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2007年8月

 スペイン語翻訳者になろう vol.032

 8月31日です。
 ここ東京は、昨日はとても涼しかったです(アースさんの町ではどうだった
 か知りません)が、今日はどうなるのでしょうね?
 この日が来るたびに、大島弓子先生の名作漫画「裏庭の柵をこえて」を読み
 返したくなります(が、引越しの連続でどこかに行ってしまい、もう何年も
 読んでいません(涙;;)嗚呼、読みたいな〜)
 皆さんにも「8月31日に読みたくなる本や漫画」がありますか?
 あれば、ぜひ教えて下さい。

 明日から9月。
 agosto saliente に思いを馳せながら、勉学の秋に突入してまいりましょう。

  ==<もくじ>=======================
    1) 紙の辞書を引こう その3
    2) ピーチのメタボリック雑記
  ==============================

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃1│ 紙の辞書を引こう その3
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今回は紙の辞書を使うとよい理由、最後の2つです。

●別の「一瞥」効果
前回は、紙の辞書では最初の語義だけでなく、用例、次の語義、イディオム、
補足情報などが「一瞥」できる、という効果を挙げました。紙の辞書には、
それとは別の一瞥効果もあります。

すでにお気づきと思いますが、目的の単語だけでなく、前後の単語も
目に入る、ということ。例えば lenguaje を引いてみましょう。
電子辞書では、

 lenguaje (言葉づかい、言語; 用語 i) [用例]〜)
 lenguaraz
 lengueta
 lenguetada
   …

とリストが出てきますが、中身が見られるのは目的の lenguaje だけ。
その先に進もうとするとボタンを押す必要があります。

ボタンを押したその時点で、周辺の単語たちとはさよならバイバイよ。

でも紙の辞書では? すぐ上に lenguaje(シタビラメ)というのを
見つけました。アハハ。「舌平目」というのは「まんま」の訳なのね。
(それとも「舌平目」を lenguaje と訳したのかな??)

後ろのほうに目を移すと、lenguaraz(おしゃべりな)。アハハ。
私のことですかい。

とまあ、これは趣味の領域かもしれませんが、他に例えば impulso を
引いてみましょう。小学館の『西和中辞典』ですと、その前後には、

 impulsador
 impulsar
 impulsion
 impulsividad
 impulsivo
 impulso ←目的の語
 impulsor

これだけの関連語が並んでいます。しかもほとんどは目的の語より前に
ありますから、電子辞書では目に入らないものばかり。これで impuls-
関連の動詞、名詞、形容詞が征服できました。覚える必要はないんです。
なんとなく見ておくだけで、いつかどこかで役に立つこと請け合いです。

それに、例えば名詞のところで納得のいく訳語がなかったときに、
動詞を見ると、「ピン」とくる訳が載っていたりしますしね。
(それを名詞形にして使うのです)

ついでに、impulso のすぐ左側の写真に目が行ってしまうので見てみると、
tienda sin impuestos(免税店)。ほおほお。なんてキリがないので
ここでやめておきますが、目的の語の前後が見られるこの効用については
わかっていただけたでしょうか。

●書き込める
最後です。昔は「辞書にぎゅうぎゅう書き込んでいた」人も多いのでは
ないでしょうか。

何度も繰り返しているように、辞書には「訳の候補」しか載って
いませんから、文脈に合った語義が見つからないこともしばしばです。
天啓のように素晴らしい訳語を思いついたとき、辞書にさっと
書き込んでおく。するといつか役に立つことがあるかもしれません。

あるいは、よく目にする語の組み合わせを書いておくとか。なんとなく
自分で感じたニュアンスをメモしておくとか。

これも電子辞書では到底できないことです。(いつか「メモ機能」なんてのが
つきそうではありますが)

もっともこれ、改訂版が出たときには非常に困るのですが、西和辞典のように
次が出るまでに何十年もかかっていると、しまいには自分のメモを覚えて
しまいそう。

くどくどと書いてきましたが、いかがだったでしょうか。プロ、学習者を
問わず、日々電子辞書に頼りっきりのみなさん(私たちも)、初心に帰って、
また紙の辞書をボロボロになるまで使い込んでみませんか。

※今回は、CASIOさんの電子辞書を例として使いました。他のメーカーは
 仕様が違う部分があるでしょうけれど、「一瞥できない」という点では
 同じですよね。

※この文章は、決してCASIOさんはじめすべてのメーカーさんの電子辞書を
 否定するものではありません!電子辞書がなかったら、もうどうすれば
 いいやら、オロオロ…。

┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃2│ピーチのメタボリック雑記
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

人口密度の高い町に住んでいると、道や電車内などでひとにぶつかったり、ぶ
つけられたり、足を踏んだり、踏まれたり、振り上げた手が当たってしまった
り、逆にひとのチョップ(?)を受けたり・・ということがよくありますよね。

そういうとき私は、たとえ自分に非がない(と思う)場合でも、すぐに「ごめ
んなさい」というようにしています。

これは「心から自然とそういう言葉が湧き上がってくる」のでは当然なく、あ
るとき思い立って、半ば強制的にそう言い返す癖を自らにつけたためです。

でも人間ができていないので、明らかに当方に非がない(と思う)場合や、相
手に無視された場合などは、「なぜそちらも謝らないのさ?」という気持ちに
なることもあります^^;)。

逆に、「こちらこそすみません」「大丈夫ですか」など気遣いの言葉をかけて
もらったり、当方がぶつかってしまったのに先方さんから先に「ごめんなさ
い」などと言っていただくと、とても嬉しく、すがすがしい気分。
その後数時間は"Life is beautiful!"となります(単純・・;)。

よく「日本人はなんでも謝りすぎだ」とか、「アメリカでは自分に非がないの
に謝ると裁判沙汰になるからめったに謝らない」とかいいますが、それはどう
なんだろう?と思っていました。

確かに日本人は、他国人に比べればよく謝る方かもしれませんが、「現代の日
本社会@東京」をみている限りでは、とてもそうは思えません。
たとえば、私が謝って何らかの反応を返してもらえる確率は、せいぜい30〜40
%程度。向こうから先に謝ってくれる確率に至っては10%未満だと思います。

多分、「謝らなくていいところで謝って、謝るべきところで謝らない」という
意味で、「日本人の謝り方は変だ」といったほうが正確なのではないでしょう
か。
(日本人が、頻度からして本当によく「謝る」のだとしたら、それは知り合い
や利害関係者間限定ではないでしょうかね)

また、日本人に比べて他国のひと(たとえばアメリカ人)は謝らない、という
点についても、そうとは言えないように思います。
アメリカ人でも教養や徳の高い人、社会的に成功している人などは、自分から
非を認め頭をさげることや折れていくことを推奨しています(ビジネス書好き
の方ならばよくご存知だと思いますが)。
これは推測ですが、多分こうした人たちは、たとえ車の事故現場であっても、
居丈高に相手の非を主張することはしないでしょう。
自分の見解も述べるでしょうが、それ以上に相手の主張に真摯に耳を傾け、自
分に落ち度があった点はきちんと認めた上で、両者にとって最もハッピーなお
としどころへと、論理的に、巧みに、相手を誘導していくのではないかと思う
のです。

「謝ったら損だ」ではなく「謝ったほうが自分も相手も幸せになる」と皆が考
えたなら、その社会は本当に生きやすいでしょうね。
それはまさに、一種のウィンウィンな社会といえるのではないか、と思います。

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   にある程度のスペイン語力を備えた人が翻訳の力を高めるには、自分
   の間違いを自ら発見し、正しい(より良い)文章へと自ら書き直す訓
   練を行う「能動的」な方法がもっとも効果的であると私たちは考えて
   います。(もちろん、自力でそれをできるだけの材料は提供します)

  ※セミナーに出席できない方のために、自主学習コースのみの
   参加も受け付けます。

  ※前回開催されたセミナーの様子や参加された皆さんの声は
   こちらでご覧いただけます。
   →http://www.pie.vc/report/course_report01.html

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◆編集後記◆
アースです。
8月31日ではないけれど、夏に読みたくなる本や漫画というのは、確かに
あります。わたしの場合、なぜかカルタゴ(Cartago)関係の本。
カルタゴって、紀元前2世紀まで栄えた海洋商業国家で、名将ハンニバルを
輩出した、あのカルタゴです(猟奇殺人犯のハンニバル・レクターじゃなくて、
アルプス越えで有名なハンニバル・バルカです)。第3次ポエニ戦争で
ローマに徹底的に町を破壊されてしまったので、残っている記録はローマ側
からみた、いずれも色の着いた(?)ものばかり。謎の部分が多く、わたしに
とっては非常に想像力をかき立てられる存在なのです。
でもなぜ夏なんだろ?
ともあれ今年も、気がついてみれば関連書を読んでいるのでした。
(わたしの読む本て、皆さんに「ぜひ読んで!」とお勧めできないもの
ばかり・・・)

|

 スペイン語翻訳者になろう vol.031

 おはようございます。
 天文ネタが多くて恐縮ですが、明日の火曜日は久しぶりに日本全国で
 皆既月食を見ることができます。夕方、東の空から半分くらい欠けた月が
 昇ってきて、18時52分から皆既が始まります。みなさんお忙しい時間かも
 しれませんが、ちょっと窓の外、東の方角をご覧になってみては
 どうでしょう。
 「地球がほんとうに丸い」ことを実感できる数少ないチャンスです
 (陰が丸いため)。別に実感しなくてもいいって?でも世の中に
 氾濫する情報がほんとうに「真実」であるかどうか、自分の目で
 確かめられることなんて、めったにないですよね。

 では頭をスペイン語に切り替えて、本日も辞書の話です。

  ==<もくじ>=======================
    1) 紙の辞書を引こう その2
    2) アースの気が散る話
  ==============================

┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃1│ 紙の辞書を引こう その2
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

このメルマガは〜。西和辞典に頼りすぎるなと言ったり、端から引きまくれ
と言ったり、言うことがコロコロ変わるんだからっ!

