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2009年10月

 スペイン語翻訳者になろう vol.138

 おはようさんです。ピーチです。
 今号から冒頭部に「問答無用で広告が自動挿入」されてしまっている
 (はずな)わけですが、ああ、一体どんな広告なんでしょう?
 (これを書いている時点では当然判りません)
 語学関係ならば、まあ、よし。
 食べ物関係は、おいしそうなものならば、まあ許す。
 じゃあ、許せないのは・・なんだろう?
 と、そんなことばかり書いていると、皆さんの注目がメイン記事よりも
 ガゼン冒頭広告に集まってしまいそうなので、この辺にしておきます。
 (メイン記事、しっかり読んでくださいね〜)
 それでは早速始めましょうかね。

 ==<もくじ>===========================
   1) きょうのキーワード 【desprevenido】
   2) 実例を見てみよう
 ==================================

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃1│ きょうのキーワード 【desprevenido】
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今回のワードは、前回取り上げた形容詞 prevenido の反対語である
desprevenido です。

前回同様、各種西和辞典に載っている訳語を順不同で挙げてみますと、

 ・備えのない
 ・準備のない(できていない)
 ・不意の
 ・突然の
 ・思いがけない

等があります。

前回 prevenido を見たばかりですから、イメージをつかみやすいのでは
ないでしょうか。
(前回のバックナンバーはこちら→http://tinyurl.com/yzh7e4r)

また、この形容詞を使った熟語として、西和辞典にも西西辞典にも

 coger (pillar) a … desprevenido

が載っています。これは「…の不意を突く」の意味です。
西和辞典では、「…」の部分に入るのは「人」とありますが、実際は
そうとは限らないようです。

この熟語の用例を含め、次のコーナーで実例を見ていきましょう。

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┃2│ 実例を見てみよう
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◇El aumento del 40% de la demanda cogio' desprevenido al Plan de
Urgencias.
需要の40%増が、「緊急計画」を不意打ちした。

◇El comprador ya no esta' desprevenido. Sabe lo que le venden y
decide si negocia o no.
買い手はもはや無防備ではない。売られているものを見定めたうえで、交渉す
べきかどうかを決める。

◇Los vendedores de pomadas tratan de engan~ar a gente desprevenida
que va de paso pensando en otra cosa.
・それらの軟膏売りたちは、他のことを考えながら通りかかる警戒心のない人々
 をだまそうとしている。
・軟膏の売人たちは、他のものを買おうと考えながら何気なく道を行く人たちを
 ひっかけて商品を買わせようとしている。

※これは前後関係によって訳し方に相当幅が出てくる例文だと思います。上記の
 訳文はその中のほんの二例に過ぎません。

◆編集後記◆
アースです。
「キノコ栽培セット」を買いました。我が家はキノコならなんでも
大好きなのでして、とくにエリンギはほぼ毎日食べています。でも毎日
となるとかなりの出費。家で作れたらいいよねえ、と言っていたところが、
最近はあるんですよ、キノコ栽培セット。
今回、我が家が選んだのは、初めてということもあってシメジとエリンギの
2種セットでしたが、これにプラスしてナメコ、シイタケ、ヒラタケの
5種セットもありました。
シイタケなら、ホームセンターで「ほだ木」を買ってきて作ればいいじゃん、
と思うのですが、都会では売ってたんでしたっけ?そんなの売ってるの、
田舎だけ?(わからない・・)
とにかく、栽培一週間ほどにして、小さな小さなエリンギの頭?が出て
きました。それもにょきにょきと。シメジのほうも、まるで小さなサンゴの
ような、大きさ1センチほどの物体が育ちつつあります。順調にいけば、
来週のメルマガ配信のころには第一回の収穫が実現できているかも。
とっても楽しみです。また報告します(しなくていい?)。

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 スペイン語翻訳者になろう vol.137

 おはようございます。アースです。
 本メルマガの発行ツールとして使っております「まぐまぐ!」から、

 「10月21日12時(正午)以降に配信されるすべての無料メルマガに対し、
  冒頭部分に広告を自動挿入いたします」

 というお知らせが来ました。このメルマガは午前2時頃に配信するように
 設定していますので、今週はセーフ(だったと思います)ですが、来週から
 上のタイトルのさらに上に、5行の広告が入ることになるみたいです。
 いままで一切外部の広告を入れずにやってきただけにフクザツですが、
 そもそもこんなシステムを無料で使わせてもらっているわけなので、
 当然といえば当然でしょうか。
 考えてみれば Google にしろ Wikipedia にしろ、普段からお世話に
 なっているサイトのほとんどが無料ってすごいことですよね。
 ・・・そうでした。このメルマガも無料なのでした。来週から
 1号につきお1人500円いただくことになりましたので、今後とも
 よろしくお願いいたします。(うそです!!!!!!)

