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2008年9月

 スペイン語翻訳者になろう vol.090

 おはようございます。アースです。
 ふと気がつけば、秋分を過ぎてしまいましたね。さすがに「暑い」
 と思える日も少なくなってきました。それどころか、今朝6時頃に
 窓を開けたら、吐く息がかすかに白くなりました!
 あの暑さはどこへ?
 今年の夏の思い出は、イルカさんと一緒に泳いだことと、
 やっぱり、あれかな。「どしゃぶりの中での花火大会」。
 その日は朝からじゃんじゃん雨が降っていたので、さすがに中止
 でしょうと思っていたら、なんと、強行というお知らせが。
 半信半疑で見に行ったら・・ちゃんと上がっているではありませんか。
 花火って、相当な豪雨でもちゃんと光るんですね。花火大会が
 中止になるのは、花火を上げられないからではなくて、人が
 集まらないからなんだ・・ということを知りました。
 なんでもその新聞社主催の花火が翌日違う地域で予定されていた
 らしく、強行したみたいです。やるなあ。

 さて、きょうは危機意識の話題、後編です。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 翻訳者も危機意識を持とう その2
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

先回はメールアドレスを例にとって、在宅翻訳者としての危機管理の
大切さについてお話ししました。「自分がプロ(事業主)になったと
想定し、他にどんな危機管理が必要かを考える」宿題を出しましたが、
考えていただけたでしょうか?

先回も言いました通り、就業形態や業務内容によって優先すべきことは
変わってきますが、きょうは現代の翻訳者の三種の神器?のひとつである
PCを仕事で使う限り、絶対に避けては通れない(通ってはならない)
ことをお話しします。

ひとつめは、データ管理・保存です。

「保存は小まめにしましょう」。はい、耳にタコができていますよね。
でも、毎日・毎時間・毎分のことだけに、ついついさぼってしまいます。
すると。

頭から湯気を出しつつひねり出した翻訳が一瞬にして消えてしまう。

  ショック→放心→絶望→納期目前→自分こそ消えたい。

「あとでやればいいや」と保存を怠ったときに限って、フリーズなんか
しおってこのなまくらコンピュータがぁ〜っ!!!!などという経験は、
だいたい誰もがしているのではないかと思います。

・・・こういうお下品な物言いをする人間にならないようにするためには、
小まめな保存、これに限ります。しかも複数箇所への保存が大事です。

自宅にある複数のデバイス(複数のPCや外部ハードディスク、CDRW、
フラッシュメモリなど)に保存するのは当然として、現在では各種の
オンラインストレージ(FTP、Yahoo!ブリーフケース、Google Document
など)が有料・無料で使用できますから、積極的に活用しましょう。
自分にメールしておき、ウェブ上で受け取れるようにしておくのも手です。

私たちが経済辞典の原稿を書いていたころは、ファイルが壊れたら
何人もの何年もの努力が水の泡になるという状態でしたから、保存には
特に神経をとがらせていました。メンバー各人が最新のデータを自分の
PCに保存することはもちろん、オンラインストレージに保存したり、
「物理的に離れた複数の場所で」定期的にCDに焼いたりしました。

「物理的に離れた場所に保存」したのは、例えば東京で何か大災害が
あったときに、他の地域でCDとして残っていればデータが守られる
からです。

大げさだと思いますか?でも最近では、企業でも本社から遠く離れた
地域に各種データを保存したり、複数の生産拠点を意図的に離して
設置したりして、危機管理を図っているところが多くなっていると
いいます。

翻訳者個人としてはそこまでやる必要はなくても、常にそれくらいの
意識の高さをもってデータ管理を行いたいものです。

「完成間近の翻訳文が、PCクラッシュのせいですべてダメになって
しまった」という話をごくまれに聞きますが、自分はもちろんのこと、
翻訳会社にとっても「運が悪かった」で済ませられる話ではありません。
平身低頭謝ったとしても、「危機管理の行き届いていない翻訳者」として
ポイされる可能性がないとはいえません。(うう、こわい)

さて、もうひとつの危機管理は、もうお分かりの人も多いと思いますが、
ウイルス対策です。常時接続が当たり前のこの時代、メールやダウン
ロードしたフリーソフト等にまたがって、どこからウイルスさんが
やってくるかわかりません。

なのに何の対策もせず、外部からのウイルスで自分のPCがクラッシュ
するだけならまだしも、それを取引先の翻訳会社や同業者にまき散らす
など、あってはならないことです。電車のなかで口に手を当てずに
くしゃみや咳をするようなものですね(あれも許せない)。

