◇Muraoka dijo que estaba muy asustada y que temia caerse mientras
  bajaba por la pista. Agrego' que le habia alegrado haber llegado
  a la meta y que era bueno haber ganado la primera medalla para
  Japon, asi como dar animos al equipo.
  「すごく怖くて、滑降中に転倒するかと思った」と村岡選手。「目標を達成
  できてうれしい。日本第1号のメダル獲得で、日本チームに勇気を与えられ
  てよかった」と付け加えた。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ アースの皆既日食旅行記(15)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

皆既日食がいよいよ始まった。わたしにとっては2009年7月以来、
久しぶりの日食である。

皆既日食のニュースで流される映像の筆頭といえば、やはりダイヤモンド
リングとコロナだろう。ダイヤモンドリングは、皆既になった瞬間と、
皆既が終わる瞬間の2度、コロナは皆既時間中に観察することができる。

どちらももちろん素晴らしいが、わたしにとっては「皆既になるまでの
周囲の空気の変化」を感じるのが、ダイヤモンドリングと同じくらい
楽しみである。これは、写真はもちろん、映像でもVRでも決して伝える
ことのできない感覚ではないかと思う。(もっともダイヤモンドリングと
コロナも、映像と実際では差がありすぎて、「天と地」などという表現
では到底足りないほどだ)

端的に言うと、明るさが減じ、気温がやや低くなる。これだけだ。

だがこれが真っ昼間に起きる不思議。1時間ほどかけて、ゆっくりと
太陽光が隠されて行くので、上に書いた通り「暗くなる」というより
「全体に明るさが減って行く」感覚である。

「夕方みたいなもん?」とよく聞かれるが、ぜんぜん違う。

夕方は、太陽が西の地平線に沈むので、西だけに明るさが残り、東から
暗くなって行く。しかし日食では、全天がほとんど同時に暗くなって
行く。

さらに、夕方は西の空が赤く染まるが、日食では明度が下がるだけで、
色に変化はない。そのはずなのだが、「暗くなるのに赤くない」という
意識のせいか、空気が青みがかったような、透明さが増したような
感覚に陥る。(きちんと調べてはいないが、夕方は実際に赤い光が
優勢となっているように、本当に青みがかっている可能性はあるかも
しれない)

これは、真夏の昼間、分厚い雲が厳しい日差しを一瞬さえぎったときの
感覚に似ていないでもない。だがどんなに厚い雲でも、実際のところは
ただの水蒸気の集まりであり、太陽の光を完全に遮ることはない。一方、
岩からできている月は、当然ながら太陽光を完全にシャットアウトする。

もっとも太陽そのものが完全に隠れても、周囲に漏れ出る光だけで
かなりのものである。よって皆既中も、夜のように真っ暗になる
ことはない。

とはいえ、皆既中ともなると、月が地球に落とす影の大きさは
直径200〜300kmに達する。つまり宇宙から地球を見ると、昼間の
部分の一部に黒く丸い点(月の影)がある状態だ。今回の場合、
北海道より少し小さな点が、北米大陸の上を移動して行く様を
思い浮かべていただけると、分かりやすいかもしれない。

その影の真ん中にいる人からはどう見えるか。

さきほど、色は赤くないと書いたが、厳密に言うと「周囲360度が
すべて淡い夕焼け」の状態になる。ただ普通の夕焼けよりはずっと
淡く、地平線にごく近いところだけが赤くなるので、開けている
ところでなければ、なかなか見ることができない。

さて。

この独特の透明な空気に包まれると、このあと待ちに待った最高の
瞬間が見られるのだという期待で身体が震える。いや、実際に気温も
下がる。今回も、体感で3〜5度くらいは下がった感じがするし、
NASA(アメリカ航空宇宙局)も後でそのような記録を出していた。

いつも「体感」なので、今度こそしっかり観測しようと、わざわざ
アメリカまで最高・最低温度計を持参したわたしであったが、ああ。
ホテルに忘れた。英語は忘れたが、口をとんがらかしたジョンから
「楽しみにしていたのになぁ〜〜〜っ」と言われた。

※影の移動と気温の変化を視覚的に分かりやすく示したのが、NASAの
ビデオである(41秒)。移動する黒い丸(一番小さな楕円)が「月の
本影」で、その中にいる人にとっては「皆既」の状態になる。
http://tinyurl.com/ycxtghwd

空を見上げる度に、3割、5割、8割と、容赦なく日食は進んで行く。

以前のメルマガの課題で、動物も反応するという内容の記事があったが、
あれは本当だ。今回の場合、皆既直前で近くの林にいるフクロウが
鳴き始めた。

ただ、皆既中でも真夜中のように真っ暗になるわけではないし、暗く
なっている時間もごく短いので、実際には動物が反応する前に明るく
なってしまうことが多いように思う。今回のフクロウも、あまりにも
ステレオタイプな反応だったので、もしかしたらサービスで鳴いて
くれたのかもしれない(!)。

言うまでもないことだが、最も強く反応する動物はホモ・サピエンス
である。

DEVIL級の数独をやっていた女性も、近くの高校生たちも、ガソリン
スタンドの従業員も、誰も彼もが空の一点を見つめる。「日食専用
グラス」の発明を成し得た人類に栄光あれ。太陽はいよいよ細く、
ほとんど線のようになり、そして・・。

