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2009年9月

 スペイン語翻訳者になろう vol.134

 おはようございます。ピーチです。
 森永卓郎氏ほどではないですが、わたしもソフトクリームが結構好きです。
 先日巨大公園に行った際、「激ウマ」を謳っているソフトクリーム
 スタンドが目についたので買ってみたところ、これぞ日本の正しいソフト
 クリームともいうべき堂々と聳える白い山を手渡されました。
 「わ〜い」と喜んで早速食べ始めたのですが、そんなに柔らかタイプでも
 ないくせに、 溶けるのがそれは速いこと!
 秒速1ミリで山が崩れていっているのでは、と思えるほどで、
 あっという間に手はクリームまみれとなってしまいました。
 あんなに大きなソフトクリームだったのに、わが食道を通過できたのは
 せいぜい半量ほどだったと思います。
 食べ終わって(溶かし終わって?)周囲に目を遣ると、見渡す限りの
 各ベンチの下には 白いクリームの湖が・・・同志の皆さん、
 苦労したのね。

 それはさておき、今週は非常に大切な読み物です。
 今回は前篇。次回の後篇と合わせてじっくり読んでみてくださいね。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ コロケーションに敏感になろう(前篇)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

皆さんは「コロケーション」という言葉をご存じでしょうか。
スペイン語では colocacion、日本語では「共起表現」で、意味は
「同時に使われることの多い単語の(自然な)組み合わせ」です。

これでは何のことかわかりにくいので、具体例を挙げてみます。
たとえば「雨」という名詞を修飾する形容詞句としては

 激しい(雨)
 滝のような(雨)
 篠突く(雨)

などがあります。いずれも雨が「多い」「強い」ことを表現する
言い方ですね。他にも十個や二十個はすぐに思いつきそうですが、
いまのところはこれくらいにしておきます。

さて、雨が「多い」ことをスペイン語では mucha lluvia、英語でも
much rain と言いますが、これらを直訳した「多い雨」という表現は
日本語としてどうでしょうか。

Google で検索してみると、

 事故の“多い雨”の日
 湿気の“多い雨”の日

などの組み合わせで出てくることがあるため、ヒット数だけは多い
のですが、lluvia が mucha であることを意味しているものはほとんど
ありません。

そう、日本語では「激しい雨が降った」「強い雨が降った」「大量の雨が
降った」とは言いますが、なぜか「多い雨が降った」とはまずいいません。
Google で調べるまでもなく、「しっくりこない」と思った方は多いのでは
ないかと思います。

なんで?と問われても、「そうは言わないから」と答えるしか
ありません。文法的には形容詞+名詞なので、正しいはずです。しかし、
同じ形容詞+名詞の「激しい雨」「強い雨」はしっくりくるのに、
「多い雨」はなぜかだめ。(「雨が多い」は大丈夫なのですが。
本稿末尾の注※も参照してください)

他にもコロケーションの例としてよく挙げられるのが、「将棋を指す」と
「囲碁を打つ」です。

将棋も囲碁も、動作としては似たようなものなのに、実は「将棋を打つ」
「囲碁を指す」とは言いません。どうしてよ!と言われても、「そういう
ものだから」としか答えられません。

これがコロケーション、すなわち「自然な語の組み合わせ」です。
単語同士の相性の良さと言ってもいいでしょう。

ふだんの私たちなら、当然ながらしごく自然なコロケーションで日本語を
書き、話しているはずです。というより、日本語のコロケーションを作り
上げているのは私たちネイティブの日本人と言ったほうがいいでしょうか
(皆が「多い雨」と言うようになれば、それが自然になるのでしょうから)。

とはいえ、こと翻訳となると、原文の構造や単語の組み合わせに気を
取られたり、辞書の訳語に縛られたりして、結果的に、出来上がった
訳文(日本語)のコロケーションがどこかおかしなものとなっている・・
というケースが少なからずあるものです(もちろん、プロの私たちだって
例外ではありません)。

ただ外国語→日本語の場合、簡単な文章であれば、時間さえおけば後で
気がつく可能性は高くなります。もともとネイティブなのですから、他人の
気持ちになって読めば、おかしな点がすぐに見えてきます。「なるべく
時間をおいて見直しをしなさい」といわれるのは、そのためです。

しかしその文章に関する知識があまりない場合、すなわちその分野の
日本語を「読む/聞く」、あるいは自分で「話す/書く」という経験が
ない場合は大変です。どれだけ時間をおいて見直そうと、「その訳文が
自然なのか不自然なのかわからない」という状態から脱することが
できないからです。

しかも、スペイン語翻訳の場合には、自分になじみのある分野の仕事が
来ることのほうが少ないと言っていいでしょう。ではプロの翻訳者は
どうしているのでしょうか?