具体策については、私などよりも専門家の話が載ったウェブページを
見た方がずっと役に立つでしょうから、ここではウイルス対策をするよう
お勧めするにとどめます。

どこまで対応するかは、その人のPC知識やかけられる費用、必要度
などによって異なると思いますので、一概には言えません。が、プライ
ベートでなく仕事で使うわけですから、とにかく最低限のことは
しておきましょう。また、「PC導入時に対策をとる」のみならず、
「常に最新の対策をとり続ける」のがポイントです。

最近はネット上で複数の翻訳者がリアルタイムに翻訳文を書き込んでいく
方式の翻訳業務もあるので、その場合はメールもデータ保存も関係なく
なります。が、ともあれ問題はこうした個々の部分にあるのではなく、
プロの翻訳者として、どこに危機が潜んでいるかをいち早く悟り、
危機管理意識の向上・維持に努めることが大切なのだと思います。

さて、今回もすっかり長くなってしまいました。「危機意識を持とう」、
このあたりでお開きにします。

※オンラインストレージはネットを通じてアクセスできるという特性から
言って、他人が覗ける可能性もゼロではありませんので、使うときには
注意が必要です。機密文書の原文・翻訳文を保存するのは避けたほうが
いいでしょう。

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◆編集後記◆
ピーチです。
保育園にいくと、1歳の年齢差で遊びはもちろん、おしゃべりの内容も大きく
違っていることに驚かされます。
先日は、4歳児・5歳児がドラマの最終回の話題で盛り上がっていました。
え〜!4歳ですでにドラマなんて見るのかい?と、内心驚きましたが、
そこそこ難解な設定のアニメだって、漠然とであれ理解できるくらいですから、
ドラマの中の人情や友情や愛情もちゃんとキャッチできるのでしょうね。
その点、3歳児はまだまだ赤ちゃん。
お兄ちゃんお姉ちゃんたちが大人びた口調で議論している横で、
黙々と折り紙を折ったり、こっそりいたずらしたりしていました。

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 スペイン語翻訳者になろう vol.089

 おはようございます。ピーチです。
 今号で、のちほど改めてご案内しますが、大好評の「無料レポート」、
 今週更新致しました!
 テーマ別に記事を読んだり勉強したりしてみたいという方は、
 ぜひとり寄せてみてくださいね。

 さて、今回の plato principal は、ちょっと amargo に感じられるかも
 しれませんが、大変重要な menu です。
 じっくり噛み締めてみてください。
 ただ、
 「危機感なんてもったことなかった・・自分は翻訳者に不向きかも」
 などという落ち込みは御無用です。
 気づいたこの瞬間から少しずつ改善していきましょう
 同じく危機意識薄目のわたし(・・うぅっ)も一緒に取組みます。

 では早速まいりましょう。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 翻訳者も危機意識を持とう その1
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

少し前の話なのですが、ある英語の実務翻訳者さんの話を聞く機会が
ありました。フリーになって5年以上は経つと思われる方です。

その場にはプロの実務翻訳者になるべく勉強中の人も大勢いて、
ある人が「在宅フリーで仕事をするにあたって、メールアドレスは
2つあったほうがいいでしょうか」と質問しました。

私は『いい質問だなあ。アドレスは当然2つ以上必要だよ。ウン』と
考えていたのですが、その英語翻訳者さんは「いや。今はまず大丈夫
ですから、1つで十分ですよ」と、こともなげに答えたのでした。

・・・。

ついさっき、自分の仕事では寸秒を争うような依頼と納品になることが
多いと話していたのはダレ・・?

「まず大丈夫」ということは、「万が一」何か起こるかもしれない
ということ。その万が一が起こったら、どうするのでしょう。
「すみません、私のせいじゃないけどメールが使えないので、
納期に間に合いません」とでも言うのでしょうか。

実際、なぜだかわからないけれど、メールの到着まで数時間〜数日かかる
場合がごく稀にですがあります。だから緊急用として、とっさの場合に
使える(別のドメインの)アドレスを確保しておくのは当たり前、と
私は思っていたので、その翻訳者さんの認識にはちょっとショックを
受けました。

         ☆    ☆    ☆

在宅翻訳者でも特に駆け出しのころは、「トライアルに合格すると
仕事がもらえる」ためか、「翻訳会社の社員」に近い感覚を持って
しまう人がいるようです。しかしフリーの翻訳者というのは「個人
事業主」です。つまり自分自身が会社であって、翻訳会社は「雇い主」
ではなく「取引先」であるということ。(翻訳者としては他の就業
形態もありますが、ここはフリーに限定して話を進めます)