・・・とお腹立ちの皆さま、お怒りごもっとも。でも、どちらも真実なので
仕方がないのです。その場その場で、いまの自分にとって最も大切なことは
何かを常に考えながら、追及すべきは追及し、引くべきところではさっと
引いて、最もバランスの良い学習・翻訳プロセスを目指しましょう。

さて、今回は紙の辞書を使うとよい理由その2です。

●「寄り道」が大事
おそらく皆さんのお宅では紙の新聞をとっておられるでしょう。
でもきっと、ネット上のニュースもごらんになりますよね。もう紙の
新聞を取るのはやめた、というお宅があるかもしれませんが、まあ
昔のことを思い出してみてください。

だいたいの新聞は、紙媒体でもネット媒体でもほぼ同じ内容のニュースを
流しています。その違いについて、意識したことはありますか?

記事そのものは、コンピュータ画面が大嫌い!という人でなければ、
ネット上のほうが字を大きくできるし、読みやすいですよね。リンク
などが張ってあることもあり、便利です。

しかし。その記事を読み終わった後、次の記事に移るのに、ちょっと
面倒ではありませんか?それに、新聞は見出しからリード部分、本文の
すべてが一度に目に入るのに対し、ネット上のリスト画面にはタイトル
しかなくて、内容が一瞥できませんよね。

そう、この「一瞥できない」というのが電子辞書の大問題なのです。

最初に電子辞書を使い始めたときに、

 「ええ〜用例見るのにボタンいちいち押すの。めんどくさ〜」

と思った人も多いでしょう。最初の画面は見出しのリストが中心だし、
次の画面には語彙しかありません。もっとも、これが逆に便利なことも
あります。納期2時間!などという翻訳をやっている場合には、事実、
助かります。とにかく速く引かねばなりませんから。

でも、そうして最初に出てきた語彙に飛びついては訳し、また飛びついては
訳し…ということを普段から繰り返していると、そのうちに「スペイン語と
日本語の一対一単語帳」が頭の中にできてしまいます。例えば「libro=本」
という具合です。

英語は、well, bear, bank など、ひとつの単語でまったく違う意味を
持つものが多いと言われますよね。スペイン語も、英語ほどではない
にしても、さまざまな意味があるのは確か。

例えば白水の西和辞典では libro に6つの意味を当てていますね。私は
そのほとんどの意味で使われているのを見たことがあります(6番目の
「(反芻動物の)第3胃」は見たことないですが!)。

私たちの経済辞書でも、「帳簿、台帳」の意味の libro を含む語を数十個も
採用しています。うふ。

・・・ともあれ、「libro=本」であると思い込み、辞書を引かず、
どんな文脈かをまったく考えずに、なんでもかんでも「本」と
訳すようになったら・・・?

これはもう翻訳者としてはレッドカード状態。退場願います。

紙の辞書なら、最初の語義と用例、次の語義と用例、イディオム、
さらには類語や参考語の説明まで、さほど努力しなくても目に入って
きます。つまりその項目全体を「読む」ことが簡単にできるのです。
その時には必要でない語義やイディオム、補足情報が、「なんとはなしに
目に入ってくる」、この状態は非常に貴重です。

同じことを電子辞書でやろうとすると、逆に途方もなく時間と手間が
かかります。

この「辞書を読む」行為の繰り返しが、どれほど役に立つかわかりません。
複数の辞書を並べてみるのと同様に、その項目に最初から最後まで
「目を通す」ことができる、これが紙の辞書の第2の利点です。

┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃2│アースの気が散る話
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

聞くのもうんざりでしょうけれど、暑いですね。
この某田舎も、さすがにお盆時期には暑さ最高潮といった
感じでした。

とはいえ、もっと暑いところで生まれ育ったわたしにしてみれば
それほどでもないのでして、「十ウン年前のクーラーがあるけど、
年に一回使うか使わないかかなあ」と近所の人にうっかり言って
しまい、また宇宙人扱いされた・・

どうせわたしは宇宙人さ。フン。

ともあれそういうわけで、夏の昼間はだーだー汗をかきつつ、原稿を
腕にひっつけつつ働きます。もっとも、紙でない原稿の方が最近は
ずっと多いのですが。

ともあれ。

人間はかなりの温度まで耐えられるんです。汗をかくことが
できるし。(そのためには水分補給を欠かしてはなりませんが)

しかしコンピュータは、犬と同じで(?)汗がかけないので大変。
とくに普段使っているデスクトップコンピュータは、朝からずっと
つけていると、午後1時頃にはたいへんな熱を持ちます。

他に、モニターを2つとステレオをつけてるし。

人間1人は電気ストーブ1台分に相当するというけれど、間違いなく
コンピュータもストーブと同じ。つまり真夏に部屋の中で電気ストーブを
2台たいているわけです。

午後1時くらいになると、コンピュータのファンの音が高く
なりはじめ・・・

 ぶぉ〜ぉ〜お〜ぉ〜お〜ぶわぁ〜あ〜ぁ〜
 うぃんうぃんうぃんうぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん

きゃー!お願いだから、いま暴走しないでっ!
もうちょっと耐えて〜!いまやめるわけにはいかないのよ!

しょうがないので、自分に向けていた扇風機の風をしぶしぶ
コンピュータにも分け与えるのでした。

でもいったん暖まった(?)コンピュータがそんなことくらいで
冷えるわけもなく、キリがついたところでノートパソコンのほうに
移動し、デスクトップの電源を止むなく落とすこともあります。

熱暴走したコンピュータは、それはそれは恐ろしい状態になる…
可能性があります。そこらじゅうを狂ったように走り回って、
手がつけられません(うそ)。

ハングアップ(いわゆるフリーズ状態)だけなら、再起動すれば
解決する「かもしれない」のですが。

なぜ最初からノートのほうでやらないのかって?
だって画面が小さくて能率が上がらないんだもん。

それにしても、これ以上、温暖化が進むと、うちの仕事部屋にも
冷房が必要になるかもしれません。温暖化防止に皆さんもぜひ
ご協力ください(どういう理由だ)。

※効率的な翻訳に役立つコンピュータ等の設備環境について、
 いつか書きたいと思っています。いつになるかわかりませんが、
 期待せずお待ちくださいませ。

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    こちらでご覧いただけます。
    →http://www.pie.vc/report/course_report01.html

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◆編集後記◆
ピーチです。
8月も今週で終わりですね。
いよいよ、9月!
新しいことを始めるのにはいい季節です。
日本の大学でも9月入学制の導入が検討されていますが、今から大学に入り直
すのはちょっと大変でも、翻訳の勉強ならできそう・・ではないですか?(笑)
残り1週間、楽しい8月をお過ごしください。

|

 スペイン語翻訳者になろう vol.030

 おはようございます。
 突然ですが、ピンポンパンポン♪
 9月開講の新講座に関してのご連絡です。
 (なにそれ?という方は、このメール後半の広告をご覧ください)

 セミナーつきのコースに関し、「受講しようかどうしようか」、目下お迷い
 中の方にご連絡致します。

 決めるのにもうちょっとかかりそうだという方、もしよろしければ、「受講
 するかもしれない宣言」をされることをお勧めいたします。
 まだ定員には達していないものの、連日着々とお申し込みをいただいており
 ますので、そのうち急に定員に達してしまうことがあるかもしれません。

 そこで、もしも同時に「定員ライン」に立たれた方々がいらした場合は、そ
 の宣言をしてくださっていた方を優先させていただくように致します。

 ご心配な方は、「大体○日頃までには、受講するか否か決められると思いま
 す」という大まかな時期を付したうえで、宣言メールをいただければ大変あ
 りがたいです(そのメールは、info@pie.vcまでご送付願います)。

 なお、宣言後、本申し込みされる前に、お申込者が定員に達してしまった場
 合は、申し訳ありませんが、その宣言は無効となりますのであらかじめご了
 承ください。
 (ちなみに、「セミナーなしコース」には定員はありません。)

 また、新講座の資料請求をしてくださった方で、「まだ資料が来ない」とい
 う方は、お手数ですがinfo@pie.vcまでご一報いただけますか?
 よく注意して全員の方にお送りしているはずなのですが、過去に未達のケー
 スがありましたので、念のためご連絡もうしあげた次第です。

 よろしくお願い致します。

 ではこれにて、やけに長い前書きはおわり。
 本題に入っていきましょう。
 今回は(も?)非常に重要なテーマです!

