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2007年7月9日

 スペイン語翻訳者になろう vol.020

 おはようございます。皆さん、週末はいかがでしたか?
 私たちにとっては、セミナーに明けセミナーに暮れた至福の2日間でした。
 どう至福だったって? その辺はこのメルマガでもおいおい報告して
 いきたいと思っています。参加して下さった方々、本当にありがとう
 ございました。皆さんとのご縁は私たちの財産です!

 では、今週も元気に始めましょう。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 見直し、見直し、見直し!
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

先回は、「きちんと訳すくせをつける」ことについてお話ししました。
ではどうすれば「きちんとした訳」にできるのでしょうか。

大前提は、「原文を正確に読み取る力」。
これはそれぞれにがんばって獲得するしかありません。
ガンバレ〜!(旗振り応援)

それ以外どうするのって? はい、「見直し」です。これに尽きます。
時間・気力・体力のある限り、最後の最後までねばって見直しをする。

またか…と、皆さんの耳にはもうタコができているかもしれませんね。
でもほんとだからしょうがないもん。

ただ、効果の上がりやすい見直し方というものはあると思います。

「一晩寝かせて次の日に見直せ」とよく言われますが、
実際問題として、そんなに納期に余裕のある仕事はそれほどありません。
訳した端からすぐ見直しせねばならないのがふつうです。

人間というものは、自分のことは疑いたくないものですよね。
でもその頭のまま自分の訳文を見直しても、「たぶん正しい」という
前提のもとに見ているわけですから、何度やっても結果はあまり
期待できません。

ではどうするか。

ここで話は180度変わりますが、最近、医療過誤事件が頻発していますよね。
その原因の一部は、「医者・看護師は間違いを犯さないもの」という
思い込みにあると言われています。

例えば薬剤師さんが処方箋を見ながら薬を棚から選んでいるとして、
処方箋にはA薬と書いてあるのに、隣のB薬を取ってしまうことは
ありえない、という思い込みです。でも実際には、この手の間違いが
起こっています。

皆さんも、冷蔵庫をあけてマヨネーズを取ろうとしたのに、ケチャップを
取ってしまった…というような間違いがあるでしょう。マヨネーズと
ケチャップの間違いならば、「どじ!」の一言で済みますが、
医療現場ではそうはいきません。

したがって最近では、人間はぜったいにミスを犯すものであると認め、
それを前提として、医療システムの構築を図っているそうです。
(薬の容器の色を変える等)

翻訳でも、同じことが言えると思うのです。つまり、「私の訳って
すばらし〜!」ではなく、「絶対に読み間違い、訳し間違いはある」
という前提で見直しをするのです。

なかなか難しいのですが、それでもやらねばなりません。

他にも、「ポイントごとに見直す」という方法があります。例えば
  1)数字
  2)固有名詞
  3)動詞部分(時制など)
  4)名詞と形容詞の係り方
  5)文章の構造
などのポイントに絞って見直します。
これは文章の内容によっては使えないこともあるでしょうし、
ポイントもそれぞれに工夫するべきと思いますが、要するに
「漫然とチェックする」の逆を目指すわけです。

もっとも、このチェックをしたとしても、最終的には文章全体・細部の両方を
見渡す「総合見直し」が絶対に必要です。

小姑のようにうるさく言ってしまいましたが、半分は自分向けかも…
同じような文章を訳すことが続くと、ついつい気を抜いてしまいがちに
なります。海より深く反省したところで、本日はお開き。

(番外編としては、「いやなやつが訳した文章だと思い込む」、
これ、けっこう効きますよ! 批判的に見ると、いろいろとあらが
出てくるもんです。え、人間性を疑う?…忘れて下さい)

◆編集後記◆
アース@ひきつづき東京です。
いつもは青虫や雨蛙や蛍にまみれた(?)生活をしているのに、
きょうはスーツを着て渋谷を歩いてるって不思議です。この落差が
地方翻訳者の楽しみのひとつかも。
セミナーもとっても有意義だったし、あすあたり、iPod を聞きながら
やたらうれしそうに東京の町を歩いている人がいたら、それはわたしです。
るんるん。しかし東京、あっつい・・・

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