◆編集後記◆
(日食旅行記連載中につきお休みとさせていただき。アース)

|

 スペイン語翻訳者になろう vol.437

  こんにちは。ピーチです。
  今日は配信が遅いなぁと思われた方、すみません。すべてわたしの
  怠惰ゆえで、1ミリもアースのせいではありません。
  そのアースと、実はいま一緒にいます。
  国内某所のパーラーで、ショートカットのアラレちゃんみたいな
  アースは、チョコレートパフェを前にニンマリしています。
  このあとアースから鬼の猛特訓を受けることになっているピーチは、
  恐ろしくてパフェも喉を通りません(メンティーラ)。
  さて、今回の記事ですが、この方のような、ずば抜けた技術や発想力、
  創造力を持つ職人さん、本当に憧れます。ボタン一つまともに
  つけられない、手先の不器用さここに極まれる自分には、想像も
  つかない世界です。映画は(日本では)今月末公開だそうで、辻さん
  の手で別人に変身したオールドマン氏を観に行ってみようかと思って
  います。皆様もいかがですか?
  それでは本題に入って参りましょう。

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃  最新のテーマを急いで読もう!
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇El maquillador artistico japones Kazuhiro Tsuji ha sido
  galardonado con el premio Oscar al mejor maquillaje y peinado.
  Esta era su tercera nominacion en la categoria.
  日本人メイクアーティストの辻一弘氏が、米アカデミー賞のメーキャップ&
  ヘアスタイリング賞を受賞した。辻氏が同賞にノミネートされるのは今回が
  3度目である。

◇Tsuji colaboro' como maquillador artistico de efectos especiales
  para el largometraje "La hora mas oscura", en el que Gary Oldman
  interpreta al exprimer ministro britanico Winston Churchill,
  haciendo frente a los nazis.
  辻氏は「ダーケスト・アワー(邦題「ウィンストン・チャーチル ヒトラー
  から世界を救った男」)」という長編映画で、ゲイリー・オールドマンの特
  殊メイクを担当した。この作品の中でオールドマンは、ナチスに対抗したイ
  ギリス首相ウィンストン・チャーチルを演じている。

◇Tsuji ha estado desarrollando su carrera en Estados Unidos desde
  que comenzo' a estudiar tecnicas de maquillaje en su adolescencia
  y tras su participacion en una pelicula del aclamado director Akira
  Kurosawa.
  辻氏は10代の頃から特殊メイクを学び始め、名匠・黒澤明監督作品への参加
  を経て、米国に渡り、キャリアを積み重ねてきた。

◇Es el primer japones en ganar el premio en esta categoria.
  この賞を日本人が受賞するのは辻氏が初めてである。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ アースの皆既日食旅行記(14)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

皆既日食の場合、欠け始めから欠け終わりまで、だいたい2時間半
かかる。皆既が終わった後、最後まで見ることはあまりないものの、
欠け始めから皆既まででも1時間ちょっとはある。

よって、第一接触(欠け始め)後、太陽と月が重なっていく様を
ずっと見ているわけにはいかない。前回も説明したが、専用グラスを
用いても、連続して観察することはNGだからだ。

立派な望遠鏡を設置して、カメラを何台もとりつけ、ひたすら
撮影を続ける人。いままでに見た(見られなかった)日食について
すべて解説してくれちゃう人。まったく関係のない、隣人の迷惑
行為について文句を言い続ける人(日食初心者か、日食に慣れ
過ぎた猛者か)。だがみんな、思い出したようにグラスを取り出し、
天を仰ぐ。

過去の日食旅行についての話の中で、ジョンとサラが1991年の
メキシコの皆既日食で太平洋岸の港町マサトラン(Mazatlan)に
いたことが発覚。その時、実はわたしもマサトランの町にいた。
我々が知り合うのはその後1994年のチリ日食の時だが、3年も
前の同じ日、同じ時、同じ町にいたとは。知り合うべくして
知り合った、ということか。

1998年、カリブ海のオランダ領アルバ島での皆既日食の時には、
もともと狭い島に世界中から大量のバカどもが集まったうえに、
そのほとんどが皆既時間の長い南部を目指したため、島の南半分が
沈むのではないかと危ぶまれたほどだった。

だが今回は、さすが広大な北米大陸だけあって、いままでで一番、
人口密度が低いようだ。

少し離れたところでは、キャンピングカーの上に椅子を置いて
観察する人や、学生の集団が見えるが、我々のすぐ側にいたのは、
アメリカ人の老夫婦が一組だけ。

男性は小さな望遠鏡を設置し、何かしきりにメモをとりながら
観察を続けている。こういうところに現れるアメリカ人男性は、
一般的な(というかステレオタイプの)イメージと異なり、非常に
落ち着いた物腰で、理論的・理知的、感情に流されない寡黙な人が
多い。したがって話しかけると、とつとつと、しかし丁寧に受け
答えしてくれる。(ジョンは「寡黙な」の部分が当てはまらない
例外的存在だが、そのほかは同じである)

そばの車の中では、助手席に女性が座って、何やらやっている。
近づいて見ると、なんと SUDOKU(数独)である。わたしも数独は
大好きだが・・いま?ここで?数独?と聞くと、「皆既までの
時間ツブシよ!」との答え。ま、わからないでもないが。
(ちなみに、このとき女性がやっていた数独のレベルは
DEVIL(超難問)で、皆既前には解き終わったらしい)

わたしの場合、皆既までの時間は、こうして近くにいる人の様子を
観察したり、お話したりするのがいつものパターンだ。そして忘れて
はならないのが、周囲の「空気感」の観察、というより「体感」
である。

しかし今回は・・・ああーーーーーーーっ!!!!!!

わ、わすれた・・・こんどこそと思って持ってきたのに、ホテルに
忘れた・・・。温度・湿度計。しかも最高・最低温度も測れるやつ。
皆既中は気温が明らかに下がるので、今度こそ数値を残そうとして
いたのに・・・ううう。

ということも含めて、日食が進むに連れて変化する「空気感」に
ついては、次回お話しようと思う。

◆編集後記◆
(日食旅行記連載中につきお休みとさせていただき。アース)


|

« 2018年2月28日 | トップページ | 2018年3月21日 »