  ==<もくじ>=======================
    1) 紙の辞書を引こう その1
    2) ピーチのメタボリック雑記
  ==============================

┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃1│ 紙の辞書を引こう その1
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

電子ツール全盛の時代に、いまさら何を?と思われるでしょうか。
しかしここで声を大にしていいます。

 「できることなら紙の辞書を使え!」

と。

紙の辞書は重いしかさばるし、足の上に落とすと痛いし、手あかで汚れるし
かびるし、表紙が取れるし、中身は破れるし……でいいことがありません。

どこのメーカーであれ、西和・和西辞典の入った電子辞書が出たときに
飛びついて買った方は多いでしょう。軽くて小さいのに加え、電子辞書では、
ジャンプができる、成句検索や例文検索ができる、複数辞書の横断検索が
できる…などなど、紙では考えられなかった様々なことができるように
なりました。

しかしなにより、電子辞書の良さは「引くスピードが速い」この一言に
尽きますよね。

紙の辞書では、ページをめくるうちにスペルを忘れ、また原文を見ては探し、
やっと探し当てたころにはその単語がどういう文脈で出てきていたかを忘れ、
また原文に戻り、また辞書に戻ってふさわしい語義を探し…という作業を
延々と続けることになります。

でも電子辞書では、原文を見ながらキーボードの上で指をヒラヒラさせる
だけで、あっという間に目的の語にたどり着くことができます。

いまのところ、電子化されているのは白水社の『現代スペイン語辞典』と
『和西辞典』だけのようです。あ、そうそう、私たちの作った『スペイン語
経済ビジネス用語辞典』も忘れないようにしましょう。ウフ。

・・・したがって、その他の小学館や研究社などの辞典は、昔と同じように
紙をペラペラとめくって調べることになります。

電子辞書に慣れた者にとっては、これが途方もなくめんどうくさい。それは
確かです。この便利さを置いてまで紙の辞書を使えと言うからには、
よくよくの理由があるはず。はい、あるんです。
きょうはそのひとつめについて。

●複数の辞書を引く気になる
紙の辞書しかない状態ならば、ひとつ引くもふたつ引くも大して変わらず、
けっこうな割合で複数の辞書を引く気になります。西西や西英も含めると、
たったひとつの単語やイディオムを調べるのに、5冊以上引く、という
ことさえあります。

でも電子辞書に慣れると…「これ」というのに出会えなくても、
紙の辞書を引くのが億劫で、つい「まあいいや」とそこで止まって
しまうことがあります。

これ、非常によろしくない状態なのです。

このメルマガの vol.22 と vol.23 の「西和辞典は万能選手にあらず」で
言いましたように、西和辞典に載っているのは「原義そのもの(その語の
エッセンス)」というよりは、「訳の候補」です。

それも各社それぞれに工夫した分け方をし、工夫した語義や例文を載せて
いますから、一社の辞書を引くよりは、複数の辞書を引いたほうが、
「ピンと来る」語義に出会える可能性が高いのです。

それに、たくさんの「訳の候補」を見るということは、周辺部からその語の
「エッセンス」にどんどん近づいていく、ということ(ここで「スペイン語と
日本語の単語は、一対一で対応しているのでは決してない」という話を
思い出してください)。

日本語そのものではないけれど、なんとなくその語から立ち上る雰囲気と
いいますか、その語のニュアンスを感じることができる瞬間があります。
そこですかさず西西辞典を引いたりすると、さらに合点が行くわけです。
「おおっなるほど!」

このプロセス自体は、ある文章を翻訳するに際して、必ずしも必要なものとは
言えないかもしれません。ここまでやる時間のないときもあるでしょう。

でも特に学習者の皆さんは、なるべくならやっていただきたい。

ある日本語を見て、その類語が花火のスターマインのごとく頭の中にバカスカ
打ち上がる人はいいですけれど、だいたいは苦しむ人が多いですよね。
それなのにひとつの辞書だけ(つまり少ない訳の候補)で済ませてしまうと、
「貧しい」翻訳文になってしまうかもしれません。貧しいだけならまだしも、
文意が通らなくなる可能性さえあるのです。

なにより、「その語のエッセンス」を感じるというこのプロセスは、外国語の
学習過程では非常に大事だと私は考えています。

次回は紙の辞書を使う理由、その2です。

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┃2│ピーチのメタボリック雑記
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自分にはずっと懸案事項があります。

その懸案事項が、もう何ヶ月も、心を暗く重く押し潰しているのです。

それは・・・・・

散らかった机周り。
散らかったクローゼット。
散らかった収納庫。
・・・・・
(後略)

すべて「散らかりシリーズ」でお恥ずかしいのですが。

机周りを整えれば、毎日すっきりした気持ちで仕事に取り掛かれるだろうな。
クローゼットを整理すれば、あれがないこれがないと、出掛けにイライラする
ことはなくなるだろうに。
収納庫を片付ければ、いま床に出ているものを収められて、家が少しは広く美
しく見えるかな。

これらは、実行すれば日々の生活を格段に快適に、効率よくしてくれることば
かり。

でもやらないのはなぜか?

「自分がものぐさ星人だから」ということもありますが(大いにあります
が!)、もうひとつ、
「緊急でないことだから」
という理由も挙げられると思います。

たとえば、もしも今日、うちに要人(・・て、誰?)がやってくるとなれば、
いくらこの私でも速攻で片付けるでしょう。

つまり、現在の自分にとって、片付けは
「重要だけれど、緊急ではないこと」
なわけです。

しかし、長いスパンで考えれば、人生の充実度は「緊急ではないが重要なこ
と」をどれだけやったかによって決まってくるのではないでしょうか。

たとえば、毎日少しの運動することは、「緊急」ではないが、全人生を尺度に
して考えてみると、「健康で生きる」という大切なテーマにおいて大きな意味
を持ってきます。

中身のしっかりした本を毎月1冊でも読むことも、「緊急」ではないけれど、
長い目で見れば、知識や発想力、思考力などの形成において、甚大な役割を果
たします。

毎日が忙しいのに充実感を得られない人は「緊急で重要なこと」や「重要でな
いが緊急なこと」に相当の時間をとられている可能性が高い、とも言われま
す。

(では、「緊急でも重要でもないこと」に多くの時間を使っている人は〜、
え〜と、一緒に反省しましょう ><;)

「緊急なことイコール重要なこと」と勘違いせずに、「緊急なこと」をしつつ
も、「重要なこと」にいつも思いを到らせ、そのための時間を意識的に日々の
生活の中に組み入れていくことが、「主体的に生きる」ということなのではな
いかなと思います。

さ、今週末は片づけだ!
そう思った方、一緒に取り組みましょう。
週明けに報告会ですよ!虚偽報告はナシですよ!
わかったな?自分よ。

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◆編集後記◆
アースです。
昨日は二十四節気の処暑でした。「暑さが和らぎ始める頃」のはずなのですが、
はてさて、今年はどうなりましょうか。
暑いからというわけでもないでしょうけれど、最近、我が家の周りでは
「とんび vs カラス」の戦いが激しくなっています。
家の近くのすごく高い木にとんびが巣を作っていて、その周りをカラスが
飛び回るのが気に入らないらしく、朝も5時頃からピーヒョロピーヒョロ
警戒音を発します。これがまたうるさいのなんのって。カラスのほうも
負けじと、例のうるさい鳴き声。あーもう!そんなに大声出してると、
のどが痛くなるよっ!

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 スペイン語翻訳者になろう 臨時号

 おはようございます。本日は臨時のお知らせ号です。

 月曜日の特別号でお伝えしました通り、9月から、アース&ピーチが
 講師を務めまして翻訳講座を開講します!遅れておりましたが、本日より
 ホームページからの資料請求とお申し込みがしていただけるようになり
 ましたので、お知らせ致します。

 アドレスはこちら
 →http://www.pie.vc/course/index.html

 月曜日にはまだ夏休みで「え〜そんなの見てないよ〜」という方のために、
 特別号の内容を以下に再録いたします。「もう隅から隅まで読みました!」
 という方は、以下を読み飛ばし、すぐに資料請求をどうぞ(笑)。

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       実務翻訳者に必要な能力を徹底的に鍛えよう!

      ス┃ペ┃イ┃ン┃語┃翻┃訳┃者┃養┃成┃
      ━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛
    ち┃ょ┃く┃ね┃り┃マ┃ス┃タ┃ー┃コ┃ー┃ス┃
    ━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛
  〈コーチング式自主学習講座〉+〈翻訳力vs日本語力セミナー〉

            ★9月10日開講★

   ※資料請求・お申し込みはこちらから
    →http://www.pie.vc/course/index.html

   ※前回開催されたセミナーの様子や参加された皆さんの声は
    こちらでご覧いただけます。
    →http://www.pie.vc/report/course_report01.html

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司会者・バーチャル土井(以下「土井」):
皆さん、こんにちは。今号のメールマガジンでは、「新講座発表記念・座談
会」を開きたいと思います。参加者は当然のことながら、本講座の講師であ
りますアースさんとピーチさんです。そして司会は私「バーチャル土井」が
務めさせていただきます。
まずは新講座の名前についてなのですが、ええと・・なんといいましたっけ?

アース:
スペイン語実務翻訳者養成・ちょくねりマスターコース 第一期〈コーチン
グ式自主学習講座〉+〈翻訳力vs日本語力セミナー〉です。

土井:
・・・・ずいぶんと長い名前ですねえ。

アース:
この講座の特徴を盛り込んでいったら、こんなになってしまったんです(笑)。

土井:ということは、そうとう充実した講座になるということですね。

アース:
はい。正確には、まず前期に自主学習を行った後、対面式のセミナー、そし
て後期に再び自主学習という三本立てです。

土井:
前期と後期に分ける意味はなんですか?