 さて、きょうは訳しにく〜い形容詞について見ていきましょう。

 ==<もくじ>===========================
   1) きょうのキーワード 【prevenido】
   2) 実例を見てみよう
 ==================================

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃1│ きょうのキーワード 【prevenido】
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今回取り上げるワードは、形容詞 prevenido です。

この語、見覚えはあっても、意味を正しく言おうとすると・・・言葉に
詰まりませんか?(「そんなことはな〜〜〜い!」と反駁される方が
ほとんどかもしれませんが)

おさらいの意味で辞書に載っている語義を挙げてみますと(順不同)、

 ・準備の出来た
 ・用意周到な
 ・警戒した
 ・用心深い
 ・いっぱいになった
 ・ふんだんに用意された

などがあります。

上記訳語の中で、面白いと思ったのが「警戒した」と「用心深い」。

これはまとめてしまえば「疑い深い」に近い概念だと思いますが、
西西辞典(Maria Moliner)を引いてみますと

 A veces, con estar, tiene significado de <receloso>.

とズバリ載っていました(「estar とともに使用すると“疑い深い”の
意味になることがある」ということですね)。またその例文として

Habra' que esperar a otra ocasion, porque ahora esta' prevenido.

がありました。まるで推理小説の一節を読んでいるかのような、
臨場感のある例文ですね(文脈によってさまざまな状況を想定
できそうな文ですので、あえて訳例はつけません。みなさんの
想像の翼を広げてみてください)。

また、prevenido は、上記形容詞としての用法以外に、動詞 prevenir
の原義「予防する」からの派生(過去分詞形)で「予防される」
「防がれる」の意味で使われていることもあります。それに関しては、
次の「実例を見てみよう」コーナーの一番最後の例文を参照してください。

なお、prevenido の反対語は desprevenido ですが、これは次回扱う
こととします。

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┃2│ 実例を見てみよう
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◇El gobierno uruguayo esta' prevenido frente a la esperada crisis
financiera internacional.
ウルグアイ政府は、予想される国際金融危機に対して準備ができている。

◇Cuando uno va a una entrevista de trabajo, esta' prevenido de
miles de trucos y tretas, y lee montones de recomendaciones.
・仕事の面接に行く際、人は、あらんかぎりの秘訣や策略で武装し、山ほどの
 アドバイスを読む。
・就職の面接の前には、コツや方便を詰め込んだり、アドバイスを読みあさっ
 たりするものだ。

◇El gobernador dijo: “ Ahora los delitos son muy prevenidos. Los
ladrones son detenidos antes que los hechos ocurran.”
知事は「現在、多くの犯罪は未然に防がれている。事を起こす前に泥棒は捕
まってしまう」と述べた。

※ここでの prevenidos は意味から判断して、動詞 prevenir の過去分詞形で
 あると考えられます。

◆編集後記◆
ピーチです。
アース嬢が前書きでお知らせしていた「広告の強制挿入」の話は、
わたしも残念でなりません。まあ無料メルマガですから・・仕方ないですね。
ところで「自動挿入」というけれど、一体どんな広告が入ってくるのか、
ちょっとどきどきします(楽しみで?不安で?)。
次号のメルマガの冒頭部に乞ご期待(・・・って何かが違う気が)

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 スペイン語翻訳者になろう vol.136

 おはようございます。ピーチです。
 今回はひさびさに、経済用語ではないワードを取り上げてみました。
 しかも動詞ということで、我々書き手サイドにとりましても、ちょっと
 新鮮な気分です。
 それにしても、optimizar とはかけ離れた、場当たり的かつ非効率な
 わたしの暮らしぶり・・
 きょうは、朝昼晩に一度ずつでも、心の中で「おぷちみさ〜る」と
 唱えてみましょうかね(多分何の効果もないでしょうけれど)

 では、さっそく始めましょう。

 ==<もくじ>===========================
   1) きょうのキーワード 【optimizar】
   2) 実例を見てみよう
 ==================================

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

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┃1│ きょうのキーワード 【optimizar】
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今回は optimizar を取り上げます(名詞形は optimizacion で、
動詞形としては optimar もあります)。とくに名詞形の optimizacion
を見ると、まっ先に「パソコン等の最適化」を思い浮かべる方も
いらっしゃるのではないでしょうか。この意味での「最適化」の
用法に関しては、例えば以下のような説明が見つかりました。

Desde un punto de vista informatico, la optimizacion es la busqueda
y el hecho de mejorar el rendimiento de un sistema operativo,
programa o dispositivo, a partir de determinados cambios logicos
(software) o fisicos (hardware).

