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2007年5月21日

 スペイン語翻訳者になろう vol.007

     ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

       スペイン語翻訳者になるのに何が必要?
         才能?コネ?学歴?留学経験?
               いいえ。
         「絶対になる!」という信念と
            的を射た努力だけ。

         現役の実務翻訳者である私たちが
        あなたの夢の実現のお手伝いをします。

     ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 5月もそろそろ終わりが見えてきました。
 夏が苦手な人間にとってはこれからが怖い季節なのですが、「あつい・さむい
 ・つかれた・いそがしい」の4語は決して言わないのができた人間だそうで。
 (日本一忙しい男「MのMんた」氏がそう述べていたような気が・・)

 う〜ん、そんな立派な人間には一生なれそうもありませんが、せめてこのうち
 の1つは口にしないことを6月からの目標にしようかな・・・と
 とゆるく誓いを立てたところで、第7号のはじまりです。

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  ==<もくじ>=======================
    1) 地方で翻訳者になるということ その1
    2) きょうのキーワード
    3) 実際に訳してみよう
    4) アースの気の散る話
  ==============================

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

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┃1│ 地方で翻訳者になるということ その1
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地方にいたら一生仕事なんてもらえないでしょって?とんでもない。
だってこのわたしアースは、地方も地方、「ど」のつく田舎に住んで
いるんですよ。それでも仕事はやってきますし、辞書まで作っちゃって
ます。だから大丈夫!

どうやって仕事をゲットするかという話はトライアルの回に譲るとして、
今回は「地方翻訳者の生き残り戦術」をお話ししましょう。

並み居る翻訳者を押しのけ遠方から光る星となるためには何が必要か。

まず最低限必要なのはハード面の充実です。
 「田舎だからインターネットがない」
 「田舎だから電話がない」(んなとこあるか!)
という言い訳は、いまや通用しません。が、こうしてメルマガを読んで
いる皆さんだから、それは大丈夫ですね。

言うまでもなく、電話・ファクス、コンピュータ、ネット接続は必須です。
これは都会の翻訳者の場合も同じですが、特に電器店などがあまりない所に
住んでいる場合は、トラブルの対処に時間がかかることが多いため、
最初からなるべく信頼性の高いものを揃えておくのがいいでしょう。

お金はかかりますが、ここで手を抜くと、後で自分のみならず翻訳会社にも
迷惑をかけることになります。(安物買いの信頼失い)

自分がPCに弱い場合は、知識が豊富で夜中に叩き起こしても
嫌な顔をしないで相談に乗ってくれる人をキープしておくことも大事です。
いまは、そういった有料の専門サービスもあるようですね。

もっとも、自分がそういう人になるのがいちばん確実・無料。

あともう少しで訳文が送れる…という段になってPCクラッシュ!
「直るのは一週間後なんですスミマセン…」ではそれこそスミマセンからね。

「生き残り戦術」、きょうのもうひとつのポイントは電話です。

打ち合わせの必須アイテムですが、翻訳会社にとっては同じ実力、同じ人柄、
同じ顔(?)の翻訳者であれば、かかる電話代が安いほうがいいに決まって
いますよね。

東京から我が家まで、まともに電話すると3分80円、15分400円、
1時間1600円……誰が雇ってくれるだろうか。

ぼーっと構えていたら、会社の近くに住んでいる人に仕事を取られて
しまいます。

いまはIP電話などの便利なツールがありますから、うまく利用しましょう。
IP電話は「相手からかけてもらった場合も安い」ところがミソで、
翻訳会社もIPを備えていれば、うまくすると「無料」になります。

そういった会社の人からは、内線にかける感覚だからか、翻訳に関係のない
相談もされたりします。こちらも気楽に電話できます。電話代を気にしていた
時代にはできなかったコミュニケーションが取れるようになるんです。

コーディネーターも人の子です。ふだんよく話をする人のほうが仕事を
頼みやすいに決まっています。IPでもなんでも、ハイテク機器を駆使して
彼らの頭の中の「常連翻訳者さん」になるようにがんばりましょう。

都会に住んでいる方でも、ひょっとすると遠方の会社(もしかしたら海外の
会社)と仕事をする機会があるかもしれませんから、知っていて損はないと
思います。詳しいことは専門のページに譲りますので、調べてみて下さい。

いまはまだ普及の途中ですが、Skype(http://www.skype.com/)などが
利用できる会社もあるかも。

他にもまだいろいろとお話ししたいことはありますが、今回はここまで。
いつか「精神面」についても書こうと思います。

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┃2│きょうのキーワード 【posible】
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これから数回にわたって訳しにくい形容詞を取り上げようと思いますが、
今回はその第1弾です。

posible を辞書で引くと、「可能な」「ありうる」などと載っています。
Es posible terminarlo hoy. (それを今日終えることは可能だ)のように、
posible が ser 動詞の後にくる場合は訳出も簡単ですね。
でも、名詞の前に付く場合は・・・・ちょっと工夫が必要。

とはいえ、「可能性がある」というニュアンスさえ出せれば、あとは
自由に訳して大丈夫な語ですので、おそるるに足りません。

「実際に訳してみよう」のコーナーで練習してみましょう。

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┃3│実際に訳してみよう
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◇本日の課題

Crece expectativa por la posible aparicion de Fidel en los actos por
el Dia del Trabajador.

【語注】
Dia del Trabajador:メーデー
Fidel:キューバの国家評議会議長、Fidel Castro のこと。

【直訳】
メーデーのための式典での、フィデルのありうる登場への期待が
高まっている。

【練り訳】
メーデーの式典にフィデルが登場するのではないかとの期待が高まっている。

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┃4│アースの気の散る話
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きょうはまともに翻訳の話。

先回の第6号までは調査の基礎についてお話しましたが、
いかがだったでしょうか?
 「じょーしきでしょ、じょーしき」
という方もいれば、
 「翻訳者ってそこまでやるの…?」
と不安に思った方もいるでしょう。

きょうわたしがやっていた記事の翻訳では、間違いなく!翻訳よりも
調査に時間を取られました。時間にして、翻訳1、調査3くらいかなあ。
ひょっとするともっとだったかも。

今回の場合は「定訳」を探すものではなく、あるプロジェクトの概要を
つかむためのものだったので、自分なりに確信が持てるまでに
ずいぶんかかりました。

特にスペイン語圏の新聞は、日本のものとはかなり書き方が違うので、
話の流れがつかめずに困ることがよくあります。最後の最後まで読んで、
「ああ。そういうことだったか・・・」と首肯することも一度ならず。

ここで問題になるのは、「スペイン語の言い換え癖」。初めての事柄
について読むときは、違う言葉をうっかり違うものとして捉えてしまい、
頭のなかワケワカラン状態で読み進み、最後に至って「ぎゃあ」と叫ぶ
わけです。

締切が迫っている時に限って、そういう文章に当たるのよね〜。

それと・・・欧米の新聞は「まず結論が来る」と言われますし、
スペイン語圏のもそうだと言えばそうなのですが…「結論」というより、
「まず記者の言いたいことが来る」と言った方がいいような気がします。

なんでそこに記事のポイントを持ってくるかなぁ〜と思うこともしばしば。
それこそが個性であり、読者としては楽しむべきポイントでもあるのかも
しれませんが、翻訳するときには困るのよ〜!

(すべては自分の実力不足を棚に上げ)

◆編集後記◆
みたび、アースです。
またもやストーブ使ってるんですけど〜!
おまけに足温器までつけてたりして。
さむいさむいさむい。
(はい、できてない人間です)

次号の金曜日には「あつい」と言ってそう…。ではまた!

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