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2008年6月11日

 スペイン語翻訳者になろう vol.080

 おはようございます。アースです。
 なんと!知らない間に80号に達しているではありませんか。
 この1年と1ヶ月余、本メルマガの購読者数は、ひじょ〜にゆるやかに
 ではありますが、確実に増加を続けています。根気よく(執念深く?)
 購読を続けて下さっている皆様、ありがとうございます。もし、
  ○つい最近読者になったので最初のほうを読みたいが、
   バックナンバーはめんどくさい
  ○前に載っていた話題をもう一度読みたいけど、どうしても
   見つからない
 という方がいらっしゃいましたら、本メールマガジンの内容をテーマ
 ごとにまとめてお読みいただける「無料レポートサービス」を提供して
 おりますので、ぜひご利用下さい(→http://www.pie.vc/)。

 さて、本筋に入りましょう。きょうは地震ワード第2弾です。
 先週同様、スペイン語携帯サイト LATIN WEB に関するお知らせも
 入っておりますので、ぜひご覧下さいね。さらにさらに、すでに
 化石と化したかと思われた雑記も復活しております!!

 ==<もくじ>===========================
   1) 時事ワードをスペイン語で学ぼう【マグニチュード】
   2) 実際に訳してみよう
   3) スペイン語携帯サイト LATIN WEB よりお知らせ
   4) アースの気が散る話
 ==================================

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)


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┃1│ 最新ワードをスペイン語で学ぼう 【マグニチュード】
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今回は先週の re'plica(余震)に引き続き、地震関係のワード
「マグニチュード」を取り上げます。

スペイン語で「マグニチュード」に当たる単語というと、まずは
magnitud を思い浮かべますが、このスペイン語の原義はそもそも
「大きさ」のみ。ですから例えば

 terremoto de 5,1 grados de magnitud

ですと、「大きさ5.1度の地震」としか言っていないことになります。

実は日本語で一般に使われている「マグニチュード」という言葉は、
地震学者のリヒターさんが定義した Richter scale(リヒター
・スケール)で表した地震の大きさ、という意味。

日本では、最初のほうを全部省略してしまって、最後の「大きさ」だけ
にしてしまっているというわけですね。さすが省略大国ニッポン。

スペイン語や英語では、たいていの場合、「リヒタースケールで
測って○度の地震」と正確に表現します。例えば

terremoto de 4,8 grados de magnitud en la escala abierta de Richter

のような感じです。(なぜ abierta がついているのかはわかりません。
が、「リヒタースケール」と言う場合は、ほとんどの場合このように
なっています。もし理由をご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ
教えてください)

ところで、正確に表現しているものをそのまま訳そうとしてか、たまに
「リヒタースケールで4.8度の地震」としてしまっているものを見かけます。
けれども日本語では「マグニチュード」=「リヒタースケールで測った
地震の大きさ」の意味で完全に定着しているのですから、「マグニチュード」
だけを使った方がいいように思います。

さて、それでは実例を見てみましょう。

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┃2│ 実際に訳してみよう
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◇本日の課題
Dos replicas del sismo del 24 de mayo pasado, una de 3,9 grados y
otra de 3,4 grados de magnitud en la escala abierta de Richter,
se sintieron en el centro de Colombia, sin que hasta el momento
se hayan reportado danos materiales o victimas.

【構造図】
Dos replicas del sismo del 24 de mayo pasado,
 (1)una de 3,9 grados y  de magnitud en la escala abierta de Richter,
 (2)otra de 3,4 grados
   se sintieron  en el centro de Colombia,
     sin que  hasta el momento
         se hayan reportado danos materiales o victimas.

 ※(1)と(2)が並列

【語注】
sismo:地震
se sintieron<sentirse:感じられた
sin que+接続法:〜することなしに
hasta el momento:今のところ、現在までは
dan~os materiales:物的被害

【直訳】
去る5月24日の地震の2つの余震、ひとつはマグニチュード3.9ともうひとつは
マグニ チュード3.4の余震がコロンビアの中心で感じられた。今のところ、物
的被害も犠牲者ももたらされることなしに。

※se hayan reportado は reportarse の接続法・三人称単数・現在完了で
 す。小学館の西和辞典などでは「(被害などが)もたらされる」が第一義と
 して載っているようですね。もちろんその意味でとってもいいですし、英語
 風に「レポート」つまり「報告される」「通報される」ととってもいいと思
 います。

【練り訳案1】
コロンビア中部で5月24日に起きた地震の余震が2回発生した。ひとつはマグニ
チュード3.9、もうひとつは3.4で、今のところ物的被害や犠牲者はもたらされ
ていない。