きょうは長くなってしまったので、ここまで。
来週は私たちプロの翻訳者がこの問題をどう乗り越えているのかを
お話しします。お楽しみに!

注※
「多い雨」だけでなく、「多い本」「多い水」などもだめなので、「多い」
と「名詞」は、この順序では使われないということなのでしょう(「多い」
は英語で習った「叙述形容詞」ということですね)。これを「共起しない」
という言葉を使って説明していいのかどうかわからないのですが、違和感の
ある表現としてはとてもわかりやすかったので、今回は例として使用しまし
た。文法的な解釈はどうあれ、「ネイティブが聞いて自然な表現にするよう
努力しましょう」というのが本稿の結論です。

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◆編集後記◆
アースです。
今週末の調査セミナーに向け、準備中のアースです。
ピーチとともにセミナー業(?)を初めてから、なんだかんだで
もう7回目(講義ののべ回数で言えば9回)。そろそろ「マンネリ」の
域に入りかけたか?と思ったところが、今回は初めての英語のセミナー
ということで、また緊張を新たにしています。
リハを開始して気がついたのが、見たこともない、ラテン系だか
ゲルマン系だかもわからないような英単語の場合、発音がわからない
可能性があるということ!!!
スペイン語って、ぜんぜん知らない単語で意味がわからなくても
スラスラと読めますものねえ・・・ううう。特に今回は「調査
セミナー」で、その場でネット検索を行うので、読めない単語に
あたる可能性大。
その場しのぎでモニョモニョ発音するか、あるいはさも重要で
ないふりをして読み飛ばすか・・。
(しまった、このメルマガ読者さんからの参加もアリなのだった。
該当の方々は上記記述をただちに忘れてください!!!)

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 スペイン語翻訳者になろう vol.133

 おはようございます。アースです。
 来週の調査セミナーで上京するのに、ホテルを予約するのをすっかり
 忘れていました。いつもは2週間前にはもう満室近いのですが、さきほど
 ネットで見たらまだガラガラ。インフルエンザのせいなのか、はたまた
 サラリーマンや観光客が東京に足を向ける余裕もないほど不景気なのか、
 ともかく助かりました。
 最近は競争が激しいせいか、ごく普通のビジネスホテルでも「極端に」
 と言っていいほど安く、気の毒になるほど。翻訳者もけっこう叩き売り
 される側ですから、身につまされます・・。
 さて、そんな翻訳者の立場を少しでも改善すべく、「調査テク」を磨きたい
 あなたは、10月3日の「アースと行くネット探検ツアー」にぜひご参加
 下さい!
 ・・というのは半分冗談ですが、調査セミナーを開催するのは本当です。
 本号の最後の方に要綱を載せてありますので、ぜひご覧くださいね。
 申込締切は<24日(木)>です!!

 さて、きょうは「経済ワードシリーズ」第4弾です。さっそく
 参りましょう。

 ==<もくじ>===========================
   1) 経済ワードをスペイン語で学ぼう【失業率】
   2) 実例を見てみよう
 ==================================

┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃1│ 経済ワードをスペイン語で学ぼう【失業率】
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

きょうは、景気後退時にはとくに頻繁に耳にする「失業率」を
取り上げます。

まず、「失業」は desempleo あるいは paro です。desempleo は中南米、
paro はスペインでの使用が多いと言われますし、確かに私たちの受ける
印象でもその通りです。しかし例えば中南米の人々が絶対に paro を
使わないかというと、そうでもないようです。(ただし、paro には
「ストライキ」などの意味もあるので、要注意)

また頻度は少ないですが、desocupacion を使うこともあります。

さて、「失業率」は tasa de inflacion(インフレ率)などでおなじみの
tasa を使って

 tasa de desempleo / tasa de paro / tasa de desocupacion

とするか、あるいはもう少し専門的な感じのする indice を使って

 indice de desempleo / indice de paro / indice de desocupacion

とすることもあります。(indice は最初の i にアクセント)

「経済成長率」の回で、crecimiento はそれだけで「成長“率”」を示す
こともあると言いましたが、失業率の場合も同じで、tasa や indice なし
でも「失業率」を意味することがあります。

ところで、「失業率」の意味を正確にご存じでしょうか?『大辞林』では、

 働く意思と能力がある人(労働力人口)のうちに占める失業者の比率。
 失業人口を労働力人口で割った数字。

という語義を載せていますが、正確にはもう少し細かい定義が存在します
(たとえば「労働力人口」は単に「働く人」というだけではありません)。

定義そのものが国によって異なることがありますので、興味のある方は
調べてみてくださいね。

また「失業率」の関連ワードとしては、

 desempleo abierto(完全失業)
 desempleo voluntario(自発的失業)

などがありますので、こちらも興味のある方は意味を調べてみてください。
(できればスペイン語で!)

