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2010年3月2日

 スペイン語翻訳者になろう vol.155

 おはようございます。ピーチです。
 前号でご紹介しました水野麻子さんの著書

  『語学力ゼロで8ヵ国語翻訳できるナゾ
       ---どんなビジネスもこの方法ならうまくいく』

 ですが、サブタイトルが間違っていました。
 正しくは

  『どんなビジネスもこの考え方ならうまくいく』

 です。
 訂正してお詫び致します。大変失礼致しました。

 さて、「一回休み」はもう終わりました。
 通常通り勉強を続けてまいりましょう。

 ==<もくじ>===========================
   1) きょうのキーワード 【enderezarse】
   2) 実例を見てみよう
 ==================================

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃1│ きょうのキーワード 【enderezarse】
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今回扱うワードは enderezarse です。この動詞については、「見たこと
ないぞ」という方や「見たことあるような気がするけど、意味は・・・
なんだったっけ?」という方も多いのではないでしょうか。

実務翻訳の現場ではあまり目にしませんが(少なくとも私たちは)、
普通の読み物や小説などにはちょこちょこ出てきます。辞書にある語義
としては、

 ・直立する、背筋を伸ばす
 ・立ち直る
 ・(悪習などを)改める
 ・目指す、向かう

などがあります。

世界的に高名な作家 Isabel Allende の <<La suma de los dias>> という
作品の中で、あるショッキングな出来事に直面して茫然自失となっている
夫に対して、妻であるイサベル本人が、

“Endere'zate, Willie. Tenemos que remar.”

と気丈に言葉をかけているシーンがありました。これを訳すと
「しゃんとしなさい、ウィリー。踏ん張りどころよ」
といったところでしょうか。

ちなみに名詞形は enderezamiento(まっすぐにすること、正しく直すこと、
矯正、建て直し)、形容詞形は enderezado(好都合な、ふさわしい)です。

では次のコーナーで、いくつか実例を見ていきましょう。名詞形と
形容詞形の例文も出てきますよ。

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┃2│ 実例を見てみよう
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇Este escenario podria darse de aqui a cuatro o cinco an~os si la
situacion no se endereza.
現状が打開されなければ、この状況が今後4〜5年続くこともあり得る。

◇Argentina se endereza hacia un modelo de desarrollo economico
productivo y diversificado.
アルゼンチンは生産的かつ多角的な経済開発モデルを目指している。

◇Recuerdo que hace todavia dos an~os era una hippiosa loca y ahora
creo que me he enderezado un poco y ya soy mas formal hasta en mi
manera de vestir.
確かにほんの2年前まで、私はいかれたヒッピー崩れだったわね。でも今は少
しまともになったと思うの。服装だって前よりきちんとしているし。

◇Colocacion de microimplantes para enderezamiento de molares
臼歯の直立矯正のためのマイクロインプラントの装着

◇Tengamos un camino enderezado para poder alcanzar las metas y
objetivos.
・目的や目標の達成にふさわしい道を選ぼう。
・適切な方法によって目的や目標を達成しよう。


◆編集後記◆
アースです。
ハイチに続いてチリでの大地震、ヒトゴトとは思えません。
地震もそうですが、津波は直接日本にも影響がありましたね。
避難勧告や指示が出た地域で、実際に避難した人たちは10%に満たず、
しかも避難した人でも、第一波が到達した直後に帰った人が多かった
という話ですが、う〜ん、そ、それは・・今回は「たまたま」予想を
下回る津波しか来なかったというだけで・・
月並みな言い方ですが、あまり自然を甘くみるべきではない、と
改めて思います。
「地球の裏側から津波が届くわけない」
「一度来たから二度と来ない」
「来たとしても波がそんなに大きいわけない」
どれも、その思い込みの根拠はなに?と聞いてみたい気もします。
例えば深さ2メートルのプールでは立てないが、50センチなら余裕だ
というような、あくまでも日常的な感覚で捉えているから、2メートル
の津波なら危険だが、50センチなら安全だなどという判断になるのかな
と思います。
我が家はあやうく床上浸水になりかけたことがあり、そのとき家の目の
前の道路を流れる濁流と押し流されていく倒木を見ながら、ここに足を
つっこんだら絶対に助からない、川まで流されて終わりだと思ったことを
覚えています。深さはそれこそ、ほんの40〜50センチだったでしょうか。
水はほんとうに怖いものです。

と、なんだか説教じみた話になってしまってすみません。ここで
無理やり自戒の方に話をもっていくと、
先週ご紹介した水野先生の本では
「〜だからできないといっていてはいつまでもできない」
でしたが、
「〜だから○○になるはずがない」
というプラス?の思い込み(わたしたちの場合、誤訳があるわけない、
読み違いがあるわけない等々・・ううう)も、ときに恐ろしい結果を
招くものだということを肝に銘じたいものです(無理やりな結論?)。

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