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2008年9月24日

 スペイン語翻訳者になろう vol.090

 おはようございます。アースです。
 ふと気がつけば、秋分を過ぎてしまいましたね。さすがに「暑い」
 と思える日も少なくなってきました。それどころか、今朝6時頃に
 窓を開けたら、吐く息がかすかに白くなりました!
 あの暑さはどこへ?
 今年の夏の思い出は、イルカさんと一緒に泳いだことと、
 やっぱり、あれかな。「どしゃぶりの中での花火大会」。
 その日は朝からじゃんじゃん雨が降っていたので、さすがに中止
 でしょうと思っていたら、なんと、強行というお知らせが。
 半信半疑で見に行ったら・・ちゃんと上がっているではありませんか。
 花火って、相当な豪雨でもちゃんと光るんですね。花火大会が
 中止になるのは、花火を上げられないからではなくて、人が
 集まらないからなんだ・・ということを知りました。
 なんでもその新聞社主催の花火が翌日違う地域で予定されていた
 らしく、強行したみたいです。やるなあ。

 さて、きょうは危機意識の話題、後編です。

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┃ 翻訳者も危機意識を持とう その2
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先回はメールアドレスを例にとって、在宅翻訳者としての危機管理の
大切さについてお話ししました。「自分がプロ(事業主)になったと
想定し、他にどんな危機管理が必要かを考える」宿題を出しましたが、
考えていただけたでしょうか?

先回も言いました通り、就業形態や業務内容によって優先すべきことは
変わってきますが、きょうは現代の翻訳者の三種の神器?のひとつである
PCを仕事で使う限り、絶対に避けては通れない(通ってはならない)
ことをお話しします。

ひとつめは、データ管理・保存です。

「保存は小まめにしましょう」。はい、耳にタコができていますよね。
でも、毎日・毎時間・毎分のことだけに、ついついさぼってしまいます。
すると。

頭から湯気を出しつつひねり出した翻訳が一瞬にして消えてしまう。

  ショック→放心→絶望→納期目前→自分こそ消えたい。

「あとでやればいいや」と保存を怠ったときに限って、フリーズなんか
しおってこのなまくらコンピュータがぁ〜っ!!!!などという経験は、
だいたい誰もがしているのではないかと思います。

・・・こういうお下品な物言いをする人間にならないようにするためには、
小まめな保存、これに限ります。しかも複数箇所への保存が大事です。

自宅にある複数のデバイス(複数のPCや外部ハードディスク、CDRW、
フラッシュメモリなど)に保存するのは当然として、現在では各種の
オンラインストレージ(FTP、Yahoo!ブリーフケース、Google Document
など)が有料・無料で使用できますから、積極的に活用しましょう。
自分にメールしておき、ウェブ上で受け取れるようにしておくのも手です。

私たちが経済辞典の原稿を書いていたころは、ファイルが壊れたら
何人もの何年もの努力が水の泡になるという状態でしたから、保存には
特に神経をとがらせていました。メンバー各人が最新のデータを自分の
PCに保存することはもちろん、オンラインストレージに保存したり、
「物理的に離れた複数の場所で」定期的にCDに焼いたりしました。

「物理的に離れた場所に保存」したのは、例えば東京で何か大災害が
あったときに、他の地域でCDとして残っていればデータが守られる
からです。

大げさだと思いますか?でも最近では、企業でも本社から遠く離れた
地域に各種データを保存したり、複数の生産拠点を意図的に離して
設置したりして、危機管理を図っているところが多くなっていると
いいます。

翻訳者個人としてはそこまでやる必要はなくても、常にそれくらいの
意識の高さをもってデータ管理を行いたいものです。

「完成間近の翻訳文が、PCクラッシュのせいですべてダメになって
しまった」という話をごくまれに聞きますが、自分はもちろんのこと、
翻訳会社にとっても「運が悪かった」で済ませられる話ではありません。
平身低頭謝ったとしても、「危機管理の行き届いていない翻訳者」として
ポイされる可能性がないとはいえません。(うう、こわい)

さて、もうひとつの危機管理は、もうお分かりの人も多いと思いますが、
ウイルス対策です。常時接続が当たり前のこの時代、メールやダウン
ロードしたフリーソフト等にまたがって、どこからウイルスさんが
やってくるかわかりません。

なのに何の対策もせず、外部からのウイルスで自分のPCがクラッシュ
するだけならまだしも、それを取引先の翻訳会社や同業者にまき散らす
など、あってはならないことです。電車のなかで口に手を当てずに
くしゃみや咳をするようなものですね(あれも許せない)。

具体策については、私などよりも専門家の話が載ったウェブページを
見た方がずっと役に立つでしょうから、ここではウイルス対策をするよう
お勧めするにとどめます。

どこまで対応するかは、その人のPC知識やかけられる費用、必要度
などによって異なると思いますので、一概には言えません。が、プライ
ベートでなく仕事で使うわけですから、とにかく最低限のことは
しておきましょう。また、「PC導入時に対策をとる」のみならず、
「常に最新の対策をとり続ける」のがポイントです。

最近はネット上で複数の翻訳者がリアルタイムに翻訳文を書き込んでいく
方式の翻訳業務もあるので、その場合はメールもデータ保存も関係なく
なります。が、ともあれ問題はこうした個々の部分にあるのではなく、
プロの翻訳者として、どこに危機が潜んでいるかをいち早く悟り、
危機管理意識の向上・維持に努めることが大切なのだと思います。

さて、今回もすっかり長くなってしまいました。「危機意識を持とう」、
このあたりでお開きにします。

※オンラインストレージはネットを通じてアクセスできるという特性から
言って、他人が覗ける可能性もゼロではありませんので、使うときには
注意が必要です。機密文書の原文・翻訳文を保存するのは避けたほうが
いいでしょう。

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◆編集後記◆
ピーチです。
保育園にいくと、1歳の年齢差で遊びはもちろん、おしゃべりの内容も大きく
違っていることに驚かされます。
先日は、4歳児・5歳児がドラマの最終回の話題で盛り上がっていました。
え〜!4歳ですでにドラマなんて見るのかい?と、内心驚きましたが、
そこそこ難解な設定のアニメだって、漠然とであれ理解できるくらいですから、
ドラマの中の人情や友情や愛情もちゃんとキャッチできるのでしょうね。
その点、3歳児はまだまだ赤ちゃん。
お兄ちゃんお姉ちゃんたちが大人びた口調で議論している横で、
黙々と折り紙を折ったり、こっそりいたずらしたりしていました。

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