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2008年9月17日

 スペイン語翻訳者になろう vol.089

 おはようございます。ピーチです。
 今号で、のちほど改めてご案内しますが、大好評の「無料レポート」、
 今週更新致しました!
 テーマ別に記事を読んだり勉強したりしてみたいという方は、
 ぜひとり寄せてみてくださいね。

 さて、今回の plato principal は、ちょっと amargo に感じられるかも
 しれませんが、大変重要な menu です。
 じっくり噛み締めてみてください。
 ただ、
 「危機感なんてもったことなかった・・自分は翻訳者に不向きかも」
 などという落ち込みは御無用です。
 気づいたこの瞬間から少しずつ改善していきましょう
 同じく危機意識薄目のわたし(・・うぅっ)も一緒に取組みます。

 では早速まいりましょう。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 翻訳者も危機意識を持とう その1
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

少し前の話なのですが、ある英語の実務翻訳者さんの話を聞く機会が
ありました。フリーになって5年以上は経つと思われる方です。

その場にはプロの実務翻訳者になるべく勉強中の人も大勢いて、
ある人が「在宅フリーで仕事をするにあたって、メールアドレスは
2つあったほうがいいでしょうか」と質問しました。

私は『いい質問だなあ。アドレスは当然2つ以上必要だよ。ウン』と
考えていたのですが、その英語翻訳者さんは「いや。今はまず大丈夫
ですから、1つで十分ですよ」と、こともなげに答えたのでした。

・・・。

ついさっき、自分の仕事では寸秒を争うような依頼と納品になることが
多いと話していたのはダレ・・?

「まず大丈夫」ということは、「万が一」何か起こるかもしれない
ということ。その万が一が起こったら、どうするのでしょう。
「すみません、私のせいじゃないけどメールが使えないので、
納期に間に合いません」とでも言うのでしょうか。

実際、なぜだかわからないけれど、メールの到着まで数時間〜数日かかる
場合がごく稀にですがあります。だから緊急用として、とっさの場合に
使える(別のドメインの)アドレスを確保しておくのは当たり前、と
私は思っていたので、その翻訳者さんの認識にはちょっとショックを
受けました。

         ☆    ☆    ☆

在宅翻訳者でも特に駆け出しのころは、「トライアルに合格すると
仕事がもらえる」ためか、「翻訳会社の社員」に近い感覚を持って
しまう人がいるようです。しかしフリーの翻訳者というのは「個人
事業主」です。つまり自分自身が会社であって、翻訳会社は「雇い主」
ではなく「取引先」であるということ。(翻訳者としては他の就業
形態もありますが、ここはフリーに限定して話を進めます)

そして私たちプロの翻訳者は「サービス業者」であり、つまりは
「お客様(取引先)に満足していただいてなんぼ」の商売なのです。

お客様に満足していただくには、翻訳の質を上げるのは当然として、
納期を守るとか、ビジネスマナーを守るとか、そういったことも
必要となります。なかでもメールとインターネット接続という
インフラ環境を整えておくことは、現代の在宅翻訳者にとって
「最低必要条件」であって、「顧客満足度を上げるための付加価値
サービス」ではありません。

だからこそ、メールが使えなくなったときのことを、考えておくべき
だと思うのです。

冒頭の英語翻訳者さんの話を会社に置き換えてみると、状況が
よくわかります。たとえば、郵便局が「配達用のバイクが壊れました。
予備もないので、2,3日は配達できません。ごめんなさぁ〜い」と
言っているようなもの。案件によっては、どれほど多くの人が迷惑を
被るか、また自分がどれほどの信頼を失うか、計り知れません。

もちろん世の中には、自分の力ではどうしようもないこともあります。
地震でPCがすべて壊れるとか、洪水で家が流されるとか、巨大隕石が
落ちてくるとかですね。

でも、自分で前もって準備しておけることも山ほどあります。
「会社」として取引先にかけてしまう迷惑や、「会社」が失う信頼
のことを考えたら、「経営者」としてはできうる限りの危機管理を
しておこうという気になるはず。少々費用がかかったとしても、です。
それがゆくゆくは、自分(会社)に対する信頼を勝ち取っていくことに
つながるのだと思います。

おそらく冒頭の英語翻訳者さんは、これまで災難に遭ったことが
「たまたま」ないのでしょう。でもいままでなかったからといって、
これからもないとは限りません。その「万が一」を想定して、
どこまで準備しておけるかが問題です。

もちろん準備するにも限界はありますし、お金をかけすぎるのも
本末転倒。そのバランスをどう取るか、手間と費用をなるべくかけずに、
いかに効率的かつ丈夫なセーフティネットを設けるか。それが
個人サービス事業者としての腕の見せ所かもしれません。

ただ、何を最優先すべきかは就業形態や条件によって変わってきます。
きょうはメールアドレスの話を中心にしましたけれども、アドレスが
1つでも本当に構わない場合もあるでしょうから(納期が緩い、他の
納品方法が可能であるなど)、あくまでも例として考えてくださいね。

さて、来週も引き続き危機管理のお話をする予定です。まだプロへの
道の途上にいる方は、自分がプロ(事業主)になったと想定して、他に
どんな危機管理が必要かを考えてみてくださいね。

※「フリーメールアドレスならばすぐに取得できるので、とくに
緊急用を確保しておかなくともよい」という考えもありますが、
フリーアドレスは不達や遅延などのトラブルが多く、別の意味で
嫌われますので、そもそも仕事用としては使わない方がいいかと
思います。緊急用のアドレスもまた不達では意味がありませんから・・。

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◆編集後記◆
アースです。
少し前の話ですが、女子のプロテニスの試合を観戦する機会がありました。
テニスでは、打つときに皆さんいろんな声を出しますよね。アウトとか
フォールトになったときに、大声で発散してしまう選手も多いようです。
その日の試合でも、どちらの選手もしゃべるわしゃべるわ・・とくに片方の
選手はおしゃべり?で、それも観客の方を向いて叫ぶんです。
「だ・か・ら、早いって言ってんだよぉ〜!」とか。
「まじですか!」とか。
「意味わかんなくな〜い?」とか。
そ、そう言われましても・・。
考えてみたら、スペイン語圏の選手も、いろんな(すごい)ことを言って
いそうですよね。「テニス選手ぶつぶつ語録」を作ったら、
おもしろいかもしれません。

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