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2010年12月8日

 スペイン語翻訳者になろう vol.186

 おはようございます、アースです。
 先週は、つい最近起きた事件を急いで読む!という新企画をお送り
 しましたが、いかがでしたでしょうか。
 テレビをつけていれば、いやでも耳に入ってくる言葉がずらっと
 並んでいるので、普段は関心のないことでも興味深く読めるだろうし、
 なにより読みやすいだろう、こういうチャンスを生かさない手はない!
 ということで、慌てて企画しました。
 今後も何か事件があれば、積極的にとりあげていくつもりですので、
 楽しみにしていてくださいね。
 願わくば、良い事件であらんことを祈ります。

 さて、企画が多すぎて話が途切れがちなこのメルマガ、きょうは
 メインストリームに戻りまして、「翻訳者疑似体験編 その5」です。

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┃  そろそろ翻訳者になりませんか? 〜翻訳者疑似体験編 その5
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横道にそれまくりの「そろそろ翻訳者になりませんか?」シリーズ、
お楽しみいただいているでしょうか。

前回は、やっと依頼を受ける心構えができたところで終わっていました。

きょうはメールで原稿を受け取ったところから。

※原稿は、依頼の打診の段階で全部または一部渡されることもありますし、
 正式に引き受けるまで見せてもらえないこともあります。今回は後者の
 ケースで話を進めます。また郵便やファクスでの原稿送付もありますが、
 基本的な対応はメールの場合と同じです。

いただいた原稿は必ずすぐに開いて確認します。中身(難易度)が
気になるというのも大きな理由ですが、その他に

 ・ファイルが壊れていないか
 ・表組みなど翻訳以外の作業が予想される場合、それもやるのか
 ・翻訳箇所が明示されているか

などを点検します。不明点があったらすぐに確認。不明点がなくても、
「原稿を受領・確認しました」旨のメールは必ずすぐに返します。

たまに「明日○時に原稿を送ります」と言われたのに、いつまで
経っても来ないなんてことがあります。

あっちが忘れているんならいいや、そのぶん納期も遅くなるでしょ、
などと甘く構えていると、納期はもともとの取決め通りなんてことも
あります。というか、それが普通です(それっておかしくないすか?)。

よってなるべく早くプッシュするのがよい、と思います。ごくまれに
ですが、メールの不達や宛先間違いということもありますしね。

それから・・・

これは最も起きてほしくないことですが、「自分ではどうにも
訳せそうにない」と感じた場合。

一見してなんともかんとも手の付けようがないと感じたものでも、
ひとつひとつゆっくりと読み解いていくと案外なんとかなるものですので、
簡単には諦めないこと。これが大事です。

アースもピーチも、一目見て顔面蒼白になるような原文に何度も
お目にかかったことがあります(悪文も含め、ですが)。それでも
何度も目を通し、声に出して読み、ありとあらゆる辞書をひっくり
かえし、調査を繰り返し、自分にはない知識を持っていると思われる
人に端から聞きまくっていくうちに、少しずつ光明が見えてくる
ものです。

こういう厳しい原稿を泣きそうになりながら何度もこなすうちに、
原文読解力、日本語力、持久力、スピード、時間の管理能力等々、翻訳の
総合力は少しずつ上がっていきます。

そして以前はできなかったであろう質・量の仕事ができるように
なっていることに、ふと気がつく瞬間が必ずやってきます。

逆に言うと、いつも「今の自分の力」でできる仕事ばかりを
やっていては、大幅な実力アップは望めません。ですから簡単に
諦めることはせず、とにかくトライしてみましょう。

◆編集後記◆
ピーチです。
最近、年若い友人の話に触発されて、考えたことがあります。
〜〜
人はたいてい誰でも「良い方向に向かっていきたい」と願うものです。
ものの本には「本気で望めば叶わないことはない」とありますし、
それは実際そうなのだろうと思います(「本気で望む」のは
ときにとても難しいですが)。
他方で、その「本気」に度を過ぎた「執着」が混じってしまうと、
これまたうまく進まないようです。
それは何故なんだろう?と考えたとき、思い当たったのが、「執着」
というのは、
「どうしてもこうなってほしい!」
という気持ち、すなわち「未来」に期待しすぎて「現在」を
おろそかにすることとほぼ同義だからではないだろうか、ということ。
できるかぎり「今、目の前のこと」に集中して努力していれば、
「是が非でも!」という執着の気持ちが外れ、心の中には「純粋な本気」
だけが残る・・ような気がします。
〜〜〜
そんなことをぼーっと考えながら仕事する初冬の朝です(・・目の前の
ことに集中せよ!)

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