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2017年12月6日

 スペイン語翻訳者になろう vol.431

  おはようございます。ピーチです。
  今号から新しいテーマに入ります。アースとピーチが選びそうもない
  分野(あまり関心がないから・・?)ですが、振り返ってみればピーチ、
  むかし南米某国にいた頃、 現在は降嫁されK田S子さんとなられている
  princesa の通訳をしたことがあったのでした。僅かな時間の通訳だった
  にもかかわらず、S子様は翌日そっとピーチのもとまで近づいてこられて、
  「昨日は通訳をありがとうございました」
  と丁寧にお礼を言われたので、もうび・び・び・びっくりしたのを
  今でも覚えています。 皇室の方はやはり礼節も品格も、その辺の
  馬の骨(=ピーチ)とは全然違うのだなあと 「やんごとない」という
  単語の意味をかみしめたのでありました。
  ところでこの馬の骨(ピーチ)は、高度知的生物アースと先週短時間の
  逢瀬を果しました。結構久しぶりだったのですが、ほぼ毎日メッセージ
  を送り合っているので、全然「お久しぶりね感」がありません(ちょっと
  つまらん・・?)。
  仕事がらみのミーティングのあと、2人で夕飯を食べに行きましたが、
  時間がなかったので、空いているだけが取り柄のような手近な店に
  入りました。
  丼物を頼んだのですが、食べている途中から
  「これ、絶対足りない。すぐに腹が減る!」
  と言い合う二人(おもにピーチ)。丼を空にし、会計の時お釣りが
  200円あったので、
  「これで○○(アースの好きなお菓子の名前)を買えるよ!」
  とお節介な提案をして、
  「あー、○○のことを忘れていたのに」
  と悔しがるアース。
  結局新幹線に乗る前に○○を買ってしまったそうで、その後、
  「ぴーちのせいだ、ぴーちのせいだ」
  と呪いの言葉(?)を連打されました。
  そして、実際その○○を新幹線の中で食べてしまったのか、それとも
  食べずに家に持ち帰ったのかについては、なぜかアースはいまだに
  口を割らないのです。
  ありゃ、やんごとないテーマのはずが、くだらな系の駄話になって
  しまいました(しかも無駄に長い)気を取り直して、本題に入って
  参りましょう(今回の旅行記、次が気になるところで終わってます。
  待たれよ、次号!)

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┃ 「ちょくねりメソッド」で翻訳に挑戦しよう
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【天皇退位(1)】

◇本日の課題
El primer ministro de Japon, Shinzo Abe, informo' que el Consejo de
la Casa Imperial ha designado el 30 de abril de 2019 como la fecha
para la abdicacion del emperador Akihito. El dia siguiente, 1 de
mayo, el principe heredero Naruhito lo sucedera'.

【語注】
Consejo de la Casa Imperial:皇室会議
designado<designar:指定する、決める
principe heredero  :皇太子
sucedera'<suceder :引き継ぐ

【直訳例】
日本の安倍晋三首相は、皇室会議が2019年4月30日を、明仁天皇の譲位のため
の日として決定した、と報告した。次の日、5月1日は、徳仁皇太子がそれを引
き継ぐであろう。

◇本日の課題(再掲)
El primer ministro de Japon, Shinzo Abe, informo' que el Consejo de
la Casa Imperial ha designado el 30 de abril de 2019 como la fecha
para la abdicacion del emperador Akihito. El dia siguiente, 1 de
mayo, el principe heredero Naruhito lo sucedera'.

【練り訳例1】
日本の安倍首相によると、皇室会議において2019年4月30日を明仁天皇の譲位
の日とすることが決まった。翌5月1日に徳仁皇太子が天皇の地位を引き継ぐ
ことになる。

【練り訳例2】
日本の安倍首相は、皇室会議が開かれ、2019年4月30日に明仁天皇陛下が退位
し、翌5月1日に徳仁皇太子殿下が天皇に即位するとの決定がなされたと発表し
た。

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┃ アースの皆既日食旅行記(9)
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皆既帯最南端の町レドモンドのホテル。

数km、数十kmごとに現れる渋滞(これも案外ストレスフルである)、
そして代わり映えのしない景色との戦いの末にようやくホテルにたどり
ついたと思ったら、我々3人にあてがわれた部屋は、クイーンサイズ
ベッドがひとつしかない部屋であった。

明日は日食で、これからさらに多くの人が詰めかける。ホテルの入り口
には No Rooms Available の文字。土壇場でのキャンセルはあるかも
しれない。しかし・・

みんなして「あれま」「まじか」「うっそー」などとひとしきり言った
あと。(正確には"Oh, shoot" "No kidding" 「うっそー」である)

ジョンは早速、自分の予約間違いでなく、ホテル側の間違いである
ことを確認しに、階下へ。こちらのミスであった場合は、エキストラ
ベッドを要請することになった。サラとわたしは、この部屋に寝るしか
なく、エキストラももらえなかった場合に備え、誰がどこにどう寝るか
について、話し合った。

