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2014年10月15日

スペイン語翻訳者になろう アンコールシリーズ 第9回

  現在、本メルマガのバックナンバーから厳選した記事をお届け
  しています。既読の方も新たな気持ちで読んでくださいね。

                      アース&ピーチ

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

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┃1│ 経済ワードをスペイン語で学ぼう【貿易収支】
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きょうは「貿易収支」をとりあげます。日本が輸出立国になってから
早ウン十年、財務省の1985年以降の統計を見ると、年間の貿易収支が
赤字になったことはただの一度もありません。それってすごい。
(注:2010年当時の話です)

なんてことはどうでもいいのでして、貿易収支はスペイン語で

balanza comercial/balanza de bienes/saldo comercial

などと言います。balanza の替わりに balance もよく使われます。
saldo は「差引残高」ですね。

bienes(必ず複数形)は「財」、つまり形のあるモノということです。
そう、「貿易収支」はあくまでも“モノ”のやり取りだけのことで、
“行為(サービス)”は含みません。

ではたとえば外国に電話をしてその国の電話会社を利用する、外国旅行中に
電車を利用する、外国企業の特許を使用するなどの“行為”はどこに
含まれるのでしょう?それらが計上される先は「サービス収支」です。
そして、サービスも含めた収支は、

 balanza de bienes y servicios=「貿易(財)・サービス収支」

などと言います。

さて、収支というからにはほとんどの場合、赤字か黒字の状態に
なります。スペイン語では主に

貿易黒字 superavit comercial
貿易赤字 deficit comercial

が使われますが、この他にも

黒字
saldo favorable/saldo positivo/superavit exterior

赤字
saldo desfavorable/saldo negativo/deficit exterior

などの表現があります。〜exterior は「対外の」つまり「外国との貿易に
おける黒字/赤字」を端折った言い方ですね。(端折りすぎ?)

saldo を使った表現は、貿易に限定されるものではなく、家計簿でも
企業決算でも、収支が出るものについては何にでも使えます。

なお貿易赤字は brecha comercial と言うこともあります。
brecha は「穴」のこと。

さて、次のコーナーでは実際の用例を見ることにしましょう。

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┃2│ 実例を見てみよう
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◇El saldo del comercio de Mexico con EU es favorable.
メキシコの対米貿易収支は黒字である。

◇La balanza comercial de Ecuador registro' un deficit de 510
millones de dolares entre enero y septiembre de este an~o.
エクアドルの今年1‐9月期の貿易赤字は5億1000万ドルを記録した。

◇El pais exporto' en 2008 por valor de 60.000 millones de dolares,
con un incremento interanual del 8 por ciento, frente a importaciones
por 50.000 millones, el 7 por ciento menos que el an~o anterior, lo
que dejo' un superavit comercial de 10.000 millones de dolares.
同国の2008年の輸出額は前年比8%増の600億ドル、輸入額は前年比7%減の
500億ドルで、貿易収支は100億ドルの黒字となった。

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