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2011年1月26日

 スペイン語翻訳者になろう vol.190

 おはようございます。アースです。
 うーむ、雪がやみません。寒いです。凍りそうです。
 でも1月末の大寒のころならではの楽しみもあります。
 風がなくて、しんしんと雪だけが降り続けている日。
 窓から見える山桜の木も真っ白になって、も、見てるだけで
 凍えそうな日。
 そういう日は必ずといっていいほど、「ウソ」という鳥が
 団体さんでやってきます。
 のどの辺りが目にも鮮やかな紅色になっている、とてもきれいな小鳥です。
 でも・・以前も書いたことがあるのですが、この方々。せっかく出ている
 桜の芽をむしゃむしゃむしゃむしゃ食うわ食うわ。
 窓の先、ほんの数メートル先にいるので、小さな双眼鏡で見ると
 とてもよく見えます。口からボロボロこぼしながら食う。お行儀が
 悪いです。
 ううう〜窓を開けて観察していたら、ほんとに凍りそう。

 きょうはいよいよ翻訳の本工程に入っていきます。

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┃  そろそろ翻訳者になりませんか? 〜翻訳者疑似体験編 その9
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さて、ようやく「翻訳の本工程」に入りました本シリーズ。「あとは
人それぞれで、ひたすら訳す、訳す、訳す、見直す、見直す、見直す」
しかないから、好きにやってね。という結論にしようかなとも
思いましたが、それではあんまりなので・・

ここからしばらくは、翻訳者志望者さん、特に、まだ自分なりの
翻訳プロセスができあがっておらず、このまま自分のやり方を続けて
いいのか、プロと比べてどうなのか、不安に思っている学習者さんの
疑問にお答えする形で進めていこうと思います。

きょうはその第1回です。

1)「プロなんだから、辞書なんかなくても訳せるんですよね?」

翻訳というものをあまり知らない方からよく聞かれる質問です。外国の
人と普通に話をするときには辞書なんか引かないんだから、読むのだって
同じでしょ?・・という発想ですね。

この質問を受けたときは、相手の方に見えないようにそっとため息を
もらし、おもむろに翻訳という仕事の内容を懇切丁寧に説明します。
(聞いてくれるなら、ですが)

でも、このメルマガを読んでいる皆さんは、薄々あるいは身にしみて
おわかりでしょう。「辞書なんかなくても」なんて口が裂けても
言えませんよね。

したがって、ここではこういう質問に変えます。

「プロとしてレベルが上がれば、辞書を引く回数は減っていくんですよね?」

と。

一行読んでは辞書を引き、二行訳しては辞書を引く。もちろん楽しいことも
あるけれど、何度同じ単語を引いても忘れる自分に腹が立つという経験を
している方は多いと思います。辞書を引くばかりで文章の内容がちっとも
頭に残らない、こんな調子で本当に実力がついていくのだろうか、と
不安に思う方もいるでしょう。

もちろん、頭の中に蓄積される単語の数は、経験を積めば積むほど増えて
いきます。よってプロの翻訳者なら、よほど難解な(あるいは不得意な)
原文でない限り、辞書なしでも文脈をざっとつかむことくらいはできます。
細部まで問題なく読み取れることももちろんあります。

しかしそれは、「原文を原文のままで理解できる」というだけの
ことです。「外国人と外国語で話せる」のも同じこと。(「それがたいへん
なんじゃん!」という声が聞こえてきましたが、このあたりについて
語りだすとまた脱線してしまいますので、いずれまたお話ししようと
思います)

しかし「日本語に訳す」ときはどうでしょうか。

プロの翻訳者なら、ほとんどの人はこう言うでしょう。「レベルが
上がっても、辞書を引く回数は増えこそすれ、減ることはない」と。

※もちろん専門用語は除きます。意味・訳語が一通りしかない単語は、何度も
 出てくれば嫌でも覚えてしまいますので。このあとのお話も、専門用語は
 除いて考えてくださいね。また、ここでは「スペイン語→日本語」方向の
 翻訳ということで進めます。

辞書の中でも最も重要な西和辞典。これを引く理由としては、

 1)ぜんぜん知らない単語だから
 2)見たことはあるが、意味を覚えていないから
 3)覚えている意味を当てはめても文意が通らないから
 4)イディオムを探すため
 5)用例・用法を見るため

などが挙げられます。初級〜中級学習者さんの場合、1)が最も多く、
後ろに行くにしたがって回数が減っていくといった感じでしょうか。

プロの場合は逆に5)が多く、前に行くにしたがって回数が減っていく
ように思います。しかし5)の回数の多さといったら、自分でも嫌になる
くらい。

見たことがある、語義もいくつか思い浮かぶ、イディオムも知っている・・
なのになぜわざわざ辞書を引くのでしょうか。

と、思わせぶりな疑問を提示したところで申し訳ありませんが、この先を
語りだすと長くなりますので、きょうはここまでとしましょう。来週は
「なぜプロなのに辞書を引きまくるのか」、その解答編です。

◆編集後記◆
ピーチです。
私は寒さには強いのですが、それでも体は気温に正直みたいで、目下、
手指がしもやけのせい(多分)で芋虫のように太くなってしまっております。
身体(具体的には胴体と頭部)はほとんど寒さを感じないので暖房器具は
不要なのですが(すくなくとも日中は)、末端だけがしんしんと冷えるのは
困ったもの。
そこで重宝しているのが、充電式湯たんぽ、です。
一回の充電にかかる電気代がわずか2円とお得なのですが、ゆうに3〜4時間
は温かさが持続します(就寝時に布団の中で使えば一晩中)。
仕事の時には、これを足置き代りにひとつ、膝の上にひとつ(手を時々
温める)、計2つ使うと、末端の冷えは解消!です(パチパチ)。
とはいえ、一度芋虫になってしまった指はなかなか元のシラウオには
戻らないのだなあ・・(もとから芋虫だったという説もあるが。痩せた
芋虫が肥った芋虫に進化した、というだけで・・・)

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