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2016年7月12日

 スペイン語翻訳者になろう vol.393

  おはようございます。ピーチです。
  参院選が終わりました。政治についての自分の考えは本欄では触れない
  ことにしているので、差障りのないところで選挙ポスターのお話を。
  今回の選挙期間中、いろいろな場所で街頭演説を聞き、その際、当然ながら
  候補者のナマのお姿を拝見しました。そのうえで改めて選挙ポスターを
  眺めたところ、真っ先に浮かんだ言葉は「べ・・・べつじん」でした。
  ポスターのお写真と実物があまりに違いすぎたのです。きっと腕のいい
  カメラマンが膨大な量の写真を撮り、そのなかで選りすぐった「奇跡の
  一枚」を採用しているのでしょうね。
  いや、これはまだ好意的な見方で、実は相当の「修正」を施している、
  と考えるのが適当なのでしょうか?(最近の雑誌や広告では、モデルの
  顔のシワをなくしたり足を細〜くしたり・・なんていう修正は当たり前の
  ように行われているらしいですし)
  どちらにせよ、浮動票が非常に多いと言われる昨今の選挙戦では、
  「ちょっとでも見栄えのいい人に投票してしまう率」もなかなかに
  侮れないものと思われますので、ポスターの写真の出来も当落のカギを握る
  factor importante なのかもしれません。
  話はずれますが、参院選に関する西語記事を読んでいて、「アベノミクス」
  がスペイン語では Abenomia であることをいまごろ知り(遅い!)、
  一瞬新鮮な驚きを感じたのですが、ちょっと考えてみれば、英語の
  Abe+Economics で Abenomics なのですから、スペイン語語だと
  Abe+Ecoomia で Abenomia になるのはしごく当然なことなのでした。

  さてさて。
  ここまで選挙関連の話をしてきたので
  「今回のメルマガのテーマは参院選かな?」
  と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、Jack Amano(そろそろ
  飽きた・・)なわたしたちはそういう正攻法はとりませず、英国の話です。
  もしかしたら、もう過ぎた(一段落した)ことのように感じている方も
  いらっしゃるかもしれませんが、終わってませんよ〜。新しい首相も
  決まったばかりで、BREXIT はこれからが本番ですよ〜。
  来月開催される世界的大イベントにいっとき話題と注目をもって
  行かれるでしょうけれども、BREXIT 劇場の展開も見逃さないように
  しなくては・・。

  それでは、前書きがやたらと長くなりましたが、本題に入ってまいり
  ましょう。

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

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┃ 「ちょくねりメソッド」で翻訳に挑戦しよう
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【英国のEU離脱(1)】

◇本日の課題
Del Brexit al fenomeno Donald Trump, pasando por el auge de la
ultraderecha en Austria, los electores han desafiado a las elites
imponiendo un "repliegue nacional" ante las desigualdades crecientes
provocadas por la por la globalizacion, explican a la AFP economistas
y personalidades.

"Hay varias formas de responder al aumento de las desigualdades y una
de ellas es, por desgracia, el repliegue nacional o la xenofobia",
explica a la AFP el economista frances de izquierda Thomas Piketty,
autor del exito internacional 'El capital en el siglo XXI'.

【語注】
auge           :絶頂、繁栄、ブーム
ultraderechista:極右の(人)
desafiado<desafiar:挑む、挑戦する、立ち向かう
imponiendo<imponer:課する、押しつける
repliegue      :撤退、後退
personalidad   :重要人物
xenofobia      :外国人嫌悪

【直訳例】
オーストリアの極右の絶頂を通過しながら、ブレグジッドからドナルド・トラ
ンプまで、有権者たちはグローバリゼーションにより引き起こされた増大する
不平等の前に、「国家の撤退」を押しつけながらエリートたちに挑戦してきた
と、経済学者たちや大物たちがAFPに説明する。

「不平等の増大に応じるためのさまざまな形があり、そのうちのひとつが不運
なことに国家の撤退または外国人嫌悪なのです」と、フランスの左翼の経済学
者で国際的成功の「21世紀の資本」の著者、トマ・ピケティがAFPに説明す
る。

◇本日の課題(再掲)
Del Brexit al fenomeno Donald Trump, pasando por el auge de la
ultraderecha en Austria, los electores han desafiado a las elites
imponiendo un "repliegue nacional" ante las desigualdades crecientes
provocadas por la por la globalizacion, explican a la AFP economistas
y personalidades.

"Hay varias formas de responder al aumento de las desigualdades y una
de ellas es, por desgracia, el repliegue nacional o la xenofobia",
explica a la AFP el economista frances de izquierda Thomas Piketty,
autor del exito internacional 'El capital en el siglo XXI'.

【練り訳例】
AFP通信社の取材に答えた経済学者や著名人によると、グローバリゼーション
をきっかけに不平等が広がるなか、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジッ
ト)からオーストリアの極右勢力の台頭、そして米国のドナルド・トランプ現
象に至るまで、世界の有権者たちは強い「内向き志向」を示し、エリート層に
反旗を翻した。

世界的な大ベストセラーとなった『21世紀の資本』の著者で、フランス左派の
経済学者トマ・ピケティ氏はAFPに対し、「不平等の拡大に対処する方法は幾
つかある。だがそのうちの一つは、残念なことに国内志向を強めるか、または
外国人を排斥するといった方法となる」と語った。

◆編集後記◆
アースです。
最近、田舎・都会比較ネタが多いような気がしますが、ま、いいでしょう。
ずっと以前の後記に、田舎での投票風景について書きました。抜粋すると、

.........最初から最後まで、投票者は自分だけ、という状況がありえるの
です。今回の場合....立会人の人数が多い。でも、当然ながら、誰も
おしゃべりはしません。.......書いてるあいだ、小選挙区から比例区に
移動するとき、投票箱に用紙を入れるとき、(立会人)全員の視線が
わたしの背中に突き刺さります。

投票率が90%近くても、田舎の投票所とはこんなものでした。
今回の参院選は、金沢への引っ越し後、初めての選挙で、ひさしぶりの
(やや)都会の投票風景に、いろいろと衝撃を受けました。
まず、ひとがおおい! 投票率は60%にも満たないのに、どっから
わいて出てくるの。
大勢の人と一緒に受付に並び、入場整理券を出したら、
「ここは1番なので、4番に行ってくださいねぇ〜(^^)」
えっ。わー、整理券に番号がふってあった。
気がつかんかった〜。田舎モンですわ〜
ようやく投票用紙を受け取り、ブース?に向かったら、わ〜たっくさん
あるのに、全部ふさがってる。これも田舎ではあり得ない状況。
なにより、投票箱に用紙を入れるときに、背中に突き刺さる視線がない!
これはかなりうれしい。
しかし、なんだろう。流れ作業感が非常に強くて、「投票の権利を
行使した」という感覚がずいぶんと薄いような気がしました。
それにしても、選挙戦前からだいたいの結果は見えていたものの、
開票前から当確を出すってどうよ?別にあしたの朝、結果がわかれば
いーじゃん、とぶつくさ言いながら、さっさと寝てしまうわたし
なのでした。

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