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 スペイン語翻訳者になろう vol.012

 

    ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

       スペイン語翻訳者になるのに何が必要?
         才能?コネ?学歴?留学経験?
               いいえ。
         「絶対になる!」という信念と
            的を射た努力だけ。

         現役の実務翻訳者である私たちが
        あなたの夢の実現のお手伝いをします。

     ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 昨日は時の記念日でしたね。
 時間の経過は本当にはやく、もうじき今年も折り返し地点です。
 「ほんのついこのあいだまで制服を着て授業を受けていたのに」(By自分)
 ・・・・と、ここまで寝ぼけた時間感覚の持ち主は多くはないかも
 しれませんが、「少年も少女も老い易く、学成り難し」、これには
 共感していただけますよね、多分。

 では時間を大事にするために早速本論に入りましょう。

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  ==<もくじ>=======================
    1) Web時代の翻訳術 〜調査力を磨こう〜
    2) ピーチのメタボリック雑記
  ==============================

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

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┃1│ Web時代の翻訳術 〜調査力を磨こう〜
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【調査に使用できるサイト(基本編)】

先回のこのコーナー(第6号掲載)からずいぶん間が空いて
しまいましたが、あのときのお話で、翻訳をするのには調査が
欠かせないことがおわかりになったのではないかと思います。

実際の調査例はこの次にして、きょうはふだん私たちが使っている
インターネットのサイトをご紹介します。(基本編です)

●検索エンジン
まずは、きっと皆さんもご存知の Google。

http://www.google.co.jp/

検索エンジンは他にもたくさんありますが、シンプルで使い勝手がいい、
検索結果が見やすいという点で、私のいち押しは Google です。

翻訳に役立つ Google 検索の細かいテクニックについては、
また日を改めて紹介する予定です。表記言語の変更や、スペインの
ページだけを検索する方法などもあります(上記のアドレスでは、
「日本のページだけ」という指定しかできません)。

他には、これも皆さんご存知の Yahoo!。しかし翻訳の場合、
日本の Yahoo! ではほとんど役に立たないので、

 Yahoo! Espana    http://es.yahoo.com/
 Yahoo! Mexico    http://mx.yahoo.com/
 Yahoo! en espanol  http://telemundo.yahoo.com/

などを使います。私は主に、ニュース検索に使っています。
上記のうち3つめの Yahoo! en espanol は、スペイン語圏全体に
向けたページということのようです。

実は検索エンジンにはそれぞれ「クセ」があり、それを認識して
おかないと、検索結果に振り回されて、ときどきドツボにはまります。
そのあたりもいつかお話しできればと思っています。

●各国の新聞
各国それぞれの事情、しかも比較的最近の事柄を調べる際には、
新聞を使うのが最も効率的です。

調査でなくても、スペイン語圏のニュースは日本ではほとんど
報道されないので、定期的に何紙かに目を通しておきたいですね。

一部の記事やバックナンバーの閲覧が有料の新聞もありますが、
だいたいにおいて日本の新聞よりは広く公開しているところが多いようです。
ネット版が出始めた90年代後半からのバックナンバーをすべて検索する
ことができる新聞も少なくありません。

以下に、スペイン語圏の代表的な新聞のアドレスを挙げておきます。

最初の4つはスペイン、あとの5つは初めからメキシコ、アルゼンチン、
チリ、ペルー、ベネズエラです。(有料部分があるものもあります)

 EFE通信社      http://www.efe.com/
 El Pais 紙      http://www.elpais.com/
 ABC 紙        http://www.abc.es/
 El Mundo 紙     http://www.elmundo.es/

 El Universal 紙   http://www.eluniversal.com.mx/
 Clarin 紙      http://www.clarin.com/
 El Mercurio 紙    http://diario.elmercurio.com/
 El Comercio 紙    http://www.elcomercioperu.com.pe/
 El Universal 紙   http://www.eluniversal.com/

