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2012年2月15日

 スペイン語翻訳者になろう vol.235

 おはようございます。アースです。
 またまた東京におります。
 年に何回上京してんの!!!と言われそうですが、そうですねぇ〜
 年間3〜4回かな。
 先日、ある翻訳会社の方と電話でお話していて、優しそうなお声に
 うっかり油断して、
  「人間と話さないと頭がかたまるので、また上京します。
   そのときはお伺いします」
 とかなんとか言ってしまい、
  「どんだけ田舎ですか〜!」
 と突っ込まれました。(正しいツッコミ、ありがとうございました)
 まぁそこまで人跡未踏の(?)地に住んでいるわけじゃないですけど、
 じゃあ思い切り話せる(自分と同じ方向に好奇心が向いている)人が
 いるかというと、う〜ん、やはり翻訳者という特殊な仕事が災いしてか、
 なかなか難しいところ・・・普段しゃべるのは指ばかりで、口の動かし
 方を忘れそう。
 そういうわけで、折りを見ては都会に行き、手当たり次第に相手を
 つかまえて、しゃべりまくっている、というわけです(被害者のみなさん、
 この場を借りてお礼申し上げます)。
 全国各地の、田舎・ど田舎・秘境の地にお住まいの翻訳者さんを集めて、
 「思いっきり人間と話す会」でも催そうかしらん。でもきっと、翻訳者
 なんて、大都会に住んでいても引きこもり生活ですよねえ・・

 おっと、うっかり長話になってしまいました(編集後記には負けるけど)。
 今週からはヘビーな桐野夏生氏の話題をいったんお休みし、別の意味で
 ヘビーな「日本の基礎的財政収支」の記事を3回にわたりお送りします。
 では始めましょう。

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

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┃ 「ちょくねりメソッド」で翻訳に挑戦しよう
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【日本の基礎的財政収支(1)】

◇本日の課題
El Gobierno japones comunico' que, aun cuando duplique el impuesto al
consumo a un 10% para el an~o 2015, podria no alcanzar para lograr el
objetivo de equilibrar el presupuesto para 2020. El Gobierno publico'
el martes su pronostico de finanzas a largo plazo que muestra que el
deficit del balance primario del pais excedera' 210 mil millones de
dolares en el an~o fiscal 2020.

【語注】
aun cuando         :(+接続法)たとえ〜だとしても
duplique<duplicar :2倍にする
impuesto al consumo:消費税
alcanzar para...   :(〜に)十分である、足りる
equilibrar/equilibrio:均衡させる、釣り合わせる/均衡
deficit            :赤字
an~o fiscal        :会計年度

※ pronostico de finanzas a largo plazo:長期的財政予測。これは日本で
 は「経済財政の中長期試算」を指していると考えられます(内閣府が発表し
 ているものです)。

※ balance primario:基礎的財政収支、プライマリーバランス。公債発行に
 よる収入以外の「歳入」と、公債の利払費・償還費を除いた「歳出」との差
 額(収支尻)のこと。

【直訳例】
日本政府は、2015年までに消費税を10%へと2倍にしたとしても、2020年ま
でに予算を均衡させるという目的を達成するのに十分ではありえないだろう
と伝えた。政府は火曜日に、国の基礎的財政収支の赤字が2020年会計年度に
は2100億ドルを超えるだろうということを示す長期的財政予測を発表した。

◇本日の課題(再掲)
El Gobierno japones comunico' que, aun cuando duplique el impuesto al
consumo a un 10% para el an~o 2015, podria no alcanzar para lograr el
objetivo de equilibrar el presupuesto para 2020. El Gobierno publico'
el martes su pronostico de finanzas a largo plazo que muestra que el
deficit del balance primario del pais excedera' 210 mil millones de
dolares en el an~o fiscal 2020.

【練り訳例1】
日本政府は、2015年までに消費税を2倍の10%に引き上げたとしても、2020年
までに予算を均衡させるという目標の達成には不十分な可能性があると発表し
た。政府は火曜日、2020年会計年度に基礎的財政収支赤字は2100億ドルを超え
るとする「経済財政の中長期試算」を公表した。

※ equilibrar el presupuesto は語注にもあるとおり「予算を均衡させる」
 ですが、それはすなわち赤字をゼロにすることを指しますので、「赤字を解
 消する」などと言い換えることも可能です。また「予算均衡」ではなく「財
 政均衡」などもOKです。

【練り訳例2】
日本政府は、消費税を2015年までに現在の倍の10%に引き上げた場合でも、
2020年度までの財政赤字解消という目標の達成は難しいとする見通しを明らか
にした。政府は火曜日に「経済財政の中長期試算」を発表したが、それによる
と2020年度のプライマリーバランス(基礎的財政収支)の赤字は2100億ドルを
上回る見込みだ。

◆編集後記◆
ピーチです。
今年に入ってから読んだ本がみな「ハズレ」か「イマイチ」で、かなり
がっくりしています。
どこかに面白い本はないかしら〜?とアンテナを張っていたら、
『楽園のカンヴァス』という本がヤバイ(くらい面白い)!と、電車の中で
隣り合わせた人たちが興奮気味に話しているのが耳に入ってきました。
今年最初のアタリ本となるかどうか、ためしに読んでみようかと思って
います。

さて、読書はわたしにとって人生の最大の「タノシミ」の一つですが、
人生最大の「ヨロコビ」といえば、人の優しさや温かさに触れること。
それに関しては先週こんなことがありました。
ここのところ、わたしの手指は主婦湿疹としもやけでひどい状態です。
そろそろ皮膚科に行かないとなぁと思っていた矢先、某所である人に
会った際、手を隠し気味にしていたのに目ざとく見つけられてしまいました。
その人は、
「まあ、痛そう。可哀想ねえ・・。あ、そうだ、これ効くのよ」
といって、チューブ状の薬を出してきて、わたしの手指に塗ってくれた
のです。
そのときのわたしの手指の状態ときたら、真っ赤にただれていたのみならず、
部分的に白いじゅくじゅくした膿まで出ているという、触るはおろか
直視するのさえ気が引けそうな醜い有様でした。
それにもかかわらず、最近知り合ったばかりのその人は、まったく臆する
ことなく、患部に素手で丁寧に薬を塗りこんでくれたのでした。
その姿を見ながら、
「生きるのってときどき辛いけれど、こんな優しい人にも
 出会えるんだ・・」
と、じわーんと嬉しくなりました。
普段ならば、こういう状況下では、感謝しつつも、
「汚いものに触らせてごめんなさい・・」
といった卑下と恐縮の入り混じった複雑な心境になるのですが、
このときはまったくそうは感じず、嬉しいなあ、ありがたいなあと、
その人の優しさをそのまま受け取ることができました(真心から出た親切は、
どんなひねくれ者の気持ちをも懐柔するのかもしれません)。
その親切な手当てと、その後行った皮膚科の処置のおかげで、わたしの
手指は今は大分よくなってきています。
そういえば、皮膚科医によれば、しもやけは寒さによってできるのではなく、
寒暖差が原因なのだそうです。
たとえば冷え切った手足を突然熱いお風呂に入れたりすると、しもやけに
なりやすいとか(これ、思いっきり、身に覚えあるなあ〜)
まだちょっと寒い日が続きそうですので、皆様もどうぞお気をつけ
くださいね。
(ああ、また無駄に長い後記になってしまった・・・反省。次回は
さくっと切り上げます!→ほんと?)


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