スペイン語翻訳者になろう vol.350
おはようございます。ピーチです。
時々行く某所にいる、男性スタッフ。
いつ行っても、マスクを顎の下まで押し下げてつけています。
この格好って、マスクを使っているひとが、人と話すなどなんらかの
事情があるときに一時的に顎まで下げるものだと思うのですけれど、
そのひとはいつ見ても「顎マスク」なんです。口ではなく顎が咳する
んじゃないかと思うくらい・・もはや風邪予防なのかファッションなのか
分からないくらい・・。
医療関係者とかならばべつだん違和感ない姿なのでしょうけれど、
純然たる接客業のひとなのでどうも落ち着きません。
そういえばちょっとむかし、耳からサングラスをぶら下げている
(顎のちょうど真下にグラスの部分がくる)、奇抜な小物使いで
目を惹いたミュージシャンがいましたが(名前は「ケミストリー」
だったかな)、「顎マスク」氏はまさにそれのマスク版です。
氏に会うと、マスクのことばかり気になって、話していても気が
そぞろになってしまいます。
氏と出会ってからまだ季節が一巡していないので、真夏になっても
ずっと「顎マスク」は続くのか、この先どこまで「顎マスク道」を
貫いていかれるのか、密かに見守って(・・というか観察して)いこう、
と思います。
マスクが外れたらこの欄でお知らせしますね(そんな情報、誰も求めて
ないって!)
さて、どんなに変った個体でもマスクをすることは絶対にない
カエルのお話です。
早速(では全然ないけれど・・)入ってまいりましょう。
※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)
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┃ 「ちょくねりメソッド」で翻訳に挑戦しよう
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【奇形のカエル(2)】
◇本日の課題
Los anfibios invadieron la isla hace varias decadas y ahora casi la
mitad tienen malformaciones en las extremidades, los ojos y la boca.
Algunos no tienen patas, a otros les faltan o le sobran dedos o los
tienen deformes. Hay individuos que presentan anomalias en las
mandibulas y narices.
【語注】
anfibios :両生類
invadieron<invadir:侵入する
malformacion :奇形
extremidad :(動物などの)四肢、手足、尾
sobran<sobrar:余る、余計である
deformes :奇形の、変形の
individuo :個体
anomalia :異常、異形、変態
mandibula :あご
【直訳】
それらの両生類は、数十年前にその島に侵入し、今は、ほぼ半分が、四肢、
目、口に奇形を持っている。あるものは脚がなく、別のものは指が欠けている
か余り、あるいは指が奇形になっている。あごと鼻に異常を示す個体がある。
◇本日の課題(再掲)
Los anfibios invadieron la isla hace varias decadas y ahora casi la
mitad tienen malformaciones en las extremidades, los ojos y la boca.
Algunos no tienen patas, a otros les faltan o le sobran dedos o los
tienen deformes. Hay individuos que presentan anomalias en las
mandibulas y narices.
【練り訳例1】
この両生類サポ・クルルは、数十年前に島に移入し、今やそのほぼ半分の四
肢、目、口に奇形が見られる。脚がないもの、指の数が少なかったり、多かっ
たりするもの、指の形に異常があるものなどだ。あごや鼻に奇形を持つカエル
もいる。
【練り訳例2】
このサポ・クルルという両生類がフェルナンド・デ・ノローニャ島に移入した
のは数十年前のことです。現在では、島にいる個体のうち半数が、四肢や目、
口などに奇形を有しています。脚がないものもあれば、指が足りなかったり多
すぎたり変形していたりするもの、あごや鼻に異形があるものなどが見られま
す。
◆編集後記◆
アースです。
先週、金沢市民になったというお話をしました。
県庁所在地とはいえ、人口密集度等からいえば、関東や関西などと
比べ、その差は歴然ですが、いちいち「やや都会」というのも
めんどくさいので、ここでは「都会」とさせていただきまする。
で、都会。
最初のゴミ出しの日に、何を感じたかといえば・・・
あったりめーのことですが、「ひ、人が多い」。
ゴミ収集場所に向かう人がいっぱいいる。
わたしがゴミを抱えて歩く横を、大勢の中学生が歩く。
なになに、きょう、何かあるの?
と思ったら、単なる通学でした。
ああ、女子中学生の白いスニーカーが目にまぶしいわっ。
田舎では、大人のほぼ全員が車を使っていますので、「歩いている
ときに誰かとすれ違う」または「同じ方向に人と歩く」ことが
ほとんどなく、というか、歩くこと自体ほとんどなく、
ああ〜これが普通なんだわ〜と感動。
なかでも何が新鮮かって、高齢者から子どもまで、こちらを
自然に無視してくれること。
知ってる人でもない限り、すれ違う人といちいち挨拶してたら
時間がかかって仕方ありませんから、これまたあったりめーの
ことなんですが、田舎では望むべくもない。
どちらがいいか悪いかは別として、これがまずは第一印象でした。
田舎に住んでいたときでも、上京して羽田空港に降り立てば、すぐに
都会モード(周囲はガン無視)に戻れたのですが、それはド田舎に
住んでいたわたしにとっては、ある意味「非日常」。
今回は「ゴミ袋を持って歩く」という、ごく日常的な動作のなかで
「人とすれ違う」ことにみょ〜な新鮮さを感じ、うれしくて仕方ない
ような、こっぱずかしくて逃げてしまいたいような、不思議な感覚
に陥ったのでした。(大げさかしらん)
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