アース:
このメルマガで「ちょくねりメソッド」による翻訳をお見せしていますが、
これを受講者の皆さんに、前期と後期に分けてじっくり取り組んでいただこ
う・・という趣旨からです。
前期では「直訳」をみっちり練習し、後期では「練り訳」に挑戦します。そ
して前期と後期のあいだのセミナーでは、直訳を商品価値のある訳文へと練
り上げる(練り訳を作る)ための日本語力強化トレーニングを行います。

土井:
なるほど、概要はわかりました。ところで、翻訳と「コーチング式」とは、
あまり聞きなれない組み合わせのような気がしますが・・。ご説明いただけ
ますか?

ピーチ:
はい、「コーチング」とは、各人が本来持っている能力や可能性を最大限に
発揮できるようにサポートするシステムのことです。この講座では、私たち
講師がコーチとなって、受講者の皆さんが翻訳者としての能力を育て、花咲
かせられるように、さまざまな楽しい仕組みを用意してサポートしたいと思っ
ています。
また「コーチング」には、「相手の自発的行動を促すためのコミュニケーショ
ン技術」というような説明が付される場合もありますが、当然この講座でも、
受講者の「自発的行動」が鍵となります。

土井:
「自発的」ですか。でも、この講座に限らず、どんな講座でも「自発的」に
やらなければ効果はないのでは?

アース:
そうですが、どんな講座でもだいたい、答案が返されたら「正しい解答例」
と「自分の解答」を見比べて、「ふ〜ん」で終わってしまいますよね。しか
も、それすらしない人も多いし(笑)。

ピーチ:
ははは。私も耳が痛いです。でも、この講座では、そういう態度ではすまさ
れない工夫が織り込まれているのです。気になる方は、以下のアドレスをご
覧ください。

  →http://www.pie.vc/course/index.html

(注:これ以後に出てくる「資料」とは、このメールにて請求できる「講
座説明資料」のことです)

土井:
え、ここでも少しくらいは明かしてくださいよ。

アース:
はいはい。ひとりで復習するのって、つらいですよね。めんどくさいし。

ピーチ:
それに、たいていの場合、復習って、課題を解いてから数週間後に訳例や解
説が届いてから、になりますよね。しかしそのころには記憶も薄れています
し、課題に対する関心も相当低くなっている。それに正直いって、「どう復
習したらいいのか」わからなくありません?ただ見比べるくらいしか・・。

土井:
まあそうですね。もう一回訳してみるのがいちばんいいのでしょうけれど、
そこまでするのはちょっとねえ・・・。

ピーチ:
この講座はそのあたりの弱点を克服する方法をとっています。ちょっとだけ
種明かししますと、受講者が「訳文を提出した直後に、解説などに頼らずに
独力で復習を行い、数日後、解説が届いてから再度復習する」という2段階
構造になっているんです。

土井:
訳文提出直後の復習とはどんなものですか?

アース:
簡単に言えば、他の受講者の訳文を検討してもらうのです。もう少し詳しい
ことは「資料」に書いてありますので、見てくださいね。
人の訳文を見て「ああでもないこうでもない」と考えをめぐらすことは、た
だ自分の訳文をなぞって見直している場合に比べて、注意力の面でも思考力
の面でも、はるかに多くのエネルギーが要求されます。しかしその分勉強に
なります。それに少々大変であっても、楽しいから無理なくできてしまうん
ですよ。
「誤訳を減らす」という実務翻訳者の一大目標を達成するためには、訳文を
見る目を養わなくてはね。

ピーチ:
その通りですね。人の誤訳を見つけてどう直せばいいか考えたり、上手な訳
に感嘆したりすることは、自分の訳文にも必ず良い形で跳ね返ってきますか
ら。

アース:
自分の訳を人目にさらすというのも、プロへの第一歩ですよ。最初は心臓バ
クバクですが。

ピーチ:
あ、でも本講座では匿名で行いますので、その辺はご安心を。
で、第二段階(解説が届いてから)の復習についてですが、「他人の訳文を
検討する期間」の後、日をおかずに講師から「とっても詳しい解答解説」を
お送りします。それを元に、皆さんに自己添削していただくのです。

土井:
自己添削?なるほど、だから「この講座は、添削講座ではありません」と注
意書きされていたのですね!

ピーチ:
その通りです。そしてその「詳しい解説」は、翻訳者としてどのような思考
で原文を捉え、それをいかに正確な日本語に置き換えていくのかということ
がわかるような、実戦的なものとするつもりです。
翻訳講座を受けたことのある方は経験済みと思いますが、自分が正確に読み
取ったつもりでいても、案外ぬけていたり、誤解していたりして愕然とする
ことがありますよね。プロになれば、「ここまで!」と驚くような深さと精
度で読み込む必要が出てきますが、今回の講座では、「解説」を通じて、皆
さんにそれを体験していただきます。
そのため、「解説」は翻訳者の思考プロセスが明らかとなるようなものにし
たいと思っています。その際、皆さんの解答をなるべく取り上げていくつも
りです。

土井:
わかりました。ところで、課題の量や提出までの期間も、受講希望者にとっ
てとても気になる点だと思いますが。

アース:
これも詳しいことは「資料」を見ていただきたいのですが、それほど余裕の
あるスケジュールは組んでいません。実務翻訳者の目標その2「短時間で仕
上げる」ことに慣れていただくために、故意にそのようにしました。

土井:
確かに短い納期に慣れることは、実務翻訳者には不可欠ですよね。は〜、こ
こまでお聞きしただけでも、この講座が相当充実していることがわかります。

アース:
おなかいっぱいですか?

土井:
いえいえ、まだ別腹がありますから。
最後に、セミナーについてお聞きします。「翻訳力vs日本語力セミナー」と
いうのも、変わったタイトルですよね。これについて説明していただけます
か。

ピーチ:
はい、以前このメルマガで、水野麻子先生の「産業翻訳に英検はいらない」
という本を紹介したことを覚えていらっしゃいますか?

土井:
ええと、第26号でしたか。

ピーチ:
そうです。その本の中に「語学力・専門知識・情報収集力の3拍子がそろっ
た翻訳者でも、なかなか満足のいくレベルの翻訳ができない」という厳しい
現状について書かれたくだりがあります。

土井:
ほ〜。それはなぜなんでしょう?気になります。

ピーチ:
水野先生は試行錯誤のなかで、「国語力不足がその原因である」という結論
を導き出したんです。そして、ものは試しと、内輪メンバーで「国語力vs翻
訳力セミナー」をやってみたのです。それまでにも先生はさまざまなセミナー
を開いてこられましたが、「これほど受講者の反応が良かったものはなかっ
た」とのこと。「参加者はたった一日で別の翻訳者に生まれ変わったよう」
だったそうです。

土井:
確かに、「翻訳者にとっての日本語力の大切さ」は、当たり前すぎるせいな
のか、看過されてしまうことが多いようですね。

ピーチ:
水野先生は、「翻訳者には、専門家に負けないレベルの専門知識など不要で、
そのつど必要な分を調査したり勉強したりすればよい。それよりも、原文の
情報を正しく理解して、翻訳できさえすればそれで十分」とおっしゃってい
ます。つまり、「日本語力(日本語を正確に理解し、的確に文章にする力)」
が一番大切な土台であるわけです。

アース:
「専門知識はそのつど調査!」ですよ(笑)。と、それはまた別の話でした。
ピーチさん、続けてください。

ピーチ:
はい。私はこの本を読んで「これは先生に直接お話を伺わねば!」と思い、
すぐにメールを書いてアポをお願いし、会いに行ってきました。その際、一
番お聞きしたかったのがこの「国語力vs翻訳力セミナー」についてだったの
です。
先生はいろいろお話してくださったうえ、私たちが類似のセミナー(スペイ
ン語版)を開くことを快く許可して下さいました。そのおかげで、今回のセ
ミナーの開催につながったわけです(今回のセミナー名では、「国語力」を
「日本語力」に変えていますが)。
先生の「国語力vs翻訳力セミナー」には参加していませんので、私たちが行
うセミナーは先生のものとはだいぶちがうものになると思いますが、「日本
語力を高めることで翻訳力UPを目指す」という大前提は変わらないはずです。

アース:
私もこの本を読みましたが、「自分が書いたのではなかろうか」と思うくら
い(こんなにうまくは書けませんが)、私たちが普段考えていることと呼応
していました。
ずっと前のメルマガに、「こなれた日本語よりはまず正確な読み取り!」と
書きました。もちろんそれも非常に大事ですが、同時に「何を言っているの
かわからない日本語では困る」とも書きました。
ですからこの講座では、前期にまず「正確な読み取り」ができるようになる
ことを目指し、セミナーと後期で、それを「人に伝えるためのわかりやすい
日本語」に練り上げるプロセスを学んでいただくことになります。

土井:
それは本当に有意義な講座になりそうですね!自分も楽しみです。おっと、
まだ話は尽きないのですが、お時間が来てしまいました。あとはHPに行っ
て、資料を取り寄せてくださいね、ということでよろしいですね?