【練り訳案2】
コロンビア中部で5月24日に発生した地震の余震2波(マグニチュード3.9と3.4)
が観測されたが、現在までに物的・人的被害はいずれも報告されていない。

【練り訳案3】
5月24日に発生した地震の余震2波(マグニチュード3.9と3.4)がコロンビア中
部で観測された。現在、物的・人的被害の報告はない。

※se sintieron は「感じられた」ですが、「感じる」という語義にこだわっ
 ていると、なかなか自然な日本語が浮かんできませんよね。そういうとき
 は、ネットで地震に関する報道機関の言い回しをざっと調査してみるとうま
 く行くことが多いように思います。ただし、逆に「日本的言い回し」にこだ
 わりすぎると、原文から遠くかけ離れた文章になってしまいますので、気を
 つけましょう。

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┃3│ スペイン語携帯サイト LATIN WEB よりお知らせ
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LATIN WEB は、日本に暮らす外国人向けの多言語携帯サイトを運営する
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LATIN WEB では、政治・経済・社会などのワールドニュースをはじめ、
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日本のニュース、スポーツニュース、午後のニュース速報など、
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先週オープンした日本語コンテンツ「ケータイでスペイン語」も、もちろん
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┃4│アースの気が散る話
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すでに忘れてしまった方がいらっしゃるかもしれませんが、気が散る
アースの雑記、健在です。きょうもまた、お空に心が飛んでいます。

皆さんご存じかと思いますが、現在、国際宇宙ステーション(ISS)
では日本の実験棟「きぼう」の建造が進行中です。日本人宇宙飛行士の
星出さんがモジュールの入り口に「のれん」なんかかけちゃって、
楽しそう〜。

実はこのISS、肉眼で見ることができるんです。もちろん形までは
わかりませんが、

1)ISSが地球の陰に入っておらず、太陽の光がISSに
  直接当たっている
2)自分の住む地域の上空をISSが通過する
3)明るい星が見えるくらい周辺が暗い
4)晴れている

これらの条件をすべて満たしたときには、光の玉として観察可能です。

ISS自体は1999年の建設開始からずっと地球の周りをくるくるくるくる
回っていますので、いつでも見られるのですが、なんだかんだでずっと
見る機会がありませんでした。でも今回、「きぼう」が設置される
というので、わたしもついにその気に。

すっきりと晴れ渡った夜、外に出て北西の空を凝視。「北西の空、仰角
10度に出現」という予報が出ていましたので、そのあたりを見つめて
いますと・・ほぼ予測されていた時間通りに現れて、あれよあれよという
間に天頂を横切っていきました。

明るさはマイナス2等といいますから、宵の明星の金星くらい
でしょうか。航空機のように明かりをつけているわけではなく、
太陽の光を巨大な太陽電池パネルが反射しているのが見えるので、
航空機よりずっと明るく、動きもずっと速かったです(なにしろ、
地球を約90分で回ってしまうのですから。はやっ!)。

知らなかったら、てっきりUFOだと思っちゃうかも。

ああいった光景を見ると、あんなもの飛ばしちゃうなんて、人間て
すごいなあ・・と素直に思います。

遥か彼方の火星ではいま、探査機のフェニックスが地面をスコップで
ほじくり返しているし。(砂遊びじゃありません。火星人の捜索・・
じゃなくて有機物が存在できる環境かどうかを調べるのです)

でも・・

人間はこんなにすごいことができるのに、地球上にはなんでこんなに
問題が山積みなんだろ?と悲しくなってしまいます。

と、暗い話をしているとどんどん暗くなるので、ここでやめておきます。

ISSを見てみたい!という方は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が
http://kibo.tksc.jaxa.jp/
で予報を出していますので、ぜひご覧下さいね。

あ!でも、これからしばらくは昼間で見えなかったり、見やすくても
明け方だったりするので、ちょっと無理かもしれません。ザンネン。

次に見やすくなるのは7月後半から8月初めころ。ただしISSの
軌道はコロコロ変わるそうですので、あしからず。

(そういえば、無重力でクモの巣を張らせてみるという実験は
どうなったんだっけなぁ〜。気になるなぁ〜ぶつぶつ)

◆編集後記◆
ピーチです。
皆様のご愛読のおかげで、ついに80号です。目出鯛。
わたしは8という数字が好きです。
一番好きなのは44なのですが、うっかりして44号でお祝いし忘れたので、
88号では何か特別企画を立ててみようかな。
重度の健忘症なので、たぶん忘れるかと思いますが・・・
ということで、
全く期待せずにいて下さい!! (x_x) ☆\( ̄ ̄*) バシン!

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