さて、次のコーナーでは実際の使用例を見てみましょう。

┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃2│ 実例を見てみよう
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇La tasa de paro sigue siendo todavia muy elevada pese al
crecimiento economico.
経済が成長しているにも関わらず、失業率は依然として非常に高い水準で推移
している。

◇La tasa de desocupacion paso' de 5.6% a 5.2%, su primera baja desde
mayo de 2002.
失業率は5.6%から5.2%に低下した。低下するのは2002年5月以降で初めて。

※ pasar de ... a ...はスペイン語ではよく見る表現ですが、こういった経
済の統計値について述べる場合、日本語では「〜から〜へと変動する」などと
ニュートラルな表現はあまり使わず、「上がったか下がったか」をはっきりと
言うことが多いようです。上記訳でもそのようにしてみました。

◇El impacto de la crisis economica se traduce en un incremento
significativo de la tasa de desempleo.
経済危機の影響は、失業率の急上昇となって表われている。

◇El Departamento del Trabajo anuncio' una leve reduccion del
desempleo en julio a 9,4 por ciento tras llegar el mes anterior a 9,5
por ciento, el nivel mas alto de las ultimas dos decadas.
労働省の発表によると、7月の失業率は、過去20年間で最高を記録した前月の
9.5%から9.4%へとわずかに低下した。

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    開催日時: 2009年10月3日(土) 13:30〜16:45
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           (東京都新宿区新宿1-1-8 御苑高木ビル6F)
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        (主催:株式会社知財翻訳研究所 知財アカデミー)

       <<申込締切は 9月24日(木) です!!>>

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◆編集後記◆
ピーチです。
「シルバーウィーク〜?何もしてまへん」という皆さま(わしも・・)、
時期はちょこっとずれますが、
「アースと行くネット探検ツアー((株)知財翻訳研究所様主催)」
をお勧めします。
締切は明日だそうです。
ぜひ御検討くださいね(詳しくは上記案内をご覧ください)。
要望があれば「アースお得意のアニメ声」で講義をしてくれるかも
しれませんYO。

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 スペイン語翻訳者になろう vol.132

 おはようございます。ピーチです。
 わたしの住んでいるあたりでは、「夏が秋に今まさに襷(たすき)を
 渡さんとしている」ようなここ数日です。
 普段は「ぼ〜っとしていて、気づいたら季節が変わってた」という
 ことが多い自分ですので、ここまで如実に季節の移ろいを実感できる
 のは、ちょっと贅沢で優雅な気分がします(よろよろと力なく飛んで
 いる蚊を見ると、幾ばくかの切なさも過ぎるのですが)。

 今週の記事は、翻訳者志望者さんはもちろん、すでに翻訳者としてお仕事を
 されている方にも非常に参考になる内容だと思います。
 アース嬢のセミナーのお知らせもありますので、よろしければ最後まで
 お目通しくださいね。

 ==<もくじ>===========================
   1) ITスキルを高めよう
   2) 調査セミナーのご案内(再掲)
 ==================================

┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃1│  ITスキルを高めよう
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

最近、次のような依頼が増えているなあと感じます。

 「原稿はパワポです。基本的に翻訳文は原文に上書きする形で入れて
  ください。ただし原文が画像になっている部分はテキストボックス
  で上から貼り付ける形で対処をお願いします。あ、文字色や背景色
  はモチロン原文通りに・・。表組みとか、レイアウトが崩れたとこ
  ろはまぁ適当にそれなりに美しく」

この文章を読んで、

 1)こんなの簡単だよ(めんどうだけど)。
 2)作業内容はわかるけど、うまくできるかなあ or やったことないなあ。
 3)「パワポ」はわかるけど、それ以降は何を言ってるのかわからん。
 4)「パワポ」ってなに?ポパイの友だち?