アース&ピーチ:はい!

       ※資料請求・お申し込みはこちらから
       →http://www.pie.vc/course/index.html

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 スペイン語翻訳者になろう 特別号

       本日は特別号。9月開講の講座をご案内します!

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       実務翻訳者に必要な能力を徹底的に鍛えよう!

      ス┃ペ┃イ┃ン┃語┃翻┃訳┃者┃養┃成┃
      ━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛
    ち┃ょ┃く┃ね┃り┃マ┃ス┃タ┃ー┃コ┃ー┃ス┃
    ━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛
  〈コーチング式自主学習講座〉+〈翻訳力vs日本語力セミナー〉

            ★9月10日開講★

  ※講座の概要はこちらから
   →http://www.pie.vc/course.html

  ※技術的事情により、まだHPからのお申込みと資料請求がしていた
   だけません。その前に資料をご覧になりたい方は、お手数ですが
   →info@pie.vc
   までご請求いただければ、お送りいたします。

   なお、HPが整い次第、臨時号を発行してお知らせいたします。
   その時点でお申し込みの受付開始となります。
   (「20日に申し込み受付開始」と予告しておりましたのに、遅れる
   こととなりまして大変申し訳ありません。ご理解いただければ幸い
   です)

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司会者・バーチャル土井(以下「土井」):
皆さん、こんにちは。今号のメールマガジンでは、「新講座発表記念・座談
会」を開きたいと思います。参加者は当然のことながら、本講座の講師であ
りますアースさんとピーチさんです。そして司会は私「バーチャル土井」が
務めさせていただきます。
まずは新講座の名前についてなのですが、ええと・・なんといいましたっけ?

アース:
スペイン語実務翻訳者養成・ちょくねりマスターコース 第一期〈コーチン
グ式自主学習講座〉+〈翻訳力vs日本語力セミナー〉です。

土井:
・・・・ずいぶんと長い名前ですねえ。

アース:
この講座の特徴を盛り込んでいったら、こんなになってしまったんです(笑)。

土井:ということは、そうとう充実した講座になるということですね。

アース:
はい。正確には、まず前期に自主学習を行った後、対面式のセミナー、そし
て後期に再び自主学習という三本立てです。

土井:
前期と後期に分ける意味はなんですか?

アース:
このメルマガで「ちょくねりメソッド」による翻訳をお見せしていますが、
これを受講者の皆さんに、前期と後期に分けてじっくり取り組んでいただこ
う・・という趣旨からです。
前期では「直訳」をみっちり練習し、後期では「練り訳」に挑戦します。そ
して前期と後期のあいだのセミナーでは、直訳を商品価値のある訳文へと練
り上げる(練り訳を作る)ための日本語力強化トレーニングを行います。

土井:
なるほど、概要はわかりました。ところで、翻訳と「コーチング式」とは、
あまり聞きなれない組み合わせのような気がしますが・・。ご説明いただけ
ますか?

ピーチ:
はい、「コーチング」とは、各人が本来持っている能力や可能性を最大限に
発揮できるようにサポートするシステムのことです。この講座では、私たち
講師がコーチとなって、受講者の皆さんが翻訳者としての能力を育て、花咲
かせられるように、さまざまな楽しい仕組みを用意してサポートしたいと思っ
ています。
また「コーチング」には、「相手の自発的行動を促すためのコミュニケーショ
ン技術」というような説明が付される場合もありますが、当然この講座でも、
受講者の「自発的行動」が鍵となります。

土井:
「自発的」ですか。でも、この講座に限らず、どんな講座でも「自発的」に
やらなければ効果はないのでは?

アース:
そうですが、どんな講座でもだいたい、答案が返されたら「正しい解答例」
と「自分の解答」を見比べて、「ふ〜ん」で終わってしまいますよね。しか
も、それすらしない人も多いし(笑)。

ピーチ:
ははは。私も耳が痛いです。でも、この講座では、そういう態度ではすまさ
れない工夫が織り込まれているのです。気になる方は、以下のアドレスをご
覧ください。

  →http://www.pie.vc/course.html
  ※技術的事情により、まだHPからのお申込みと資料請求をしていた
   だけません(遅くとも木曜には整っている予定です)。その前に資
   料をご覧になりたい方は、お手数ですが
   →info@pie.vc
   までご請求いただければ、お送りいたします。

(注:これ以後に出てくる「資料」とは、このメールにて請求できる「講
座説明資料」のことです)

土井:
え、ここでも少しくらいは明かしてくださいよ。

アース:
はいはい。ひとりで復習するのって、つらいですよね。めんどくさいし。

ピーチ:
それに、たいていの場合、復習って、課題を解いてから数週間後に訳例や解
説が届いてから、になりますよね。しかしそのころには記憶も薄れています
し、課題に対する関心も相当低くなっている。それに正直いって、「どう復
習したらいいのか」わからなくありません?ただ見比べるくらいしか・・。

土井:
まあそうですね。もう一回訳してみるのがいちばんいいのでしょうけれど、
そこまでするのはちょっとねえ・・・。

ピーチ:
この講座はそのあたりの弱点を克服する方法をとっています。ちょっとだけ
種明かししますと、受講者が「訳文を提出した直後に、解説などに頼らずに
独力で復習を行い、数日後、解説が届いてから再度復習する」という2段階
構造になっているんです。

土井:
訳文提出直後の復習とはどんなものですか?

アース:
簡単に言えば、他の受講者の訳文を検討してもらうのです。もう少し詳しい
ことは「資料」に書いてありますので、見てくださいね。
人の訳文を見て「ああでもないこうでもない」と考えをめぐらすことは、た
だ自分の訳文をなぞって見直している場合に比べて、注意力の面でも思考力
の面でも、はるかに多くのエネルギーが要求されます。しかしその分勉強に
なります。それに少々大変であっても、楽しいから無理なくできてしまうん
ですよ。
「誤訳を減らす」という実務翻訳者の一大目標を達成するためには、訳文を
見る目を養わなくてはね。

ピーチ:
その通りですね。人の誤訳を見つけてどう直せばいいか考えたり、上手な訳
に感嘆したりすることは、自分の訳文にも必ず良い形で跳ね返ってきますか
ら。

アース:
自分の訳を人目にさらすというのも、プロへの第一歩ですよ。最初は心臓バ
クバクですが。

ピーチ:
あ、でも本講座では匿名で行いますので、その辺はご安心を。
で、第二段階(解説が届いてから)の復習についてですが、「他人の訳文を
検討する期間」の後、日をおかずに講師から「とっても詳しい解答解説」を
お送りします。それを元に、皆さんに自己添削していただくのです。

土井:
自己添削?なるほど、だから「この講座は、添削講座ではありません」と注
意書きされていたのですね!

ピーチ:
その通りです。そしてその「詳しい解説」は、翻訳者としてどのような思考
で原文を捉え、それをいかに正確な日本語に置き換えていくのかということ
がわかるような、実戦的なものとするつもりです。
翻訳講座を受けたことのある方は経験済みと思いますが、自分が正確に読み
取ったつもりでいても、案外ぬけていたり、誤解していたりして愕然とする
ことがありますよね。プロになれば、「ここまで!」と驚くような深さと精
度で読み込む必要が出てきますが、今回の講座では、「解説」を通じて、皆
さんにそれを体験していただきます。
そのため、「解説」は翻訳者の思考プロセスが明らかとなるようなものにし
たいと思っています。その際、皆さんの解答をなるべく取り上げていくつも
りです。

土井:
わかりました。ところで、課題の量や提出までの期間も、受講希望者にとっ
てとても気になる点だと思いますが。

アース:
これも詳しいことは「資料」を見ていただきたいのですが、それほど余裕の
あるスケジュールは組んでいません。実務翻訳者の目標その2「短時間で仕
上げる」ことに慣れていただくために、故意にそのようにしました。

土井:
確かに短い納期に慣れることは、実務翻訳者には不可欠ですよね。は〜、こ
こまでお聞きしただけでも、この講座が相当充実していることがわかります。

アース:
おなかいっぱいですか?

土井:
いえいえ、まだ別腹がありますから。
最後に、セミナーについてお聞きします。「翻訳力vs日本語力セミナー」と
いうのも、変わったタイトルですよね。これについて説明していただけます
か。

ピーチ:
はい、以前このメルマガで、水野麻子先生の「産業翻訳に英検はいらない」
という本を紹介したことを覚えていらっしゃいますか?