そして私たちプロの翻訳者は「サービス業者」であり、つまりは
「お客様(取引先)に満足していただいてなんぼ」の商売なのです。

お客様に満足していただくには、翻訳の質を上げるのは当然として、
納期を守るとか、ビジネスマナーを守るとか、そういったことも
必要となります。なかでもメールとインターネット接続という
インフラ環境を整えておくことは、現代の在宅翻訳者にとって
「最低必要条件」であって、「顧客満足度を上げるための付加価値
サービス」ではありません。

だからこそ、メールが使えなくなったときのことを、考えておくべき
だと思うのです。

冒頭の英語翻訳者さんの話を会社に置き換えてみると、状況が
よくわかります。たとえば、郵便局が「配達用のバイクが壊れました。
予備もないので、2,3日は配達できません。ごめんなさぁ〜い」と
言っているようなもの。案件によっては、どれほど多くの人が迷惑を
被るか、また自分がどれほどの信頼を失うか、計り知れません。

もちろん世の中には、自分の力ではどうしようもないこともあります。
地震でPCがすべて壊れるとか、洪水で家が流されるとか、巨大隕石が
落ちてくるとかですね。

でも、自分で前もって準備しておけることも山ほどあります。
「会社」として取引先にかけてしまう迷惑や、「会社」が失う信頼
のことを考えたら、「経営者」としてはできうる限りの危機管理を
しておこうという気になるはず。少々費用がかかったとしても、です。
それがゆくゆくは、自分(会社)に対する信頼を勝ち取っていくことに
つながるのだと思います。

おそらく冒頭の英語翻訳者さんは、これまで災難に遭ったことが
「たまたま」ないのでしょう。でもいままでなかったからといって、
これからもないとは限りません。その「万が一」を想定して、
どこまで準備しておけるかが問題です。

もちろん準備するにも限界はありますし、お金をかけすぎるのも
本末転倒。そのバランスをどう取るか、手間と費用をなるべくかけずに、
いかに効率的かつ丈夫なセーフティネットを設けるか。それが
個人サービス事業者としての腕の見せ所かもしれません。

ただ、何を最優先すべきかは就業形態や条件によって変わってきます。
きょうはメールアドレスの話を中心にしましたけれども、アドレスが
1つでも本当に構わない場合もあるでしょうから(納期が緩い、他の
納品方法が可能であるなど)、あくまでも例として考えてくださいね。

さて、来週も引き続き危機管理のお話をする予定です。まだプロへの
道の途上にいる方は、自分がプロ(事業主)になったと想定して、他に
どんな危機管理が必要かを考えてみてくださいね。

※「フリーメールアドレスならばすぐに取得できるので、とくに
緊急用を確保しておかなくともよい」という考えもありますが、
フリーアドレスは不達や遅延などのトラブルが多く、別の意味で
嫌われますので、そもそも仕事用としては使わない方がいいかと
思います。緊急用のアドレスもまた不達では意味がありませんから・・。

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◆編集後記◆
アースです。
少し前の話ですが、女子のプロテニスの試合を観戦する機会がありました。
テニスでは、打つときに皆さんいろんな声を出しますよね。アウトとか
フォールトになったときに、大声で発散してしまう選手も多いようです。
その日の試合でも、どちらの選手もしゃべるわしゃべるわ・・とくに片方の
選手はおしゃべり?で、それも観客の方を向いて叫ぶんです。
「だ・か・ら、早いって言ってんだよぉ〜!」とか。
「まじですか!」とか。
「意味わかんなくな〜い?」とか。
そ、そう言われましても・・。
考えてみたら、スペイン語圏の選手も、いろんな(すごい)ことを言って
いそうですよね。「テニス選手ぶつぶつ語録」を作ったら、
おもしろいかもしれません。

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 スペイン語翻訳者になろう vol.088

 おはようございます。アースです。
 今年も我が家の周りの田んぼでは稲刈りが始まり、それと同時に
 庭のバードテーブルには誰も来てくれなくなってしまいました。
 毎年、まさに「ある日ぱたっと」来なくなります。
 すずめ集会で「みなさん、きょうから新鮮なお米をいただきましょう」
 とでも決めているのではなかろうか・・。
 それにしてもすずめはいいなあ。トレーサビリティー(trazabilidad)が
 ちゃんとしてるお米を食べることができて・・(!!)。

 さて、きょうはオリンピックシリーズ最終回。
 深く息を吸ってから読み始めましょう!

