« 2017年2月 | トップページ | 2017年5月 »

2017年4月

 スペイン語翻訳者になろう vol.410

  おはようございます。アースです。
  だめですなあ。
  だめです。
  ぜんぜんだめ。
  まったくもって。
  さっきから、ない脳みそを振り絞っているのですが。
  書くことないよ。
  前にも言いましたが、毎週毎週、ある程度の長さで前記か後記かを
  書くのは、結構大変なのでして。
  我々の前記・後記は、およそスペイン語メルマガらしくないので、
  「スペイン語翻訳メルマガらしい内容の格調高い前記または後記」
  でも募集しようかしらん。

  ってことで、適当な長さになりましたので、早速、本論に入って
  いきましょ〜。

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 「ちょくねりメソッド」で翻訳に挑戦しよう
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【iPS細胞(3)】

◇本日の課題
Los cientificos afirman que es la primera vez que se usan
exitosamente tejidos derivados de celulas iPS a fin de ayudar a
restaurar la capacidad para percibir la luz.
Segun se dice, la retinitis pigmentaria, que puede provocar la
perdida de la vista, afecta a una de cada 3.000 personas.

【語注】
exitosamente  :成功して
derivado de...:〜から生じる、〜由来の
restaurar     :修復する、回復させる
percibir      :感知する
retinitis pigmentaria:網膜色素変性症
vista         :視力

【直訳】
科学者たちは、光を感知するための能力を回復させることを助けるために、
iPS細胞由来の組織を成功して使用するのは初めてである、と断言する。
噂によれば、網膜色素変性症は、視力の喪失を引き起こす可能性があり、
3,000人ごとに1人に影響する。

【練り訳例】
科学者らによると、iPS細胞から作成した網膜組織を用いて、光の感知機能の
回復に成功したのは、これが初めてとのことだ。
網膜色素変性症は失明に至る可能性のある病気で、3,000人に1人が発症する
と言われている。

◆編集後記◆
ピーチです。
このメルマガの読者さんのなかには自分の友人知人も少なからず含まれて
いるのですが、 ココ数カ月、そうした友人達からいただくメールの大半に
返信ができていません。
異世界浮遊中は仕方がなかったにしても、帰着している(ことはこの
メルマガで露呈している!)のに、なかなか返事よこさんのは何事じゃ!・・
などと怒る、なんてことは、わたしの優しい友人たちに限ってはないだろう
とは思いますが、ちょっと気になって調べてみたら、メールをいただいて
まだ返していない人が軽く10人以上(読者である友人に限ってです。
対象を非読者の友人にまで広げるとその数倍に・・)、そのうち4か月半
以上も無沙汰しちゃっている方が半数近く、に上ることがわかりました
(「そんな調査やっている暇があれば1本でも返事書け」って
てんのかみさまに叱られそうです)
この場をお借りしてお詫びします。返事できていない友人知人の皆さん、
「ほんとにごめんなさい!」(そしてこんな私信をメルマガの場で書いて
しまって、関係ない読者の皆さまにも「申し訳ありません」)
現在の諸々がんじがらめ状態から抜け出したら、さくさく返信する
つもりですので、もうちょっとお待ちくださいね〜。
ところで、「がんじがらめ」って、漢字で「雁字搦め」って書くと
最近知って、結構びっくりしました。漢字の由来(語源)もなかなか
面白いので、時間と関心のある方はぜひ調べてみてください。


|

 スペイン語翻訳者になろう vol.409

  おはようございます。ピーチです。
  前号からのテーマ、iPS細胞については難病治療に革命を起こすような
  臨床研究結果がどんどん発表されていますね。
  今回の記事で扱っている「目」にしても、日本だけでも70万人以上いると
  言われている加齢黄斑変種(視界がゆがんだり一部見えなくなる目の難病)
  を治せる可能性が出てきたと先日報道されていました。
  加齢黄斑変種を患っている方の日常の一端をテレビで見たのですが、
  外出時には特殊器具(?)を持ち歩き、道を渡るにもまず信号のありかを
  探し、それから苦労して色を確認して渡る、という大変不便かつ危険な
  日常を強いられているようでした。その方は「治るものなら全財産投げ
  打ってでも良い。外国でもどこにでも行って手術を受けたい」と思って
  いたそうです・・が、その夢は近い将来、日本で叶えられそうですね
  (費用などの面でも、誰でも気軽に受けられる程度のものになるといい
  のですが)。
  iPS細胞を使った心臓の筋肉やミニ肝臓など、驚くような技術が
  次々に出てきて、そのたび瞠目しますが、ヤマナカ博士は
  「急がなくてはならない。まだ一人の命も救えていない」
  とお考えとのこと、その言葉の中に、この革命的研究に携わる人たちが
  背負う使命感の、悲壮なまでの重みを感じます。
  これからiPS細胞が難病治療にどれだけの貢献をしていくのか、その
  スピードを期待を持って見守っていきたいです(自分もいつお世話に
  なるかわかりませんし)。

