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2012年4月4日

 スペイン語翻訳者になろう vol.242

 おはようございます。アースです。
 先日、テレビで久しぶりに映画「カリオストロの城」を見ました。
 何度も見ているので、
  「またつまらぬものを斬ってしまった」
 とか、ほとんどのセリフは覚えてしまっているのですが(内輪ウケ失礼)
 今回とくに気になったセリフがありました。
 銭形警部がカリオストロ城にやって来たのを見て、ルパンが
  「銭形だよ。さっすが昭和一桁。仕事熱心だこと〜!」
 と言うんです。
 しょ、しょうわひとけた・・・
 このセリフ、久しぶりに聞きました。これだけで「昭和1〜9年頃に
 生まれた、勤勉・実直な世代」というニュアンスが含まれるって、
 面白いですよね。
 これをスペイン語や英語にするとしたら、どのようにこのニュアンスを
 伝えればいいのか、難しそうです。
 逆に言えば、いろいろな含みを持つ外国語を、単に字面だけ日本語に
 して放置したらどうなるのか。。普段の翻訳業務でそういうことを
 やっていないか。。

 うう、考えるだにおそろしくなってきましたので、さっそく本論に
 進みましょう。きょうは「人口減少」の第2回目です。

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

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┃ 「ちょくねりメソッド」で翻訳に挑戦しよう
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【日本の人口減少(2)】※全3回です。

◇本日の課題
Para 2060, los habitantes del pais sumara'n 86 millones 740 mil y las
personas de 65 an~os de edad o mas representara'n el 39,9 por ciento
del total, senalo' la citada entidad, perteneciente al Ministerio de
Salud, Trabajo y Bienestar.

【語注】
habitantes        :住民、住人
sumara'n<sumar   :合計で〜になる
representara'n<representar:〜に相当する
perteneciente a...:〜に属する
Ministerio de Salud, Trabajo y Bienestar:(日本の)厚生労働省

※ citada entidad(前述の機関)は、先週の課題に出てきた Instituto
  Nacional de Investigacion sobre Poblacion y Seguridad Social=「国立
  社会保障・人口問題研究所」を指しています。

【直訳例】
2060年までに、その国の住民は合計で8674万人になり、65歳以上の人は全体の
39.9%に相当することになるだろうと、厚生労働省に属する前述の機関は指摘
した。

◇本日の課題(再掲)
Para 2060, los habitantes del pais sumara'n 86 millones 740 mil y las
personas de 65 an~os de edad o mas representara'n el 39,9 por ciento
del total, senalo' la citada entidad, perteneciente al Ministerio de
Salud, Trabajo y Bienestar.

【練り訳例1】
厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所は、2060年までに日本の人口は
8674万人となり、65歳以上の人が全体の39.9%を占めるようになると指摘し
た。

【練り訳例2】
厚生労働省所轄の国立社会保障・人口問題研究所によると、2060年までに日本
の人口は8674万人に減少し、65歳以上の人が全人口に占める割合は39.9%に達
するとのことだ。

◆編集後記◆
ピーチです。
今年に入ってからなぜかまったく面白い本に巡り合えません。
デビュー作が出色で10度以上読み返し、2作目を期待していた某作家の
新刊までもが、まさかのつまらなさ・・で、ものすごくガックリ(>_<)。
もう本はしばらくいいや、と思い、最近はマンガを読んでいます。
漫画家って画のうまさはもちろん、(面白い)ストーリーをゼロから
組み立てる能力も必要なわけで、両者を兼ね備えた作者の作品は一級の
芸術品だなあと思います。そんな一流の芸術家がごろごろいる日本の漫画界の
層の厚さってすごいですよね。ちなみにこのところは、遅ればせながら
羽海野チカさん の世界に浸っております(彼女は類稀なる才能の持ち主だと
思います)。
わたしの一番(といっていいほど)好きな漫画家は高野文子さんなんですが、
寡作の人なので、なかなか新刊が出ません。
こんなに待ちに待って、またまた「まさかのつまらなさ」だったら
どうしようかとも思いますが、高野さんにかぎってそんなことには
ならないかな。
日本の漫画の西語版があったらいいのになあ(あるかもしれないですが、
わたしは知らない)とよく思います。楽しみながら会話表現などを学べて、
一石二鳥ですよね。
さて、本に失望しつつあるピーチの活字離れ阻止のために、
「こんな面白い本があるよ」
という情報をお持ちの方、是非教えてください!首は伸びませんが、
楽しみにお待ちしています。


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