« 2017年11月22日 | トップページ | 2017年12月6日 »

2017年11月29日

 スペイン語翻訳者になろう vol.430

  こんばんは。ピーチです。
  今号は趣向をちょっと変えて、翻訳のお勉強をお休みし、その分、
  アースの日食旅行記をたっぷりお送りします(単に、本題をサボって
  いるのでは?と思われた方、性格ねじ曲がってます…じゃなくて
  勘が鋭すぎます)
  あさってにはもう12月なんですね〜。皆さまお忙しいと思いますが、
  どうぞお元気で師走を乗り切って下さいね(この時期が苦手な自分の
  前には何百ものハードルがだだ〜っと並んでいます。いくつ越えられる
  かな)。
  それでは、アースの旅行記をお楽しみ下さい!

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ アースの皆既日食旅行記(8)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日食の前日。宿泊予定のオレゴン州レドモンドに向け、ドライブを続ける。

相変わらず、コロンビア川沿いのビューポイントでは、少し前から
渋滞が始まり、ポイントを抜けると渋滞がなくなる、という状態である。
我々は観光をすべて諦めてひたすら東進し、その後コロンビア川に
別れを告げて南に向かった。

このあたりは、少し足を伸ばせばあちこちに興味深い地質学的ビュー
ポイントがあることはわかっているが、すべて無視してひたすら南下
する。皆既帯に近づけば、もっと激しい渋滞となる可能性もあるからだ。

かなりの高速でぶっとばしているにもかかわらず、道路両脇の風景は
ほとんど変化がない。これだけ広大な大地、ちょっと走っただけで
激しい変化があったら逆に大変だが。おおお〜アメリカらしいのう。
と楽しめたのはほんのしばらくの間で、じきに飽きてしまう。一人で
運転していたら、あっという間に寝てしまいそうだ。

じつは現在、東京に向かう北陸新幹線の中でこれを書いている。
トンネルが異常に多いという難点はあるものの、車窓の風景は
いい具合に変化があって、飽きることがない。現在、富山辺りを
進行中・・すでに厚く雪をかぶった立山が美しい。左は日本海が
広がっているはずである。

アメリカの乾燥しきった大地に話を戻そう。

コロンビア川から南へ進み始めると、空気の色がだんだんと白くなって
くる。山火事の余波である。オレゴン州の最高峰 Mt.Hood も、雲か煙か、
かすんでしまって、いまひとつよく見えない。

白い。白い。空気が白い。明日の日食は大丈夫だろうか。煙の粒のように
核となるものがあると、水蒸気がその回りに集まり、雲ができやすくなる。
そのためわたしの高校の天文気象部では、観測旅行に行っても、花火だけは
絶対にご法度だった(それ以外は何でもアリである。徹夜あけでソフト
ボールをやるのが恒例だったが、それを知った先生が気絶しそうなくらい
驚いていたことを思い出す。高校生とはいえ、徹夜明けでそんなことを
すれば死んでもおかしくない・・ことは、いまなら分かる)。実際には
花火の煙ていどで雲ができるとも思わないが、今回の場合は飛行機から
見えるほどの煙である。あれが雲や雨を呼んでもまったくおかしくない。

と、頭の左半分では心配しつつ、右半分では、相変わらずおしゃべりに
余念がない我々である。

そうこうするうちに、明日の目的地が近づいてきた。皆既帯の真ん中、
皆既時間が最も長いとされるマドラスの町である。

以前も書いたように、マドラスは人口6000人足らずのごく小さな町
である。だが道路は、6車線すべてが、かなりの数の車であふれ返って
いた(人口6000人の町でなぜ6車線も必要なのか不明だが)。

道端に、日食Tシャツやバッジを売る店・・「日食観測場所貸します。
2時間20ドル」の看板・・待ちきれないのか、はたまた模擬撮影のためか、
さっそく望遠鏡を組み立てる人たち・・皆既日食のいつもの風景が見えて
きた。いやがうえにも気分が盛り上がる。

しかし全体として、皆既日食で町全体がひっくり返っている、という
印象ではないのが意外である(当日はまた違うのだろうが)。

1994年11月、ジョン&サラと知り合ったチリでの皆既日食の時は、
ペルー国境に近いプトレという町が、まさにひっくり返っていた。
標高3500m超、普段の人口約2000人の小さな小さな町が、世界中から
来たバカどもに覆い尽くされた。町の人々が一世一代の稼ぎ時!と
思ったかどうかは分からないが、道という道、角という角には屋台が
ずらりと並び、ありとあらゆるグッズが売られていた。Empanadaも
売っていたように思う。屋台で買ったキャップはいまでもとってある。

もう一つ思い出した。このとき我々は、米国旅行社のごり押しだか
粘り強い交渉だか分からないが、チリ陸軍の兵舎で食事・宿泊させて
もらうことができたため、日食もチリ陸軍の兵士の皆さんと一緒に
観察した。(当然ながら個室がないため、男女が別々の兵舎で寝た
のだが、女性用兵舎のお世話をしていた兵士の皆さんがものすごく
うれしそうだったことを思い出す)

そして翌日。日刊紙 El Tercero の一面に、兵士2人がいかにも
という格好で日食グラスを掲げ、日食観察をしている写真がデカデカと
載ったのだが、そのすぐ後ろでやはりうれしそうに日食を観察している
我々がしっかり写り込んでいたのである。もちろん、その新聞も大切に
残してある。

また脱線してしまった。

我々はとりあえずマドラスを通り過ぎ、皆既帯ぎりぎりの場所にある
レドモンドに向かった。恐れていた史上最悪の渋滞もなく、ホテルに
たどり着くことができた。

は〜さすがに疲れたよね。きょうはもう寝ようか。ポートランドの
ホテルはクイーンサイズのベッド2つだったけど、ここはキングサイズ
2つだよ・・などと言いながら、渡してもらった鍵で部屋に入ると、
なんと。クイーンサイズのベッドが1つの部屋である!このホテルを
とったのは1年前。しかもぼったくりの200ドル。明日は皆既日食。
ホテルの入り口には、No Rooms Available の看板が掲げてあった・・。

◆編集後記◆
アース@東京です。東京到着後からバタバタで、配信がこんな時間になって
しまいました!
そういうわけで、今号はわたしの書き散らしだけになってしまい、申し訳
ありません。来週はまともな・・内容になるような気がします。
たぶん。恐らく。きっと。
それではみなさま、おやすみなさい。

★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
  スペイン語翻訳者になろう〜プロが教える実践翻訳術
 ─────────────────────────────────
 ◎発行者:アース&ピーチ
 ◎このマガジンについてのご意見・ご感想・ご提案をお待ちしています。
  アドレスはこちら
    espanol_traduccion@freeml.com
 ◎このマガジンのバックナンバーはこちら
    http://espanol-traduccion.cocolog-nifty.com/blog/
 ◎このマガジンの配信停止はこちら
    http://www.mag2.com/m/0000232918.html
 ◎本メールの内容を無断で複製・転載・転送することを禁じます。
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★






|

« 2017年11月22日 | トップページ | 2017年12月6日 »