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2010年9月8日

 スペイン語翻訳者になろう vol.173

 おはようございます。アースです。
 台風が近づいている地域の方、様子はいかがでしょうか。
 ここは昨日と比べて10度くらい気温が低いんじゃなかろうか
 と思うくらい、急に冷え込んできました。お腹を冷やさないように
 気をつけよう・・。

 さて、本日はアンコール放送前に開始した「そろそろ翻訳者になり
 ませんか?」を再開します。ただしいきなりの番外編。トライアルに
 ついてのお話です。では始めましょう。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃  トライアルを受けよう その1
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

夏休み前に、5回にわたって「そろそろ翻訳者になりませんか?」
シリーズをお送りしました。

 ※第1回(167号)はこちら→http://tinyurl.com/25ufh4d

そこでは、翻訳者になるには純粋な翻訳力だけじゃなくて、持久力や
悪文への対応力も必要だよ、という指摘をしました。もちろん翻訳者に
必要な能力はそれにとどまりませんので、このシリーズはまだまだ
終わりません。が、ここで少し脱線します。

でも気を抜かないでください。きょうはプロへの登竜門
「トライアル」についてのお話をしたいと思います。

「純粋な翻訳力」についての回で、「翻訳力を高めるのもいいが、
どこかの段階で思い切ってプロへの一歩を踏み出せ」という助言を
しました。でもただ「どこか」と言われても困りますよね。

ちょっと話がずれるのですが、産業翻訳にしろ文芸翻訳にしろ、
プロの手になる成果品はこの世の中にあふれているわけで(とくに
いまはネットで原文とその翻訳が簡単に手に入ります)、別に
学校などいかなくても、自分でいくらでも学習できるし、自分が
どの段階にいるかわかるでしょ・・とおっしゃる方もいます。

確かに、「プロの成果品」と自分の翻訳を比べれば、力の差が
どれくらいあるかは一目瞭然だろう!と言われればそれまでですが、
こと自分の翻訳となると、冷静な目では見られないのが悲しいところ。

あるときは自分のほうがうまいように思えて浮かれたり、また
あるときはあまりの差に愕然としたり・・という経験をお持ちの方も
いらっしゃるのではないかと思います。実際、自分の訳文に対する
冷静な判断なんて、プロの翻訳者でもそうそうできるものでは
ありません(経験者は語る)。

さてそこで。

以前、このメルマガで、「自分の力がわからないからトライアルを
受けるのは怖い」というあなたは、むしろトライアルで実力を
判断してもらっては?というかなり乱暴な提案をしたことが
ありました。

ここでもう一度、その提案を繰り返したいと思います。もちろん、
客観的に見るまでもなく、とてもプロと同等の能力があるとは思えない
という方にはお勧めしませんが、「ひょっとしたら受かるかも・・?」
とちょっとでも感じたことのある方は、一度受けてみてはいかが
でしょうか。

これまでに何度も言っていますように、すでにプロレベルの方は
学習者さんの中にたくさんいるはず。そんな才能が埋もれたまま
なのは、自分にとってだけでなく、翻訳会社や社会にとっても
損失です。

確かに、受けるのは勇気がいります。でも、買わなければ
宝くじは当たらない。だからまずは受けてみましょう。

昔はトライアルをやっている会社を見つけるのも一苦労でしたが、
いまは従来からの翻訳雑誌に加え、インターネットでいとも簡単に
探すことができます。ネットで検索できるようになってから知った
のですが、翻訳会社って、星の数ほどあるんですよね。

そのなかからお好みの(?)会社を探し、あとは突撃。
なんて簡単なんでしょう。

・・といいつつ、そうとんとんとコトが運ばないのもまた事実。

なかでも新人さんにとっての大問題が「実務3年の壁」です。
トライアル受験に際し、「翻訳実務3年以上(または2年以上)」という
条件をつけている会社が非常に多いのです。じゃあ経験のない人は
どうやって最初の仕事をつかめばいいのよ!と言いたくなりますよね。

でも、再三言ってきましたように、自分でプロレベルかどうかを
見極めるのが非常に難しい翻訳界、どこかで線を引かないと、
とんでもない初学者までトライアルを受けようとするかもしれません。
ですから「実務3年」というのは超多忙な翻訳会社さんの自衛手段でも
あるのだと思います。

しかし、「無経験者可」という看板を掲げている会社も
なかにはあります。そういった会社をがんばって探して、
トライしてみましょう。

来週は実際にトライアルを受ける際の心構えについて
お話ししようと思います。お楽しみに。

◆編集後記◆
ピーチです。
最近町でアルミのアタッシュケースを持った人を見かけると、皆が皆、
札束を運んでいるような気がします。実際はパソコンとか書類とか
なんでしょうけれど、わたしの目はぎっしり詰まった札束を透視して
しまうのです。
探偵小説の読みすぎか、金欠か、はたまた残暑が炙り出す幻影か?
この怪現象の解が分かる方、どうか教えてください(どーでもいーか)。

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