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2010年6月

 スペイン語翻訳者になろう vol.169

 おはようございます。ピーチです。
 今号が配信される頃には、サッカー日本代表の命運が決まっているはず
 ですが、さて、どうなっているのでしょうね。
 サッカーに関心がないわたしも、水曜の朝起きたらたぶん真っ先に
 試合結果をチェックするんだろうな、と思います(マスコミの
 扇動力はすごいな・・・・)。
 本メルマガ読者諸氏の中にも、深夜の観戦で寝不足気味の方が多い
 のでは・・と推測しますが、通勤通学や外出の折には、電車を乗り
 過ごしたり、階段から滑り落ちたりしないように
 十分お気をつけくださいね。

 さて、今回は、サッカー選手にとっても翻訳者にとっても非常に重要な
 「○○力」について考えることといたしましょう。
 また、金沢セミナーのアンケートも引き続き受け付けておりますので、
 ちらりとでも関心がお有りの方は気軽なお気持ちでの御協力、宜しく
 お願い致します。

 ==<もくじ>===========================
   1) そろそろ翻訳者になりませんか?  〜持久力編
   2) 金沢でのセミナー開催に関するアンケート(再掲)
 ==================================

┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃1│ そろそろ翻訳者になりませんか?  〜持久力編
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2回にわたって、もってまわった話をながながと続けてきました
このシリーズ、今回からようやく話が具体化します。

※それ、まだ見てないよ〜という方はこちらをご覧ください。
http://tinyurl.com/29r4ose(第167号)
http://tinyurl.com/2dfzfyc(第168号)

先回は、「結局、翻訳者ってやつはサラブレッドでなく木曽馬でないと
やっていけないわけよ」(それが質のいい翻訳者ってことだよ)という
お話をしました。そのココロはいろいろあるのですが、きょうはまず
「持久力」について。

「翻訳の持久力」とはずばり「一定量の翻訳文を一定期間に仕上げる力」
です。

スペイン語の翻訳講座などで与えられる課題文は、少なければせいぜい
100ワード、多くても2000ワードといったところでしょうか。それを
1週間から長ければ1ヶ月くらいかけて訳すわけですね。「読む」だけの
原文はもっと多いかもしれませんが、「提出訳」はだいたいその程度
なのではないかと思います。

しかし仕事となれば量は段違いに多く、納期は段違いに短いことが多く
なります。「目を通す」だけの原文(資料)は信じられないくらい多く
なります。

「それくらいわかってるわよ」と言われるかもしれません。でも・・
「実感」としてはわかっていない人が多いように思います。

たとえば。

翻訳者志望のあなたのもとに、きょうトライアルの合格通知が届いたと
します。やったね! しかも幸運なことに、すぐに依頼が。次の日の朝の
電話で、こう言われたとします。

 「1500ワードなんですが・・
  3日後の夕方までにお願いできるでしょうか」

ここ数年、まじめに翻訳講座を受けて、月に2000ワードの提出訳も
なんなくこなしてきたあなたでしたが、ここで突然、3日で1500ワード
やってくれと言われて、ホイホイ受けられるかというと・・二の足を
踏むのが当然です。

(※参考:本メルマガのちょくねり課題は30〜50ワード程度)

しかし、内容にもよりますが、「3日で1500ワード」程度の仕事は甘い
納期の部類に入ります。ここで量と納期を理由に断っては、次の仕事は
来ないかもしれません。石にかじりついても、泣きながらでも、とにかく
やらねばなりません。

厳しいことを言わせてもらえば、ほんのちょっぴりの原文を、ひたすら
長い時間をかけて素晴らしい翻訳に仕上げたからといって、誰も褒めては
くれません。いや、褒めてはくれるかもしれないけれど、実務翻訳者
としての評価は高いものにはなりません。

何も考えずに突き進み、最初の仕事で一大ショックを受けながらも
ハードルをポンと越えてしまう人もいますが、ハードルがあるのが
わかっているので、怖くて仕方がないという人もとても多いようです。
でも、越えなければ先へは進めません。

学習段階でこの緊張感を実感することは難しいと思いますが、もし自信が
ないのであれば、期限を自分なりに厳しくして課題文を仕上げてみるとか、
一日まったく休まずにどれだけの分量をこなせるのか測ってみるとか、
そのくらいの備えはできるのではないでしょうか。とにかく一度やって
みなければ、その感覚はつかめませんから。

