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2014年6月11日

 スペイン語翻訳者になろう vol.320

  おはようございます。ピーチです。
  横断歩道で前に立っていた女性のカーデガンが裏表逆でした。
  教えてあげようかなと思いましたが、「ファスナー全開」とかと違って
  ダメージはすくなさそうだし、どうしたものか、と考えながらふと目を
  落としたら、自分のシャツも裏表逆でした・・!(駅のトイレで
  着直しました><;)
  カーデガンよりもシャツのほうが裏表を間違えるのが難しそう
  ですよね・・(!)
  あのとき指摘しなくてよかった・・・。

  さて、今日から新シリーズです(またまた「ちょくねり」で、他の
  内容をご所望の方には申し訳ありません)。
  今回の記事は一見素直そうに見えて、なかなか曲者です。
  ひっかからないように用心しながら参りましょう。

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

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┃ 「ちょくねりメソッド」で翻訳に挑戦しよう
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【携帯を探す(1)】

◇本日の課題
<タイトル>Marco Polo te permite encontrar tu telefono mediante un
grito
Marco Polo es una aplicacion para iOS que te permite gritar una
palabra predeterminada, por ejemplo “Marco”, y tu dispositivo
movil gritara' una respuesta, de manera que sepas do'nde buscarlo
cuando no lo encuentres.

【語注】
grito            :叫び声、大声
aplicacion       :アプリ(ケーション)
predeterminada<predeterminar:前もって決める
dispositivo movil:(移動できる装置→)携帯電話
de manera que... :(+接続法)〜できるように

【直訳】
マルコポーロが、あなたに、大声を通じてあなたの電話を発見することを可能
にする
マルコポーロは、例えば「マルコ」と、あなたが前もって決められた言葉を叫
ぶことを可能にするiOSのためのアプリであり、あなたの携帯電話は、あなた
がそれを見つけない場合に、それがどこにあるかをあなたが知ることができる
ように、答えを叫ぶだろう。

※文法的には、上記直訳にある通り、接続詞 y の前後で文章が2つに分かれ
  ています。ここで重要となってくるのが、una aplicacion para iOS que
  te permite gritar...をどう解釈するかという点。原文に忠実に解釈すれ
  ば、直訳の通り、「iOSのアプリが、あなたが言葉を叫ぶことを可能にす
  る」となりますが、「アプリがあるおかげで言葉を叫べる」わけではないこ
  とは言うまでもありませんね。

  厳密に言えば、permite の目的語は gritar una palabra predeterminada
  のみですが、著者の気持ちとしては y tu dispositivo movil gritara'...
  以下にまで permite の影響が及んでいると考えた方が良さそうです。すな
  わち、「アプリを使えば、(1)あらかじめ決められた言葉を叫ぶことで、
  (2)携帯電話が答えてくれる」ということです。

  文法的な解釈と内容的な解釈が異なっていて、訳出にあたっては戸惑いが生
  まれがちな箇所ですが、練り訳に臨むにあたっては、どのように解釈するの
  が正しいのかをよく見極めて訳出してみてください。

◇本日の課題(再掲)
<タイトル>Marco Polo te permite encontrar tu telefono mediante un
grito
Marco Polo es una aplicacion para iOS que te permite gritar una
palabra predeterminada, por ejemplo “Marco”, y tu dispositivo
movil gritara' una respuesta, de manera que sepas do'nde buscarlo
cuando no lo encuentres.

【練り訳例1】
大声をあげれば「マルコポーロ」が携帯を発見
「マルコポーロ」はiOSのアプリです。携帯の置き場所が分からなくなったと
きに、例えば「マルコ」など、あらかじめ決めておいた言葉を大声で叫ぶと、
やはり大声で答えてくれますので、携帯を見つけることができます。

【練り訳例2】
「マルコポーロ」が大声であなたの携帯探しをお手伝い
iOSのアプリ「マルコポーロ」を使えば、あらかじめ決めておいた言葉(例え
ば「マルコ」)を叫ぶだけで、携帯が大声で返事をくれ、どこにあるかわから
なくなった携帯を容易に見つけることができるようになります。

【練り訳例3】
声で携帯電話を発見するアプリ「マルコポーロ」
「マルコポーロ」は、例えば「マルコ」などの合言葉を決めておき、それを大
きな声で言えば、携帯が反応してくれるというiOSのアプリだ。携帯の場所が
分からなくなったときに、探すべき場所を教えてくれる。

◆編集後記◆
アースです。
いつもこうして、前記や後記を書きながら思うことは、
「人の目を気にしながら文章を書くのは非常に訓練になる」
ということです。
そもそも翻訳とは「人に自分の書いた文章を見せる仕事」ですので、
わたしたちは日々、このメルマガで職業訓練をさせてもらっている、
といっても過言ではありません。
メール等、誰かに読んでもらう文章を書く場面は誰にでもあります
けれど、メルマガがメールと違うのは、読者数が圧倒的に多いという
こと。
本メルマガの場合、メルマガ到着即ゴミ箱行き(しくしく…)の方々を
除いても、少なくとも数百人(希望)の方に読んでいただいているはずで、
最近は慣れ切ってしまっているとはいえ、例えばアース&ピーチ間の
メールなどと比べると、やはり緊張感が違います。
え?
こんなく〜だらない前記後記を書くくらいで訓練になるとは思えない?
ならば・・・・ある日のアース&ピーチ間のメール本文をお見せ
しましょう。
と思いましたが、う〜ん、いまざっと見たところが、あまりに
くだらなくてしょーもないので、やっぱりやめます。
(どんなしょーもなさかは、ご想像にお任せします)

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