 ==<もくじ>===========================
   1) 時事ワードをスペイン語で学ぼう【水泳】
   2) 実例を見てみよう
 ==================================

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃1│時事ワードをスペイン語で学ぼう【水泳】
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

きょうは「水泳(natacion)」のなかでもとくに「競泳」を取り上げます。

オリンピックなどで単に natacion と言ったときは「競泳」を指します。
natacion competitiva や natacion de competicion と正確に言うことも
あるようです。またおそらく「競泳」の意味なのでしょう、nado という
あまり聞きなれない言い方もありました。

ちなみに、シンクロナイズドスイミングは natacion sincronizada。
「飛び込み」は saltos、natacion saltos、saltos de natacion
あるいは clavado など。

国や地域によってもずいぶん違うようで、調べていてだんだん
ワケがわからなくなってきました。

次に競泳の種目名を挙げますが、これまたあくまでも「一例」
ということでご覧ください。

自由形    libre
背泳ぎ    espalda
平泳ぎ    braza
バタフライ  mariposa

この4つが基本ですね。自由形競技に出るほとんどの選手が泳ぐ
「クロール」は crawl または crol。

そのほか、「個人メドレー」や「(混合)メドレーリレー」などが
ありますが、これらは「メドレー」=estilos、「リレー」=relevos
という言葉を使って表現しています。

estilo はそもそも「スタイル」つまり「泳法」のことで、例えば
estilo libre と言えばまさに「自由形」。複数形にすることによって、
「複数の泳法で泳ぐ」ということを表しているのでしょう。
「混合メドレー」では、combinado を使うこともあるようです。

例えば「400メートル個人メドレー」は 400m estilos、「400メートル
(自由形)リレー」は relevos 4x100m libres といった具合です。
400m libre と言った場合は、一人が400メートルを泳ぐ「400メートル
自由形」になるので、ややこしいですね。

ところで、スペインの新聞がシンクロのスペインチームが銀メダルを
獲得したときの写真を掲載して、

Las mejores imagenes de las sirenas espanolas

という見出しをつけていました。この sirenas というのは「セイレーン」
つまり「人魚」のことですね。とてもスペイン語らしい表現ですが、
皆さんだったらどう訳しますか?

さて、それではいくつか実際の文章を見てみましょう。

┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃2│実例を見てみよう
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇El cuarteto formado por Peirsol, Hansen, Phelps y Lezak sufrio' en
braza ante Japon y en el estilo libre, donde Lezak casi pierde ante
Sullivan la ventaja que Phelps le habia dado en la mariposa.
ピアソル、ハンセン、フェルプス、レザクからなるチームは平泳ぎで日本チー
ムに苦戦し、自由形のレザクは、バタフライでフェルプスが稼いだ差をサリバ
ンにほとんど詰められてしまった。

◇Hackett, de 27 an~os, participara' en los 1.500 metros y en
10 kilometros en agua libre en la cita olimpica.
27歳のハケット選手は今回のオリンピックで1500メートル自由形とオープン
ウォーターに出場する予定だ。

※los 1.500 metros ですと「自由」の文字がありませんが、1500メートルを
 泳ぐ競技が他にないことを調査した上で「1500メートル自由形」としてし
 まって大丈夫です。

※「オープンウォーター」は今回のオリンピックから正式競技として採用され
 ました。プールではなく海や湖など自然のなかで泳ぐ競技です。距離は10キ
 ロ!

◇En crawl y espalda se acaba la carrera tocando la pared con
una mano, mientras que en braza y mariposa hay que tocar con las dos manos.
クロールと背泳ぎのゴールタッチは片手で行うが、平泳ぎとバタフライでは両
手で行わなければならない。

◆編集後記◆
ピーチです。
末広がりな88号なので、「8好き」な自分としてはなにか楽しい
企画でも行いたかったところなのですが・・うぅむ。100号に
期待してください(ほんと?)。
それにしても、汚染米問題、煮え湯を飲まされたような気分です。
安全・新鮮なおコメを確実に食べているアース村のスズメさんたちが
じつにうらやましいですね。

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 スペイン語翻訳者になろう vol.087

 おはようございます。ピーチです。
 あっという間に9月!
 北京オリンピックもすでに遠い過去の出来事のようですが、
 パラリンピックはまだまだこれからですし、
 本メルマガでもしつこく「スポーツ特集」を続けさせていただきます。
 此度は前回の続きで、「フェンシング・後篇」。
 今回の課題文も、なかなかの曲者ですよ。
 心してとりかかってくださいね。
 では、いざ出陣!