皆さんは以上のうちどの感想を持たれたでしょうか。4)の方は少ない
かもしれませんが、2)や3)の方は結構いらっしゃるのではないで
しょうか。

まず、「パワポ」は Microsoft 社の PowerPoint(パワーポイント)という
プレゼンテーション・ソフトの略称です。PPTと表記されることもあり
ます。同社の Office シリーズを購入するとその中に含まれています。

企業人の皆さんにはおなじみのソフト(のはず)で、これを使えば、かつて
スライドでガッチャンガッチャン、OHPで静電気と戦いながらやっていた
プレゼンを、PC+プロジェクタで簡単にできるようになりました。

アース&ピーチのセミナーで使っているのも類似のソフト(正確には
Macintosh の Keynote というソフトなのですが、機能は同じです)で、
これなしでセミナーができるとはとても思えない・・というほどの
優れものです。

長い間勤め人をやっていないので正確なところはわかりませんけれど、
企業内の文書に占める「パワポ」の割合はどんどん増えているのでは
ないかと思います。中には、これってPDF文書で十分じゃないの?
というようなものまであります(無意味に絵がくるくる回ったり、字が
躍ったり・・かえって見にくいんですけど)。

こんな状況ですから、パワポそのままの翻訳依頼が増えるのも当然です。

翻訳原稿が紙からデータに変わったときは、「Microsoft の Word に
そのまま上書きしてください」という依頼が急激に増え、そのときも
「表組みくらいはできるようにならないとまずいなぁ〜」と叫んでいた
ものですが、いまや Word や Excel をある程度使いこなせるのは当たり前。

特定の会社のソフトを当然のように指定されるのも釈然としないものが
ありますが、それを言うならコンピュータやネットだって、それがなければ
仕事はないよと言われているも同然なので・・仕方ないですね。

ともあれ。

最近ではパワポのファイルをそのまま渡され、レイアウトを崩さない
ように美しく仕上げるところまで求められることが多くなりました。実際、
先日の依頼では「レイアウトは原文と同じにたのみます。それ程大変
じゃないはずです」とあっさり言われました。あっそ。

「それって翻訳者の仕事じゃないんじゃないの?」とおっしゃる向きも
あるでしょう。しかし現実に、このようなDTPオペレータやデザイナー
まがいの?工程を含む依頼は増えています。翻訳会社の立場で考えると、
一人でなんでもやってくれれば、その後の処理が楽になるのは当たり前
ですものね。

私はそんなことをしたくて翻訳者になる(なった)んじゃな〜い!
という人がいるかもしれません。しかし現実は現実。依頼があるたびに
「レイアウトは誰か別の人に頼んでください」と言って断っていたら、
じきに仕事自体が来なくなるでしょう。

それを避けるためには? はい、「スキルを高める」、これしか
ありません。ネット上にはワード文書やパワポ文書があふれています
から、そのどれでもいいのでダウンロードして、レイアウトを崩さない
よう翻訳してみてはいかがでしょうか。

初めてのソフトで初めてのことしようとすると、びっくりするくらい
時間がかかることがあります(罫線一本を消すだけで何分も何十分も・・
とかですね)。それを翻訳と同時進行させ、納期に間に合わせるのは
絶対に無理! したがって、ほんの少しでも良いので、前もって経験して
おくことが重要です。

今回はパワポ(とワード)に限定して話を進めてきましたが、もちろん
スキルアップの必要性はこの2つのソフトに止まりません。こういった
ITスキルは本来、翻訳の実力とは関係のないものですが、持っていれば
仕事の効率がアップするのみならず、翻訳の質の向上にも必ず役立ちます。

以前、「アンテナを高く上げよう(vol.126)」でお話ししたように、
とっかかりさえつかめば、その後の知識の獲得には「加速度」がつきます
から、ITに苦手意識のある方もまずは何にでもトライするようにして
みましょう。(いずれ仕事が来たときに泣く泣く断る・・なんてことの
ないように)

※レイアウトに関しては、その分の料金を払ってくれる会社、翻訳料に含めて
 いる会社いろいろですので、どのような条件なら受け入れるかは翻訳者個人
 の判断になります。

※ Google の検索結果のうち、冒頭に [PDF]  [doc]  [PPT] などと拡張子が
 ついているものがあります。最後の [PPT] がパワーポイントのファイルだ
 よという印ですので、ダウンロードしてみるとよいでしょう(doc はもちろ
 んワードです)。

 ただしワードやパワポのファイルからはウイルス感染の危険性もありますの
 で、怪しそうなサイトからはダウンロードしない、またウイルス対策ソフト
 を完備するなどの対策だけはきっちりしておきましょう。

┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃2│  調査セミナーのご案内(再掲)
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

アースです。

来月3日、以下のセミナーにて、わたくしアースが講師を
務めることとなりましたので、ご案内します。このメルマガの読者の
皆さんにもぜひご出席いただければと思います。申込み締切は
<9月24日>です!

