« 2009年8月26日 | トップページ | 2009年9月9日 »

2009年9月2日

 スペイン語翻訳者になろう vol.130

 おはようございます。ピーチです。
 早くも9月ですね。
 今号ではメイン記事のあとに、来月開催のアース氏が講師を務める
 セミナー(知財翻訳研究所主催)の詳しいご案内をしております。
 是非お目通しください。
 それでは早速入ってまいりましょう。

 ==<もくじ>===========================
   1) 経済ワードをスペイン語で学ぼう【経済成長率】
   2) 実例を見てみよう
   3) 調査セミナーのご案内
 ==================================

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃1│ 経済ワードをスペイン語で学ぼう【経済成長率】
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

きょうは、先回の「GDP」に関する重要ワード「経済成長率」を
取り上げます。

まず、「成長」は crecimiento ですので、「経済成長率」を
スペイン語で正確に表現すると

 tasa de crecimiento economico

になります。ただし、実際には crecimiento(economico)だけで
「(経済)成長率」を表すことのほうが多いようです。以前の西和
辞典には語義として crecimiento=「成長率」を載せていないものも
あったようですが、最近はほとんど掲載されているようですね。

さて、では「経済成長率」とはそもそも何か?「経済」の「成長率」で
あることは明らかですが、具体的にはどういうことか。ここで先回の
ワード「GDP(PIB=Producto Interior Bruto)」が登場します。

GDPとは、

 国内の居住者(国籍を問わない)が1年間に生み出した付加価値の合計。
           (『スペイン語経済ビジネス用語辞典』より)

でしたね。

あるスペイン語のサイトでは、tasa de crecimiento economico を

 variable que aumenta o disminuye el producto interior bruto
 GDPの増加もしくは減少の変動(幅)

のように説明していました。わかりやすいように数字をごく小さく
単純にした例で考えてみます。たとえば

 2008年のA国のGDP総額 100万円
 2009年のA国のGDP総額 102万円

だった場合、2009年の経済成長率は「2%」になります。
もちろん、数字が減った場合は「−2%」などになります。

なお、ふつう「経済成長率(crecimiento economico)」と言った
場合は、「実質GDP成長率(crecimiento real del PIB)」のことを
指します。(「実質」「名目」についてはまた取り上げることもあろうか
と思います)

ちなみに日本の2009年1‐3月期のGDPは、昨年同期に比べて14.2%の
減少(14.2%のマイナス成長)だったそうです。前年同期には約115万円
ほどもあったものが、今期は100万円になってしまったということ。
こうしてみるとすごい減りようですね。う〜む。

さて、次のコーナーでは実際の使用例を2つ見てみましょう。

┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃2│ 実例を見てみよう
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇En 2007 Coahuila fue el estado que registro' el mayor crecimiento
economico con un alza de 10.2%.
コアウイラは2007年に10.2%という最高の経済成長率を記録した州である。
2007年にコアウイラは10.2%という最大の経済成長率を記録した。

◇La prevision de crecimiento economico para 2009 se mantiene en un
8% negativo, mientras que en 2010 volvera' a cifras positivas del 2,8%.
2009年にマイナス成長に陥るという予想は据え置かれているが、2010年は
2.8%のプラス成長に回復しそうだ。

┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃3│  調査セミナーのご案内
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

アースです。先週もお伝えいたしましたが、今年10月3日、以下の
セミナーにて、わたくしアースが講師を務めることとなりましたので、
ご案内します。

           ★セミナー詳細★

  「特許翻訳に役立つ!インターネットの活用ノウハウ
               〜翻訳の品質向上を目指して」

    開催日時: 2009年10月3日(土) 13:30〜16:45
    場所  : (株)知財翻訳研究所 分室
           (東京都新宿区新宿1-1-8 御苑高木ビル6F)
    参加費 : 8,400円(税込)
    申込締切: 2009年9月24日(木)
          ※課題は英語の文章を使用します。

        (主催:株式会社知財翻訳研究所 知財アカデミー)

「特許」で「英語」のセミナーなのに、どうしてこのメルマガで宣伝
するのかという大きな謎も含め、セミナーの目標や内容については先週の
129号でとくとお伝えしましたので、少しでも興味を持たれた方は
ぜひご覧くださいね。

  第129号バックナンバー →http://tinyurl.com/ljh7ah

今回は同セミナーを企画してくださった知財翻訳研究所の柴田さんからの
メッセージをお送りします。柴田さんはご自身が翻訳者として特許翻訳に
携わったあと、現在は主にチェッカーとして活躍しておられます。

以下のメッセージでは、講師としてわたしを選んでいただいた理由、そして
2008年3月にアース&ピーチで開催した調査セミナーの感想なども書いて
くださいましたので、ぜひお読みください。

お申し込みはこちらから
http://www.chizai.jp/academy/seminar/TranslationResearch_J.html

■知財翻訳研究所・柴田さんからのメッセージーーーーーーーーーーーー

今回の知財翻訳研究所・知財アカデミーのセミナーを企画しました
柴田知恵と申します。はじめまして。通常は知財翻訳研究所で英文和訳の
チェッカーをしています。

まずは、この企画を思いついた経緯をご説明します。

たまたまインターネットで目にしたのが「ちょくねりメソッド」。
まずは直訳し、次に読みやすい日本語にするという翻訳の考え方に
とても共感し、このメールマガジンを購読することにしました。

直接お話をお伺いしたいなと思っていたところ、「スペイン語翻訳者の
ためのネット調査術」というセミナーが開催されるとのこと。調査術
だからスペイン語がわからなくてもついていけるかもと思い、参加する
ことにしました。

セミナーの内容は、期待していた以上のものでした。

インターネットにはあふれんばかりの情報が詰まっていますが、信頼性の
低い情報が多く、翻訳の際にはきちんと裏付けを取って下さいという、
私が常日頃、外部の翻訳者さん(英和)たちに伝えたい思いを論理的に
かつ明快に説明して下さっていて、とても感激しました。

また、課題を通して、私自身、訳文が日本語として不自然であることに
気づいていないということも実感することができました。

今ではインターネットで調査するのは当たり前ですが、安易な訳語の
選択という落とし穴にはまってしまう危険性も同時に高まっています。

特に英和翻訳の場合、ネット上に数多くの英和辞書が公開されています。
そんな恵まれた環境にある英和翻訳者にこそ、ネット調査の危うさを
しっかりと伝えたいと考え、思い切ってアースさんにセミナーをお願い
したというわけです。

スペイン語がちんぷんかんぷんな私でもとても勉強になった「スペイン
語翻訳者のためのネット調査術」。その講師であるアースさんが弊社
セミナーの講師をつとめて下さいます。

英和翻訳者を対象としていますが、もちろんスペイン語翻訳者さんでも
十分ためになるセミナーですと自信を持っておすすめします。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

皆さんとお目にかかれることを楽しみにしています!!!

お申し込みはこちらから
http://www.chizai.jp/academy/seminar/TranslationResearch_J.html

◆編集後記◆
アースです。
なぜだかわかりませんが、やたら仕事が集中して苦しい日々が
続いています。バラバラで来てくれればいいのですが、世の中
うまくいかないものです。ヒマなときはやたらヒマですし。
ヒマなときの自分、いまここに来てくれないかなぁ。。。

|
|

« 2009年8月26日 | トップページ | 2009年9月9日 »