土井:
ええと、第26号でしたか。

ピーチ:
そうです。その本の中に「語学力・専門知識・情報収集力の3拍子がそろっ
た翻訳者でも、なかなか満足のいくレベルの翻訳ができない」という厳しい
現状について書かれたくだりがあります。

土井:
ほ〜。それはなぜなんでしょう?気になります。

ピーチ:
水野先生は試行錯誤のなかで、「国語力不足がその原因である」という結論
を導き出したんです。そして、ものは試しと、内輪メンバーで「国語力vs翻
訳力セミナー」をやってみたのです。それまでにも先生はさまざまなセミナー
を開いてこられましたが、「これほど受講者の反応が良かったものはなかっ
た」とのこと。「参加者はたった一日で別の翻訳者に生まれ変わったよう」
だったそうです。

土井:
確かに、「翻訳者にとっての日本語力の大切さ」は、当たり前すぎるせいな
のか、看過されてしまうことが多いようですね。

ピーチ:
水野先生は、「翻訳者には、専門家に負けないレベルの専門知識など不要で、
そのつど必要な分を調査したり勉強したりすればよい。それよりも、原文の
情報を正しく理解して、翻訳できさえすればそれで十分」とおっしゃってい
ます。つまり、「日本語力(日本語を正確に理解し、的確に文章にする力)」
が一番大切な土台であるわけです。

アース:
「専門知識はそのつど調査!」ですよ(笑)。と、それはまた別の話でした。
ピーチさん、続けてください。

ピーチ:
はい。私はこの本を読んで「これは先生に直接お話を伺わねば!」と思い、
すぐにメールを書いてアポをお願いし、会いに行ってきました。その際、一
番お聞きしたかったのがこの「国語力vs翻訳力セミナー」についてだったの
です。
先生はいろいろお話してくださったうえ、私たちが類似のセミナー(スペイ
ン語版)を開くことを快く許可して下さいました。そのおかげで、今回のセ
ミナーの開催につながったわけです(今回のセミナー名では、「国語力」を
「日本語力」に変えていますが)。
先生の「国語力vs翻訳力セミナー」には参加していませんので、私たちが行
うセミナーは先生のものとはだいぶちがうものになると思いますが、「日本
語力を高めることで翻訳力UPを目指す」という大前提は変わらないはずです。

アース:
私もこの本を読みましたが、「自分が書いたのではなかろうか」と思うくら
い(こんなにうまくは書けませんが)、私たちが普段考えていることと呼応
していました。
ずっと前のメルマガに、「こなれた日本語よりはまず正確な読み取り!」と
書きました。もちろんそれも非常に大事ですが、同時に「何を言っているの
かわからない日本語では困る」とも書きました。
ですからこの講座では、前期にまず「正確な読み取り」ができるようになる
ことを目指し、セミナーと後期で、それを「人に伝えるためのわかりやすい
日本語」に練り上げるプロセスを学んでいただくことになります。

土井:
それは本当に有意義な講座になりそうですね!自分も楽しみです。おっと、
まだ話は尽きないのですが、お時間が来てしまいました。あとはHPに行っ
て、資料を取り寄せてくださいね、ということでよろしいですね?

アース&ピーチ:はい!

  ※講座の概要はこちらから
   →http://www.pie.vc/course.html

  ※技術的事情により、まだHPからのお申込みと資料請求がしていた
   だけません。その前に資料をご覧になりたい方は、お手数ですが
   →info@pie.vc
   までご請求いただければ、お送りいたします。

   なお、HPが整い次第、臨時号を発行してお知らせいたします。
   その時点でお申し込みの受付開始となります。
   (「20日に申し込み受付開始」と予告しておりましたのに、遅れる
   こととなりまして大変申し訳ありません。ご理解いただければ幸い
   です) 

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 スペイン語翻訳者になろう vol.029

 おはようございます。
 関東は酷暑が続いていますが、皆さんがお住まいの地域ではいかがでしょう
 か?
 「こうも暑くては、日本中、地球温暖化について憂える心の余裕もないまま、
 電力使用量がうなぎのぼりなのでは」と憂える日々です。
 自分はクーラーを使わない生活をしていますので、電車に乗ったり店に入る
 と、涼しさを通り越した「寒さ」にびっくり。
 地球にというより、自分の体に優しくないですよね、あの設定温度は。
 冷えは万病の元、といいますし、オフィスは無理でも家庭では極力冷房をつ
 けない(Or 弱める)生活に切り替えると、夏バテしなくなるのではないで
 しょうか。
 かくいうわたしはいまのところバテ知らずです。

 では今回も元気にいきましょう。
 あ、元気ない方は「カラ元気」でもOKですよ。本号は「あの」パリスちゃ
 んネタですから、気合も努力もあまり必要ありません(?)。気楽に読んで
 くださいませ。

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 「ちょくねりメソッド」で翻訳に挑戦しよう
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇先回(vol.27)の課題
La millonaria estadounidense Paris Hilton participo' en subastas en
beneficio de ninos enfermos, comenzando asi a ayudar al projimo como
prometio' a su salida de prision el mes pasado, revelo' el martes
la revista People en su sitio en internet.--(AFP)

◇本日の課題(上記の続き)
El domingo pasado, la heredera de una parte de la fortuna del
imperio hotelero asistio' a una gala en beneficio de jovenes con
lesiones de la medula espinal, organizada por uno de sus amigos,
Jesse Billauer, destaco' la publicacion. (中略)
People destaca que la joven, cuya fortuna personal se estima en
decenas de millones de dolares, pago' 17.500 dolares por clases de
surf, en beneficio de la organizacion de Billauer.--(AFP)

【語注】
heredera:相続人。先回出てきていた Paris Hilton を指す。
en beneficio de...:〜のために
lesiones de la medula espinal:脊髄損傷
destaco'<destacar:辞書には「際立たせる」「強調する」とありますが、
     ここでは decir を少し強めた程度の意味で使われており、
     どちらの訳語も不適。練り訳では文脈に合わせて工夫しましょう。
     すぐ後ろの destaca も同様です。
publicacion:出版物。ここでは先回出てきていた revista People の
     sitio en internet のこと。
decenas de millones de dolares: decena は「10」。decena が複数形に
     なっているので、「数十の百万ドル」=「数千万ドル」。

※一段落めはvol.27とまったく同じで、わかりやすく書き換えると、
 la publicacion destaco' que el domingo pasado, la heredera de
 una parte de la fortuna del imperio hotelero asistio' a una gala...
 となります。(原文では主語と動詞の部分が文末に移動し、名詞節を率いる
 目印になるはずの que が省略されています)

【直訳】
先週の日曜日、そのホテル帝国の財産の一部の女性相続人は、彼女の友人の一
人であるジョセ・ビラウアによって組織された、脊髄損傷の若者たちのための
パーティーに出席した、とその出版物は強調した。
(中略)
雑誌「ピープル」は、その個人財産が数千万ドルと考えられている若い女性
が、ビラウアの団体のためにサーフィンのクラスに1万7500ドル支払った、と
強調している。

  【練り訳】
同誌によると、先週日曜、かのホテル帝国の資産の一部を相続するパリス・ヒ
ルトンは、友人の一人であるジョセ・ビラウアの主催する、脊髄損傷を患う子
どもたちを救うためのパーティーに出席した。
(中略)
パリス・ヒルトンの個人資産は数千万ドルと試算されているが、彼女はビラウ
アの団体のために、サーフィンレッスン料として1万7500万ドル支払ったと
「ピープル」は、伝えている。

※la heredera をそのまま「相続人」とだけ訳すと、それって誰?ということ
になりかねません。ここでは明らかにパリスのことですので、訳にも入れてや
りましょう。2段落めの la joven も同じことです。

※organizada por...のような過去完了は受け身を意味しますが、動作主(por
以下)が人の場合は、「〜によって〜された」とするよりは、能動的に「〜が
〜した」にするほうが自然です。

※cuya 以下は la joven に係るので、つい後ろから訳し上げたくなります。で
も直訳の「その個人財産が〜」を見ればわかりますとおり、日本語だけを読むと
「その」って誰の?という疑問が出てきてしまいますよね。従って練り訳のよう
にいったんパリスの名前を出して処理するといいと思います。

※最後の pago' のあたりですけれども、調査してみるとパリス・ヒルトンが1
万7500万ドル払ったのは、ジョセのサーフィンレッスン権を落札した結果とし
て、のようです。従って練り訳では「サーフィンレッスンを1万7500万ドルで落
札した」としてもいいかもしれません。また jovenes も実は「子ども」であっ
たようです。

-------[予告:20日(月)詳細発表&申し込み受付開始!]-----------

   ★☆★ 実務翻訳者に必要な能力を徹底的に鍛えよう! ★☆★

      ス┃ペ┃イ┃ン┃語┃翻┃訳┃者┃養┃成┃
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    ち┃ょ┃く┃ね┃り┃マ┃ス┃タ┃ー┃コ┃ー┃ス┃
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  〈コーチング式自主学習講座〉+〈翻訳力vs日本語力セミナー〉

            ★9月開講★

 当メルマガで実践中の「ちょくねりメソッド」を用いて、約3ヶ月にわた
 り、実務翻訳者に要求されるレベルの正確な訳文作成能力と日本語表現力
 を磨く、「自主学習講座+セミナー」の合体講座を開講します!

