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2008年2月6日

 スペイン語翻訳者になろう vol.062

 おはようございます、ピーチです。
 今日も元気に本題に入っていきましょう。

  ==<もくじ=======================
    1) きょうのキーワード 【vivir】
    2) 実際に訳してみよう
    3) ピーチのメタボリック雑記
  ==============================

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

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┃1│ きょうのキーワード 【vivir】
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なぜいまさらこんな基本単語を!?とびっくりされた方もいらっしゃる
ことでしょう。「生きる」「生活する」「暮らす」などの意味はどなたも
ご存知でしょうが、では、以下のような文章を、その訳語できれいに
訳せますか?

Amnistia Internacional denuncia que la libertad de expresion vive
la peor situacion de los ultimos anos.

「アムネスティ・インターナショナルは、言論の自由がここ数年で最悪の状況
を生きていると非難している」

確かにこれでも通じないことはありませんが、いかにもぎこちないですね。
たとえば、「印象を強めることを狙って、わざとこのような擬人法めいた
言い方をする」場合もあるかもしれませんが、普通はもっと自然な日本語の
ほうが読みやすいはずです。

西和辞典に載っている訳語のなかで一番合うのは、「体験する」や
「経験する」でしょう。が、経験的に、「〜にある」と訳すとぴったりな
ケースが多いように感じます。

例えば、上の例文であれば

「アムネスティ・インターナショナルは、言論の自由が近年で最悪の状況にあ
ると訴えている」

となります。それでは、さっそく課題に挑戦してみましょう。

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┃2│実際に訳してみよう
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◇本日の課題

Los actuales niveles de cesantia, pueden ser vistos como una
verdadera catastrofe para quien vive la situacion de no tener trabajo,
especialmente en el caso de los padres de familia, las personas
mayores de 40 an~os, los profesionales y los tecnicos.

【語注】
cesantia :失業。とくに中南米で使われます。スペインでは paro です。
catastrofe:大惨事、大災害。

【直訳】
現在の失業水準は、仕事のない状況にある者にとって本当の大惨事として見ら
れうる。とくに、一家の父親たち、40歳以上の人々、専門職者や技術者の場合
においては。

【練り訳:案1】
現在の失業水準は、無職者、なかでも、家族を養う父親たちや40歳以上の人々、
専門職や技術職に従事する者たちから見れば、まぎれもない大惨事に映るかも
しれない。

【練り訳:案2】
現在の失業水準は、無職の人々、なかでも一家の父親や40歳以上の人々、専門
職や技術職に従事する人々から見れば、真に悲劇的な状況と映るかもしれない。

【練り訳:案3】
目下の失業水準は、家庭を持つ親たち、40歳以上の人々、専門職者や技術職者
のなかで、現在仕事のない者にとっては、まさに破滅的状況のように思えるか
もしれない。

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┃3│ ピーチのメタボリック雑記
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「モチベーション」という言葉が近年もてはやされているようです。

試しに、本屋に行かれたときにでも書籍や雑誌をチェックしてみてください。
あちらこちらで、そのカタカナが踊っていますから。

それだけ「モチベーションを上げたい!」という人が多いようですね。

わたしもその1人でした。
なかなか上がらない「マイ・モチ」にやきもきした経験も数知れず。

・・・と、過去形でかいてますが、今も変わらずそうかもしれません。

でも、幾多のトライアル&エラーを経て、
「モチベーションって、無理して引き上げても仕方ないんじゃない
だろうか?」
という結論に至らんとしていたある日のこと、書道家の武田双雲さんの
ことばが耳に飛び込んできました。

「ぼくはモチベーションは上げる必要がないと思うんです。
というか、上げないほうがいいと思う。上げれば必ず下がるから」

(曖昧な記憶に頼って書いてますので、「ママ」ではないとおもいます。双雲さん、ごめんなさい)

ほんとだ・・・。
ほんとにそうなんですよね。

自然に備わったものならともかく、人為的な力を加えて上げた
モチベーションは、時間がたてば必ず下がる。

そして、下がると苦しい。
かなり苦しい。
(とてつもなく苦しいときさえある)

元の高さに戻そうとすれば、精神的に(ときに肉体的にも)、相当の労苦を
背負いこまねばならない。

そんなにまでして上げたり下げたりして、いったい何になるのか?

ならば、もともとあったマイ・モチの高さを「低〜〜い」などと思わずに、
「これが自分にとって一番いい高さなのだ」
と受け止め、その範囲でできることをする。

そのほうが心身ともに健やかに過ごせる上に、最終的に得られる成果も
より大きくなると思います。

スペイン語学習にしても同様。

メルマガなどを読んで、「やるぞ〜〜!寝る時間を削ってでも!」みたいに
激しく奮起していただくのも vida にメリハリがついて(?)良いのですが、
それよりも「よし、勉強をやめないぞ」程度に受け止めていただくのが、
長い目で見て一番効くのではないかな、と考えております。

◆編集後記◆
アースです。
さむいです。一昨年のようなドカ雪ではないのですが、いちおう
雪かきが必要な程度には降っています。
我が家の場合、家のすぐ前まで除雪車が入ってくれるので、それほど
雪かきの苦労はありません。でも除雪車のショベルからこぼれ落ちた
雪は、この世のものとは思えないほど重い!
直径30センチほどもある雪玉は、持ち上げることはおろか、転がす
こともまったく不可能です。しょうがないのでスコップで少しずつ
削っては運び、削っては運びするのでした。ああ、毎年のことながら、
時間と体力のムダ・・

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