  それでは第2回に入ってまいりましょう。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 「ちょくねりメソッド」で翻訳に挑戦しよう
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【iPS細胞(2)】

◇本日の課題
Michiko Mandai, del Instituto RIKEN, estuvo al mando del equipo que
llevo' a cabo el estudio. El grupo creo' un tejido de retina a partir
de celulas iPS y lo trasplanto' a ratones que padecian retinitis
pigmentaria.
Segun sus hallazgos, aproximadamente el 40 por ciento de los ratones
logro' recuperar su capacidad para percibir la luz. En su informe
mencionan que el tejido trasplantado reacciono' a una fuente luminosa
y envio' senales al cerebro a traves de nervios opticos.

【語注】
estuvo al mando<estar al mando:指揮を取る
tejido de retina :網膜組織
padecian<padecer:苦しむ、患う
retinitis pigmentaria:網膜色素変性症
hallazgo         :発見、発明、創案
fuente luminosa  :光源
nervios opticos  :視神経

【直訳】
理化学研究所の万代道子氏が、この研究を実施したチームを指揮した。このグ
ループはiPS細胞から網膜組織を作り出し、網膜色素変性症にかかっていたネ
ズミにそれを移植した。
彼らの発見によれば、およそ40%のネズミが光を感知する能力を回復すること
ができた。彼らの報告書の中で、移植された組織は光源に反応し、視神経を通
じて脳に信号を送っていたと言及している。

◇本日の課題(再掲)
Michiko Mandai, del Instituto RIKEN, estuvo al mando del equipo que
llevo' a cabo el estudio. El grupo creo' un tejido de retina a partir
de celulas iPS y lo trasplanto' a ratones que padecian retinitis
pigmentaria.
Segun sus hallazgos, aproximadamente el 40 por ciento de los ratones
logro' recuperar su capacidad para percibir la luz. En su informe
mencionan que el tejido trasplantado reacciono' a una fuente luminosa
y envio' senales al cerebro a traves de nervios opticos.

【練り訳例】
理化学研究所の万代道子氏が、この研究を実施したグループのリーダーを務め
た。同グループはiPS細胞から網膜組織を作り、網膜色素変性症のマウスに移
植した。
その結果、約4割のマウスが光の感知機能を回復したことが明らかとなった。
報告書によると、移植された組織は光源に反応し、視神経を通じて脳に信号を
送ったという。

※万代氏は実際には副プロジェクトリーダーですが、練り訳ではスペイン語
  (estuvo al mando)を優先させ、「リーダーを務めた」という訳語を使っ
  ています。

◆編集後記◆
アースです。
新しいもの好きのわたしとしては、できるだけ早くロボット掃除機を
導入して、さらに掃除の手を抜きたいと考えているのですが、現在の
家がバリア・アンフリーなので、いまのところ実現していません。
で、やはり新しい物好きの両親がさっさと購入(シャープのココロボ)。
最近のロボット掃除機は、しゃべるのは当然で、設定を変えれば
大阪弁でしゃべるものがあります。双方向会話もかなりのレベル。
両親も、おもしろがって大阪弁にしているのですが・・・。

先日、わけあって実家に4、5日滞在しました。
どうしても外せない案件があったので、PCを持参し、リビングに
隣接した和室で仕事をすることに。途中、どうしても直接話す必要
があり、翻訳会社に電話したときのことです。
ココロボくんは、リビングのあっちのほうで、
「ここは念入りやで!」
(壁にぶつかって)「いたっ」
「壁ぎわやるでぇ!」
などなど、しきりに独り言を言いながら、せっせとお掃除して
くれています。わたしは引き続き電話。
「あ、じゃあここは訳出不要ということで・・はい、はい」
ココロボが近づいてきました。掃除の音は結構高いのですが、
電話が拾うほどではないだろう、と会話を続けます。
「え、じゃあフォントはゴシックのままでいいですか」
ココロボ、さらに近づきます。
「はい、なんとかなると思います」
ココロボ、止まりました。
「サイズを変えればなんとか」
ココロボ、何か考えています。
「テキストボックスですね。分かりました」
ココロボ、絶叫しました。
「わからへん!!!」

