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 スペイン語翻訳者になろう vol.428

  おはようございます。ピーチです。
  読者の皆さまは「まだ続くのか」と思われるでしょうが、
  まだ続きます、皆既日食の記事。そしてアースの日食旅行記。
  前者は多分来週で終わり。後者は〜、いつまでだろ?
  できるだけ長く読んでいたい気もしますけれどね。
  今回の旅行記は日食とは直接関係のないエピソードで、これまでと
  違った楽しみ方ができる回となっております。お楽しみに。
  しかし、こんなにいろんなことを議論できるアースの英語力、裏山です。
  英語のメルマガも出してほしいなあと個人的には思います(わたしは
  協力できませんけどね(+_+))
  それでは本題に入って参りましょう。

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

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┃ 「ちょくねりメソッド」で翻訳に挑戦しよう
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【皆既日食(8)】

◇本日の課題
Sin embargo, hay que aclarar que la mayor parte de la informacion
sobre el comportamiento de los animales es anecdotica y no hay
muchos estudios cientificos sobre el tema.

【語注】
aclarar:明らかにする
comportamiento:振る舞い、行動
anecdotica:逸話

【直訳】
しかし、動物の行動に関する情報の大部分は逸話で、そのテーマに関する科学
的研究はあまりないことを明らかにする必要がある。

◇本日の課題(再掲)
Sin embargo, hay que aclarar que la mayor parte de la informacion
sobre el comportamiento de los animales es anecdotica y no hay
muchos estudios cientificos sobre el tema.

【練り訳例1】
だが日食中の動物の振る舞いについての情報は、その大半が逸話の類いであっ
て、このテーマに関する科学的な研究があまり為されていないことは指摘して
おかねばならない。

【練り訳例2】
とはいえ、指摘しておく必要があるのは、日食中の動物の行動に関する情報の
大半は根拠が薄いものである点、及びその行動に関する科学的研究がまだ十分
におこなわれていない点である。

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┃ アースの皆既日食旅行記(7)
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8月20日、いよいよ日食の観測予定地に向けて出発した。

ポートランドからコロンビア渓谷に沿って東進し、途中で川と分かれる
形で南下。ざっと300kmの道程である。普段なら大したことのない距離だが、
この日はさすがにところどころで渋滞にぶつかった。

コロンビア渓谷でも特に美しい場所、興味深い場所になるべく寄って
いこう、という考えは誰もが同じだったようで、数kmごとに現れるビュー
ポイントの前はすべて渋滞。結局、前日にわたしとサラが作成したリストの
うち、まともに消化できたのは1つ、しかも出発してすぐのポイントだけ
であった。

しかしこの日は、途中で止まっても、ちょっと待っていればすぐ動くし、
ビューポイントを過ぎれはスムーズに流れ出すし、大したことないな、と
わたしは思い始めていた。わたしが「最も厳しい状況」として思い浮かべて
いたのは、日本のお盆やGW並みの渋滞だったからだ。

しかしカリフォルニアの5車線のフリーウェイでがんがん飛ばすことに
慣れているジョンとサラは、予想通りというべきか、こらえ性がない。
性格的にはのんびり屋さんで、がつがつしたところはまったくない2人
だが、やはり相対的な問題だろうか。

すぐに予定をすべてすっ飛ばして、停車は最小限にとどめ、とにかく先に
進もう、ということになった。

しかし車内では、文化的背景の違うわたしという人間がいるせいか、硬軟
両面で話が尽きることがない。

地球温暖化の問題。
遺伝子組み換え大豆の使用の是非。
フリーウェイとハイウェイの違い。
保安官の選び方。
フリーウェイが無料なら清掃代や落下物除去の費用はいったい
どこから出てくんのさ問題。
いったいどうやって3つの文字(漢字・平仮名・片仮名)を
使いわけてんのさ問題。
昨日ネットで見たアンパンマンの巻き寿司で、ほっぺに使ってあった
ピンクの物体はなんなのさ問題。
さっき道路脇にぽつんとポスト(郵便受け)が置かれていたけど、
ポストの持ち主の家が遠過ぎて見えないじゃん。
的な話題まで、話は止まらない。

アンパンマンのほっぺに使われていたのが「田麩(でんぶ)」だと
いうことは見てすぐに分かったが、その正確な説明についてはネットに
頼るしかなく、日本人として忸怩たる思いであった。

堅い方の問題では、オバマケア開始後のアメリカの医療保険の状況を
聞こうと意気込んでいったわたしだが、車内で話を持ち出したところ、
「あーそれは。複雑怪奇。車の中で話せる話題じゃないから、また後でね」
と言われ、そのまま立ち消えになってしまった。残念。

しかしひとつだけ教えてくれ。そもそも、なんでアメリカの医療費は
バカ高なんじゃ(盲腸の手術だけで数百万とか)。との質問に対し、
「そりゃ値上がりするしねえ」という身も蓋もない返事が返ってきた。
もちろん、それが第一の理由ではない、とのフォローはあったが。

言われてみれば、日本人はデフレに慣れきってしまい、健康保険の負担
割合の上昇こそ心配するが、医療費そのものが「値上がり」することは
ないとなんとなく思っている人が多いのではないか。

しかし考えてみれば、他の商品が値上がりするのに、医療費だけが
据え置きなんてことは、それこそあり得ない。それでも盲腸で何百万は
行き過ぎだと思うが。

あと、渡米前からひとつ気になっていたことがあった。T大統領に対する
2人の見方である。

日本人は、ミスターTの単なる物言いや態度だけを見て、ああだこうだ
言い放題であるが、彼らにとっては、曲がりなりにも中央行政府の長であり、
軍隊の最高司令官であり、自国や自分たちの運命を左右するかもしれない
存在である。ジョンやサラは、性格的にはどう考えてもミスターTとは
合わないが、政策的にはもしかしたら支持者ということがあり得るかも
しれない。

もちろん、それならそれで構わない。ミスターTに対するわたしの印象は、
数々のメディアやネットの情報で、きついバイアスがかかったものかも
しれないし、彼らが特定の政治家の支持者だったからといって、我々の
関係が変わることはあり得ない。だがミスターTに関しては、支持する
しないを巡って口論となり、離婚した夫婦すらいると伝えられるように、
支持するかしないか、またその理由によっては、少し見方が変わる可能性は
あるな、と思っていた。

そこで、ポートランドでの最後の晩、おそるおそる聞いてみた。
ミスタープレジデントについてどう思う?

ミスターTがテレビに映った瞬間のジョンのマネだといって、サラが
その場でやってくれたのは、足でテレビのチャンネルを変えるジョンの
仕草であった。ああこれは・・以前の日本の某政治家に対するわたしの
反応とまったく一緒だ。

これでわたしの心に引っかかっていた小さなトゲがとれ、ハレバレ楽しい
旅路に没頭できたのであった。

あ。今回、日食とまったく関係がない。ま、いいか。

※先週分で、「オレゴン州」とすべきところ、なんと「ポートランド州」
  としていました。日本人でもうっかり「金沢って金沢県だっけ?」とか言う
  人がごく稀にだがいるくらいなので、許して(笑)。

◆編集後記◆
(日食旅行記連載中につきお休みとさせていただき。アース)


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