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    開催日時: 2009年10月3日(土) 13:30〜16:45
    場所  : (株)知財翻訳研究所 分室
           (東京都新宿区新宿1-1-8 御苑高木ビル6F)
    参加費 : 8,400円(税込)
    申込締切: 2009年9月24日(木)
          ※課題は英語の文章を使用します。

        (主催:株式会社知財翻訳研究所 知財アカデミー)

 お申し込みはこちらから
 →http://www.chizai.jp/academy/seminar/TranslationResearch_J.html

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セミナー名を見ればわかりますとおり、課題は基本的に(英語の)特許文書を
使いますが、わたし自身、特許翻訳者ではありませんので、あくまでも講義の
眼目は「ネット調査」になります。

それでも

   「課題が特許なら、専門性の高い用語の調査の話ばかりに
    なるのでは?」

と思われるかもしれませんね。でも専門用語の話ならば、わたしではなく特許
専門のベテラン翻訳者さんが講師をするのが el mejor。

しかしわたくしアースが講師を務めるからには、

 ・専門用語の対訳探しだけが調査ではない
 ・「ネット調査を通じた翻訳の品質向上」の可能性は無限大(に近い)

この2つを、ひとりでも多くの翻訳者さん(のたまごさん)にわかっていただ
くことをセミナーの目標とします。

上記2点については、このメルマガでも折に触れお話ししていることではあり
ますが、文字での説明にはどうしても限界があり、何をどのようにどこまで調
査するのか、セミナーでPCとネットを使って実際にお見せできればと考えて
います。

ただし、ネット調査にも落とし穴はあります。その点についてもきちんとお話
をするつもりです。

   「それはいいんだけど、英語でしょ?」

はい、たしかにこれはスペイン語のメルマガなのに、なぜこんなところで募集
をかけるのか?

それは、「日本語に関する調査(翻訳後の言語に関する調査)」が翻訳におけ
る調査のなかで非常に大事な部分を占めていると思うからです。つまり、原文
が英語であろうがスペイン語であろうが、日本語に訳すという作業をする限
り、日本語の調査は必須、ということです。

これを読んで

    「日本人がなんで日本語の調査をするのさ?」

と思ったあなたはぜひご出席ください!

調査にも興味があるけど特許にもちょっと触れてみたい・・という方ももちろ
ん大歓迎です。

以下に、同セミナーを企画してくださった知財翻訳研究所の柴田さんからの
メッセージをお送りします。柴田さんはご自身が翻訳者として特許翻訳に
携わったあと、現在は主にチェッカーとして活躍しておられます。

以下のメッセージでは、講師としてわたしを選んでいただいた理由、そして
2008年3月にアース&ピーチで開催した調査セミナーの感想なども書いて
くださいましたので、ぜひお読みください。

お申し込みはこちらから
http://www.chizai.jp/academy/seminar/TranslationResearch_J.html

■知財翻訳研究所・柴田さんからのメッセージーーーーーーーーーーーー

今回の知財翻訳研究所・知財アカデミーのセミナーを企画しました
柴田知恵と申します。はじめまして。通常は知財翻訳研究所で英文和訳の
チェッカーをしています。

まずは、この企画を思いついた経緯をご説明します。

たまたまインターネットで目にしたのが「ちょくねりメソッド」。
まずは直訳し、次に読みやすい日本語にするという翻訳の考え方に
とても共感し、このメールマガジンを購読することにしました。

直接お話をお伺いしたいなと思っていたところ、「スペイン語翻訳者の
ためのネット調査術」というセミナーが開催されるとのこと。調査術
だからスペイン語がわからなくてもついていけるかもと思い、参加する
ことにしました。

セミナーの内容は、期待していた以上のものでした。

インターネットにはあふれんばかりの情報が詰まっていますが、信頼性の
低い情報が多く、翻訳の際にはきちんと裏付けを取って下さいという、
私が常日頃、外部の翻訳者さん(英和)たちに伝えたい思いを論理的に
かつ明快に説明して下さっていて、とても感激しました。

また、課題を通して、私自身、訳文が日本語として不自然であることに
気づいていないということも実感することができました。

今ではインターネットで調査するのは当たり前ですが、安易な訳語の
選択という落とし穴にはまってしまう危険性も同時に高まっています。

特に英和翻訳の場合、ネット上に数多くの英和辞書が公開されています。
そんな恵まれた環境にある英和翻訳者にこそ、ネット調査の危うさを
しっかりと伝えたいと考え、思い切ってアースさんにセミナーをお願い
したというわけです。

スペイン語がちんぷんかんぷんな私でもとても勉強になった「スペイン
語翻訳者のためのネット調査術」。その講師であるアースさんが弊社
セミナーの講師をつとめて下さいます。

英和翻訳者を対象としていますが、もちろんスペイン語翻訳者さんでも
十分ためになるセミナーですと自信を持っておすすめします。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

皆さんとお目にかかれることを楽しみにしています!!!

