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2010年1月6日

 スペイン語翻訳者になろう vol.147

 あけましておめでとうございます。アースです。
 みなさん、楽しい年末年始を過ごされましたか?
 まだ帰省から戻られたばかりでお疲れの方、食べ過ぎでおなかが破裂
 しそうな方、寝正月でほっぺたに畳の跡がついてしまった方など
 さまざまでしょうか。
 アース&ピーチはう〜ん、それぞれにけっこう大変な一週間でしたが、
 なんとか無事に乗り越えることができました。

 さて。当初は「3年はやろう」とか「10年は続けよう!」などの野望が
 あったわけではないのになんとなく始めてしまったこのメルマガ、
 おかげさまで今年4月からなんと4年目に突入します。これからも
 明るく楽しくときに苦しい内容でお届けしていくつもりです。
 今後ともよろしくお付き合いくださいね。

 編集後記ではピーチが「特別告知」をしておりますので、そちらも
 ぜひごらんください。

 きょうは新年最初にふさわしい(?)ぜいたくな話題です。

 ==<もくじ>===========================
   1) きょうのキーワード 【lujo】
   2) 実際に訳してみよう
 ==================================

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃1│ きょうのキーワード 【lujo】
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ご存知の方も多いでしょうが、きょうのワード lujo は「贅沢」「豪華」の
意味です。

 vivir con lujo(贅沢な暮しをする)
 articulo de lujo(贅沢品)

等々、辞書によっては豊富な用例を掲載していますので、それらを参照して
いただければ十分かと思います。・・が、ここであえて取り上げたいのは、

 darse (permitirse) el lujo de+不定形

という熟語です。これは「〜という贅沢をする」「思い切って〜する」の
意味ですが、出てくる文章によってはかなり訳しにくいケースもあります。
これは文脈の中でどう訳すのがもっとも適当か、知恵を絞らなくては
ならないことがある、という意味です。

判を押したように「贅沢をする」で処理してしまわずに、よりよい訳語の
可能性を一度立ち止まって考えてみる良い訓練になりそうです。

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┃2│ 実際に訳してみよう
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇本日の課題
"Nosotros, como policias, no podemos darnos el lujo de estar
desprevenidos contra el posible uso de agentes biologicos por parte
de grupos terroristas", dijo el presidente de INTERPOL.

【語注】
desprevenidos :備えのない、準備のできていない
agentes biologicos:agentes:「薬剤」。よって agentes biologicosは
        「生物学的薬剤」、つまりは「生物兵器、生物化学兵器」と
         いうことになります。
INTERPOL    :国際刑事警察機構。国際警察、インターポール等とも呼ば
         れる。トップ(presidente)は「総裁」。
por parte de...:「〜の側による」ですが、ここでは要するに「テログルー
         プによる兵器の使用」ということ。

【直訳】
「我々は警察として、テログループによる生物兵器のあり得る使用に対し、備
えのない状態でいるという贅沢をすることはできない」と国際刑事警察機構
(インターポール)の総裁は言った。

【練り訳案1】
「警察として我々は、テロ集団が生物兵器を使用する可能性に備えないなどと
いう怠慢を働くわけにはいきません」と、インターポールの総裁は発言した。

※ここでは、「贅沢」の代わりに「怠慢」を使って訳してみました。「すべき
 ことをしない」という「怠慢」は、一種の「贅沢」といえますから、根底を
 流れる意味は変わらないと思います。

【練り訳案2】
「我々警察は、テログループによる生物兵器の使用の可能性に対し、手をこま
ねいているわけにはいきません」とインターポールの総裁は語った。

【練り訳案3】
国際警察の総裁は、「テロ集団は生物化学兵器を使用するかもしれないので
す。対策をみすみす取らないことなど、警察としてできる道理がありません」
と述べた。

※これは原文の構造をかなり崩した訳となっていますが、「このように訳すこ
 とが可能なケースもあります」という一つの例としてご参照ください。

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◆編集後記◆
ピーチです。
新年のご挨拶は冒頭でアースからさせていただいているので、わたしの
方からは特別告知を。

春に3周年を迎える本メルマガ、御蔭さまで愛読者(「愛」はないかも
しれませんが)の輪が広がり、このたび読者数1000人を突破いたしました!!
この3年間、「ユル〜イユル〜イ右肩上がり」で読者数が増え続けてきた事実
を前に、わたしたち2人、驚きと感謝で身震いする思いです(ブルブル)。

そこで、「(愛)読者数1000人突破」を記念して、わたしたちから
皆さんにプレゼントをさせていただきたいと思います。気になるその品とは、
なんと、昨年春に期間限定で販売し、大好評をいただいた、

 『スペイン語実務翻訳講座〜ちょくねりメソッドで
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今後は販売の予定のない幻の製本版を、ご応募いただいた方のなかから
<抽選で1名様>にお贈り致します。

ご希望の方は、

 ・お名前(できるだけご本名でお願いします)
 ・本メルマガに対するご感想(一言でも百言でもOK)
 ・スペイン語学習で苦労していることや悩み(もしあれば、でいいです)

をおかきのうえ、espanol_traduccion@yahoogroups.jp までご応募下さい。
〆切は<1月12日(火)23:59>です。

なお当選者に対しては、1月20日(水)までに、お名前(ご本名)と郵送先
ご住所をお伺いするメールをお送り致します(連絡がなかった方は残念ながら
落選とお受け止めください)。

沢山の皆様のご応募をお待ちしております♪

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