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2007年9月17日

 スペイン語翻訳者になろう vol.037

 おはようございます。
 次から次へと新機軸が飛び出すこのメルマガ、またまた新コーナー
 の登場です。その名も「最新ワードをスペイン語で学ぼう」。
 日本のニュースでよく耳にするようになった言葉がスペイン語で
 何と言われているのか、気になったことはありませんか?
 この新コーナーは、まだ辞書にも載っていないそうした「新語」を
 ご紹介し、ついでに例文もいくつか見てしまおうというもの。
 私たちは、『スペイン語経済ビジネス用語辞典』の制作の際に
 従来の西和辞典に載っていない vocabulario nuevo を探し求めて
 ネットの海を右往左往しました(おぼれかけたことも一度ならず…)。
 その経験を生かして、なるべく「活きのいい」スペイン語たちを
 ご紹介していきたいと思います。請うご期待!

  ==<もくじ>=======================
    1) 最新ワードをスペイン語で学ぼう
    2) 実例を見てみよう
    3) アースの気が散る話
  ==============================

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

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┃1│最新ワードをスペイン語で学ぼう
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第1回めは、日本にぜんぜん関係なさそうなのに、もう耳にタコができた?
「サブプライム」です。英語ではもちろん、subprime (loan) ですね。

いちおう説明しておきますと、米国の「サブプライム・ローン」は、
「信用力の低い個人に対する貸出(ローン)」のことを言います。
(「信用力が低い」=お金を返してもらえるかどうか不安だ〜)

最近騒がれているのはこのうちの「住宅ローン」の話なのですが、
「サブプライム・ローン」と総称されてしまっていますね。

いろいろと探してみましたが、スペイン語では大きく3つに
分かれました。

 1)英語をそのまま使っている
 2)なんとかしてスペイン語で言い換えて、subprime を付記
 3)subprima(女性名詞)

だいたいの傾向として、中南米諸国では英語の subprime をそのまま使う
ことに抵抗がないのに対して、スペインでは subprima を使うことが多い
ようです。

上では3つ挙げましたが、もちろん私が見逃しているものもあると
思います。でもだいたい似通った言い方が使われているのでは
ないでしょうか。

次のコーナーでは実際に使っているところを見てみましょう。

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┃2│実例を見てみよう
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◇Mercado financiero continua golpeado por Subprime
 金融市場、引き続き「サブプライム」で打撃

◇El credito subprime es una de las modalidades crediticias del
 mercado financiero de Estados Unidos.
 サブプライム・ローンは、米国の金融市場におけるローン形態の一種だ。

◇La crisis de hipotecas de alto riesgo estadounidenses (subprime)
 ha alcanzado al mercado monetario.
 米国のハイリスク・ローン(サブプライム)危機が通貨市場に
 及んでいる。

※hipoteca は西和辞典では「抵当」としか載っていないことが多いですが、
 「(土地や住宅の)ローン」の意味でもしばしば使われます(『スペイン
 語経済ビジネス用語辞典』より)。従ってこの例でも下の例でも、
 hipotecas の部分を「住宅ローン」と訳すことは可能です。

◇Las hipotecas subprima representan casi un 12% del total del mercado
 hipotecario residencial en EE UU.
 サブプライム・ローンは米国の住宅ローン市場全体の約12%に相当する。

※subprima は当然ながら名詞ですが、上記の hipotecas subprima は形容詞
 的に使われている例です。credito subprime も同じことですね。

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┃2│アースの気が散る話
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先日の夜、久しぶりにたぬきさんに会いました。

 アース「あらたぬきさん、お久しぶりですね」
 たぬき「おやこんばんは。素敵な月夜ですこと」
 アース「きょうはどちらまで?」
 たぬき「いえね、ちょっとそこまで」
 アース「事故が多いみたいですから、お気をつけて」
 たぬき「はいありがとう。それでは失礼しますよ」

・・・という会話をかわしたのではないかと錯覚してしまうような
雰囲気を、たぬきさんは持っています。顔もそうですが、なにより
あのしっぽ。まるまるふわふわしていて、触ると気持ち良さそう。

道路を横切るときも、本人は駆け抜けているつもりなのでしょうが、
あのしっぽが醸し出す雰囲気のおかげで、「ぽてぽてぽてぽて・・・」
という感じ。

対してきつねさんは、とても会話などかわせそうにありません。

 アース「おやきつねさん、おひ・・・」

と言っている間に、あら行ってしまわれた。道路を横切るそのスピード
といったら、はやいことはやいこと。気がついたときにはあの長い
しっぽしか目の端に残っていません。

でもときどき、狭い道を車で走っていると、きつねさんが道路の
真ん中で立ち止まっていることがあります。とうぜん、こちらも
止まります。両者、にらみ合い。でもだめ。あの細面の顔と、不思議な
雰囲気の目には勝てません。思わずこちらが目を伏せてしまいそう。

狸も狐も、様々な昔話に登場しますけれど、登場しても
おかしくないだけの雰囲気を彼らは持っています。狸は本当に
茶釜を背負っていそうだし、狐にも化かされそう。

それにしても、狸も狐も確実にその数は減っています。その姿を
見るのは、年に数回、というところ。まったく見ない年もあります。

ここらへんには熊はいないのですが、温暖化のせいか、えさ不足の
せいか、この地域に生息範囲がじりじりと近づいているらしいです。

くまさんに会ったら、なんてあいさつしようかな・・・
(「おいしくないですよっ」かしら)

◆編集後記◆
ピーチです。
夏の息の根はとまった・・とおもっていたら、ゾンビのごとく生き返った感の
あるここ数日ですね。
来週も3連休だそうですが(他人事)、残暑バテに気をつけて楽しくお過ごし
くださいマセ。
あ、このメルマガのことも忘れないでくださいね。

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