|

 スペイン語翻訳者になろう vol.408

  ピーチです。2か月ぶりの配信です。
  皆さまお元気でいらっしゃいましたか?
  前号の近況報告ではまだ異次元におりましたが、浮遊生活を終え、
  ぶじ戻ってきました。
  見聞してきたことを一部でも報告できたらいいのかもしれませんが、
  パンパカパーンなブユウ伝ならともかく、ふにゃらかしたフユウ伝です
  ので、刮目に値するような体験は何もなく・・・。すみません。。
  あ、ひとつだけ残念な報告(?)を。
  浮遊中に Gramatica de la Lengua Espanola を読み耽り、「学んだ文法
  知識を今後のメルマガに役立てたい」みたいな(偉そうな)ことを
  書きましたが、その知識は、現状帰着と同時にすっかり雲散霧消して
  しまったようです(消えるのが、は、はやすぎます・・)。
  というわけで、以前同様あまり役に立たないメルマガ(自分で
  認めるか!?)になるかもしれませんが、気力と興味が続く限り
  細々と続けていきますので、お付き合い頂ける方は、どうぞ宜しく
  お願い致します(要らない情報かもしれませんが、この4月で
  本メルマガは丸10年を迎えました。読者の皆さま、ありがとう
  ございます)
  さて、再開1回目は、数ヶ月前の記事になってしまい恐縮なのですが、
  アースとピーチの両者が関心のあるネタと言うことで、以下のテーマを
  扱うことに致します。ちょっと専門用語がありますが、文章としての
  難易度は高くないですし、短いですので、手慣らしにご利用いただければ
  と思います。

  では11年目の記事第1号に入ってまいりましょう。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 「ちょくねりメソッド」で翻訳に挑戦しよう
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【iPS細胞(1)】

◇本日の課題
En Japon, un grupo de cientificos especializado en tejidos de celulas
iPS afirma haber logrado que ratones ciegos recuperen la capacidad de
percibir la luz. Las iPS, o celulas madre pluripotenciales inducidas,
pueden transformarse en diversos tipos de tejido corporal.

【語注】
tejidos de celulas  :細胞組織
ratones ciegos      :盲目のネズミ
recuperen<recuperar:回復する
percibir            :感知する
celulas madre pluripotenciales inducidas:人工多能幹細胞
tejido corporal     :体内組織
transformarse en    :〜に変化する、変わる

【直訳】
日本で、iPS細胞組織専門の科学者のグループが、盲目のネズミに光を感知す
る能力を回復させることができたと言明している。iPS、すなわち人工多能幹
細胞は、様々な種類の体内組織に変化することができる。

◇本日の課題(再掲)
En Japon, un grupo de cientificos especializado en tejidos de celulas
iPS afirma haber logrado que ratones ciegos recuperen la capacidad de
percibir la luz. Las iPS, o celulas madre pluripotenciales inducidas,
pueden transformarse en diversos tipos de tejido corporal.

【練り訳例】
日本でiPS細胞に特化した研究を行っている科学者グループによると、同グ
ループは、盲目のマウスの光感知機能を回復させることに成功したという。
iPS細胞、すなわち人工多能幹細胞は、様々な種類の体内組織に変化させるこ
とが可能だ。

◆編集後記◆
アースです。
お久しぶり!ですが、いつも通りに行きます。
翻訳の見直し時に、いかに客観的な視点を保ち間違いを見つけるかは
永遠の課題。おそらくほとんどの翻訳者は、黙読ではなく、音読して
いるのではないかと思います。わたしもそうです。
しかしながら、自分で自分の訳を読んでも、頭の中で勝手に間違いを修正
しかねないので、疲れているときなどはMacくんに読んでもらうことが
あります。昔に比べれば音声はごく自然ですし、かなりの技術的進歩が
見て取れますが、それでもやはり日本語の読みは難しい。

 対GDP比 → ついジーディーピーひ
 2つめ → につめ
 単に利上げを前倒ししたに過ぎない → ひとえに りあげを...
 理に適って → りにてきって
 3月利上げ → さんつきりあげ

とか。今のところ、日本語入力のように読みを登録することはできない
ようで、しょうがねえなぁ〜と苦笑しながら、好きに読ませています。
いままでで一番笑ったのは、

 地政学的リスク → ちまつりがくてきリスク

おお、すごいリスクっぽい!!
膨大なデータをAIが学習すれば、大体は読めるようになるとは思いますが、
果たして「単に/ひとえに」を読み分けられるようになるのか?
お手並み拝見です。


|

« 2017年2月 | トップページ | 2017年5月 »