なかには「400ワードを2時間で」などという超短納期の仕事も
あります。そういった仕事では、持久力というより瞬発力が必要に
なります。これまた、「模擬体験」しておくと良さそうです。

会社側としても新人さんへの依頼はリスクが高いので、最初はなるべく
短い案件を頼むことが多いようです。そうすると、自然と納期も短く
なります。ベテランなら「200ワードを2時間」でやるところ、「丸一日」
あげているのに断るなんて!!!もう仕事なんかやらん。ということにも
なりかねません。

ただ・・どれだけ模擬体験したとしても、本番の緊張感には遠く
及びません。本番体験を少しずつ積み重ねていくことでしか、本当の
自信はつかないのです。だからこそ、第一歩。とにかく最初の一歩を
踏み出すことが重要です。そこだけは越えていただかねばなりません。

でも翻訳者の場合、周りに助けてくれる同僚や先輩がまったくいないのが
普通で、最初からひとりぼっち。そこがつらいところですよね。駆け出し
さんには、翻訳会社や担当者さんが、なんとかして間違いを見つけて
やろうと待ちかまえている天敵のように見えることもあるでしょう。

でも、翻訳会社は敵ではありません。

以前の話ですが、激しい緊張が伝わったのか、アースはこういわれたことが
あります。「私はアースさんの“敵”ではなく“味方”ですので、ご安心
ください」と。

こんなことを口に出して言ってくれる会社はあまりありませんが(涙が
ちょちょぎれました)、「より良いものを一緒に作ろう」とする気持ちは
どこも同じなのではないかと思います。

だから、大丈夫。量の多さと納期の短さが最初の大きな壁であることは
間違いありませんが、ある程度経験を積めば慣れることができます。その山を
実際に越えてきたアースとピーチが言うのだから本当です。

誰にでも初めの一歩はあります。ハードルの前で萎縮してしまってくるりと
後ろを向くか、えいやっと飛び越えるか。あなた次第です。

※ワード数は Microsoft Word でカウントできます。Word 2003では
 [ツール]→[文字カウント]、Word 2007ではステータスバーの左下に
 表示されています。(Mac もほぼ同様です)

┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃2│ 金沢でのセミナー開催に関するアンケート(再掲)
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

アースです。

わたしたちアース&ピーチが最後にセミナーを開催してから、すでに1年が
経過してしまいました。2人ともにいろいろと事情がありまして、なかなか
開催にこぎ着けられないのですが、心のなかではいつも「なんとかやりたい」
と考えております。

ところで、これまでのわたしたちのセミナー開催地は、名古屋での一回を
除くとすべて東京。他の翻訳学校でも「太平洋側の大都市」での開催が
多いようです。

しかし田舎の翻訳者アースとしましては、どうしても、大都市圏の恵まれた
学習環境の恩恵にあずかれない方々のお力になりたい!

・・というわけでいささか唐突ではありますが、まずは日本海側の真ん中と
いうことで、金沢にて以下のようなセミナーの開催を考えております。

 開催時期:未定

 開催場所:石川県金沢市内(近県からの参加も可能とするため、金沢駅近く
      を予定)

 受講料 :10,000〜15,000円を予定(3〜4時間+α)

 内容  :初級者〜上級者までなるべく幅広く対応。翻訳の学習だけでな
      く、たとえば翻訳界の実情や翻訳者の生態(?)についてのお話な
      どもできればと考えています。

ただし一定数の参加が見込めなければ開催に踏み切ることは難しく、
まずはアンケートをとらせていただきたいと思います。ご興味のある方は

http://form.mag2.com/slaephaetr

に行っていただき、ご記入をよろしくお願いいたします。少しでも行って
みようかなと思われた方はぜひご記入下さいね。そうしないと「開催の検討」
すらできない可能性がありますので・・。

また、開催場所だけは「金沢市内」に固定させていただきますが、いまの
段階ではどんなレベルのどんな希望者さんがいらっしゃるのか見当が
つきませんので、内容や開催日時についてはなるべく参加者の方のご要望を
踏まえつつ、柔軟に企画していくつもりです(そのため、アンケートの
メールアドレス欄にはなるべくご記入をお願いいたします。ご相談の
メールを差し上げる可能性があります)。

