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2009年11月18日

 スペイン語翻訳者になろう vol.141

 おはようございます。アースです。
 わたしは誰もが認める(?)調査魔なのですが、きょう、ある調査を
 していて、「ネットがなかったらいったいどうなるんだろう・・?」
 としみじみ考え込んでしまいました。
 自動車メーカーは車の色にヘンテコリンな名前をつけるのが好きですが、
 たとえば Bianco Eldorado、Bordeaux Pontevecchio、Nordschleife Gray
 などなど、これが色の名前かいっ!と叫びたくなるようなものばかり。
 単に言語として考えてカタカナにすることはできても、それが果たして
 自動車業界では一般的な表記なのか、ネットなしでいったいどう調べたら
 いいのでしょうか。ムリですよ、ムリ。
 ちなみに上の3つはそれぞれビアンコエルドラド、ボルドーポンテベッキオ、
 ノルドシュライフェグレーが正解で、そのままカタカナにすれば
 良かったというわけ。
 "ボルドーポンテベッキオ"とカッコでくくって Google 画像検索をすると、
 なるほど納得の色でした。
 インターネットばんざい。

 なんてアホなことを言っていないで本論に入りましょう。

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

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┃ 「ちょくねりメソッド」で翻訳に挑戦しよう
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【2016年オリンピック(1)】

本日の課題は第140号の「きょうのキーワード(adjudicarse)」で
実例として挙げた

El Comite organizador de los Juegos Olimpicos de Rio de Janeiro en
2016 manifesto' su rechazo a las declaraciones en las que el
gobernador de Tokio, Shintaro Ishihara, insinuo' que la ciudad
brasilena se adjudico' la sede del evento gracias a "razones politicas
oscuras".

の後に続く文章です。140号の該当部分をざっと見直してから、今号に取り組む
ことをお勧めします。なお、今号を含めて全4回にわたり、同じテーマの記事を
扱います。
(第140号→http://tinyurl.com/yz7ttox)
(原文→http://www.eluniversal.com.mx/notas/631352.html)

◇本日の課題
El comite, en un comunicado de prensa divulgado en la noche del
lunes, califico' tales declaraciones como "inapropiadas y sin
elegancia", y anuncio' que presentara' una queja ante el Comite
Olimpico Internacional (COI).
※単純な構造ですので、いつもの構造図は省略します。

【語注】
comunicado de prensa:報道声明
divulgado<divulgar :公表する
califico'<calificar: calificar A como B で「AをBと形容する、
           見なす」
inapropiadas    :不適切な
queja        :苦情、不平
Comite Olimpico Internacional (COI):国際オリンピック委員会(IOC)

【直訳】
同委員会は月曜の夜に公表された報道声明で、そのような発言を「不適切で上
品さがない」と形容し、国際オリンピック委員会(IOC)の前に苦情を呈する
だろうと発表した。

【練り訳】
同委員会は月曜夜の声明で、くだんの発言は「不適切で下品である」とし、国
際オリンピック委員会(IOC)に対して抗議を申し立てると発表した。

※ sin elegancia は「優美さがない」ですが、日本の報道ではほとんど「下
品」となっていましたので、それに揃えました。

◆編集後記◆
ピーチです。
ある実務翻訳者から以下のようなメールをいただきました。

「某月某日。
道端にて、爪切りで爪を切りながらプラプラ散歩しているおじさんに遭遇して
ぎょっとする。それなりの年数を生きてきたが、爪を切りながら歩く人物を
見るのは初めての経験だった。
そのあと、外出先(超高級住宅街として名高い地)で入ったベーカリーで、
お盆とトングを手に店内を回遊していたマダムが、やおら試食用のパンを
トングでつかみ、そのまま口に運ぶ瞬間を目撃。
確かに素手で食べるよりは清潔かもしれないが、これまた初めて目にした光景
だったせいか、少なからぬ衝撃がわが全身を貫いた(この試食法、セレブな
ミセスの間では常識なんだろうか?)。
ああ、きょうはいろいろおかしなものを見てしまったなぁ、と思いながら
ふと視線を落とすと、そこには全開になっている社会の窓が・・・
セレブな町を「全開」で徘徊していた自分こそが、一番の珍光景だったかも
しれない」

翻訳者Pさん、ネタのご提供ありがとうございました
(え?Pさんって・・?)。


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