« 2010年11月3日 | トップページ | 2010年11月17日 »

2010年11月10日

 スペイン語翻訳者になろう vol.182

 おはようございます、ピーチです。
 最近一年ぶりに、現役女子大生である友人に会いました。
 彼女はこの1年のあいだに5つの国を移動していたのですが、
 驚いたことに、その5ヶ国のすべてでわたしのためにお土産を入手して
 おいてくれたのです。それも、わたしの好みと習性を知り尽くしている
 かのような、素晴らしく絶妙なチョイスで、二度びっくり!
 いろいろな国のいろいろな街角でわたしのことを考えていてくれた
 んだなあ・・
 ひとからこのような暖かい気持ちを向けられると、生きていて
 よかったなあと(大げさなようですが)感じます。
 いただいた贈り物の小山を前に、わたしのところにだけ1月半ほどはやく
 サンタクロースがきたようで、ホクホクしているところです。

 それでは今週もメインテーマに入ってまいりましょう。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃  そろそろ翻訳者になりませんか? 〜翻訳者疑似体験編 その4
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

先週は仕事の受け方について、

 どんなふうに働くにせよ、決して限界以上の仕事は受けないこと。
 これが大事です。

とお話したところで終わっていました。

すでに予定が詰まっていても、自分の希望する分野・内容の依頼が
入れば受けたくなるのが人情ですし、ときには少し無理をして受ける
ことも必要でしょう。

しかし、たとえば3日限定で稼働率120%くらいなら可能かも
しれませんが、それが一週間、10日となると、必ず翻訳の品質が
劣化します。

「限界」というのは自分の気力・体力の限界でもあり、また先回
お話したようなそれぞれの家庭の事情を含めた限界でもあります。

たとえ実力・やる気ともに充分であっても、家の事情で
一日4時間しか働けないのに、8時間分の仕事を受けて、
きちんと訳せるわけがないですよね。

このあたり、「在宅の仕事は時間が自由になるからいい」という利点を、
「自分勝手に仕事ができる」のと履き違えている人がときどきいる・・
という話を聞かないでもありません。

ある案件を受けるか受けないかは自由。その意味ではまさに
自由な仕事です。でも、一度受けたら、自分や家庭に何が
起ころうと基本的には納期までに一定の品質のものを納める、
これがプロ。どんな世界でも同じです。

でも、そのあたりの管理が甘いために納期に遅れたり、ときに品質が
激しく劣化したりする在宅翻訳者が稀にいる、という翻訳会社さんの
不満を耳にすることがあります。

とくに品質面。納期に遅れれば誰が何といおうと「約束を破った」
ことになりますが、品質の良し悪しはそこまで明白ではありません。
手を抜けばいくらでも納期までに仕上げられるわけで、「ちゃんと
納期までに納めたのになんか文句あんの」と開き直ることも可能
ではあります。

しかしそれを繰り返せば、どれだけ実力があろうと翻訳会社さんからの
信頼を失います。

と、このメルマガを読んでまじめに学習・仕事をしている皆さんには
言わずもがなのことを言ってしまいました。失礼いたしました。ただ、
慣れてくるとつい拙速に陥りがちなのが人間ですので、自戒もこめて
書いてみました。(このシリーズって、要するに自戒シリーズなのかも・・)

とにかく、きっちりできるなら受ける。できないなら受けない。
簡単なことです。ただその簡単な判断をするには、労働時間の見込みを
立てる、可処分時間を見極るといった能力がとても大事になってきます。

しかし、自分の可処分時間の見極めはできるとしても、新人さんには
「この原稿が何時間で仕上がるかわからない」という不安はあると
思います。

しかし残念ですが、こればかりは経験を積むことでしか解決できません。
場数を踏めば、ざっと原稿を見て量と難易度を確認し、これならだいたい
何時間という見極めがつくようになります。

最初のころは多少の無理は必要ですが、といって無理しすぎも禁物。
ただ、先日も言いましたように、翻訳会社のほうも新人さんには
それほど無茶な依頼はしないでしょうから、一目見て「無理!」と
思わないのであれば、受けてみてはいかがでしょうか。

この「見極め」に役立つかもしれないことについて、次回は
「翻訳者疑似体験編」を一回お休みして、ちょっとしたお話を
してみたいと思います。お楽しみに。

◆編集後記◆
アースです。
Real Academia Espaola(スペイン王立アカデミー)がとある発表を
しました。Yは“i griega”と読むとわたしたちは習いましたが、
これからは“ye”と呼ぶことにしたそうです。
そのほか、“solo”“guion”や、数字の間に入れる“o”につけて
いたアクセントはこれからなし!にするそうです。
そして Qatar ではなく Catar なのですと。
まあ、solo や guion のアクセントは確かにあってもなくても
同じですが、Yの読み方まで変えることないじゃん?
日本の某組織もカタカナ語のむりむりな漢字置き換えを提案したり
していますが、どれだけがんばっても、普及させたくないものは
普及するし、普及させたいものは普及しないし、流出させたくない
ビデオは流出するし、世の中、思い通りには動きませんですね。
(上記に関する記事が El Pais 紙に載っています。興味のある
方はどうぞ→http://tinyurl.com/389pomq

|
|

« 2010年11月3日 | トップページ | 2010年11月17日 »