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2007年10月29日

 スペイン語翻訳者になろう vol.049

 おはようございます。
 台風が来ていたというのに、気がついてみればもうすぐ11月ですね!
 このメルマガと、新たに始めたセミナー等のおかげで、今年は
 ほんとうに実り多い一年となりそうです。残りの2ヶ月も
 がんばろ〜。
 さて、前号でお知らせ致しましたように、皆さまのご要望を取り入れ、
 同時によりいっそうのパワーアップを図るために、本メルマガは
 11月から「週一回・水曜日」の発行とさせていただきます。
 次回は7日ですので、しばらく間が空きますが、忘れないで
 くださいね。

 さて、第49号。今回はひさびさの「ちょくねり」です。

  ==<もくじ>=======================
    1) 「ちょくねりメソッド」で翻訳に挑戦しよう
    2) ピーチのメタボリック雑記
  ==============================

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

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┃1│「ちょくねりメソッド」で翻訳に挑戦しよう
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◇本日の課題
Durante lo que va de an~o las operaciones de fusion han alcanzado
en todo el mundo la cantidad record de 2,4 billones de euros.
El mercado de adquisiciones ha superado ya el record anterior,
que no por casualidad se registro' en el an~o 2000, en pleno auge
de las llamadas empresas tecnologicas de Internet. (El Pais)

【語注】
Durante lo que va de an~o:辞書には en lo que va de の形で載っています
        が、この文では en が duranteに替わっています。この例
        のように、de 以下にan~o が入ることがたいへん多いです。
        意味は「年初からこれまでに」。
operaciones de fusion:合併取引
cantidad record:このrecordは、名詞のあとで同格的に用いられる用法。
no por casualidad: por casualidad は「偶然に」。そこに no がついてい
        るので「偶然にではなく」。
en pleno auge de:この形で非常によく使われます。文脈に合わせて訳し分け
        る練習をするとよい表現です。auge は「絶頂、ピーク、頂
        点」などの意味。
mercado de adquisiciones:買収市場

【直訳】
年初から現在までに、合併取引は全世界で2兆4000億ユーロという新記録の金
額に到達した。買収市場は以前の記録をすでに上回った。その記録とは、いわ
ゆるインターネット技術企業の繁栄のただ中で、2000年に、偶然ではなく記録
されたものである。

※cantidad record は直訳すれば「新記録の金額」ですが、日本の経済記事で
 はこのような場合、「新記録」ではなく、「過去最高」ということばを使う
 ことが多いようです。

※no por casualidad は直訳すれば「偶然にではなく」ですが、練り訳ではも
 う一工夫しましょう。練り訳例では「必然的に」にしましたが、「当然のよ
 うに」などでもいいと思います。

※empresas tecnologicas de Internet を直訳ではそのまま「インターネット
 技術企業」としましたが、要は「インターネット関連企業」のことです。な
 お、「IT企業」という言葉もありますが、ITにあたるスペイン語は別に
 ありますし(tecnologia de informacionです)、ここは正確に訳したほう
 がよさそうです。

【練り訳】
今年これまでに、世界中で行われた合併取引の総額は過去最高の2兆4000億
ユーロに達した。買収市場は、いわゆるインターネット関連企業が絶頂期に
あった2000年に必然的に達成された当時の最高記録をすでに上回っている。

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┃2│ ピーチのメタボリック雑記
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最近心に残った言葉をつらつらとあげてみます(記憶にたよって書いているも
のも結構あるので、「ママ」でない部分はご容赦ください)

●電話のような顔の見えない環境でも、笑顔を作って声をだすと、笑顔が言葉
として伝わる。

↑ これを言った方は、その声を「笑声(えごえ)」と呼んでいるそうです。
たしかに、「えごえ」で応対してもらえると嬉しいですね。サービス業者には
必須マナーだと思います。

●問題に取り組むのがしんどいのは、こんな問題など無意味で下らないと思っ
ているからである。自分の仕事のほかに、こんな問題にかかずらっていること
自体、人生の大きな無駄のように見えているわけだ。

↑ あーー、耳いたっ!

