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2010年3月10日

 スペイン語翻訳者になろう vol.156

 おはようございます。アースです。
 そろそろ確定申告の期限がやってきますが、事業主のみなさま、
 もう申告はお済みでしょうか?(税務署の回し者じゃありません)
 毎年、還付額の多い少ないに一喜一憂するこの時期ですが、
 考えてみれば払いすぎたものが戻ってくるというだけのことで、
 喜ぶのもヘンな話ですよね。
 それでもついつい、「戻ったお金であの本、あの辞書、あの機械」を
 買おう、と考えてしまうのでした。(結局お金は出ていくはめに・・)

 さて、きょうはこんがらがる話です。

 ==<もくじ>===========================
   1) きょうのキーワード 【enredar】
   2) 実例を見てみよう
 ==================================

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

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┃1│ きょうのキーワード 【enredar】
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先週の本コーナーでは enderezar というワードを取り扱いました。

今回のワード enredar は、enderezar とぱっと見、ちょっと似て
いますね。prejuicio と perjuicio の意味を取り間違った経験を
お持ちの方はきっといらっしゃると思いますが(私たちも、です)、
見た目の似た単語は混乱しやすいですよね。そこで、この機会に
enredar も見ておきましょう。

enredar の語義としては、

 ・絡ませる
 ・(事態を)紛糾させる
 ・(面倒に)巻き込む
 ・時間を取らせる、引き留める
 ・縄を張る

等があります。

この単語を分解すると en+red(ar) ですね。ある単語の語頭に en- を
つけると「〜にする」という意味の動詞になることがあり、この単語も
その例ではないかと思います。

red は「網」ですから、en+red(ar) で

  「網にする」→「絡ませる」→「紛糾させる」

・・というのは強引な解釈でしょうか。ともあれ、enderezar との
区別がつかなくなったら、これを思い出してみてはどうでしょう。

この語の再帰形の enredarse については、上記の意味を参考に
推測しながら、実際に辞書を引いてみてください。

また反対語は desenredar(des+enredar)で、

 ・(もつれを)ときほぐす
 ・片づける、整理する

等の意味があります。こちらも、再帰形を含めてぜひ辞書でチェック
しておいてくださいね。

では、次のコーナーで実例を見ていきましょう。desenredar の
用例も出てきます。

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┃2│ 実例を見てみよう
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◇Este documental rastrea el destino del grupo y el de su fundador:
enredado en un crimen, en 1994 fue sentenciado a 26 an~os de carcel.
この記録映画は、そのグループの運命、そしてある犯罪に巻き込まれ、1994年
に懲役26年の判決を受けた同グループの創設者の運命を辿ったものである。

◇Perdon por enredarte tanto, espero haberte explicado mejor.
こんなに時間をとらせてごめん。もっとちゃんと説明していればよかったね。

◇Con los dedos se desenredo' el pelo, lo aliso' y lo acomodo' detras
de las orejas.
彼女は指で自分の髪をときほぐし、なでつけ、両耳にかけた。

◇Consiguieron desenredar la madeja burocratica para adoptar ese
nin~o.
彼らはその男の子を養子縁組するための煩雑な手続きを無事に済ませた。

※参考までに、西和辞典には、enredar la madeja で「紛糾させる」「(事態
 を)ややこしくする」の意味が載っています。また、burocratica は「官僚
 主義的な、お役所主義の」という原義から、「厄介な、煩雑な」のような意
 味で使われることがよくあります。この例文は養子縁組みの話ですから、ま
 さに「お役所主義の」の「煩雑さ」のことを指すのでしょうね。

◆編集後記◆
ピーチです。
もともと「ぼーっとしている」と言われることが多い自分ですが、
ここのところ本気で不安になるくらい激しく呆けております。
顕著な例が、ものの置き忘れ。
手袋、マフラー、帽子、傘、メガネ等の「置き忘れ常連アイテム」は
言うまでもないですが、自転車に乗って行ったことを忘れて
「あー、疲れる。。。」
とぼやきながら遠路徒歩で帰宅したり、
持って行ったカバンを2つとも忘れて手ぶらで悠々と帰ってしまい、
あとで気づいて取りに戻って呆れられたり・・。
そういえば仕事でも、一段落まるまる訳抜け、というのが
ありましたっけ(訳したところは蛍光ペンで印をつけていて、
その段落は真っ白だったから気づくはずなのに、何度目の見直しでも
目に入っていなかったようです←他人事モード)。
まあ、訳し忘れくらいならばまだいいのですが(よくない!)、
球場に息子を置き忘れて帰宅してしまった往年の某ミスターのような
ことはないよう、気を引き締めようと思います。
(引き締める紐は・・はて、どこに置いたかな?)

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