これまでにアース&ピーチで行ったセミナーの概要については

http://www.pie.vc/report/course_report01.html
http://www.pie.vc/report/course_report02.html

をどうぞご覧くださいね。

なお諸般の事情から、このセミナーはアース単独で行わせていただきます。
ピーチファンのみなさま、ごめんなさい。いつか必ずまた2人で
かけあい漫才でなくセミナーをやりますので、それまでお待ちください。

北陸地方で人知れず(?)スペイン語翻訳を学んでいる皆さん、ぜひご一緒に
勉強しませんか。(すでにプロの方々ももちろん歓迎です)

※アンケートの結果、また開催時期調整の結果等によって「開催見送り」に
 なる可能性もございますので、どうかご了承下さい。

※富山や福井はもちろん、金沢へのアクセスが比較的楽だと思われる滋賀、
 京都、大阪、新潟、そのほか一度金沢に行ってみたいとお考えの全国の
 みなさんのご参加も切にお待ちしております。

◆編集後記◆
アースです。
なんともはや唐突な金沢セミナーの企画ですが、ちら・・ほら・・と
反応をいただいております。(アンケートをお寄せいただいた皆様、
ありがとうございます(開催が決まるまで気長にお待ちくださいね)。
北陸周辺にも、案外隠れた学習者さんがいるのではないかとわたしは
にらんでいるのですが、ひょっとして、「自分にはとても無理
(レベルが高過ぎる)」と思い込んで二の足を踏んでいる方が
いらっしゃるのではないでしょうか。
今回は大都市圏以外での初の試みということもあり、何もかも手探り状態
ですが、翻訳はまったく未経験という方にも参加していただけるような
ものにしたいと考えていますので、ぜひ参加をご検討くださいね。

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 スペイン語翻訳者になろう vol.168

 おはようございます、アースです。
 先週から「そろそろ翻訳者になりませんか?」シリーズが
 始まりましたが、第1回はいかがでしたでしょうか。
 このシリーズ、けっこう長く続きそうですので、どうぞ楽しみに
 していてくださいね。
 翻訳を仕事にするつもりはないという方も、翻訳という仕事の実態
 (翻訳者の生態?)を知る読み物としてお楽しみいただければと
 思います。
 またきょうは、おっとびっくりなお知らせもございますので、
 (一部地域の方は)最後までしっかりとご覧ください。

 ==<もくじ>===========================
   1) そろそろ翻訳者になりませんか?  〜木曽馬になろう編〜
   2) 金沢でのセミナー開催に関するアンケート
 ==================================

┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃1│ そろそろ翻訳者になりませんか?  〜木曽馬になろう編〜
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

前回は、スペイン語翻訳の需要についてぶっちゃけた話をするはずが、
なんとなく奥歯に物が挟まったような言い方しかできず、心苦しく思って
おります。

でも前回も書きました通り、一介の翻訳者が「いまのスペイン語翻訳界は
こうだっ!」などと断言できるはずもなく、あのような形になりました。

ここからは、一介の翻訳者でも断言できることに話を絞って、自信を
もって進めていきたいと思います。

先週は「質のいい翻訳者は少ないが、そういう人になれば仕事が
来ますぜ!」と期待を持たせるようなことを言いつつ、じゃあ
「質のいい翻訳者ってなんだ?」という問題を提起したところで
終わっていました。

じつは、このテーマをつきつめることによって、一生懸命勉強しているが
どうしても不安でプロへの第一歩が踏み出せない、あるいはなんとか
トライアルには受かったが、仕事の依頼がなかなか安定しない・・
といった悩みを持っている人に解決の糸口が見えてくるかもしれません。

まさにその立場にいる!という方は、現在のご自分の状況を再確認
しながら読んでみてくださいね。

      ★       ★       ★

プロ寸前で足踏みしてしまっている人々の頭のなかには、「質の良い翻訳者」
というものに対する確固としたイメージがあるようです。理想といっても
いいでしょう。そしてそこにたどり着けない自分に苛立ちを感じ、どうすれば
そうなれるのか日々悩んでいます。その精神状態は非常によくわかります。