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 「ちょくねりメソッド」で翻訳に挑戦しよう
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇本日の課題(フェンシング・後篇)
Jose Luis Abajo ha hecho historia con su bronce en espada
en un encuentro lleno de infarto y nervios. El hungaro Gabor Boczko,
rival del madrileno, ha sido un digno contendiente que ha luchado
hasta el final por el preciado metal, pero las ganas del espanol
por hacer historia han podido con el.

【構造図】
Jose Luis Abajo ha hecho historia con su bronce en espada
       en un encuentro lleno de (1) infarto y
                    (2) nervios.
※(1)と(2)は並列

(3) El hungaro Gabor Boczko, (4) rival del madrileno,
    ha sido un digno contendiente
         que ha luchado hasta el final por el preciado metal,
pero las ganas del espanol por hacer historia
     han podido con el.
※(3)と(4)は同格(同じものを指す)

【語注】
ha hecho historia:hacer historia で「歴史を作る」。
bronce   :ブロンズ、青銅。しかし西和辞典には「銅メダル」の語義も
       しっかり載っています。
espada   :(フェンシングの)エペ競技
encuentro  :試合、対戦
infarto   :梗塞(症)、心筋梗塞
contendiente:競争相手
ha luchado :luchar por...で「〜のために戦う」
preciado  :価値ある(形容詞)
poder con...:に〜立ち向かえる、扱える

【直訳】
ホセ・ルイス・アバホは心筋梗塞と神経過敏にあふれた試合において、エペで
の銅メダルで歴史を作った。そのマドリードっ子のライバルであるハンガリー
人ガボル・ボツコは、その価値ある金属をかけて最後まで戦った威厳ある競争
相手であったが、歴史を作ることに対するそのスペイン人の意欲は彼に立ち向
かえたのだ。

※ganas (del espanol) por hacer historia の por は、ganas の向かう「対
 象」を表しています。「〜に対する意欲、〜に関する意欲」ということです
 ね。

※han podido con el の el は対戦相手であるハンガリー人のガボル・ボツコ
 をさしています。

【練り訳】
だが、ホセ・ルイス・アバホは、極度の緊張感に包まれたエペの試合で銅メダ
ルを獲得し、歴史を作ったのだ。アバホの対戦相手のハンガリー人ガボル・ボ
ツコも銅メダルをかけて最後まで立派に戦い抜いたものの、マドリードっ子の
「歴史を作るのだ」という意気込みがライバルを抑えた形となった。

※en espada は「(フェンシング競技のうち)エペの試合で」ということです
 が、日本の報道文ではほとんどの場合、男女や団体・個人の別を明確にして
 いますので、調査した上で「男子エペ個人の試合で」などとしてもいいで
 しょう。

※lleno de infarto y nervios は直訳にあるとおり「心筋梗塞と神経過敏に
 あふれた」ということですけれども、このままではあまりにも変。でも何と
 なく、言いたいことは伝わってきますよね。それを素直に日本語にすれば良
 さそうです。皆さんもどうぞ考えてみてください。

※2文目ではアバホとボツコのことを様々に言い換えており、訳すにも困って
 しまいますよね。原文に出てくる通りにご丁寧に訳していたのでは、日本語
 としては到底通用しません(そのことは、直訳の分かりづらさで一目瞭然か
 と思います)。アバホとボツコに関してここに出てくる表現を整理すると、
  hungaro Gabor Boczko=rival=contendiente=el
  madrileno=espanol
 という関係になりますので、同じ意味のもの(例:rival=contendiente)
 をひとつの訳語でまとめてしまったり、語順を入れ替えたりして、日本語の
 文章にしたときに自然に頭に入るように工夫を加えたほうがいいと思いま
 す。上記の練り訳はあくまでも試訳ですので、皆さんもオリジナル訳を考え
 てみてくださいね。

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◆編集後記◆
アースです。
夏も終わりですね〜。今年の夏休みは、両親と姉一家が避暑を兼ねて
我が家にやってきました。久しぶりに会う甥や姪の成長ぶりに
びっくりし、いつのまにか漢字をじゃんじゃん読んでいることに
びっくりし、「アースちゃん(「おばさん」なんて呼ばせない)は
英語もスペイン語もぺ〜らぺら」というめっちゃ誤解をそのままにし、
大騒動の一週間が過ぎていきました。お別れの時、甥に、
「今度会うのは10年後くらいかなぁ〜」と言ったわたしに、甥は
「ことしは2008年だから、んとえーと、10年後は3008年!」
・・・。あれだけ漢字が読めていてその計算かい(^^;)。
でもいいんです。ぜひ3008年に会おうじゃないか。
(この未来へのすっ飛び方、やっぱり血筋だろうか・・)

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