さて、optimizarは、辞書によって扱いの幅にかなりの差がある語の
ようです(訳語が相当充実している辞書もあれば、見出し語として
採用すらしていない辞書もあり)が、以下の訳語でこの単語の原義は
ほぼ網羅できていると思われます。

 ・最善のものにする
 ・最も良い結果を得る
 ・最大限に活用する

じつはこの optimizar や optimizacion は、和西翻訳にも非常に
重宝する語です。「良くする」とか「活用する」などという日本語を
見ると、反射的にmejorar やaprovecharを使いたくなる方もいらっしゃる
かもしれませんが、文脈によっては optimizar がぴたりとはまることも
少なくないのです。和西翻訳に関心をお持ちの方は、表現の幅を広める
意味でも、ぜひ使ってみてください。

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┃2│ 実例を見てみよう
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◇Estudio de Optimizacion del Talento Humano
人間の能力を最大限引き出すための研究

◇Los artistas trataban de ampliar sus conocimientos, optimizar sus
trabajos y difundir sus obras.
芸術家たちは知識を広げ、最良の仕事をし、作品を広めようとしていた。

◇Esa organizacion expreso' el martes a traves de un comunicado "su
interes en seguir participando en el proceso de optimizacion de
recursos naturales de Guatemala".
その団体は火曜日、「引き続き、グアテマラの天然資源を最大限に活用するプ
ロセスに関与したい」との声明を出した。

◇Con el objeto de agilizar el camino hacia la optimizacion del
talento femenino, muchas organizaciones y empresas ya estan
invirtiendo sus recursos valiosos.
女性の能力の最大活用を推進するため、すでに多くの団体や企業が貴重な資源
を投じている。
女性の能力の有効活用を促進するため、組織や企業の多くはすでに多額の資金
を投資している。

※二番目の訳例は、一番目の「最大活用」という表現がいまひとつ耳になじま
 ない・・という方のために挙げてみました。「有効活用を促進する」では、
 肝心の「最大」という概念が漏れているように感じられるかもしれません
 が、「有効活用」というのは、「(実際にできるかどうかはともかくとし
 て)効果を最大にしたいという意図をもって進める行為」と言えるでしょう
 から、これでも問題ないと思います(もちろん前後の文脈によっては適宜調
 整する必要はあります)。

◆編集後記◆
アースです。
わたしの、太平洋より広く、水たまりより浅い趣味のひとつが
「気温の記録」でして(それって趣味なの?というツッコミはなし)、
ベランダに「最高・最低温度計」を設置してあり、家のなかからその
気温の変化が見られるようになっています。
先日朝6時前に起きて、「う〜さむ」と障子を開けたら快晴。こりゃ
冷えたんだろうなぁと最低温度を見たら、8.5度になってました。
ううう〜ついに10度を切ったか、と思ったのも束の間、目をやるたびに
0.1度ずつ下がっていくんです。結局、8.2度まで下がり、そのあとは
太陽が昇っていくに連れてあれよあれよという間にどんどん上昇。
30分ほどで10度を超えてしまいました。
太陽ってほんとすごいです。
また冬になったら当分お目にかかれないかと思うと、さみしいよ〜
(そういう地域に住んでおります)。

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 スペイン語翻訳者になろう vol.135

 おはようございます。アースです。
 先週の土曜日、わたしにとっては2回目の「調査セミナー」を
 やってまいりました。
 例によって3時間半、べらべらべらべらべらべらべらべらべら
 しゃべり続け、さすがに疲れました。受講生さんの満足度は・・
 たぶんそれなりだったのではないかなあと思います。(出席して
 いただいた方々、ありがとうございました!)
 しかし。アース&ピーチセミナーではしたことのない失態を2つ
 しました。ひとつ。コンピュータの電源をホテルに忘れました。
 PCがなければどうしようもないセミナーだったので、会社の方に
 急きょ銀座アップルストアまで買いに走っていただき、事なきを
 得ました。(もともと2つめがほしかったのでちょうどよかった
 のですが)
 ふたつ。講義中に熱が入りすぎて、水の入ったコップをひっくり
 かえし、笑いをとってしまいました。でもPCにはかかりません
 でした。ほっ。
 そんなこんなで、無事終了。最後に聞いた感想のひとつは、
 「おもしろかったです!」でした。漫談をやったつもりは
 なかったんだけどな・・。なにはともあれ、満足のいく一日と
 なりました。

 さて、きょうはコロケーションの話題2回目です。先回に引き続き、
 非常に大事なお話ですので、最後までしっかりと読んでくださいね。
 それでは始めましょう。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ コロケーションに敏感になろう(後篇)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

前回は、コロケーション(共起)、すなわち「自然な語の組み合わせ」
についてお話ししました。たとえば「将棋」と「打つ」という言葉は
「共起」しない(=「将棋を打つ」とは言わない)組み合わせでした。

そして、ふだんのわたしたちであればこうした日本語にはすぐ気がつくが、
こと翻訳となると原文に引きずられてヘンテコリンな日本語を書いてしまう、
というようなお話をしました。「そんな経験はないっ」という人は、
おそらくただの一人もいないのではないかと思います。それほど、
原文の呪縛から逃れるのは難しいものですよね。

さらに、その文章の内容(分野)について「読む/聞く」「話す/書く」
という経験があればまだいいけれども、ない場合は大変で、どれだけ
時間をおいて見直そうと「その訳文が自然なのか不自然なのかわからない」
という状態から脱することができない、ということもお話ししました。

では、そういったとき、プロの翻訳者はどうしているのでしょうか?