しかし実際にプロになって経験を積んだわたしたちから見ますと、その
イメージと実際の(質のいい)翻訳者との間には若干のズレがあるように
思います。

もちろん、どんな職業でも実際にやってみなければ本当のところは
わからないわけで、その道のプロに言わせれば「現実はそんなもんじゃ
ないよ」ということが多いでしょう。

しかし。

通常の企業ならば仕事の詳細を知らなくても入社できるのがふつうです。
専門職でも、板前などはその世界に入ってから研鑽を積めるしくみが
ありますし、弁護士や医師などは資格をとればとにかく道が拓ける可能性が
高いですよね。

ところがこの翻訳というやつ。資格は必要ない。じゃあまったくの初心者で
いきなりやれるのかというとそうでもない。といって、「これこれの条件を
備えたのであなたはプロの世界に入ってよろしい」と誰かが宣言してくれる
わけでもない。でも一度でもお金をもらって仕事をすれば、その瞬間から
立派に翻訳者を名乗れてしまう。

つまり、翻訳界というのは学習者とプロとを分ける線が極めてあいまいで
わかりにくいという、かなり特殊な世界なのです。

多くの学習者さんがプロの扉をたたくのに二の足を踏む理由は、この
「学習者とプロを分ける線がわかりにくい」という特徴にあるのでは
ないかと思います。

しかしその線はあります。厳然と。

そしてここが大事なのですが、じつのところその線は多くの学習者から見て
はるか彼方にあるわけではありません。その線に限りなく近づいている人、
すでに越えている人は大勢いるはずで、本人たちがそれに気がついていない
だけなのです。

わたしたちはこれまでに多くの学習者さんを見てきましたので、これは
断言できます(セミナーなど開きますと、「なんでワレワレが講師なのか
ぜんぜんわからん」状態に陥ることもあるわけで)。

なぜ気がつかないのかといえば、ここでやっと最初の話に戻るのですが、
「学習者が抱いている翻訳者のイメージと現実の翻訳者の姿とのあいだに
ズレがあるから」。つまり目標の設定の仕方が間違っているということ
です。

これではわかりにくいかもしれませんので、馬に例えてみます。

馬といえばサラブレッドを思い浮かべる人が多いでしょう。そしてサラブ
レッドといえば足が速い。木曽馬は太刀打ちできません。でもサラブレッドは
デコボコ道は歩けないし、力もそれほどありません。木曽馬はちょっとした
山なら平気で歩き回るうえ、重い荷物を引くこともできます。足も、仮にも
馬なのですからそこそこは速いはずです。

と書いてくればもうおわかりでしょうか。そう、本来なら木曽馬に
ならなければならないのに、サラブレッドを目指している学習者が
多いのです。

多くの学習者のみなさんは、足はとっても速くて、すでにプロ並み。
もう立派に翻訳者としてやっていけるはずなのです。その意味では、
すでに素人とプロの境目は越えています。

でも翻訳という仕事の実情を知らないので、もっと足が速くなければ
ダメなんだと思い込み、怖くてプロの世界に足を踏み入れられない・・
という悪循環に陥っている人が多いように思います。

もちろん足は速い方がいいのですが、無駄に速い必要はありません。

それより、翻訳者としてそれなりの評価をもらおうとすれば(すなわち質の
良い翻訳者になろうとすれば)、それ以外の部分、すなわち重い荷物が
引けるとか、デコボコ道を歩けるといった能力が思いのほか重要になって
きます。

「そんなぁ〜。これまでの私の努力はどうなるの!」という悲鳴にも似た
声が聞こえてきます。でも大丈夫。これまでの努力は決して無駄には
なりません。

すでにプロ並みの足に加えて、いまから「重い荷物を引く力」や「荒れた
道を歩く力」をつけていけばいいのです。遅くはありません!

どうにも抽象的な話が続いて恐縮ですが、次回からはいよいよ(やっと?)
具体的な話に入ります。楽しみにしていてくださいね。

┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃2│ 金沢でのセミナー開催に関するアンケート
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

アースです。

わたしたちアース&ピーチが最後にセミナーを開催してから、すでに1年が
経過してしまいました。2人ともにいろいろと事情がありまして、なかなか
開催にこぎ着けられないのですが、心のなかではいつも「なんとかやりたい」
と考えております。

ところで、これまでのわたしたちのセミナー開催地は、名古屋での一回を
除くとすべて東京。他の翻訳学校でも「太平洋側の大都市」での開催が
多いようです。

しかし田舎の翻訳者アースとしましては、どうしても、大都市圏の恵まれた
学習環境の恩恵にあずかれない方々のお力になりたい!