○本コースの前期では、約2ヶ月にわたって一定の量の「直訳」練習を徹底
 してこなすことで、直訳の精度を可能な限り上げることを目標とします。
○前期終了後、その直訳を商品価値のある日本語(練り訳)に仕上げるため
 のコツを伝授する「翻訳力vs日本語力セミナー」を対面式で行います
 (11月末に実施予定)。
○セミナーの後に始まる後期では、セミナーでの指導内容に沿い、前期と
 同じ課題文を使用して、直訳時の正確さを保ちながらも日本語として読み
 やすい「練り訳」の訓練をしていきます。(期間は約1ヶ月)

      ◆◇ 実務翻訳者になるという夢をまた一歩 ◇◆
     ◇◆ 具体化させる、正に実戦的な講座です ◆◇

  ※本コースは「自主学習」講座です(添削講座ではありません)。すで
   にある程度のスペイン語力を備えた人が翻訳の力を高めるには、自分
   の間違いを自ら発見し、正しい(より良い)文章へと自ら書き直す訓
   練を行う「能動的」な方法がもっとも効果的であると私たちは考えて
   います。(もちろん、自力でそれをできるだけの材料は提供します)

  ※本コース前期と後期ではインターネットを利用します。

  ※セミナーに出席できない方のために、自主学習コースのみの
   参加も受け付けます。

  ※詳細は8月20日の当メルマガにて発表予定!(今回お知らせした
   内容が一部変わることもあります)

  ※7月に開催された前回のセミナーの様子は、こちらで
   ご覧いただけます。
   →http://www.pie.vc/report/course_report01.html

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◆編集後記◆
アースです。
ごく短くですが、夏休みを取りました。
納期は先ながら目の前に仕事があって、おしりがムズムズしましたが、
無理して無視。朝から窓辺に寝イスを置いて、読書三昧でした。
しあわせ〜。
でもこれって…都会の人にとっては「別荘で読書」と同じ状態かも
しれないけれど、わたしにとってはいつもの景色。
わたしも(別の)田舎で休暇をすごしたい!!と思うのでした。

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 スペイン語翻訳者になろう vol.028

 おはようございます。
 そろそろ夏休みの方もおられるでしょうか?
 夏といえば!スイカ! じゃなくて、ペルセウス座流星群です。
 今年の極大(いちばん流星が飛ぶ時間)は13日20時頃と予想されて
 いますが、この流星群は前後数日間にわたってけっこう飛びます。
 ぜひご覧になってはいかがでしょう。
 今年は特に、月が出ていませんので、流星観測には絶好です。
 流れ星さんに「しごとっ!しごとっ!しごとっ!」と
 お願いしましょう。流星が見えている時間は約0.1秒なので、
 がんばって。

 さて、仕事に向かってれっつごー。28号です。

 ※当メルマガも10日(金)と13日(月)の2回にわたって
  お休みをいただきます。次号は17日(金)です。

  ==<もくじ>=======================
    1) 地方で翻訳者になるということ その2
    2) アースの気が散る話
  ==============================

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃1│ 地方で翻訳者になるということ その2
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

最初のこのコーナー(vol.7)からずいぶんと経ってしまいました。

先回は、主にハード面の充実を図りましょう!という話でした。
PCや電話やなんかですね。みなさん、もうばっちりですか?
なんてね。

さて、きょうはソフト面についてです。最初は地方翻訳者としての
翻訳会社とのつきあい方などを書こうと思ったのですが、ちょっと
方向が違ってきてしまいました。

「地方翻訳者」というよりも、周りにスペイン語の匂いがまったく
しない環境で、1人孤独に勉強や仕事を続けているすべての方に、アース
より捧げます。(雑記風で少々長くなってしまいました。お付き合い
下さい)

都会から出たことがなくても、スペイン語というマイナー言語を
勉強しているだけで、誇らしく感じる反面、なぜだか居心地の悪い思いを
したことのある人は大勢いると思います。

どこかの教室で日常スペイン語会話を勉強しているレベルなら
まだしも、仕事を目指しているとなると、周りの人からは

 かっこいい→なんとなくもうかりそう→夢の印税生活?

という、通り一遍の誉め言葉(というか勝手な夢想)が出てくるだけ。

おそらく、「(スペイン語)翻訳者」というものに関する想像力が、
そこで尽きるのでしょう。ある意味仕方のないことです。周りに
1人もいないのですからね。

しかも田舎となれば、英会話学校さえなく、「外国語」という
ものに無意味な拒否反応を示す人が多くいます。

嫌うとか排斥するとか、そういう悪意の拒否反応ではありません。
「なんとなく別世界の人」扱いされるだけ。でもそれは逆に言うと、
仲間扱いしてくれないということですよね。

別に仲間にしてくれなくたっていいのですが、「あの人、なにやってるか
よくわからない」という周りの目は、かなり達観している私でさえ、
ときに厳しいものがありました。

まったくもって納得がいきませんが、これが現実。「そういう思いを
したことがない」という人は、よほど精神が強いか、あるいは
かなり幸せな人だと思います(周りに恵まれている)。

加えて、他人の目ならまだしも、特に勉強段階が長く続くと、
家族の目まで厳しくなってきます。

家族で過ごしたい週末をつぶしてまで課題をこなす。人知れず起きて
ゴソゴソ辞書を引く。家族の冷たい目を我慢して努力しても努力しても、
自分の実力が上がっているのかどうかすらわからない…。

これはスペイン語翻訳の勉強だけに限った話ではない(他のどんな
資格や仕事でも同じ)でしょうけれど、スペイン語翻訳の場合は
特に「最終ゴール」が本人にも家族にもはっきりと見えないので、
この先どうなるの、いつまでやっていれば終わるの、どうなれば
終わりなの…という疑問がわきでてくるのでしょう。つらいことです。

じゃあどうすれば…?

いつものテーマなら、ちゃらら〜んと解決策を提示するところですが、
今回に限ってはそれは無理そうです。

私自身はもともと独立独歩の人で、周りが何を言おうと動じない質なの
ですが、それでも上で書いたようなことで少しは落ち込んだりしました。
だから周りに気を遣う人のつらさはいかばかりか、と思います。

ひとつだけ消極的な助言があるとすれば、以前のピーチの雑記にあったように、
「何があってもやめないこと」でしょうか。

大学卒業後、私が仕事をいただくようになるまでに、誰かと一緒に勉強した
ということはただの一度もありません。手紙や電話であっても、勉強の進行
状況を報告しあえる仲間は1人もいませんでした。それでもなぜか?
やめる気にはなりませんでした。

結局、続けられた動機は「好き」のひとことに尽きるのかもしれません。

一方で、本当に長い間、スペイン語学習と翻訳の仕事をやってきて
感じるのは、どんなに好きなことであっても、何年かに一回は、必ず
スランプがやってくるということ。

スペイン語の実力にしてもそうだし、人によって幅は異なるでしょうけれど、
精神状態の上下も必ずあります。でもそれらをがんばって乗り越えてしばらく
したとき、ふと
 「あ、一段階上がったかも」
と感じることがあります。

前にはできなかったあんなことやこんなことが、いつの間にか
できるようになっている。それってすごいことじゃない?
やめていたら、できるようにはならなかったのですから。

それに考えてみて下さい。こんなメルマガが成り立つということは、
自分のこととして読む人たちがそれなりの数いるってことです。
姿は見えないけれど、仲間がたくさんいる。
そう考えて共にがんばりましょう!

┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃2│アースの気が散る話
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日々気が散っているわたしですので、好きなものはそりゃもうたくさん
あります。よく「多趣味」と言われますが、自分では逆に「無趣味」の
ように思えます。

ともあれ、そんな中でも音楽が大好きです。音楽がなければ生きていけない…
と思うほど。聞けない時は自分で歌います。へたですが。

このあたりはNHKFMですら入りにくく、ここに来た時はほんとうに
音楽に飢えていました。買えるCDの数にも限りがあるし、何より
最新の曲が聴けないのは、麻薬が切れたようで辛かったです。

(学生のころは、「地下鉄のない所に住むなんて考えられない」と
思っていましたが、FMすら聞きにくいところに来てしまった…。
人生わかりません)

いまはインターネットラジオが非常に充実しているので、ほとんど
どんな音楽も好きなだけ聞くことができます。わたしにとっては
夢のような状態です。

聞ける状態にあるときは、必ず聞きます。特に仕事中のBGM
としてはかなり重要です。ただし日本語の歌は、頭に言葉が入って
きてしまうのでNG。

ふつうのポップスを流す局だけでも、アメリカ発のラジオと
ヨーロッパ発のラジオは傾向がまったく違っていて、なかなか
おもしろいです。

一年中クリスマスソングばかり流す局があったり、一日バロックを
流している局があったり。つい最近は、ある局で、何年かぶりに
ベートーベンの『運命』を全編聞きました。ふつうのラジオでは
なかなかできないことですよね。

スペインのマジョルカ島かどこかのラジオは、音楽も流すけれど、
その間のおしゃべりが長〜い。
とにかくしゃべるしゃべるしゃべりまくる。
早口なのでほとんど聞いてません(聞き取れません)が、
「このひと、いつ息してるのかね…」と思うほど。

他にも、どこの国の誰がやっているのかさっぱりわかりませんが、
“World Music”を謳うネットラジオなど聞いていると、アフリカの
どこかの民族音楽の後に、とつぜん日本のアニメソングが
ちゃらららららと流れたりして、爆笑モノです。
まさにワールド・ミュージック。

仕事中、特に集中を必要とするときは、アニメソングは困りますので、
ハウスとかトランス。(ハウスって、ビニールハウスじゃありません
ので、念のため)

リズムがずっと同じでややアップテンポ、歌詞がなく、周りの雑音が
消えてくれるからです。ふつうのFMラジオで流れているような音楽
をいつも聞いている人には、「かなりやばい」感じがする音楽かも
しれません。

なぜ「トランス」というかって、ウィキペディアによると
  脳内の感覚が幻覚や催眠を催す「トランス状態」に誘うかの様な
  様式からトランスと呼ばれている
そうで。

そんな音楽をバックに翻訳しているわたしっていったい・・・。
(ごく普通のポップス歌手のファンクラブに入っていたりもします。
その人のコンサートを聞きにアメリカまで行っちゃったりします。
ミーハー街道ここに極まれり)

-[予告]-----------------------------------------------------------

   ★☆★ 実務翻訳者に必要な能力を徹底的に鍛えよう! ★☆★

      ス┃ペ┃イ┃ン┃語┃翻┃訳┃者┃養┃成┃
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   自┃主┃学┃習┃+┃セ┃ミ┃ナ┃ー┃合┃体┃講┃座┃(仮称)
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            ★9月開講予定★

 当メルマガで実践中の「ちょくねりメソッド」を用いて、約3ヶ月にわた
 り、実務翻訳者に要求されるレベルの正確な訳文作成能力と日本語表現力
 を磨く、「自主学習コース+セミナー」の合体講座を開講します!

