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2007年8月27日

 スペイン語翻訳者になろう vol.031

 おはようございます。
 天文ネタが多くて恐縮ですが、明日の火曜日は久しぶりに日本全国で
 皆既月食を見ることができます。夕方、東の空から半分くらい欠けた月が
 昇ってきて、18時52分から皆既が始まります。みなさんお忙しい時間かも
 しれませんが、ちょっと窓の外、東の方角をご覧になってみては
 どうでしょう。
 「地球がほんとうに丸い」ことを実感できる数少ないチャンスです
 (陰が丸いため)。別に実感しなくてもいいって?でも世の中に
 氾濫する情報がほんとうに「真実」であるかどうか、自分の目で
 確かめられることなんて、めったにないですよね。

 では頭をスペイン語に切り替えて、本日も辞書の話です。

  ==<もくじ>=======================
    1) 紙の辞書を引こう その2
    2) アースの気が散る話
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┃1│ 紙の辞書を引こう その2
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このメルマガは〜。西和辞典に頼りすぎるなと言ったり、端から引きまくれ
と言ったり、言うことがコロコロ変わるんだからっ!

・・・とお腹立ちの皆さま、お怒りごもっとも。でも、どちらも真実なので
仕方がないのです。その場その場で、いまの自分にとって最も大切なことは
何かを常に考えながら、追及すべきは追及し、引くべきところではさっと
引いて、最もバランスの良い学習・翻訳プロセスを目指しましょう。

さて、今回は紙の辞書を使うとよい理由その2です。

●「寄り道」が大事
おそらく皆さんのお宅では紙の新聞をとっておられるでしょう。
でもきっと、ネット上のニュースもごらんになりますよね。もう紙の
新聞を取るのはやめた、というお宅があるかもしれませんが、まあ
昔のことを思い出してみてください。

だいたいの新聞は、紙媒体でもネット媒体でもほぼ同じ内容のニュースを
流しています。その違いについて、意識したことはありますか?

記事そのものは、コンピュータ画面が大嫌い!という人でなければ、
ネット上のほうが字を大きくできるし、読みやすいですよね。リンク
などが張ってあることもあり、便利です。

しかし。その記事を読み終わった後、次の記事に移るのに、ちょっと
面倒ではありませんか?それに、新聞は見出しからリード部分、本文の
すべてが一度に目に入るのに対し、ネット上のリスト画面にはタイトル
しかなくて、内容が一瞥できませんよね。

そう、この「一瞥できない」というのが電子辞書の大問題なのです。

最初に電子辞書を使い始めたときに、

 「ええ〜用例見るのにボタンいちいち押すの。めんどくさ〜」

と思った人も多いでしょう。最初の画面は見出しのリストが中心だし、
次の画面には語彙しかありません。もっとも、これが逆に便利なことも
あります。納期2時間!などという翻訳をやっている場合には、事実、
助かります。とにかく速く引かねばなりませんから。

でも、そうして最初に出てきた語彙に飛びついては訳し、また飛びついては
訳し…ということを普段から繰り返していると、そのうちに「スペイン語と
日本語の一対一単語帳」が頭の中にできてしまいます。例えば「libro=本」
という具合です。

英語は、well, bear, bank など、ひとつの単語でまったく違う意味を
持つものが多いと言われますよね。スペイン語も、英語ほどではない
にしても、さまざまな意味があるのは確か。

例えば白水の西和辞典では libro に6つの意味を当てていますね。私は
そのほとんどの意味で使われているのを見たことがあります(6番目の
「(反芻動物の)第3胃」は見たことないですが!)。

私たちの経済辞書でも、「帳簿、台帳」の意味の libro を含む語を数十個も
採用しています。うふ。

・・・ともあれ、「libro=本」であると思い込み、辞書を引かず、
どんな文脈かをまったく考えずに、なんでもかんでも「本」と
訳すようになったら・・・?

