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2009年8月26日

 スペイン語翻訳者になろう vol.129

 おはようございます。アースです。
 この夏、みなさんはどのように過ごされましたか?
 わたしは7月末に一週間ほどお休みをいただいて、十分充電・・した
 はずだったのですが、1ヶ月近くたって、すでに赤いランプがピコピコ
 点灯しております。(ただ遊びに行きたいだけ〜)

 さて、5回にわたったアンコールシリーズも終了し、本メルマガは
 今週から通常の内容でまいります。どうぞまたよろしくおつきあい
 くださいね。後半では10月開催の「調査セミナー」のご案内もして
 おりますので、こちらもよろしければご覧ください。

 さて、まずはお休み前に始まった「経済ワードをスペイン語で学ぼう」
 シリーズから再開です。

 ==<もくじ>===========================
   1) 経済ワードをスペイン語で学ぼう【GDP】
   2) 実例を見てみよう
   3) 調査セミナーのご案内
 ==================================

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

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┃1│ 経済ワードをスペイン語で学ぼう【GDP】
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きょうは、先回の「インフレ」に引き続き、重要経済ワードである
「GDP(国内総生産)」を取り上げます。

まずは3ヶ国語での表現を確認しておきましょう。

 日本語   国内総生産
 スペイン語 Producto Interior Bruto
       Producto Bruto Interno
 英語    Gross Domestic Product

上記にあるように、スペイン語には2通りの言い方があります。
私たちの経験から言いますと、Producto Interior Bruto のほうが
多く使われるような気がします。略語はそれぞれ PIB と PBI です。

さて、「国内総生産」とは

 国内の居住者(国籍を問わない)が1年間に生み出した付加価値の合計。
           (『スペイン語経済ビジネス用語辞典』より)

を意味します。

ここで、付加価値(valor agregado)とはなんぞやという疑問が出てくる
かもしれませんね。『スペイン語経済ビジネス用語辞典』では、

 ある生産活動によって生産された財・サービスの価値総額から、原材料
 などの中間投入分を差し引いたもの。

のように説明しています。

たとえばアース&ピーチ印のおまんじゅう(1個100円)を100個売り
上げたと仮定します。つまり売上高は1万円です。

原材料費が1,000円ぽっきりだったとすると(ぼったくり?)、
「付加価値」は10,000ー1,000=9,000円になります。ただしこれは
かなりおおざっぱな説明ですのであしからず。

経済の文脈でGDPがどのように使われるかというと、皆さんもご存じ
のとおり、主に「成長率(crecimiento)」に関する文章で出てきます。

ある期間のGDP額(上の例で言うところの9,000円)と、別の期間の
GDP額を比べて、どれだけの割合で減ったか増えたかというのが
成長率です。

さて、次のコーナーでは実際の使用例をいくつか見てみましょう。

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┃2│ 実例を見てみよう
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◇El Producto Interno Bruto (PIB) de la Union Europea (UE) bajara'
1.8 por ciento en 2009.
欧州連合(EU)の2009年GDPは1.8%減少するだろう。
欧州連合(EU)の2009年のGDP成長率は-1.8%になるだろう。

◇25 de cada cien Pymes encuestadas preven crecimiento del PIB de 4
por ciento y 26 de cada cien esperan que el PIB crezca mas de 4 por
ciento.
調査対象となった中小企業100社のうち25社がGDP成長率を4%と予想している
のに対し、26社は4%を超えるとの予想を示した。

※ Pymes は pequena y mediana empresas のことです。

◇El dato del PIB al segundo trimestre del an~o lo dara' a conocer el
jueves la Secretaria de Hacienda.
今年第2四半期のGDPデータは木曜日に大蔵省から公表されることになってい
る。

┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃3│  調査セミナーのご案内
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

アースです。

今年10月3日、以下のセミナーにて、わたくしアースが講師を
務めることとなりましたので、ご案内します。このメルマガの読者の
皆さんにもぜひご出席いただければと思います。

  「特許翻訳に役立つ!インターネットの活用ノウハウ
               〜翻訳の品質向上を目指して」
        (主催:株式会社知財翻訳研究所 知財アカデミー)

お申し込みはこちらから
http://www.chizai.jp/academy/seminar/TranslationResearch_J.html

セミナー名を見ればわかりますとおり、課題は基本的に(英語の)特許文書を
使いますが、わたし自身、特許翻訳者ではありませんので、あくまでも講義の
眼目は「ネット調査」になります。

それでも

   「課題が特許なら、専門性の高い用語の調査の話ばかりに
    なるのでは?」

と思われるかもしれませんね。でも専門用語の話ならば、わたしではなく特許
専門のベテラン翻訳者さんが講師をするのが el mejor。

しかしわたくしアースが講師を務めるからには、

 ・専門用語の対訳探しだけが調査ではない
 ・「ネット調査を通じた翻訳の品質向上」の可能性は無限大(に近い)

この2つを、ひとりでも多くの翻訳者さん(のたまごさん)にわかっていただ
くことをセミナーの目標とします。

上記2点については、このメルマガでも折に触れお話ししていることではあり
ますが、文字での説明にはどうしても限界があり、何をどのようにどこまで調
査するのか、セミナーでPCとネットを使って実際にお見せできればと考えて
います。

ただし、ネット調査にも落とし穴はあります。その点についてもきちんとお話
をするつもりです。

   「それはいいんだけど、英語でしょ?」

はい、たしかにこれはスペイン語のメルマガなのに、なぜこんなところで募集
をかけるのか?

それは、「日本語に関する調査(翻訳後の言語に関する調査)」が翻訳におけ
る調査のなかで非常に大事な部分を占めていると思うからです。つまり、原文
が英語であろうがスペイン語であろうが、日本語に訳すという作業をする限
り、日本語の調査は必須、ということです。

これを読んで

    「日本人がなんで日本語の調査をするのさ?」

と思ったあなたはぜひご出席ください!

調査にも興味があるけど特許にもちょっと触れてみたい・・という方ももちろ
ん大歓迎です。

皆さんとじかにお目にかかれることを楽しみにしています!

           ★セミナー詳細★

    開催日時: 2009年10月3日(土) 13:30〜16:45
    場所  : (株)知財翻訳研究所 分室
           (東京都新宿区新宿1-1-8 御苑高木ビル6F)
    参加費 : 8,400円(税込)
    申込締切: 2009年9月24日(木)

お申し込みはこちらから
http://www.chizai.jp/academy/seminar/TranslationResearch_J.html


◆編集後記◆
おひさしぶりのピーチです。
桃の美味しい季節ですね。しばし、共食いの日々が続きそうです。
さて、最近考えた(どうでもいい)こと。
「あなたを反面教師にしていま〜す!」
と明るく告白されるのと、
「あなたから学ぶところ・・・う〜ん、何もないですな」
と真顔で言われるの、どちらがコタエルでしょうか?
いえ、私が実際にこう言われたわけではないのですが(思っている
人は周りに何人もいるでしょうけれど・・)、この選択肢(?)が
頭に浮かんで以来、 何となく気になっております。
そんなことを考えているうちに夏も終わってしまいそうです。
わ〜〜!もっと桃を食べなければ!

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