○本コースの前期では、約2ヶ月にわたって一定の量の「直訳」練習を徹底
 してこなすことで、できるかぎり直訳の精度を上げることを目標とします。
○前期終了後、その直訳を商品価値のある日本語(練り訳)に仕上げるため
 のコツを伝授する「翻訳力VS日本語力セミナー(仮称)」を対面式で行
 います(10月下旬か11月上旬に実施予定)。
○セミナーの後に始まる後期では、セミナーでの指導内容に沿い、第一期と
 同じ課題文を使用して、直訳時の正確さを保ちながらも日本語として読み
 やすい「練り訳」の訓練をしていきます。(期間は約1ヶ月)

      ◆◇ 実務翻訳者になるという夢をまた一歩 ◇◆
     ◇◆ 具体化させる、正に実戦的な講座です ◆◇

  ※本コースは「自主学習」講座です(添削講座ではありません)。すで
   にある程度のスペイン語力を備えた人が翻訳の力を高めるには、自分
   の間違いを自ら発見し、正しい(より良い)文章へと自ら書き直す訓
   練を行う「能動的」な方法がもっとも効果的であると私たちは考えて
   います。(もちろん、自力でそれをできるだけの材料は提供します)

  ※本コース前期と後期ではインターネットを利用します。

  ※セミナーに出席できない方のために、自主学習コースのみの
   参加も受け付けます。

  ※詳細は8月中旬以降の当メルマガにて発表予定!(今回お知らせした
   内容が一部変わることもあります)

  ※前回7月に行ったセミナーの様子がこちらでご覧になれます。
   →http://www.pie.vc/report/course_report01.html

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◆編集後記◆
ピーチです。
お盆前ですが、すでに休みに入っていらっしゃる方も多そうですね。
メルマガのリアルタイム読者もぐっと減る時期でありましょう。
「いたずら大好き」な自分としては、こんなときどさくさにまぎれて何かみょ
うちきりんなことをしてみたくなるのですが、一人でやっているメルマガでは
ないので。。。アースの評判を落とさないためにもやめておきます。
では、皆さん、楽しい夏休みを!
(前書きでお知らせしましたとおり、当メルマガも2回お休みします。8月17
日にお会いしましょう)

|

 スペイン語翻訳者になろう vol.027

     ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

       スペイン語翻訳者になるのに何が必要?
         才能?コネ?学歴?留学経験?
               いいえ。
         「絶対になる!」という信念と
            的を射た努力だけ。

         現役の実務翻訳者である私たちが
        あなたの夢の実現のお手伝いをします。

     ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 おはようございます。
 今回の「ちょくねり」は、ちょっと趣向を変えて、エンタメ系にして
 みました。
 経済記事を追うのに疲れて、何の気なしにエンタメ記事を眺めていたら、
 「なんと、ちょくねり向きだ!」と気がついたのです。面白い発見でした。
 このパリスちゃんシリーズはあと1〜2回続く予定ですので、気に入った方
 はお楽しみに。

 それから、本号の最後に、9月開始予定の新講座の予告をしております
 (ぜひ、ご一読ください!)
 詳細は今月半ば以降の当メルマガでお知らせしますが、なかなか面白いもの
 となりそうですよ♪

 では今日も元気に始めましょう。

  ==<もくじ>=======================
    1) 「ちょくねりメソッド」で翻訳に挑戦しよう
    2) ピーチのメタボリック雑記
  ==============================

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃1│ 「ちょくねりメソッド」で翻訳に挑戦しよう
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇本日の課題

La millonaria estadounidense Paris Hilton participo' en subastas en
beneficio de ninos enfermos, comenzando asi a ayudar al projimo como
prometio' a su salida de prision el mes pasado, revelo' el martes
la revista People en su sitio en internet.--(AFP)

【語注】
Paris Hilton:ヒルトンホテル創業者の曾孫で、「お騒がせセレブ」として
       有名。免許停止中に運転をしたとして、今年6月に収監されて
       いた。
subasta:競売、オークション
en beneficio de...:〜のための
comenzando...:現在分詞構文だが、この場合は"...enfermos, y comenzo'
        asi a ayudar..."と考えて訳すのが適当。
revista People :米国の有名な雑誌「ピープル」のこと。

※この文章をわかりやすく書き換えると、
 El martes la revista People revelo' en su sitio en internet que
 la millonaria estadounidense Paris Hilton ...
 となります。(原文では主部と動詞の部分が文末に移動し、名詞節を率いる
 目印になるはずの que が省略されています)

【直訳】
億万長者の米国人パリス・ヒルトンは、病気の子供たちのための競売に参加
し、そのようにして先月の刑務所からの出所時に約束したように他人を助け
始めたということを、雑誌「ピープル」は自らのインターネットサイトにお
いて明らかにした。

※comenzando...以下は、"...enfermos, y comenzo' asi a ayudar..."とい
う解釈に沿った訳例を載せていますが、直訳段階では「〜しつつ」のように
分詞構文らしく訳してもかまいません。ただ練り訳でそれをすると、この文
章の場合は不自然。

  【練り訳】
今週火曜日の「ピープル」誌電子版によれば、米国の億万長者パリス・ヒル
トンが、病気の子供たちを救うためのオークションに参加し、先月の出所時
に誓ったとおり人助けをはじめたということだ。

┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃2│ピーチのメタボリック雑記
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

机上に据えっぱなしのPCをたま〜に持ち上げると、下に埃やらホチキスの芯
やらポストイットの残骸やらがたまっているのに気づくことはないですか?
(ほら、ちょっと持ち上げてみてくださいよ)

そして、部屋の隅に目を移すと、そこにも埃が綿状になって浮遊しています。
ふわふわ〜。

いえ、べつに自分の汚ギャルぶりを披露しようというのではなく、埃の生成過
程と月日の経過の関係に思いを馳せていただけです・・・ということでもな
くって、「なぜ『埃』は、あの『誇り』とまったく同じ発音なんだろう(イン
トネーションまで一緒だよ)」ということを考えていたのです。
日本語の非ネイティヴスピーカーは混乱しないのかな?最初はするだろうな。

突然話が変わりますが、「ソフトブレーン」創業者の宋文洲氏の本をよんでい
たら、中国人である宋さんが留学で日本に来て、その後会社を立ち上げた当初、
日本語がおぼつかなくて苦労したというエピソードが紹介されていました。

当時の宋さんは「不渡り」を「渡り鳥が来ない」と誤解していたくらい、日本
語も経営のこともわからなかったそうです。
特に社員の採用には苦労し、やっと入社してくれた社員のなかにも、「見積も
り」という言葉すら知らない宋さんの言うことをちゃんと聞いてくれるひとは
ほとんどいなかったとか。
営業に行っても製品を説明するどころではなく、「自分は怪しいものではあり
ません」ということを証明するのが精一杯だったそうです。

その宋さんが、自社を東証一部に上場させ、ベストセラー本を何冊も出し、カ
リスマ経営者とまで呼ばれるにいたる経緯は、艱難辛苦の連続だったことで
しょう。
現在の宋さんを見れば、「宋さんだからこそできたんだ」と思う人が多いと思
います。
でも宋さんは「自分は特別な存在(カリスマ)ではない。泥臭い苦労をして
突っ走ってきた結果、知らぬ間にカリスマのレッテルを貼られてしまっただけ
だ」と自己分析しています。

言語にせよ経営にせよ、一目置かれるステージに達するためには人知れず努力
をすることが必要ですが、そこから先に進めるかどうかは、自分を客観的に見
る目、そして次のステージを設定しさらに努力し続けられる気概が要るのだ
な、と昨夏「ソフトブレーン」をすっぱり辞めた宋さんから学ばせてもらった
気がしています。

ところで、14年前の宋さんは、「誇り」と「埃」を混乱することなく、完璧に
使い分けられたのかなあ?

-[予告]-----------------------------------------------------------

   ★☆★ 実務翻訳者に必要な能力を徹底的に鍛えよう! ★☆★

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◆編集後記◆
アースです。
また台風ですね。ここらもさすがに暑くなってきましたが、
我が家はまだ薄い羽毛布団を使っています。今年はひょっとすると、
タオルケットの出番がないかも…。
それに!そういえばまだ扇風機を出してないです。なんてこった。
あんまり暑いと汗で原稿が腕にくっついたりするので困るのですが、
でももうちょっと暑い方が夏の気分が出るのになあ。。。
(暑い地域のみなさん、スミマセン…)

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