これらだけでも、世界中で同時に流れるような大きなニュースを
串刺しで読んでみると、それぞれのお国柄が出て非常に興味深いですよ。

ラテンアメリカの新聞をもっとたくさん知りたいという方は、

http://www1.lanic.utexas.edu/la/region/news/

をご覧下さい。ここは米国テキサス大学のラテンアメリカ研究センターが
作成しているページです。うお〜、目がくらみそうな数ですね。

このサイトのトップページ

http://www1.lanic.utexas.edu/

からは国別あるいは分野別に膨大な量のリンクが張られており、
様々な機関・組織のウェブページに行くことができます。

まだまだご紹介したいサイトはたくさんありますが、きょうは
このくらいにしておきましょう。

きょうご紹介したページには、とりあえず一回行って、様子を
見ておくことをお勧めします。特に外国の新聞社のページは
ぐちゃぐちゃしているところが多く、慣れないと目的のものが
なかなか見つからないからです。

代表的な新聞の具体的な検索方法についても、できればいつか!

方法論ばかり言っていてもおもしろくもなんともないので、ツール
はこれくらいにして、次回のこのコーナーでは実際の調査に
挑戦することにしましょう。

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┃2│ピーチのメタボリック雑記
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空き巣被害が増えているというので、金庫を買いました。

貴重品を中に入れて、ダイアル錠をでたらめに回し、取扱説明書を読んで
開けようとしたのですが、指示通り操作しても頑として開いてくれません。

その取り説には以下のようにありました。

〜ダイヤル錠を右に2回まわした後、指定ナンバーに合わせる。(後略)〜

一晩奮闘しても開かなかったので、翌朝、販売会社に電話。
そして分かったのですが、上記の説明のいわんとしているところは、
「右に2回まわした結果、指定ナンバーにならなくてはならない」という
ことなのだそうです。

私は「右に2回適当に回してから、3回目に指定ナンバーに合わせて」おりま
した。
だって、「2回まわした後、合わせる」とあれば、そう解釈するのが普通じゃ
ないのですか?(それとも「普通でない」のは私の頭のほう?)

自分が思うに、もしその操作をして欲しいならば、もうちょっと別の書き方を
したほうがいいのではないか。
たとえば、
「ダイヤル錠を右に2回まわして指定ナンバーに合わせる」
とか
「ダイヤル錠を右に2回まわした結果、指定ナンバーに合うようにする」
とか。

母国語とはいえ、日本語も難しい...。

翻訳の仕事においても、似たようなケースにはしょっちゅうぶち当たります。

自分では「こう」と解釈していても、実は原文は「ああ」と言っているのだっ
たり、A翻訳者が「そう」訳したつもりのことをBチェッカーは「こう」理解
して修正してしまったり。

結局、(とくに)実務翻訳においては、誰が読んでも同じように理解できる訳
文が理想です。
そのために普段から身の回りの日本語に敏感になり、わかりにくい取り説など
があったら、どう書き直せば誤解が生じないだろうか、と考えてみるのも大変
勉強になります。

(な〜んて、理解力不足ゆえに、「キンコアキマセ〜ン、タスケテクダサ〜
イ」と販売元に泣きついてしまった自分の情けない行動を弁護しているだけ
だったりして。しかもアースに「最近の空き巣は金庫ごともってくらしい」と
指摘されてしまいました・・・。)

◆編集後記◆
アースです。ピーチのメタボ雑記で、ひとつ思い出しました。
スペイン語で経済記事を読んでいると、
 Indice de Precios al Consumidor(消費者物価指数)
  (En porcentajes de variacion de diciembre a diciembre)
という表現によく当たります。カッコ内はどう読んでも「12月から12月」と
言ってますよね。でも文脈から見て、明らかに12ヶ月間(1月〜12月)の
数字について言っているわけです。ならばなぜ「12月から12月」と言う?
それって13ヶ月間になっちゃうんじゃないの…?

どなたか、理由をご存知の方がおられましたら、悩めるアースまで
ご連絡を…。

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