これはもう翻訳者としてはレッドカード状態。退場願います。

紙の辞書なら、最初の語義と用例、次の語義と用例、イディオム、
さらには類語や参考語の説明まで、さほど努力しなくても目に入って
きます。つまりその項目全体を「読む」ことが簡単にできるのです。
その時には必要でない語義やイディオム、補足情報が、「なんとはなしに
目に入ってくる」、この状態は非常に貴重です。

同じことを電子辞書でやろうとすると、逆に途方もなく時間と手間が
かかります。

この「辞書を読む」行為の繰り返しが、どれほど役に立つかわかりません。
複数の辞書を並べてみるのと同様に、その項目に最初から最後まで
「目を通す」ことができる、これが紙の辞書の第2の利点です。

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┃2│アースの気が散る話
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聞くのもうんざりでしょうけれど、暑いですね。
この某田舎も、さすがにお盆時期には暑さ最高潮といった
感じでした。

とはいえ、もっと暑いところで生まれ育ったわたしにしてみれば
それほどでもないのでして、「十ウン年前のクーラーがあるけど、
年に一回使うか使わないかかなあ」と近所の人にうっかり言って
しまい、また宇宙人扱いされた・・

どうせわたしは宇宙人さ。フン。

ともあれそういうわけで、夏の昼間はだーだー汗をかきつつ、原稿を
腕にひっつけつつ働きます。もっとも、紙でない原稿の方が最近は
ずっと多いのですが。

ともあれ。

人間はかなりの温度まで耐えられるんです。汗をかくことが
できるし。(そのためには水分補給を欠かしてはなりませんが)

しかしコンピュータは、犬と同じで(?)汗がかけないので大変。
とくに普段使っているデスクトップコンピュータは、朝からずっと
つけていると、午後1時頃にはたいへんな熱を持ちます。

他に、モニターを2つとステレオをつけてるし。

人間1人は電気ストーブ1台分に相当するというけれど、間違いなく
コンピュータもストーブと同じ。つまり真夏に部屋の中で電気ストーブを
2台たいているわけです。

午後1時くらいになると、コンピュータのファンの音が高く
なりはじめ・・・

 ぶぉ〜ぉ〜お〜ぉ〜お〜ぶわぁ〜あ〜ぁ〜
 うぃんうぃんうぃんうぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん

きゃー!お願いだから、いま暴走しないでっ!
もうちょっと耐えて〜!いまやめるわけにはいかないのよ!

しょうがないので、自分に向けていた扇風機の風をしぶしぶ
コンピュータにも分け与えるのでした。

でもいったん暖まった(?)コンピュータがそんなことくらいで
冷えるわけもなく、キリがついたところでノートパソコンのほうに
移動し、デスクトップの電源を止むなく落とすこともあります。

熱暴走したコンピュータは、それはそれは恐ろしい状態になる…
可能性があります。そこらじゅうを狂ったように走り回って、
手がつけられません(うそ)。

ハングアップ(いわゆるフリーズ状態)だけなら、再起動すれば
解決する「かもしれない」のですが。

なぜ最初からノートのほうでやらないのかって?
だって画面が小さくて能率が上がらないんだもん。

それにしても、これ以上、温暖化が進むと、うちの仕事部屋にも
冷房が必要になるかもしれません。温暖化防止に皆さんもぜひ
ご協力ください(どういう理由だ)。

※効率的な翻訳に役立つコンピュータ等の設備環境について、
 いつか書きたいと思っています。いつになるかわかりませんが、
 期待せずお待ちくださいませ。

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       実務翻訳者に必要な能力を徹底的に鍛えよう!

      ス┃ペ┃イ┃ン┃語┃翻┃訳┃者┃養┃成┃
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    ち┃ょ┃く┃ね┃り┃マ┃ス┃タ┃ー┃コ┃ー┃ス┃
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    こちらでご覧いただけます。
    →http://www.pie.vc/report/course_report01.html

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◆編集後記◆
ピーチです。
8月も今週で終わりですね。
いよいよ、9月!
新しいことを始めるのにはいい季節です。
日本の大学でも9月入学制の導入が検討されていますが、今から大学に入り直
すのはちょっと大変でも、翻訳の勉強ならできそう・・ではないですか?(笑)
残り1週間、楽しい8月をお過ごしください。

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