お申し込みはこちらから
http://www.chizai.jp/academy/seminar/TranslationResearch_J.html

◆編集後記◆
アースです。
東京ではないのですが、恐竜関係の催し(?)を見に行きました
(広く、そして果てしなく浅いわたしの趣味のひとつが恐竜です・・)。
スペイン語とはぜんぜん関係なさそうな世界ですが、学名には
スペイン語の親とも言えるラテン語が使われますので、見ていると
なかなかおもしろいです。
たとえば有名な「ティラノサウルス(Tyrannosaurus)」の
「ティラノ」はスペイン語でも tirano(暴君、専制君主)、
「サウルス」は saurio(トカゲ類)です。「暴君のトカゲ」という
意味ということですね。
この言葉通り、足が速くてどう猛だったという学者さんもいるし、
けっこうのろくて死肉ばかりあさっていたという学者さんもいて、
想像力をあっちこちに刺激されます。恐竜界はまだ日々研究がぐいぐい
進んでいる世界なので、毎年のように新しい学説が発表されて、本当に
おもしろいです。
あ、スペイン語との関係を語っていたのでした。そういうわけで
学名を丹念に見ていくと、意味するところが案外わかるので、
おもしろいですよ。(とってつけたみたいなまとめ方?)

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 スペイン語翻訳者になろう vol.131

 おはようございます。アースです。
 おととい7日は、二十四節気の「白露(はくろ)」でした。
 露が降りて秋が深まり始めるころということなのですが、
 例年なら「秋なんてまだまだぜんぜん」という時期ですよね。
 でも今年はまさにずばりどころか、二十四節気よりずっと早く
 季節が進んでいるような気がします。
 というか今年の当地は夏がなかったし。扇風機もいちおう出した
 けれど、ほとんど活躍しないままにしまうことになりそう。
 まさかこのまま厳冬に突入!なんてことがないように祈りたい
 ものです(寒いのは好きですが、雪かきは嫌い)。

 さて、きょうも引き続き経済ワードシリーズの「ちょくねり篇」です。
 「もう経済はいいよ〜!」という方のために、来週はちょっと息抜き
 する予定。でもまずは今週、がんばってちょくねっちゃいましょう。

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃  経済ワードをスペイン語で学ぼう【ちょくねり篇】
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今回は、先週学んだ crecimiento economico というワードの入った短文を
訳してみましょう。

「GDP」の回(vol.129)で言いましたように、経済成長率とは、
「ある期間のGDP額と別の期間のGDP額を比べて、どれだけの
割合で減ったか増えたか」を見るものでした。それを踏まえて
読んでください。

◇本日の課題
El Banco de Mexico (central) reviso' a la baja su pronostico de
crecimiento economico en 2009, cuando preve' una contraccion del PIB
de entre el 6,5 y el 7,5% por la crisis economica mundial.
※単純な構造ですので、いつもの構造図は省略します。

【語注】
Banco de Mexico (central):「メキシコ銀行」ですが、カッコ内にあるとお
         り central すなわち各国の「中央銀行」に当たりますの
         で、通常は「メキシコ中央銀行」と訳されます。
reviso'<revisar:見直す
pronostico   :予想、予測
preve'<prever :予想する、予測する
contraccion   :縮小

【直訳】
メキシコ中央銀行は、2009年における経済成長の同行の予測を下方へ見直し
た。2009年には、世界的な経済危機による6.5%から7.4%の国内総生産
(GDP)の縮小を予想している。

※ 関係副詞 cuando は直前の 2009 を受けています。辞書通りに訳せば
 「(中銀は)その年=2009年に、成長率を○%の縮小と予測する」つまり
 「予測する」という動作が行われたのが「2009年」ということになります
 ね。もちろん今回の文章でもそれは事実なのですが、より具体的に言えば、
 ここでは「(中銀は)2009年"について"、成長率を〜と予測している」こ
 とを指しています。

【練り訳案】
メキシコ中央銀行は世界的な経済危機を受けて2009年の経済成長率予測を下方
修正し、-6.5%〜-7.5%とした。

※ この文章の難点は、後半の contraccion del PIB が crecimiento
 economico (正確にはマイナスの crecimiento )と同じであるという点で
 す。スペイン語ではこのような言い換えが頻繁に行われますが、直訳にそっ
 て原文通りに訳すと、たとえば

  メキシコ中央銀行は2009年の経済成長率の予測を引き下げた。世界的な
  経済危機が原因で同年の国内総生産(GDP)の縮小率は6.5%〜7.5%
  になると同行は予想している。

 のようになり、若干しつこい印象になります。「GDP」の回で書きました
 とおり、「経済成長率」とは「GDP成長率(マイナスならGDP縮小
 率)」のことですから、案1のように日本語ではひとつにしたほうがわかり
 やすくなります。

