« 2008年1月23日 | トップページ | 2008年2月6日 »

2008年1月29日

 スペイン語翻訳者になろう vol.061

 こんばんは、アースです。きょうは珍しく夜の発行です。
 今年の冬は寒いですけれど、それならそれで冬の楽しみがあります。
 きのうの朝、庭に出てみると、雪の上にぽちぽちとかわいい足跡が
 残っていました。
 ひとつは一見してわかるウサギの足跡。ふつうの四つ足動物とは
 異なる特徴的な配置で、「けんけんぱ」を逆さにしたような形です。
 もうひとつは、猫より一回り大きい四つ足の足跡。このあたりに
 野良犬はいないから、タヌキかキツネです。でも、しっぽを
 引きずった跡があったので、キツネとわかりました。
 ううむ、ひとが寝ている間に・・・

 さて、人間の世界に戻って第61号です。

  ==<もくじ>=======================
    1) 最新ワードをスペイン語で学ぼう 【バイオ燃料】
    2) 実例を見てみよう
  ==============================

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃1│ 最新ワードをスペイン語で学ぼう 【バイオ燃料】
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今日は「バイオ燃料」関係のワードについて見ていきましょう。
「バイオ燃料」とは、Wikipedia を定義をお借りすると

 生物体(バイオマス)の持つエネルギーを利用したアルコール燃料、
 その他合成ガスのことで、二酸化炭素排出量が減ることから主に自
 動車を動かす石油燃料の代替物として注目されている。

です。

まず、「バイオ燃料」には biocombustible と biocarburante の
2通りの言い方があるようです。前者が中南米、後者はスペインで
使われていることが多いように思います。もうひとつ、biofuel と
いうのもありますが、この2つに比べると使用頻度は低いようですね。

おっと、その前にバイオ燃料を含む bioenergia(バイオエネルギー)
も覚えておきましょう。biomasa(バイオマス)から得られるエネルギー
全般を指すこともありますし、バイオ燃料と同義で使われることも
あります。

さて、バイオ燃料としては具体的にどんなものがあるのでしょうか。

 bioetanol   バイオエタノール
 biodiesel   バイオディーゼル
 biogas     バイオガス
 biogasolinera バイオガソリン
 biometanol   バイオメタノール
 biopetroleo  バイオ石油

ざっと検索したところでも、これだけ見つかりました。それぞれの
用途や特徴について興味のある方は、どうぞご自分で調査してみて
ください。ただしスペイン語で(笑)。

検索の過程で biopolimeros というのに当たり、調べてみたら、
「バイオポリマー」でした。これもある意味、バイオエネルギーと
言えるのかな??

それにしても、上記の単語群は現在の西和辞典にはほとんど載って
いません。この時代、それってちょっと寂しいなあ・・・

さて、次のコーナーでは長文の使用例を見てみることにしましょう。

┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃2│ 実例を見てみよう
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇本日の課題
A medida que avanza en el mundo la produccion de bioetanol y
biodiesel, para mezclar con naftas y apaciguar el poderio del
petroleo, se reduce la superficie cultivada de maiz, can~a de azucar,
soja y girasol destinada al consumo humano.

【語注】
A medida que...:〜につれて
naftas:ナフタ(ナフサ)。石油をガソリンに精製する途中でできる物質です
    が、とくに中南米では「ガソリン」の意味で使われます。
apaciguar:なだめる、おさめる
poderio:勢力、力
superficie cultivada:栽培面積
maiz, can~a de azucar, soja y girasol:トウモロコシ、サトウキビ、大豆、
    ヒマワリ
consumo humano:人による消費

【直訳】
ガソリンと混ぜるため、そして石油の勢力をなだめるため、バイオエタノール
とバイオディーゼルの生産が世界で進むにつれて、人の消費に向けたトウモロ
コシ、サトウキビ、大豆、ヒマワリの栽培面積が減少している。

※para mezclar con naftas y apaciguar el poderio del petroleo のあたり
 は直訳のままではおかしいので、文意をくみ取って適宜補足してやったほう
 が良さそうです。とくに apaciguar el poderio del petroleo は、「石油
 の勢力をなだめる」、つまり石油の使用量を減らすということを言っている
 のでしょう。

【練り訳:案1】
バイオエタノールとバイオディーゼルは、ガソリンと混合することで石油消費
量を減らせるため、その生産が世界中で進められているが、それにつれて人間
の消費用のトウモロコシやサトウキビ、大豆、ヒマワリの栽培面積が減少して
いる。

【練り訳:案2】
ガソリンと混合して使用することで石油消費量を減らせるため、バイオエタノ
ールやバイオディーゼルの生産が世界中で拡大しているが、それにつれて食用
のトウモロコシやサトウキビ、大豆、ヒマワリの栽培面積が減少している。

【練り訳:案3】
バイオエタノールとバイオディーゼルは、ガソリンと混合して使用することで
石油消費量を減らせるため、世界中で生産が拡大しているが、それによって食
用のトウモロコシやサトウキビ、大豆、ヒマワリの栽培面積が減少している。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    ★☆★ 3月8日開催セミナーのお知らせ ★☆★

    『スペイン語翻訳者のためのネット調査術+PC講座』

  実務翻訳では必要不可欠なインターネット調査術を生で学べる講座
  です。単なる検索術にとどまらず、調査する理由や検索結果の見極
  め方まで踏み込んで解説。PCコーナーでは、翻訳者として実務を
  行ううえで役に立つコンピュータスキルの一端をご紹介します。

    開催日時: 2008年3月8日(土) 10:00 〜 12:30
    場所  : 東京・渋谷
    申込締切: 2008年1月31日
    対象者 : インターネットを用いた翻訳調査スキルに興味がある方
          翻訳に役立つ効率的なPCスキルを知りたい方など

  ※申込締切は31日ですが、すでに残り「1名」となっております。
   お申し込みはお早めに!

   詳細・お申し込みはこちら→http://www.pie.vc/course/index.html

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

◆編集後記◆
ピーチです。
3月のセミナー、とても面白いものになりそうです。
アース氏は、調査術の課題をつくりながら、
「こんな問題を出されたら、大喜びで解いちゃう」
とうかれています。
そんな『スペイン語翻訳者のためのネット調査術+PC講座』の申し込み〆切が
明日に迫りました。
「残席1」だそうですよ。
お迷いの方は是非!
おススメです。

|
|

« 2008年1月23日 | トップページ | 2008年2月6日 »