●居心地の悪さに慣れていくことが大事。居心地の悪い場所は、学びが多く、
成長できる場であることが多い。

↑ 確かにそうなんですよね・・・。
これを今月後半の自分の課題にして、何度か「ザ・居心地の悪い場所 para
mi」に飛び込んでみたところ、じつは想像したほど居心地が悪くなかったです
し、「1人で1年間こつこつ努力してやっと得られるくらいの収穫」がありま
した。ときには重い腰を上げ、勇を鼓して飛び込むべきですね。

●時間管理とは「やること」を減らすこと。「やること」を減らさずに、新し
いことをしようというのが間違いのもと。「やること」ではなく「やらないこ
と」を決めて実行した場合には、確実に時間管理の効果が出る。

↑目から鱗。確かに日常「あれもしよう、これもしよう」と、「やること」ば
かりに目を向けている気がします。まずは「これとこれとこれはやらないっ!」
と決めてしまい、それによって空いたスペースに「本当にしたいこと」をぶち
こんでいくのが有効な方法なんですね。

●やる気が出ないときは「作業興奮」を利用する。

↑これは「やる気がないときでも作業を開始すると、脳の即座核という部分が
興奮してやる気がでてくる」という理論で、やる気のメカニズムとして予備校
などでも取り入れられているのだそうです。思えば自分も、無意識にこの方法
にお世話になっております(じつは今回の「ちょくねり」の第一稿もこの方法
で書いたのです・・・内情暴露)。

●アイデアが出ないと悲観する前に、まず目の前のものを見つめなおしてくだ
さい。今持っている情報を整理して把握するだけで十分対応可能なものとなる
のです。

↑人間、手持ちの駒をじっくり眺めるよりも、新しい駒を追い求めてしまいが
ちですね。アイデアに苦心しているひと(・・・わたしだよ。)は、遠くばか
りを見つめていた視線をすこし伏し目がちにして(?)、身近にある情報を
とっくり吟味してみるといいかも。さっそく自分もやってみます。

●一般の予測に反して、BOPの消費者は、高度な技術を難なく受け入れる。

↑BOPとは、「ボトム・オブ・ザ・ピラミッド」、すなわち、「所得階層を
構成する経済ピラミッドの底辺にいる貧困層」のことです。
失うものが何もないBOPの消費者は、新しい技術を貪欲に取り入れようとす
る。だから、たとえば「固定電話という強く根付いた伝統からワイヤレス機器
へと移行する」よりも、「何もないところからワイヤレス機器へ移行する」ほ
うが簡単なのだそうです。BOP市場のチャンスについて最近よく耳にします
が、その根底にはこの考え方があるのでしょう。
思い返すと、自分も、「BOP市場の消費者に高度なものを売るのは無理があ
るのではないか」のように考えていた節があります。
これこそ、凝り固まった固定観念というか偏見だったのですね。
思考の柔軟化や、対象をありのままにとらえるまっさらな視点の大切さを再認
識させられました。

では、今回はこんなところで。
皆様もいい言葉に出会って、いい一週間を送って下さいね。

◆編集後記◆
ピーチです。
突然ですが、お金を触った手で食べ物に触ることに抵抗はありませんか?
自分はとても抵抗があるので、食料品売り場の試食コーナーなどで、買い物途
中のひとたち(あきらかにお金を触りまくっている)が、パンやらお菓子を手
でつまんで食べているのを目にするたび、
「ああ、さまざまなバイ菌もいっしょに口の中へ・・」
と、「バイキンマン」の爛々とした目玉を思い浮かべながら、一人身悶えてお
りました。
しかし先日、買い物中に、あまりにおいしそうな試食品を見つけてしまい・・
言行不一致型人間のわたしがどうしたかは、ご想像にお任せします。

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