なんとか3人で1つのベッドに寝る案。気持ちとしては良くても、
物理的にどうか。いや無理だ。毛布あるいは巨大タオルをわんさか
もらって、それを床に敷き、(相対的に)小柄なわたしがそこに
寝る案。日本の感覚で一瞬思い浮かんだ、誰かが車で寝る案。
しかしこれは、防犯上の理由から却下された。

余談だが、天文小僧だったわたしは、夜中、真っ暗な山の中に止めた
車の中でも、平気で眠ることができる。夜の山は、イノシシやタヌキ
などとの出会いに注意しなければならないが、車の中ならば大丈夫で
ある。幸か不幸か、幽霊さんに出会ったことはないが、たとえいたと
しても、幽霊さんは生身の人間と違って暴力を働いたり、ドロボー
したりすることがないので、問題ない(?)。

脱線した。

結局、ホテルの近くにあったホームセンターに、エアーベッドでも
探しに行くか、という結論になったところで、ジョンが「ホテル側の
間違いだった」とさすがにほっとした顔で帰ってきた。「この部屋の
主が来てしまったら、そっちに本来の我々の部屋があてがわれかねない
から、早く移動しよう」ということで、大急ぎで「キングベッドが2つ」
の部屋へ引っ越しし、ようやく安心することが出来た。

使いかけのちんまい石鹸が一つしかないことにご不満な様子のサラで
あったが、普段はチョー安いホテル(50ドルぽっきり)だからこんな
もんか、と自らを納得させた模様であった。きょうは200ドルだが。

さて。

きょうは、朝、ホテルで一応コンチネンタル・ブレックファーストを
いただいたあとは、途中の観光地でホットドッグを食べただけで、その
ほかは例のバーやクラッカー、チーズ等をつまんだだけである。でも
これからまた車で出て渋滞に巻き込まれるのもいやだね、ということで、
手持ちのもので済ませることにした。(当然ながら、レストランが
併設されているようなホテルではない)

となれば、あとは寝るだけだ。いや違った。

明日のだいたいの予定を決めておかねばならない。何時に出るか。
日食の皆既時間が最も長いマドラスまで、どうしても行くのか。
朝から渋滞が予想されるなか、そもそも行けるのか。

それよりももっと大事なことは、天気である。早く出発しさえすれば、
渋滞があったとしても目的地までたどりつけるだろうが、行ったはいいが
曇ってました、ではお話にならない。

通常の気象情報会社の出している予報に加え、NASA(アメリカ航空
宇宙局)を筆頭に様々な科学機関が独自に出している予報を精査する。
しかしそれだけではダメだ。すべての機関の予報が一致していれば、
実現の可能性が非常に高いということだが、予報は大筋では同じ
ものの、マドラス、レドモンドなどといった町レベルまで絞ると、
微妙に違ってくる。

そこで、日本でいう気象衛星ひまわりの雲画像(可視光と赤外線)の
ようなものを見たり、湿度の状況を確かめたり、上空の風向・風速を
調べたり。ジョンがこだわったのは「露点(dew point)」である。
露点が異なれば、同じ水蒸気量でも雲ができたりできなかったりする
からだ。わたしは雲画像からだいたいの様子を予想するタイプで
あるが、日本とは状況がまるで違うので、やはりほとんど役には
立てなかった。

※ここで理科の復習。
露点=空気中の水蒸気が水滴になる温度。気温が高いほど飽和水蒸気量
(空気が含むことのできる水蒸気量の限度)が多くなるので、水蒸気量が
同じなら、気温が低くなるほど水滴ができやすい(つまり雲や霧が発生
しやすい)。

曇ったら曇ったで仕方ないやん、というサラの冷めた目を気にする
ことなく、ジョンとわたしは嬉々としてリサーチを進める。そう、
単にやりたいだけである。

そして最終的に、山火事の煙は心配だが、気象条件はほとんど問題ない
という結論になった。よって、朝起きて目の前の道路が車でぎっしりで
なければ、マドラスに向けて出発する。ぎっしりだった場合は、ホテルの
駐車場で観察する、ということになった。

ジョン「マドラスと比較して、レドモンドにとどまることによる皆既
        時間のロスは最大約20秒。これがどうしても許せない人は?」
サラ 「いませ〜ん」
わたし「いませ〜ん」

つまり太陽が月に完全に隠される時間が、マドラスが2分であったら、
レドモンドは1分40秒しかない、ということである。

チリの時は皆既時間が5分近くあったので、短いといえば短い。特に
写真を撮る人たちは、1秒でも長い方がいいらしい。だが我々のような
肉眼観察派にとっては、短い時間の中で空気の変化自体を楽しむことも
できる。なにより渋滞に巻き込まれた揚げ句に、落ち着いて皆既の瞬間を
迎えられないのでは意味がない、との判断である。

明日の予定も決まったので、こんどこそ、キングサイズベッドでゆっくり
眠ろう。いつもよりちょっと早いけど、アラームは6時半。おやすみなさい。

しかし翌朝5時半。ホテルの中がざわつき始め、3人とも目が覚めた。

◆編集後記◆
(日食旅行記連載中につきお休みとさせていただき。アース)

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