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    参加費 : 8,400円(税込)
    申込締切: 2009年9月24日(木)
          ※課題は英語の文章を使用します。

        (主催:株式会社知財翻訳研究所 知財アカデミー)

  お申し込みはこちらから
  →http://www.chizai.jp/academy/seminar/TranslationResearch_J.html

  ※特許分野以外の翻訳を志している方もぜひご参加ください。

  ※詳しい内容がお知りになりたい方は、以下のバックナンバーを
   ご覧ください。

   第129号バックナンバー →http://tinyurl.com/ljh7ah
   第130号バックナンバー →http://tinyurl.com/m4g4ts

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◆編集後記◆
ピーチです。
皆さま、「どうぞ後置話法」をご存知ですか?
・・実はこれ、わたしが勝手に命名したものですので、誰もご存知ない
はずなのですが、 最近この話法が勢力範囲をじわじわ拡大している
ような気がします。
「それ、なんじゃい?」
と思われるでしょうから説明しますと、通常前に置かれるべき「どうぞ」
という言葉を後ろに持ってくる話法のことです。例を挙げれば、
「よろしくどうぞ」
「お大事にどうぞ」
「ごゆっくりどうぞ」
等々。
気のせいかもしれませんし、意識しているせいかもしれませんが、
最近上記例のような言い回しが、頻繁に我が耳に飛び込んでくるのです。
この話法の台頭の理由に関して、あれこれ考えてみたところ、
「『どうぞ』を前に持っていくと、言葉が長くなる(例:どうぞよろしく
 お願いします) から、省力のため」
「どうぞを文末にもってくることで、手軽に丁寧感を出そうとしている」
などが思い浮かびました・・が、真相はもちろんわかりません。
ただ、個人的好みでいえば、わたしは前置のほうが好きで、例えば病院で
「お大事にどうぞ〜」
といわれるよりも
「どうぞお大事に〜」
といわれる方が心地よく、早く回復しそうな気すらします(これは個人的
好みの問題ですかね)。
・・・ということで、次号もどうぞよろしく!

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 スペイン語翻訳者になろう vol.130

 おはようございます。ピーチです。
 早くも9月ですね。
 今号ではメイン記事のあとに、来月開催のアース氏が講師を務める
 セミナー(知財翻訳研究所主催)の詳しいご案内をしております。
 是非お目通しください。
 それでは早速入ってまいりましょう。

 ==<もくじ>===========================
   1) 経済ワードをスペイン語で学ぼう【経済成長率】
   2) 実例を見てみよう
   3) 調査セミナーのご案内
 ==================================

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃1│ 経済ワードをスペイン語で学ぼう【経済成長率】
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

きょうは、先回の「GDP」に関する重要ワード「経済成長率」を
取り上げます。

まず、「成長」は crecimiento ですので、「経済成長率」を
スペイン語で正確に表現すると

 tasa de crecimiento economico

になります。ただし、実際には crecimiento(economico)だけで
「(経済)成長率」を表すことのほうが多いようです。以前の西和
辞典には語義として crecimiento=「成長率」を載せていないものも
あったようですが、最近はほとんど掲載されているようですね。

さて、では「経済成長率」とはそもそも何か?「経済」の「成長率」で
あることは明らかですが、具体的にはどういうことか。ここで先回の
ワード「GDP(PIB=Producto Interior Bruto)」が登場します。

GDPとは、

 国内の居住者(国籍を問わない)が1年間に生み出した付加価値の合計。
           (『スペイン語経済ビジネス用語辞典』より)

でしたね。

あるスペイン語のサイトでは、tasa de crecimiento economico を

 variable que aumenta o disminuye el producto interior bruto
 GDPの増加もしくは減少の変動(幅)

のように説明していました。わかりやすいように数字をごく小さく
単純にした例で考えてみます。たとえば

 2008年のA国のGDP総額 100万円
 2009年のA国のGDP総額 102万円

だった場合、2009年の経済成長率は「2%」になります。
もちろん、数字が減った場合は「−2%」などになります。

なお、ふつう「経済成長率(crecimiento economico)」と言った
場合は、「実質GDP成長率(crecimiento real del PIB)」のことを
指します。(「実質」「名目」についてはまた取り上げることもあろうか
と思います)

ちなみに日本の2009年1‐3月期のGDPは、昨年同期に比べて14.2%の
減少(14.2%のマイナス成長)だったそうです。前年同期には約115万円
ほどもあったものが、今期は100万円になってしまったということ。
こうしてみるとすごい減りようですね。う〜む。

