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2012年11月14日

 スペイン語翻訳者になろう vol.265

 おはようございます。ピーチです。
 前回のメルマガで、「来週から は mercado laboral に関する文章を
 読んでいきます」というようなことをかきましたが、それは次号からに
 して、きょうは久々に「きょうのキーワード」コーナーをお送りします。
 「実際に訳してみよう」コーナーでは、プエルトリコの将来を占う
 重要な記事(の一部)も扱いますので、ぜひ2コーナーとも
 ご一読ください。

 では早速本題に入ってまいりましょう。
 (やった!今回は様々な誘惑を断ち切り?、無駄話なしで前書きを
 終えられました!(≧∇≦))

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

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┃1│ きょうのキーワード 【plebiscito】
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きょうは plebiscito(国民投票)を取り上げます。

「国民投票」というと、おそらく referendum(3つめの e にアセント)が
まず思い浮かぶ人が多いと思いますが、plebiscito の方も頻繁に使われ
ます。

調査しますと、plebiscito は古代ローマ起源で referendum の前身、
一方の referendum は16世紀スイスで行われたのが最初である、また
両者共に当初は creativo すなわち法律や何らかの決定事項を作り出す
際に意見を問う道具として用いられていたが、referendum は既存の
法律や決定事項に対する賛否を問うだけのものに変わっていった・・・
等々の説明が見つかります。

しかし現代では両者が混同して使われている印象があります。Real
Academia Espanola でも、plebiscito の語義には

 voto popular directo para que apruebe o rechace una determinada
 propuesta
 (一定の提案を承認または拒否するための国民による直接投票)

という表現が使われています。

次のコーナーでは plebiscito を使った実際の用例を見てみましょう。
日本ではあまり報道されていませんでしたが、今月6日に行なわれた、
米国自治領プエルトリコの米国の51番目の州への昇格に関する国民投票の
記事です。関心をもたれた方、もっと詳細を知りたいという方は、
西語の記事を探して読んでみてください。

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┃2│ 実際に訳してみよう
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◇本日の課題
La mayoria de quienes participaron ayer en el plebiscito sobre el
estatus politico de la Puerto Rico frente a Estados Unidos se
manifestaron a favor de que la isla se convierta en el Estado
numero 51 de la union, en una estrella mas de la bandera
estadounidense.

【語注】
estatus politico:政治的地位
se manifestaron<manifestarse:(自分が)〜であると表明する
a favor de...   :〜に賛成して
se convierta en...<convertirse en...:〜に変わる、変化する
Estado          :州
la union        :ここでは「米国」を指す

【直訳】
昨日、米国に対するプエルトリコの政治的地位に関する国民投票に参加した
人々の大部分は、その島が米国の51番目の州、米国旗のもう一つの星になるこ
とに賛成することを表明した。

◇本日の課題(再掲)
La mayoria de quienes participaron ayer en el plebiscito sobre el
estatus politico de la Puerto Rico frente a Estados Unidos se
manifestaron a favor de que la isla se convierta en el Estado
numero 51 de la union, en una estrella mas de la bandera
estadounidense.

【練り訳例】
昨日、プエルトリコの米国における政治的地位を問う国民投票が実施され、星
条旗にもう一つの星を加えること、すなわちプエルトリコが米国の51番目の州
となることを支持する意見が多数を占めた。

◆編集後記◆
アースです。
はあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
暗いのです。
なぜか。なぜなのか。なぜなの〜〜〜〜〜っ!
きょう。2012年11月14日。
オーストラリアのケアンズで、皆既日食があるのです。
なぜわたしは日本にいるのだろう・・・・。
このメルマガを皆さんが読んでいるころには、もう
終わってるんだろうな。
まじめな話、なぜ行かなかったかといいますと、最大の
理由は「法外な値段」。
そもそも日食は、人間の都合に合わせて起きてはくれません。
なので、へんてこりんなところで起こることが多く(要するに、
海を含めて、地球上で人が行ける場所が実はたいへん少ない
ということなのですが)、いつも行くのに大層苦労します。
いままででいちばん大変だったのはチリ・ボリビア・ペルー国境の
高山地帯。標高の高さも問題ですが、チチカカ湖のように曲がりなり
にも観光地として整備されている場所ではなかったため、行くだけで
大変でした。
しかし今回はケアンズの市街がばっちり皆既帯に入っています。
極端な話、空港で見てそのまま空港から帰ればいいじゃん?と
考えたのが浅はかでした。
皆既日食では、わたしのような日食バカの人々も含めて、世界中から
数万人が一度に集まります。しかも起きる日付・時間(秒まで)
正確にわかっているし、中止(?)も絶対にないので、何年も前から
宿泊施設などには予約が殺到。
ホテルもツアーもバスも値段はどんどんつり上がる。
短期間で済ませようとするほど、法外な値段をとられます。
40万くらい出しても、宿泊はテントだったり。
わたしが皆既日食にかこつけて海外に行くときは、必ず前後に
余裕をもたせて、なるべくその国を回るようにしているのですが、
今回はそこまでのお金と時間の余裕はなさそうで・・結局断念
しました。
(チリのときは、ついでに(?)イースター島♪と、各国がアンデス
山脈に設置している巨大望遠鏡等々を見学してきました)
てなわけで、たぶん、日食が終わるまでは、「なるべく多くの人に見て
もらいたい!!」という天文現象普及委員会(?)委員としての表向きの
感情と、「ちっ。くもってしまえ!」というどす黒い感情との間で
ゆれ動くことになると思います。。。
(ピーチがせっかく無駄話を我慢したのに、これじゃぜんぜん意味が
ないじゃん! て、まあいいか)


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