・・というわけでいささか唐突ではありますが、まずは日本海側の真ん中と
いうことで、金沢にて以下のようなセミナーの開催を考えております。

 開催時期:未定

 開催場所:石川県金沢市内(近県からの参加も可能とするため、金沢駅近く
      を予定)

 受講料 :10,000〜15,000円を予定(3〜4時間+α)

 内容  :初級者〜上級者までなるべく幅広く対応。翻訳の学習だけでな
      く、たとえば翻訳界の実情や翻訳者の生態(?)についてのお話な
      どもできればと考えています。

ただし一定数の参加が見込めなければ開催に踏み切ることは難しく、
まずはアンケートをとらせていただきたいと思います。ご興味のある方は

http://form.mag2.com/slaephaetr

に行っていただき、ご記入をよろしくお願いいたします。少しでも行って
みようかなと思われた方はぜひご記入下さいね。そうしないと「開催の検討」
すらできない可能性がありますので・・。

また、開催場所だけは「金沢市内」に固定させていただきますが、いまの
段階ではどんなレベルのどんな希望者さんがいらっしゃるのか見当が
つきませんので、内容や開催日時についてはなるべく参加者の方のご要望を
踏まえつつ、柔軟に企画していくつもりです(そのため、アンケートの
メールアドレス欄にはなるべくご記入をお願いいたします。ご相談の
メールを差し上げる可能性があります)。

これまでにアース&ピーチで行ったセミナーの概要については

http://www.pie.vc/report/course_report01.html
http://www.pie.vc/report/course_report02.html

をどうぞご覧くださいね。

なお諸般の事情から、このセミナーはアース単独で行わせていただきます。
ピーチファンのみなさま、ごめんなさい。いつか必ずまた2人で
かけあい漫才でなくセミナーをやりますので、それまでお待ちください。

北陸地方で人知れず(?)スペイン語翻訳を学んでいる皆さん、ぜひご一緒に
勉強しませんか。(すでにプロの方々ももちろん歓迎です)

※アンケートの結果、また開催時期調整の結果等によって「開催見送り」に
 なる可能性もございますので、どうかご了承下さい。

※富山や福井はもちろん、金沢へのアクセスが比較的楽だと思われる滋賀、
 京都、大阪、新潟、そのほか一度金沢に行ってみたいとお考えの全国の
 みなさんのご参加も切にお待ちしております。

◆編集後記◆
ピーチです。
今回はメイン記事に、「あるかもしれない金沢セミナー告知」まで加わって
文章量がかなり多くなりましたので、皆さんお疲れでしょう。
そこでピーチの戯言はやめにして、ここで店じまいと致します。
蒸し暑い日が続きますので、水分と栄養の補給および良質の睡眠を
こころがけて元気にお過ごしくださいね。

|

 スペイン語翻訳者になろう vol.167

 おはようございます、ピーチです。
 前号のアース氏の前書きを読んで以来、はやぶさくんのことが
 とても気になっておりましたが、ついに地球帰還となりましたね。
 満身創痍で任務を終え、小惑星のかけらと引き換えに自らは文字通り
 燃え尽きたはやぶさくんの健気さを前に、 日々「あっちがいたい、
 こっちがいたい」と泣き言ばかり口にしている自分こそが
 消えてなくなりたい気持ちが致します。
 それにしてもカプセルの中身、気になりますよね。

 さて、お楽しみは後にとっておくとして、今週も早速始めて
 参りましょう。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃  そろそろ翻訳者になりませんか? 〜禁断のスペイン語需要編
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本メルマガ「スペイン語翻訳者になろう」。3年前の4月23日に
うっかり創刊してしまい、それ以来、たまのまとまった休み以外は
週一回の発行をまじめに続けて参りました。

今年の4月には4年めに突入し、読者数はなんと1100人に届こうとして
おります。あいや、つい最近、届いたみたいです(祝!)。
このあとどれほど続くのか?は神のみぞ知る。

