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2007年5月11日

 スペイン語翻訳者になろう vol.004

     ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

       スペイン語翻訳者になるのに何が必要?
         才能?コネ?学歴?留学経験?
               いいえ。
         「絶対になる!」という信念と
            的を射た努力だけ。

         現役の実務翻訳者である私たちが
        あなたの夢の実現のお手伝いをします。

     ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 おはようございます、アースです。
 さわやかな気候になったのは一瞬で、あっというまに
 真夏に突入!という感じですね。と思ったら、また寒く
 なっちゃいました。どなたさまも、ご自愛ください。

 さて、今回からしばらくは、エラソ〜に辞書編纂者を名乗る
 わたしたち2人の面目躍如たる「調査テク」について
 お話ししていきます。まずはごくごく基本編から。

 それでは参りましょう!

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  ==<もくじ>=======================
    1) Web時代の翻訳術 〜調査力を磨こう〜
    2) アースの気が散る話
  ==============================

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)

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┃1│ Web時代の翻訳術 〜調査力を磨こう〜
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【調査ってなんのこと?】

「調査? 探偵でもあるまいに」と思ってしまったあなたは、
このコーナーに Bienvenido o Bienvenida。

第1号の冒頭で登場した無邪気な人は、たぶん
 「スペイン語ができればどんな文章でも訳せる」
と思っていることでしょう。でもそうはいかないことを
皆さんはご存知ですよね。

たとえば私が、日本語でもほとんど知識のない医療関係のスペイン語を
読んで訳せるかというと、それは絶対に無理な話です。使える日本語の
蓄積がないのに、訳せるわけがありません。

実務翻訳者はほとんどの場合、その分野の実務に就いたことがない
人たちです。中には、むかし銀行に勤めたことがあって、いまは
銀行関係の翻訳を専門にやっている、という人もいるでしょうけれど、
そんな人はほんの一握り。

しかし第1号でも説明したとおり、実務翻訳はありとあらゆる
分野に広がっており、実務の経験がない私たちも、それらをこなして
ゆかなければなりません。

上の医療の話は極端な例ですが、人間、ありとあらゆる知識を持っている
わけではありませんから、普段から訳している分野の文章であっても、
理解できない事柄や訳せない言葉は必ず出てきます。

特に相手は外国語です。「知らなくて当たり前」です。

そこのところを認めずに、「なんとなくわかっているふり」で訳して
しまうと、最低最悪な翻訳ができあがります。そんなのは「翻訳」とは
言えない、とさえ思います。なにより「商品」としての価値はゼロです。

ではどうするか。無理そうだから諦める?いえいえ、待って下さい。

「調査」です。調べて、調べて、調べまくる。

セサミストリートのビッグバードも言っています。
  The best way to find out is to ask questions.
と。(英語でスミマセン)

以前は図書館に行ったり、やたらめったら本を買い込んだりする必要が
ありましたが、いまはインターネットという便利なツールがあり、
一昔前とは比べ物にならないスピードで調査が可能です。

私たち2人は、辞書を制作するにあたって、それこそありと
あらゆることを、ありとあらゆる角度から、来る日も来る日も
いやというほど調査し続けました。

そしていま、翻訳を行うにあたって、この経験がどれほど
役に立っているかわかりません。

このコーナーではそんな私たちの経験をもとに、翻訳にあたっては
どんなことを、どの程度、どんなふうに調査すべきなのかについて、
実例をまじえながらお話ししていこうと思います。

大変さばかり強調してしまいましたが、調査というのは実は
とても楽しいものです。手持ちの知識とテクニックを総動員して、
「自分が知らないこと」を「知っていること」に変えていく
快感があります。

翻訳というやつは、知識欲を常に満足させてくれます。

※スペインでは Bigbird を Paco Pico と呼んでいるようです。
 これもいま調べました。おもしろ〜い。

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┃2│アースの気が散る話
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前号の前書きでピーチが、

 「出す」のは面倒でないのに、
 「しまう」のは何故かくも面倒なのか?
 この謎を解明し、解決策を提示してくれる革命的な研究は
 ないのであろうか? ないならば誰か手がけてくれないだろうか?

と言っていた。

いやいやそれは……「エントロピー増大の法則」ってやつだから、
仕方ない。解決策はない。

熱湯と水が、別々のコップにきっちり分かれて入っているとする。
それを混ぜるのは簡単。どちらかをどちらかに注げばいい。

でも逆のことをしろと言われても、絶対不可能。
同じ温度のぬるま湯を2つに分けることができるだけ。

秩序から無秩序へ向かうのは簡単だが、
無秩序から秩序へ向かうのは大変。

言ってしまえば、「乱雑さ(無秩序)」というのは、
放っておけば増える一方ってことなんだなあ。

つまり、ピーチの家がすさむのも、アースの家が物置き状態になるのも、
宇宙の法則のせいなのだ。

仕方ないのだ。あきらめるのだ。(?)

(はい、とんでも科学的説明デス。ツッコミ禁止。ただし
「エントロピー増大の法則」=「熱力学第2法則」で、本当に
存在しま〜す。スペイン語では ley de la entropia です)

◆編集後記◆
GW明けの一週間がやっと終わりますね。
皆さん、休みボケはありませんでしたか?
私(ピーチ)は、やっちゃいました。
会社にて、デスクトップ型PCのモニターをおもむろに前に倒している
自分がいたのです。
いったい私はなにをしたかったのでしょう? 

答え:家のノートパソコンのつもりで、ふたを閉めようとしていた(でもそこ
   にあったのはふたではなくモニターだったので、閉まる道理がなかった)

久々の会社だったからしょうがないじゃん・・という言い訳は通じる
のでしょうか?

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