そうです。このメルメガで耳にタコができるほど言い続けている
「調査」です。

調査と言えば単語の意味や言い回しの調査がまず思い浮かびますが、
たとえば時事であれば、その翻訳を行う前に関連するニュースを読む、
科学であれば論文を読む、ファッションであれば関連雑誌に目を通すなど
して、頭の中に「その分野における自然な語の組み合わせ」をなんとなく
頭の中に残しておく、これも大事な事前調査の一環であると思います。

もちろん、翻訳の途中で不安になったら、自分が考えた語の組み合わせ
(もちろん訳語そのものも)が「その分野の常識に照らして自然であるか
どうか」を繰り返し調査します。ときに面倒な作業ではあるのですが、
これを怠ると、その道の専門家にとって「理解はできるが、素人が訳した
ことがバレバレ」の翻訳文ができあがってしまいます。それではプロの
仕事とは言えません。

もちろん、自分の訳文に不安がなければ調査することも思いつかないわけ
ですから、まずはコロケーションというものに対して敏感になっておく必要が
あります。自分の訳文のみならず、世の中にあふれている「変な日本語」を
探すのも、なかなか良い訓練になります。ぜひ試してみてください。

ところで、上記では「読む/聞く」「話す/書く」という経験がない場合は
大変だと書きましたが、「読む/聞くという経験しかない」分野は逆に
要注意です。

読んだり聞いたりすれば理解できるので、ついあなどりがちになる
のですが、実際に自分で書いたり話したりすることはなかなかできる
ものではありません。

たとえば野球に詳しければ、試合結果や選手の動向を伝えるニュースを
理解することは簡単ですが、同じ試合を見た新聞記者さんと同じような
記事が最初から書けるかというと、それはほぼ無理。外国語にしろ日本語に
しろ、使われている単語の意味はわかっても、それらを使ってどのように
「表現」するかということになると、そう簡単にはいきません。

また、ひとつやふたつ「それらしい」表現が浮かんでも、文章全体を通じて
「これぞプロの文章」という印象を維持するのは本当に大変なことです。
たとえばメキシコの新聞 El Economista の記事を一般読者向けに訳す
翻訳者は、本来なら日経新聞の記者さんと同じくらいの文章力が必要です。

極端に聞こえるかもしれませんが、考えてみれば当たり前のこと。それを
読む人は、「翻訳文だから、わかりにくくてもいい」とは思ってくれないから
です。(うう、自分で耳が痛い・・)

しかし新聞社に勤めたこともない我々素人さんはどうすればいい
のでしょうか?

ここで魔法の処方箋をさっと差し出せればいいのですが、ありません。
ザンネン。「一にも二にも訓練」、これしかありません。

その分野の日本語を大量にしかも丹念に読むことはもちろん、その分野の
日本語を書き写す訓練もお勧めです。もちろんPCを使ってはだめで、
できれば音読しながら手でシコシコと書き写します。「毎日15分」などと
決めるとぜったいに飽きるので(わたしだけ?)、せめて気が向いたときに
やってみましょう。

ただしこの書き写し法ですぐに効果が出るのは、特殊な(その分野独特の)
単語・表現が使われている分野だけで、ごく一般的な文章の場合は、
なかなか難しいかもしれません。それでもおそらく、長いあいだ続ければ
それなりの効果は出てくると思います。

さて、最後の方は大学受験の小論文攻略法のようになってしまいましたが、
2回にわたってお届けした「コロケーションに敏感になろう」はいかがでした
でしょうか。まずは日本語アンテナの捕捉範囲を広げ、強度を高めて、
「ヘンな日本語の組み合わせ」を敏感にかぎとるところから始めてみて
くださいね。

◆編集後記◆
ピーチです。
最近ビジネス書や自己啓発書の類にすっかり関心をなくし、
フィクションばかり読み漁っております。
「自分の生き方に迷いがなくなると、人は小説を必要としなくなる」と
いうような説をきいたことがありますが、ということは、多分わたしは生涯、
小説を最良の友として生きることになりそうだなあ。
(ちなみに図書館等は利用せず、本はすべて書店で購入してます。私の日々を
支え力を与えてくれる著者や出版社へのせめてもの感謝の印、のつもりです)

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