さて、この3年という月日。ある程度スペイン語の基礎ができていれば、
立派に翻訳者として独り立ちできる期間・・のような気がします
(もちろんかなり早い方ですが)。

途中から読者になった方々が大多数であることを承知の上で、
皆さんにこう問うてみたいと思います。

  「スペイン語翻訳者になりましたか?」

もちろん、読者さんだからといって翻訳者志望者さんとは限りませんが、
ともあれ本メルマガのメインターゲットである「翻訳者志望(だった)」
の方々にお聞きします。

なかには「とっくに売れっ子翻訳者。アース&ピーチの収入なんか
超えてるぜ」という人もいるかもしれませんが、多くは「わたしなんかの
実力ではまだまだ・・それに、翻訳者になったとしても、ほんとに仕事が
あるのかな?」と不安に思っている人が多いのではないでしょうか。

このセリフの中には、スペイン語翻訳という仕事に関する重要な問題が
2つ隠されています。

まず、翻訳者の「実力」とはなんぞやという問題。いったいどのように
なれば、「仕事ができる実力がある」と胸を張って言えるのか。

そしてスペイン語翻訳という仕事そのものに関する疑問。
ずばり、仕事はあるのか。

本メルマガでは今後しばらく、これまで意図的に避けてきたと
いえなくもないこれらの事柄についてお話していこうと思います。

ただし、アース&ピーチともに経験だけは長いものの、広い広い
翻訳業界のほんの一角しか見ておりませんので、あくまでも
「ある翻訳者の狭い経験の範囲内」で話をしているものと
受け止めてくださいね。

      ★       ★       ★

さて、きょうはいきなり、禁断(?)の「スペイン語翻訳の需要」に
ついてです。

しかしこれについてはまさに「一翻訳者にわかることではない」ですし、
あまりいい話になりそうもないので、ここでさよならバイバイして
しまいたい。

でもそうすると半分くらいの読者さんにメルマガ登録を解除されて
しまいかねませんので、お話しできる範囲内で・・。

スペイン語翻訳の需要。わたしたちの感じからいって、以前と比べて
少なくとも増えてはいません。漸減しているというのが正直なところかも
しれません。しかし翻訳の雑誌など見ますと「まだまだ有望」のように
書いてあることもあり、スペイン語翻訳業界全体でどうなっているのかは
わかりません。

ただ、そもそもスペイン語翻訳の「絶対量」が英語などと比べて
少ないことは確かです。それはいまも昔も変わりません。十分な収入を
得ようと思ったら、他の言語の翻訳もやるか、通訳やガイド、語学講師
などもやらざるをえない人が大半です。

実際、アース&ピーチはここでのセミナー業を除けば純粋な翻訳者では
ありますが、スペイン語以外の言語の仕事もじつは受けています。

それでもスペイン語の仕事はゼロではありませんし、ときには
スペイン語だけで超多忙になることだってもちろんあります。

また、「翻訳者は掃いて捨てるほどいるが、本当に質のいい翻訳者は
少ない」とよく言われます。本メルマガ発行人のアースとピーチの質が
いいかどうかはさておき、これは本当のようです。したがって、
好況不況、需要の多い少ないにかかわらず、質のいい翻訳者には
間違いなく仕事が来ます。多少の条件の悪化、量の減少はあるとしても、
仕事がなくなることはない、と思います。

だからスペイン語翻訳の世界も、努力によってはまだまだ捨てたもの
ではないはずです。そう信じます。そうでないと困ります。

でも・・じゃあ質のいい翻訳者になるにはどうすればいいの、
という疑問が出てきてしまうかもしれませんね。

そもそも質のいい翻訳者ってどういう人でしょうか。
実力のある人のことでしょうか。でも実力ってなんでしょうか。

次回からは、この翻訳志望者さんの根本的な疑問に、懇切丁寧にしかし
歯に衣着せずお答えしていこうと思います。

お楽しみに!

