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2013年4月24日

 スペイン語翻訳者になろう vol.283

  おはようございます。ピーチです。
  今回も bancarizacion を使った実際の例文のちょくねりを行ないます。
  【bancarizacion(2)】とはありますが、前回の(1)の続きでは
  ありませず、まったく別の文章からとってきた例文です(ややこしくて
  すみません)。
  先週の課題文のことは忘れ(?)、新たな気持ちでちょくねりに
  取り組んでみてください。
  それではさっそく入ってまいりましょう。

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

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┃  「ちょくねりメソッド」で翻訳に挑戦しよう
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【bancarizacion(2)】

◇本日の課題
A pesar de los avances logrados en materia de bancarizacion de las
pequenas y medianas empresas (pymes) tanto en Colombia como en el
resto de America Latina, el acceso al credito y el uso de medios de
pago distintos al efectivo de este segmento de la economia sigue
siendo muy bajo.

【語注】
avances         :進歩、前進
en materia de...:〜に関して
pymes:pequenas y medianas empresas の略で「中小企業」
medios de pago  :支払い手段
distintos a...  :〜と異なる
efectivo        :現金
segmento        :部門、分野

※ acceso al credito:「信用へのアクセス」。credito は大変に奥の深い言
  葉ですけれども、ここは経済の世界で言う「信用」すなわち「(誰かと誰か
  の間で貸し借りされている)おカネ」と捉えればOK。「おカネへのアクセ
  ス」つまり「銀行におカネを借りに行くこと(融資を受けること)」を意味
  しています。

【直訳】
コロンビアにおいてと同様ラテンアメリカの残りにおいても、中小企業の銀行
利用率に関して得られた前進にも関わらず、信用へのアクセスと、経済のこの
部門の現金と異なる支払い手段の利用は、非常に低いままである。

◇本日の課題(再掲)
A pesar de los avances logrados en materia de bancarizacion de las
pequenas y medianas empresas (pymes) tanto en Colombia como en el
resto de America Latina, el acceso al credito y el uso de medios de
pago distintos al efectivo de este segmento de la economia sigue
siendo muy bajo.

【練り訳例1】
コロンビアだけでなくラテンアメリカ全体で中小企業の銀行利用率は大きく伸
びたが、これらの企業による信用へのアクセスや、現金以外の支払い手段の利
用は現在も非常に少ない。

【練り訳例2】
コロンビアを含めたラテンアメリカ全体で中小企業の銀行利用率は上昇したも
のの、資金調達や現金以外の決済手段の利用水準は依然として極めて低迷して
いる。

●アース&ピーチ著の翻訳教材『経済スペイン語翻訳講座』の課題では
  bancarizacion という単語は出てきませんが、credito について詳しく
  (楽しく)説明しています。経済翻訳にご興味のある方はぜひ
  ご購入くださいね。ついでに「基礎編」もオススメです。

  『経済スペイン語翻訳講座』『スペイン語実務翻訳講座(基礎編)』
       →http://www.pie.vc/textbook/02.html

  さらに、ボリュームたっぷりの教材がお望みの方は、『スペイン語実務
  翻訳講座(第一弾)』もオススメです。
       →http://www.pie.vc/textbook/index.html

◆編集後記◆
アースです。
いままでいろいろな実務翻訳をやってきましたが、その中でも
経済関連の翻訳は、特に「行間を読む」ことが強く求められるように
思います。
業界専門の言い回しが多数あることは、他の分野と同じなのですが、
他と大きく違うところは、「基本的に経済と関係のない人はいない」
ということ。
つまり、マクロ経済からミクロ経済に至るまで、ありとあらゆることを、
ありとあらゆる人が語り、書き、話をするので、新しい言葉がどんどん
発生し、省略化が進み、「誰もが知っていて当然」とされる知識・背景が
文章の表面から消えていきます(しかしそれらが身についていないと
理解しにくい)。
そういう変化の激しい経済界に、辞書はなかなかついて行けませんし、
何より辞書は基本的に単語単位でしか載っていません。
多くの場合、苦労するのは「言い回し」なのでして、結局「ネット上で
実際の使用例を読み、意味を類推する」しかないことが多々あります。
仮に類推できたとしても、じゃあその単語の羅列をそのまま日本語に
すればいいかというと、ほとんどの場合はうまく行きません。
で、日本語ではなんと表現するのかなぁと、また延々と調査する・・
ということの繰り返しです。
しかし翻訳の現場でそんなことをする時間は実際にはほとんど
ありませんので、日々、新聞や参考資料を読み、日本語をインプット
しようと・・してはいるのですが・・・・・
世の中、気が散ることが多くていけませんですね。
桜が咲けば気が散るし、アルゼンチンに隕石が落ちれば気が散るし、
桜餅がおいしければ、もう一つ買いに行きたくなるし、食べれば眠く
なるし、大ひょうたんを庭に植えればちゃんと根付くか心配だし、
なかなか時間がとれないんだよなあ。。。

(アルゼンチンの Santiago del Estero というところに隕石が落ちた
らしいです!)

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