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2007年4月30日

 スペイン語翻訳者になろう vol.002

     ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

       スペイン語翻訳者になるのに何が必要?
         才能?コネ?学歴?留学経験?
               いいえ。
         「絶対になる!」という信念と
            的を射た努力だけ。

         現役の実務翻訳者である私たちが
        あなたの夢の実現のお手伝いをします。

     ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 こんにちは。いよいよ本メルマガ、本格稼働です!
 ほんとうは4日の金曜日から始める予定だったのですが、
 GWまっただなかですし、きょう発行して4日はお休みを
 いただくことにしました(いきなりですが)。

 第1号を読んだ方からは、
  「こんなに盛り沢山で、毎回だいじょうぶなのですか?」
 とのコメントを多数いただきました(ありがとうございます)。
 しかし実はあれ、創刊特別号で、「フルラインナップ」になって
 いたのです…。このメルマガはだいたいこんな感じですよ〜という、
 「お知らせ」だったのでした。

 ですから今回からはもう少しシェイプアップして参ります。
 そこで「詐欺だ!」なんて言ってる人はダレ〜きゃ〜許して下さい。

 それでは、Vamonos!

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  ==<もくじ>=======================
    1) 出版翻訳と実務翻訳の違い その2
    2) アースの気が散る話
  ==============================

  ※スペイン語の表記:このマガジンは比較的上級者を対象としている
   ことから、基本的にアクセントおよびティルデを入れていません。
   ただし動詞など重要な部分については入れることがあります。
   例)bajo → bajo'(動詞、三人称点過去の場合)


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┃1│ 出版翻訳と実務翻訳の違い その2
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前回は、出版翻訳と実務翻訳のうち、

1)仕事の得やすさ。
2)納期。
3)報酬の支払い方法。

について、違いを説明しました。今回はお約束通り、両者の
最も本質的とも言える違いについて、その前半です。

4)訳し方。

例えば、こんな新聞記事があったとします。

La tabaquera japonesa Japan Tobacco completo' hoy la compra de
la britanica Gallaher, en la mayor adquisicion empresarial de
la historia realizada por una compania nipona y que la consolida
como el tercer coloso mundial del sector.

2つの試訳を見比べて下さい。

A)日本のタバコ屋さんの日本たばこ産業が、イギリスのタバコ屋さんの
  ギャラハーを買いました。日本のお店としてはすごく大きなお買い物
  でした。このお買い物で日本たばこ産業は、世界で3番目に大きな巨
  人になりました。

B)日本たばこ産業が本日、イギリスのタバコ企業ギャラハーの買収を完
  了した。日本企業が行った企業買収としては過去最大のもので、これ
  により日本たばこ産業は、世界のタバコ産業で第3位の地位を固めた。

どちらがこの文章の訳としてふさわしいでしょうか。
ばかにしないでって?はい、スミマセン、もちろんBが正解ですね。

Aはかわいいし、ちょっとうれしそうですし、なかなかに捨て難い
ところですが、この文章の翻訳としては0点です。
でも、なぜだめなのでしょうか?

その1:新聞記事の文体になっていない。
もちろんこのAは極端な例ですが、新聞には新聞独特の文体があり、
翻訳者はそれに沿って訳す必要があります。Aのように、新聞以外の
文体で「創意工夫」してはいけません。

新聞だけでなく、例えばマニュアルならマニュアル、契約書なら契約書、
法律なら法律にふさわしい日本語にしなければなりません。
ここに翻訳者の自由な判断が入り込むスキはありません。

その2:正確さに欠ける
Aは、読んですっと頭に入る(読者に疑問を抱かせない)という点では
良いのですが、
  completo'
  hoy
  la mayor adquisicion empresarial de la historia(最上級)
  consolida
の部分が抜けているか、正確に訳出できていません。

これまた誇張した例で、この4つをすべて訳し忘れるということはない
でしょうけれども、ひとつくらいなら忘れてしまうことがありそうです。
でも、よほどの理由がない限り、それも実務翻訳ではやってはいけない
ことなのです。

例えば自動車のマニュアルの場合。自動車は人の命に直接関わる製品
ですから、マニュアルも一字一句、非常に気を使って書かれています。
それを、「訳しにくいから」とか「読者にわかりにくくなりそうだから」
といって、勝手に端折ってしまったり、付け加えてしまったりすると、
あとで訴訟問題にもなりかねません。

もちろん、出版翻訳でも訳し抜けや不正確な訳は許されるものでは
ありませんが、実務翻訳ではより高いレベルの正確さが求められます。

「これくらい、いいじゃん!」はいけません。

出版翻訳と実務翻訳の「訳し方」の違いはまだありますが、それに
ついては次回また!

┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃2│アースの気が散る話
┗━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

やたっ!
ついに地球型の惑星が発見されたんだって!
http://www.elmundo.es/elmundo/2007/04/24/ciencia/1177434165.html
ほか、あちこちに載ってます。

いままでは地球に飽きたら、なんとかして火星に行って暮らす
つもりだったんだよねー。火星ならなんとか住めそうだし。

でも火星って寒いし乾いてるし、ちょっと二の足踏んでたわけ。
でもここの惑星なら摂氏0〜40度だというし、なんとかなりそう。
地球から20.5光年ならまあ近いし。

んじゃま、行ってきま〜す。
長い間ご愛読ありがとうございました〜。(うそ)


◆編集後記◆
ピーチです。創刊号に沢山の反響を頂き、発行人2人ともびっくりしています。
そのすべてが、「とても充実した内容ですね」などとお褒め下さるものか、
「このペースでやっていけるのですか?」とご心配くださるもののどちらか
でして・・読者の皆様のお優しさに落涙(;;)
励ましやお褒めのお言葉はもちろんですが、辛口のご意見も Bienvenidas!
ですので、お気づきの点がありましたらお寄せくださいね。
あ、次回配信は7日(月)ですので、お間違いなく〜。

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