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◆編集後記◆
アースです。
いま、改めて本メルマガのバックナンバーを読んで感じたのですが、
わたしの書く前書きと編集後記って、食べ物ネタと自然ネタしか
ないような。
ピーチはピーチで、翻訳のことにはほとんど触れませんし。
でもわれわれ、これでもいちおう「翻訳者」なんです。身分詐称では
ありません!!
・・ということを証明すべく、重い腰をあげて、今後しばらくは
翻訳者らしいことを少しずつ書いていこうとおもいます。
キーワードやちょくねりシリーズに比べると文章量がかなり多く
なるとおもわれますが、がんばって読んでくださいね。
お楽しみに!!
(はやぶさくん、おかえりなさい&ありがとう!!
 これだけはどうしても言いたかった・・↑)

|

 スペイン語翻訳者になろう vol.166

 おはようございます、アースです。
 来週日曜日、いよいよ「はやぶさ」くんが帰ってきます!!!
 おかえりなさ〜い!
 ・・・なんじゃそれ。という方にご説明しますと、
 はやぶさ=「小惑星探査機」です。
 2003年5月に打ち上げ、2005年にジャガイモ様の小惑星「イトカワ」に
 到達して、人類初のサンプル採取(たぶん)。その後、様々なトラブルに
 見舞われて、宇宙のもくずと消えるかと思われましたが、日本の超優秀な
 技術者さんたちの努力で、3年遅れながら地球への帰還を果たさんと
 しているのです。
 はやぶさくん本人は地球の大気圏に突入し、サンプルの入ったカプセルを
 切り離した後は燃え尽きてしまいます。ううう、ごくろうさまでした!!!
 起死回生の復活劇をなしとげた技術者のみなさんにも心から敬意を表します。
 にっぽんの技術力、まだまだ捨てたもんじゃありません。

 と、ひとりで興奮しておりますが、まあご興味のある方はニュースを
 追ってみてもおもしろいかと思います。さて、それでは落ち着いて
 きょうのお勉強をいたしましょう。

 ==<もくじ>===========================
   1) きょうのキーワード 【enesimo】
   2) 実例を見てみよう
 ==================================

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃1│ きょうのキーワード 【enesimo】
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今日取り上げる enesimo をみて、

 「エヌ(スペイン語の ene)の最上級のようだけど、
  どういう意味だろ?」

と首をひねった方もいらっしゃるでしょうか。

enesimo の語義として、西和辞典には、

 ・n番目の、n倍の、n次の
 ・(不快・怒り)何番目かの、何回目かの

などが載っています。1つ目の「n」は、学生時代の数学の授業でも
お馴染みの記号ですね。また2つ目のものについては、西西辞典
(CLAVE)には、

Que se ha repetido un numero indeterminado de veces.

という説明があり、用例として、

Es la enesima vez que te digo que no pienso ir contigo.

が載っています。「君と行くつもりはないと何度言ったらわかるんだ!」と
いったところでしょうか?

では次のコーナーで用例を見ていきましょう。

┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃2│ 実例を見てみよう
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇Las revistas de esta semana tratan de la enesima reconciliacion de
Belen Esteban y su marido Fran.
今週の各誌は、ベレン・エステバンとその夫フランの、もう何度目かわからな
い関係修復について報じている。

◇El producto de dos factores elevados a la enesima potencia
es igual al producto de cada factor elevado
a la enesima potencia: (ab)^n=a^n×b^n
2つの因数の積のn乗はそれぞれの因数のn乗の積に等しい。
(ab)^n=a^n×b^n

※スペイン語も最後の数式も
 【(a×b)のn乗】 =【(aのn乗)×(bのn乗)】
 を表現しています。

◇Por enesima vez, petroleras se burlan de consumidores con precio de
combustibles.
翻弄される消費者 石油会社が再三の価格改定

※この文章は直訳すれば「石油会社はまたしても燃料価格の件で消費者をから
かっている」のようになりますが、実際は新聞記事のタイトルですので、上記
の訳例のように処理しました。

◇Personal docente cerraron las instalaciones por enesima ocasion en
exigencia al cumplimiento de sus demandas.
教員スタッフは、要求の受け入れを強く求めて、何度目かの施設閉鎖を行なっ
た。