さて、次のコーナーでは実際の使用例を2つ見てみましょう。

┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃2│ 実例を見てみよう
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇En 2007 Coahuila fue el estado que registro' el mayor crecimiento
economico con un alza de 10.2%.
コアウイラは2007年に10.2%という最高の経済成長率を記録した州である。
2007年にコアウイラは10.2%という最大の経済成長率を記録した。

◇La prevision de crecimiento economico para 2009 se mantiene en un
8% negativo, mientras que en 2010 volvera' a cifras positivas del 2,8%.
2009年にマイナス成長に陥るという予想は据え置かれているが、2010年は
2.8%のプラス成長に回復しそうだ。

┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃3│  調査セミナーのご案内
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

アースです。先週もお伝えいたしましたが、今年10月3日、以下の
セミナーにて、わたくしアースが講師を務めることとなりましたので、
ご案内します。

           ★セミナー詳細★

  「特許翻訳に役立つ!インターネットの活用ノウハウ
               〜翻訳の品質向上を目指して」

    開催日時: 2009年10月3日(土) 13:30〜16:45
    場所  : (株)知財翻訳研究所 分室
           (東京都新宿区新宿1-1-8 御苑高木ビル6F)
    参加費 : 8,400円(税込)
    申込締切: 2009年9月24日(木)
          ※課題は英語の文章を使用します。

        (主催:株式会社知財翻訳研究所 知財アカデミー)

「特許」で「英語」のセミナーなのに、どうしてこのメルマガで宣伝
するのかという大きな謎も含め、セミナーの目標や内容については先週の
129号でとくとお伝えしましたので、少しでも興味を持たれた方は
ぜひご覧くださいね。

  第129号バックナンバー →http://tinyurl.com/ljh7ah

今回は同セミナーを企画してくださった知財翻訳研究所の柴田さんからの
メッセージをお送りします。柴田さんはご自身が翻訳者として特許翻訳に
携わったあと、現在は主にチェッカーとして活躍しておられます。

以下のメッセージでは、講師としてわたしを選んでいただいた理由、そして
2008年3月にアース&ピーチで開催した調査セミナーの感想なども書いて
くださいましたので、ぜひお読みください。

お申し込みはこちらから
http://www.chizai.jp/academy/seminar/TranslationResearch_J.html

■知財翻訳研究所・柴田さんからのメッセージーーーーーーーーーーーー

今回の知財翻訳研究所・知財アカデミーのセミナーを企画しました
柴田知恵と申します。はじめまして。通常は知財翻訳研究所で英文和訳の
チェッカーをしています。

まずは、この企画を思いついた経緯をご説明します。

たまたまインターネットで目にしたのが「ちょくねりメソッド」。
まずは直訳し、次に読みやすい日本語にするという翻訳の考え方に
とても共感し、このメールマガジンを購読することにしました。

直接お話をお伺いしたいなと思っていたところ、「スペイン語翻訳者の
ためのネット調査術」というセミナーが開催されるとのこと。調査術
だからスペイン語がわからなくてもついていけるかもと思い、参加する
ことにしました。

セミナーの内容は、期待していた以上のものでした。

インターネットにはあふれんばかりの情報が詰まっていますが、信頼性の
低い情報が多く、翻訳の際にはきちんと裏付けを取って下さいという、
私が常日頃、外部の翻訳者さん(英和)たちに伝えたい思いを論理的に
かつ明快に説明して下さっていて、とても感激しました。

また、課題を通して、私自身、訳文が日本語として不自然であることに
気づいていないということも実感することができました。

今ではインターネットで調査するのは当たり前ですが、安易な訳語の
選択という落とし穴にはまってしまう危険性も同時に高まっています。

特に英和翻訳の場合、ネット上に数多くの英和辞書が公開されています。
そんな恵まれた環境にある英和翻訳者にこそ、ネット調査の危うさを
しっかりと伝えたいと考え、思い切ってアースさんにセミナーをお願い
したというわけです。

スペイン語がちんぷんかんぷんな私でもとても勉強になった「スペイン
語翻訳者のためのネット調査術」。その講師であるアースさんが弊社
セミナーの講師をつとめて下さいます。

英和翻訳者を対象としていますが、もちろんスペイン語翻訳者さんでも
十分ためになるセミナーですと自信を持っておすすめします。

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皆さんとお目にかかれることを楽しみにしています!!!

お申し込みはこちらから
http://www.chizai.jp/academy/seminar/TranslationResearch_J.html

◆編集後記◆
アースです。
なぜだかわかりませんが、やたら仕事が集中して苦しい日々が
続いています。バラバラで来てくれればいいのですが、世の中
うまくいかないものです。ヒマなときはやたらヒマですし。
ヒマなときの自分、いまここに来てくれないかなぁ。。。

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