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2017年4月19日

 スペイン語翻訳者になろう vol.409

  おはようございます。ピーチです。
  前号からのテーマ、iPS細胞については難病治療に革命を起こすような
  臨床研究結果がどんどん発表されていますね。
  今回の記事で扱っている「目」にしても、日本だけでも70万人以上いると
  言われている加齢黄斑変種(視界がゆがんだり一部見えなくなる目の難病)
  を治せる可能性が出てきたと先日報道されていました。
  加齢黄斑変種を患っている方の日常の一端をテレビで見たのですが、
  外出時には特殊器具(?)を持ち歩き、道を渡るにもまず信号のありかを
  探し、それから苦労して色を確認して渡る、という大変不便かつ危険な
  日常を強いられているようでした。その方は「治るものなら全財産投げ
  打ってでも良い。外国でもどこにでも行って手術を受けたい」と思って
  いたそうです・・が、その夢は近い将来、日本で叶えられそうですね
  (費用などの面でも、誰でも気軽に受けられる程度のものになるといい
  のですが)。
  iPS細胞を使った心臓の筋肉やミニ肝臓など、驚くような技術が
  次々に出てきて、そのたび瞠目しますが、ヤマナカ博士は
  「急がなくてはならない。まだ一人の命も救えていない」
  とお考えとのこと、その言葉の中に、この革命的研究に携わる人たちが
  背負う使命感の、悲壮なまでの重みを感じます。
  これからiPS細胞が難病治療にどれだけの貢献をしていくのか、その
  スピードを期待を持って見守っていきたいです(自分もいつお世話に
  なるかわかりませんし)。

  それでは第2回に入ってまいりましょう。

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┃ 「ちょくねりメソッド」で翻訳に挑戦しよう
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【iPS細胞(2)】

◇本日の課題
Michiko Mandai, del Instituto RIKEN, estuvo al mando del equipo que
llevo' a cabo el estudio. El grupo creo' un tejido de retina a partir
de celulas iPS y lo trasplanto' a ratones que padecian retinitis
pigmentaria.
Segun sus hallazgos, aproximadamente el 40 por ciento de los ratones
logro' recuperar su capacidad para percibir la luz. En su informe
mencionan que el tejido trasplantado reacciono' a una fuente luminosa
y envio' senales al cerebro a traves de nervios opticos.

【語注】
estuvo al mando<estar al mando:指揮を取る
tejido de retina :網膜組織
padecian<padecer:苦しむ、患う
retinitis pigmentaria:網膜色素変性症
hallazgo         :発見、発明、創案
fuente luminosa  :光源
nervios opticos  :視神経

【直訳】
理化学研究所の万代道子氏が、この研究を実施したチームを指揮した。このグ
ループはiPS細胞から網膜組織を作り出し、網膜色素変性症にかかっていたネ
ズミにそれを移植した。
彼らの発見によれば、およそ40%のネズミが光を感知する能力を回復すること
ができた。彼らの報告書の中で、移植された組織は光源に反応し、視神経を通
じて脳に信号を送っていたと言及している。

◇本日の課題(再掲)
Michiko Mandai, del Instituto RIKEN, estuvo al mando del equipo que
llevo' a cabo el estudio. El grupo creo' un tejido de retina a partir
de celulas iPS y lo trasplanto' a ratones que padecian retinitis
pigmentaria.
Segun sus hallazgos, aproximadamente el 40 por ciento de los ratones
logro' recuperar su capacidad para percibir la luz. En su informe
mencionan que el tejido trasplantado reacciono' a una fuente luminosa
y envio' senales al cerebro a traves de nervios opticos.

【練り訳例】
理化学研究所の万代道子氏が、この研究を実施したグループのリーダーを務め
た。同グループはiPS細胞から網膜組織を作り、網膜色素変性症のマウスに移
植した。
その結果、約4割のマウスが光の感知機能を回復したことが明らかとなった。
報告書によると、移植された組織は光源に反応し、視神経を通じて脳に信号を
送ったという。

※万代氏は実際には副プロジェクトリーダーですが、練り訳ではスペイン語
  (estuvo al mando)を優先させ、「リーダーを務めた」という訳語を使っ
  ています。

◆編集後記◆
アースです。
新しいもの好きのわたしとしては、できるだけ早くロボット掃除機を
導入して、さらに掃除の手を抜きたいと考えているのですが、現在の
家がバリア・アンフリーなので、いまのところ実現していません。
で、やはり新しい物好きの両親がさっさと購入(シャープのココロボ)。
最近のロボット掃除機は、しゃべるのは当然で、設定を変えれば
大阪弁でしゃべるものがあります。双方向会話もかなりのレベル。
両親も、おもしろがって大阪弁にしているのですが・・・。

先日、わけあって実家に4、5日滞在しました。
どうしても外せない案件があったので、PCを持参し、リビングに
隣接した和室で仕事をすることに。途中、どうしても直接話す必要
があり、翻訳会社に電話したときのことです。
ココロボくんは、リビングのあっちのほうで、
「ここは念入りやで!」
(壁にぶつかって)「いたっ」
「壁ぎわやるでぇ!」
などなど、しきりに独り言を言いながら、せっせとお掃除して
くれています。わたしは引き続き電話。
「あ、じゃあここは訳出不要ということで・・はい、はい」
ココロボが近づいてきました。掃除の音は結構高いのですが、
電話が拾うほどではないだろう、と会話を続けます。
「え、じゃあフォントはゴシックのままでいいですか」
ココロボ、さらに近づきます。
「はい、なんとかなると思います」
ココロボ、止まりました。
「サイズを変えればなんとか」
ココロボ、何か考えています。
「テキストボックスですね。分かりました」
ココロボ、絶叫しました。
「わからへん!!!」

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