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2010年12月22日

 スペイン語翻訳者になろう vol.188

 おはようございます、アースです。
 なんと、本メルマガ、年内最後の配信となります。
 今年は一度もセミナーなど対面のイベントを行わなかったため、
 読者(の一部)の皆様のお顔を拝見できずに、少々寂しい1年と
 なりました。
 でも、相変わらず読者数は「日々超微増」を続けており、
 わたしたちってそんなに魅力的かしらん?と自己満足にひたる
 毎日です(ちがうって)。
 顔が見えないからいいのじゃというウワサも・・(そうなの?)。
 ともあれ、今年もご愛読ありがとうございました!!

 それでは今年最後のメイン記事、始めて参りましょう。

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┃  そろそろ翻訳者になりませんか? 〜翻訳者疑似体験編 その7
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さて、先回で原稿を受け取りましたので、ようやく仕事にかかれます。

いきなり訳し始める?いやいや、まずは全文にざっと目を通します。
もしそれほどの量がなく、話に筋のあるものなら、声に出して
読むのもいいと思います。

50枚100枚などという大量の案件の場合でも、できればざっと目を通した
ほうがいいとは思いますが、そこは時間との兼ね合いで、どこまで
深く読み込むかを決めればよいでしょう。全体として話に流れがある
ような文書の場合はとくに、ざっとでも目を通した方がいいかと思います。

そこで内容の理解に不安があれば、まずはネットや手持ちの資料で
ベースとなる知識を固めます。原文の量や内容にもよりますが、実際に
訳に入る前にかなりの時間を費やすこともあります。

ここをおろそかにすると、原文にひっかかっては調査して、ひっかかっては
調査して・・を繰り返すことになり、どうにも効率が悪くなります。
それくらいなら最初から土台となる知識を固めておくのが良。あわてんぼ
さんは要注意です。

この前調べの段階で繰り返し出てくる重要ワードが目についた場合は、
原語・訳語ともに抜き出しておくと、あとあと助かります。ただし
またきちんと調査する必要がありますけれどね。

また、内容はわかるけれども、日本語(スペイン語)では通常どのような
言い回しや雰囲気で書かれているのがわからない・・というようなときにも、
一度参考となるものを見てからの方がずっと効率が良くなります。
できあがりの質も段違いです。

たとえば契約書などの法律文書をふだんの生活で目にすることは
ほとんどありませんが、仕事としては結構あります。それを、見たことが
ないからといっていきなり「わたし流」で訳してそれで良いのかというと、
いいわけがありません。

極端な話、契約書を「会話調」で訳してしまうというような、場違いな
ことになる可能性もあります(そんなことをする人はいないと思いますが)。

ただ、あまりに既存の文章を気にし過ぎると、翻訳が「まねっこの
切り張り」になり、「どこがどうとはいえないが、このままでは
使えない」などと言われたりします。

とくに自分が不案内な内容の場合、どうしても他人の文章を参考にせねば
ならないときがありますが、それもあくまで参考に。まねっこはダメです。
(調査し過ぎるとドツボにはまります。自戒)

もちろん、なかには「大得意!辞書も調査もいらねーぜ」という原文の
場合もありますが、そういうときは「ぬけ」と「誤訳」にとくに注意!!
わたしたちの経験でも、慣れほど恐ろしいものはない・・です(再び自戒)。

前工程を終えましたら、ようやく翻訳に入ります。が、それは来年以降に
お預けといたしましょう。お楽しみに。

◆編集後記◆
ピーチです。
冒頭でアースが書いております通り、今号が2010年の最終号となります。
2011年第一号は1月19日に配信の予定です。
「あらま。ずいぶん先ね〜」
と思われたそこのあなた、あっという間に年が暮れて、
えっという間に年が明けて、おっという間に1月半ば、ですよ(多分)。
それはさておき、今年も御愛読、ありがとうございました!
兎年も、変わらぬご愛顧を宜しくお願い致します。
皆さまが御元気で佳いお年をお迎えになられますことを、草葉の陰から
祈っております(・・って、日本語の使い方間違ってますって!
わたし、ヨレヨレながらもまだ生きてますって!)

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