◆編集後記◆
ピーチです。
自分はもともとメールの返事が速くはなかった(ときに「一年後」などと
言うことも・・それはもはや「返事」ではないな)のですが、
最近遅延化傾向に拍車がかかり、友人知人から
「あんたの返事がなかなか来なかったから、もう私と連絡取りたくないのかと
思ってた」
に類するお言葉をいただくケースも。
『ちがうのだよ〜そうじゃないのだよ〜単におそいだけなんだよ〜』
等と心の中で叫ぶのですが、叫ぶだけでそれを文字にして出すのがまた
遅れるのでその間にますます誤解は広がっていっているようで・・・。
そこでこの場をお借りして、ピーチにメールを下さっている皆様へ
メッセージです。
「私の返事が遅いのは皆さんを嫌いだからではありません!!
 必ず返事書きますのでいましばらくお待ちくださいね!」
 (ところで、いましばらくって、どのくらい・・?)

|

 スペイン語翻訳者になろう vol.165

 おはようございます、ピーチです。

 週末は運動会の学校もおおかったようですね(@首都圏)。
 万事に不器用で、「まっすぐ走る」ことも苦手な自分にとって、
 運動会の短距離走は悪夢でした。隣のコースに入って
 友達に激突するのでは・・とひやひやしながらの数秒間。
 実際に侵入してしまったことは何度かありますが、友達を巻き込んで転ぶ
 醜態だけは演じないまま学校生活を終えられたのがまだしもの救いです。

 それでは今週も始めてまいりましょう。

 ==<もくじ>===========================
   1) きょうのキーワード 【desganar】
   2) 実例を見てみよう
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  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

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┃1│ きょうのキーワード 【desganar】
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今回は、動詞 desganar を取り上げます。ganar に否定の接頭辞の des が
ついているので「ganar しない」という意味かと思いきや、辞書を引くと、

 ・食欲をなくさせる
 ・意欲をなくさせる、興ざめさせる

などの語義が載っており、「ganar を否定した意味」とは言い切れない
ようです。引っかからないようにしてください。

ついでに形容詞形と名詞形も紹介しますと、形容詞形は desganado(食欲
不振の、やる気のない、気の進まない)、名詞形はdesgana(食欲不振、
嫌気、不本意)です。

では、次のコーナーで実際の使用例を見ていきましょう。

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┃2│ 実例を見てみよう
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◇La primera vez que parti' de mi pais, mi mascota se desgano'
sobremanera.
私が最初に外国へと旅立ったとき、私のペットはひどく食欲をなくした。

◇La desgana, la desesperanza y el hartazgo se impusieron en las
urnas. “Quie'n va a participar? Nada cambiara', vivimos en la
miseria pese a que mi pais es muy rico en petroleo y gas”, dijo el
periodista.
嫌気と絶望と食傷感が投票所を支配していた。「誰が投票するというのか?何
も変わりそうもないのに。この国には石油とガスが潤沢にあるにも関わらず、
我々国民は極貧生活を送っている」とそのジャーナリストは語った。

◇Si estamos desganados, malhumorados, deprimidos y negativos,
atraemos por la Ley de Causa y Efecto, gente malhumorada, amargada,
triste, frustrada etc.
自分がやる気がなく、不機嫌で、落ち込み、否定的になっているときには、原
因と結果の法則により、同じように不機嫌で、ひねくれていて、陰気で、挫折
感に苛まれた人を引き寄せてしまう。

◇Desde el sabado estoy con un estado gripal. Desganado totalmente.
土曜日から風邪をひいていて、まったく食欲がない。

◆編集後記◆
アースです。
先日、NHKのローカル局が当地からの生中継をやるのに合わせて
「テレビ中継車公開」をやるというので、ノコノコとでかけていきました。
そんなものに興味のある人は少ないのか、わたしたち以外はもう一組だけ。
都会ではあり得ない状況かもしれません。
 「カメラがあさっての方向を向いたまま放置されちゃうこととか
  ありますよね。あれって後で誰かがこっぴどく叱られるんですか?」
 「ボ、ボクは怒られたことありませんけど・・」
 「生放送中はここに5人も入るんですか!やっぱり怒号が飛び交うの?」
 「はい、それはもうスゴイです」
 「アナウンサーさんのメイクって濃いんでしょうねえ」
 「・・・・(^^;)」
技術さん、質問をいっぱいされたのがうれしかったのか、リハ直前の
仮スタジオの準備風景までご丁寧に案内してくれて、大変楽しかった
です。
田舎ってこういうときいいな。(生本番は、クラシックコンサート並みに
長い拍手と微笑みを強要されるので行きませんでしたが・・)

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